“複業”スタートのきっかけは、ノリと伝手?
当事者が語る、本業と副業の相乗効果

第1部 パネルディスカッション「本業と副業の相乗効果とは?」 #1/3

2018年11月28日、TRAVEL HUB MIXにて「ワカマセミナーVol.2 『本業と複業の相乗効果とは?』」が開催されました。副業を解禁する企業も少しずつ増えるなか、自身の能力を活かして副業(複業)を始める人が増えています。副業で得られた経験を本業に活かせたり、本業では得られないスキルを身につけることができるなど、結果的に本業に還元できるという好循環も生まれるといわれていますが、実際のところはどうなのか。このイベントでは、本副業の相乗効果を実感しているゲストを招き、その関係性を紐解くセッションが行われました。本記事では、第1部のパネルセッション「本業と副業の相乗効果とは?」の自己紹介パートを中心にお送りします。

本業と副業の相乗効果を、当事者が語るイベントがスタート

平田麻莉氏(以下、平田):それでは第1部のパネルディスカッションを進めていきたいと思います。タイトルは「本業と副業の相乗効果」ということで、副業を主に楽しんでらっしゃる、そして本業にも影響を与えている3名の方にご登場いただいてます。 

  

まず最初に、私も含めて簡単に自己紹介させていただきたいと思います。はい、これ(スライド)はひとり1枚ずつですね。私は、フリーランス協会と略称で言われておりますけれども、プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会の代表を務めています。契約書を書くたびに、ちょっと名前が長すぎるなと、この名前にしたことを大変後悔しているんですけれども。副業する方も含めたフリーランスを支援する団体を、去年の1月に設立し、活動をしています。

何が本業か、もはやわからないんですけれども。もともとは広報だとか企業の研修教材を作るお仕事だとかを、8年ぐらいフリーでやってきました。今日は2部に箕輪さんがいらっしゃいますけども、最近だと本を作る仕事とかもやらせていただいています。よろしくお願いいたします。

では、協会のメンバーとしても活動してもらっている龍太さん、お願いします。

サイボウズ社員×にんじんの小作人×講師

中村龍太氏(以下、中村):はい。今、麻莉さんからご紹介いただきました、中村龍太と言いまして、龍太と呼んでください。よろしくお願いします。

ちなみに、ちょっとこわごわ聞くんですけど、僕のこと知ってる人って、どれぐらいいらっしゃいます? 今日はいない? 大丈夫? いないね。たまーにいるんですけどもね。

僕は今、ここから歩いてたぶん10分ぐらいの場所にあるサイボウズという会社に勤めています。サイボウズは週に4日しか行っていなくて、その土日月をうまく使って「リコピンにんじん」というにんじんを作って3年になります。これからたぶん、スーパーマーケットにちょっと高めのにんじんが並ぶと思うんですけど、それを作ってるふつうの小作人です。(笑)。

また、去年ぐらいから個人事業主として、コラボワークという名前で自分の好きな仕事を請け負っています。他には、ここから10分ぐらい歩くとコレド日本橋があるんですが、そのなかにWASEDA NEOという場所があって、そこでゼミを持っています。あと自分の出身大学で非常勤講師をやってたりします。

ちなみにドローンを持っていて、撮影をするのが好きなのでドローンの撮影を請け負ったりもしています。ちょっとわけわかんないですけど、自分ができることで「ありがとう」を言ってもらいながら、お金をもらっています。副業を始めて約5年ぐらいなんで、今日は僕の経験からいろいろとお話できればいいかなと思ってます。

平田:はい。ありがとうございます。じゃあ白木さん、お願いいたします。

高校生に「お金の稼ぎ方」を教えることの意義

白木智幸氏(以下、白木):はい。私は白木智幸と申しまして、本業は日本マイクロソフト株式会社という、WindowsというOSを作っている会社の社員です。

平田:いやいや(笑)。みんな知ってますよ、マイクロソフト。

白木:あ、すいません。Surfaceという製品があるんですけど、そこのグループでプロダクトマーケティングをさせてもらっています。

副業はいくつかやっています。一応本業について軽く、もうちょっと紹介しようかな。働き方改革をいろいろとやっていて、週5日まで在宅(勤務)可能ですから、基本的には1週間で1日も会社に行かなくていいことになっています。ただ、(みなさん)意外と会社に来てます。

僕も毎日(会社に)行ってます。子どもがいるので、子どもの塾とかの送り迎えとかがあるときには、ちょっと在宅勤務をやったりすることもあります。

副業に関しては、講師ボランティアをしています。これは、小学校のプログラミングの授業をやったりだとか、高校生にお金の稼ぎ方という話を(したり)。(お金を稼ぐというのは)生々しいんですけど、社会に出てから一体何をしたらいいのか、高校生ってけっこうみなさん不安に思われてるんですよね。

