人事業務にRPAが導入されたら、世界はどう変わる?

北野唯我氏(以下、北野):ぜんぜん関係ない質問していいですか?

(会場笑)

高橋さんに聞きたかったんですけど……RPAの高橋さんがやってるビジネス、知ってる人っています?

(会場挙手)

あ、みなさんけっこう知ってるんですね。すみません、僕はぜんぜん知らなくて。さっき人事の方に見せていただいたんですけど、すごいんですよ。我々は採用のコンサルとかやってるんですけど、人事って面接の連絡とかめっちゃ細かいことを日々やってたりするんですよ。通過・落選のメール送信とか。それを、御社のサービス使うと全部自動でやってくれるみたいな。そういうことをやられてますよね。

高橋知道氏(以下、高橋):はい、そうですね。

北野:僕が聞きたかったのは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)っていうものが、もし日本の上場企業とかに導入されたら、そういったオペレーションの業務みたいなのはなくなるのかということです。なくなった後どういう世界になっていくか、どういう働き方をするのか。想像されてるところでどういう……たぶん見えてるところがあると思うんですよ。どう見ているんですか?

たった2年で現金が消えた中国の決済事情

高橋:まさにおっしゃるとおり、オペレーション的なものってどんどんなくなるんですよね。ソフトバンクさん一緒に協業してますけど、通信会社としてのソフトバンクにAI・RPAを使うと、4割削減できると。4,000人です。

北野:ほう、ほう。

高橋:4,000ですよ、4割で。この人たちに新しい事業、まさにAIとかそういうものを作る、より高度な問題解決にあたってもらう。今、PayPayっていう決済サービスがありますよね。……けっこうあれ、イイよね(笑)。

(会場笑)

20パーセント還元ですから(笑)。ちょっとさもしいのでアレですが……僕、調子に乗ってビックカメラ行っちゃって、よく考えたら買うものもないのに加湿器買っちゃったんですね。

北野:言っていいですか? もうマーケティングされてるじゃないですか!

(会場笑)

バシバシに狙われてるじゃないですかそれ(笑)。

高橋:加湿器買っちゃいましてね(笑)。家に帰ってみると、加湿器はすでに2台ありました(笑)。

(会場笑)

北野:まんまとハマってますね(笑)。

高橋:はい(笑)。そんなPayPayですけど、たぶんこれからものすごい勢いで普及するんですね。実は僕、中国でもかなり深くビジネスをやってるんですけど、たった2年で現金がなくなっちゃったんですよね。孫さんはね、あれをマネします。Alibabaっていう会社がお年玉配ったんですよ、猛烈な勢いで。これは日本ではできないと思うんですけど。紅包(ホンバオ)っていうお年玉があるんですけど、それで一気に配りました。

北野:どれくらい配ったんですか、金額的には。

高橋:金額はちょっと覚えてないですけど、かなりの金額です。何千億かはいったんじゃないですかね。たぶん、孫さんも3,000億円くらいは配ると思います。なぜなら日本版のAlipayで何兆円かのバリューを持つと思うので。

北野:そうですよね、バリューが付きますよね。

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