とりあえず大学に行くことは決まっているけれども、その先何をしよっかなーという。1つのヒントとして、「僕はパソコンが好きで、ずっとパソコン好きの少年だったんですけど、今パソコンを作る側に回ってやってます」みたいな話をすると、「え!? それだけでいいんだ!」みたいな共感をいただけるので、そういったことをやったりとか。

あとはWebメディアのITmediaで連載なんかもやってます。もしかしたらご覧になった方もいらっしゃるかもしれないんですけれど。パソコンのおもしろさみたいなものを伝える活動をさせていただいたりもします。

地域のパパが集う「パパ会」の需要

白木:あと、「Daddy Park Training」というトレーニングチームを運営しております。手元の資料に用意させていただいたQRコードを読み込んでいただくと、Facebookのサイトにリンクするようなかたちになっているので、ぜひご確認いただいて、どんな活動しているのかなというのを見てください。

体づくりはフィジカルを鍛えることだと言われますけども、けっこうメンタル面とリンクしているなと思います。体が丈夫じゃないと、いろいろなことができなくなるんですよね。主にパパたちが中心に集まって、トレーニングで身体を鍛えているんですけれども、非常に役立っています。

他にも「パパ会」もやっています。パパってコミュニティを作りにくいんですよね。女性ってすぐ仲良くなったりしますし、ママ会ってよくあるじゃないですか。でもパパ会って、なかなかないんですよね。

保育園にお迎えに行くとき、たまにパパに出会います。でも「どうも、お疲れさまです」みたいに、軽く話すだけという仲なんですね。そうじゃなくって、せっかく地域で一緒に子育てを楽しんでいる仲間なので、いろいろ会話したり、お互いの経験とかを共有したりして、いい効果が得られたらいいんじゃないかなということでパパ会とかをやっていたりします。

最後に、生々しいんですけども不動産を経営しています。これはお金稼ぎになっちゃうんですけども。ちなみに不動産以外のところで、ほとんどお金は稼いでないです。

平田:プロボノですよね?

白木:そうですね。ただ人脈という貴重な資源を生み出しているという意味では、もしかしたらお金を生み出すというよりかも、価値のあることなのかもしれないなと思っています。生々しいことを、ちょっときれいにまとめてみたんですけど。

平田:ありがとうございます。私たちの出会いも、このパパ会だったんですよね。

白木:そうですね。

平田:ありがとうございます。では、西野さん、お願いいたします。

副業している人の少ない会社で副業を始めるには?

西野真梨氏(以下、西野):もう、お二人の自己紹介でお腹いっぱいという感じではあると思うんですけど、簡単に自己紹介させていただきます。

私の本業は、株式会社パソナという人材業をやっている会社です。ここ(会場)の7階で仕事をしています。新卒でこの会社に入って、社会人4年目になります。

最初はフリーランスやシニアの専門家に業務委託の案件をご紹介するという顧問サービスの部署に入りまして、営業をしてたんですけれども、2年経って1回外に出てみようかなと思ってベンチャーに3ヶ月ぐらい転職をしました。また1年前にこちらに戻ってきて、今は新規事業の立ち上げをやっています。

その新規事業の内容ですが、外食企業ってなかなか今現場人材の採用が難しいんですが、そういった方々の採用支援として「食リク」というサービスの立ち上げをやっています。

それをやりながら、月に1回、PORTOというソーシャルバーの店長をやっています。ソーシャルバーとはなにかというと、店長が20人ぐらいいまして、毎日店長が替わるようなバーです。私は第4金曜日の店長なんですが、集客とその日の運営は店長が自分たちでやります。ただ、仕入れとか店舗全体の経営はオーナーがやってくれるような仕組みです。

お二人と比べてわりと副業がしづらい……同じ会社の方もいるのでちょっと言いづらいんですけれども、副業している人が少ない会社にいます。副業していない方で、同じような環境で悩みがある方に、今日はお話しできたらなと思っています。よろしくお願いします。

平田:ありがとうございます。

友人からの誘いが店長就任のきっかけ

平田:さっそくご質問をいただいています。私も気になったのでぜひお聞きしたいんですけれども、みなさんが副業を始めたきっかけやご縁みたいなものを、ぜひおうかがいしたいなと思います。

それでは自己紹介とは逆順でいきましょうか。人材紹介のことについてもお話がありましたけども、西野さんはもともとソーシャルバーの店長さんとお知り合いだったんですか?

西野:そうですね。オーナーとはもともと古い友人でして、声をかけられて始めたというのがきっかけです。ちょうど飲食業界の事業を立ち上げ始めたところだったので、業界の親和性があって、やってみるのもいいかなと思って始めたというのが理由ですね。

平田:声をかけていただくにあたって、「副業やってみたいな」とアピールされてたりしたんですか?

西野:そうですね。もともとオーナーが副業を結構している人だったので、私もそれをやってみたいというのはありました。ノリで「やってみようかな」みたいな流れだったと思います。

平田:ありがとうございます。白木さん、どうですか?

白木:すいません、質問なんでしたっけ? 

平田:副業を始めたきっかけですね。

大先輩の「日本橋パパの会」

白木:きっかけでしたね、ごめんなさい。聞き入っちゃってました。副業と言っても、先ほどご紹介させていただいたように、そんなお金を生み出しているという感覚じゃないんです。

例えばパパ会に関しても、最初は飲み会でちょっと「飲もうよ、パパ同士で」「ママのケアは重要だけど、どうしてんの?」みたいな感じで意見交換をするというか。まあ、ただの飲み会ですよね。そこから発展していって、だんだんいろんな人が来るようになったんですよね。

こういうコミュニティをちょっと広めてったらおもしろいよね、みたいなことを言いながら周りを見てみたら、「日本橋パパの会」というパパ会の先輩がいたんですよ。これけっこうすごい組織だねということで。

平田:ですね、日パはけっこうすごいですよね。  

白木:そうですよね。今日は来ていないんですけど、宣伝してるという(笑)。たぶんみなさん、今「日本橋パパの会」を検索してるよね。きっとアクセス集中してますよ。

それで、「すごい。パパ会ってこんな広がりあるんだ!」「僕たちもちょっと倣ってやってみよう!」みたいな。それでFacebookページを作ってみて、みんなに「こんなことやってるよ!」と活動を紹介してみたりし始めたのがきっかけで、それが2年前ぐらいです。

平田:今は何人ぐらいいるんですか?

白木:レギュラーメンバーでいうと、だいたい20人前後です。Facebookでただフォローしていただいてるような方でいうと、100人ぐらいだったと思いますね。

ママが起きる前に帰って、何事もなかったかのように家事を手伝うぞ!

平田:けっこういらっしゃいますね。Daddy Park Trainingとかも、そんな感じで始まっているんですか?

白木:Daddy Park Trainingは、もしかしてFacebookを見てくださっているかもしれないんですけども、こっちも100人超えてまして。むしろこっちのほうが参加率いいんですよ。30人から40人ぐらいで、だいたい毎週土日に集まってます。

平田:豊洲でしたっけ?

白木:はい、豊洲公園です。今週末もたぶんやってます。いきなり来ていただいても大丈夫ですよ。不安な方はFacebook経由でメッセージをいただいてから来るというのが、お作法的にいいのかなと思うんですけど、どちらでもけっこうです。

やっぱり本当に、継続は力なりと思いますね。みんな土日に(自然と)朝早く起きちゃうんですよね。朝早く集まって、「ママが起きだす前に帰って、何事もなかったかのように家事を手伝おうぞ!」というのがコンセプトなんですけども、これがけっこうフィットしています。

みなさん息も絶え絶えに、けっこうハードなメニューをやっています。元アメフトの代表選手で植木さんという人が主催しているのですが、彼が開発したいろいろなメニューをやっています。現役のアスリートがやるようなメニューなんですけども、その本格的なところも好きだったりします。

平田:今はプロボノ活動というか、地域活動にあたるかたちだと思うんですけども、法人化する話も出ているんですよね。今後それは、本当に収入を伴う副業になる可能性はありますよね。

白木:可能性はありますね。ただなんか楽しくやってたら、自然発生的にみんな集まってきたんですよ。僕は今マーケティングをやっているんですけど、他には税理士さんがいたり、元プロスポーツ選手の方もいます。

そうすると、みんなそれぞれ役割分担をしながら、「僕はここやっときますね」みたいな感じで、自然に組織みたいな感じになってきて。それがおもしろいんですよね。

<h2スキルを持った人が集まる場があれば、それはもうコミュニティのようなもの>

平田:そういう始まりってけっこうありますよね。フリーランス協会も、最初はランチ会だったんですよね。

白木:あ、そうなんですか! すごい。

平田:経産省で、今フリーランスが増えてるらしいみたいなことから検討会が立ち上がって、そのニュースを聞いて「私たちの時代きたー!」って思って私がFacebookでシェアしたんですよ。私の周りにはいろんな職種のフリーランスが多いんで、なんかワーってコメントがついて、「私たちも語りたい!」みたいな。

「じゃあみんなでランチしよう!」といった感じで、一緒に地元でやってくれてるメンバーとかも参加してくれて。それで、「なんか窓口あった方がよくない?」みたいな。「バーベキューを企画するノリで社会活動をやってますよね」とメンバーに言われるんですけど、けっこうそんなノリで立ち上がりました。

白木:まさにそんな感じです。

平田:そう。みんなが集まって話す場があって、そこに多様なスキルを持った人がいて、名前をつけたら、もうそこにコミュニティが生まれているというか。それで活動になっていくという、そういうパターンもある気がしますね。

白木:確かに、そうですね。

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