2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
提供:パナソニック株式会社
リンクをコピー
記事をブックマーク
少徳彩子氏(以下、少徳):今日は、パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社、浜離宮オフィスにお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
(代表の)樋口さんの話を聞いていただき、トップの想いは良くわかった、トップの取り組みも良くわかったということで、ここからは、私たち女性社員が(パナソニックの改革を)どう感じ、どういう実践をしているか、できるだけ生の声をお伝えしたいなと思い、パネルディスカッションを企画させていただきました。
最後には質問のコーナーも設けておりますし、このあとの懇親会には私たちも参加させていただきますので、いろいろと話を聞いていただいて、さらに聞きたいことがあれば、どんどんご質問いただければと思います。
では、今回のパネルディスカッションに参加させていただくメンバーの紹介をさせていただきたいと思います。
まず山中さんからお願いいたします。
山中雅恵氏(以下、山中):皆さん、こんにちは。パナソニックの山中でございます。
実は私は、パナソニックが4社目でございます。パナソニックに入社しましたのが、2017年7月ですので、1年と7ヶ月ですね。最初のキャリアはIBMでスタートしまして、そこが長く、IBMとマイクロソフトの外資系2社、そのあと何故かLIXILという日本の会社に行きまして、それからパナソニックという経緯になります。
(私が)今パナソニックのCNS(コネクティッドソリューションズ社)でやっていることなんですけれども、現場プロセスイノベーションを担当する部門の副本部長をしています。
また、パナソニック システムソリューションズ ジャパンという、4,600人ぐらいの規模の国内のソリューション会社で、副社長をやっております。この会社には法人営業とシステム開発の組織があり、全体で900人ぐらいの社員がおります。4月に組織改変があり、1,200人ほどになりますが、その組織を担当しています。どうぞよろしくお願いいたします。
少徳:ありがとうございます。次、本間さんお願いします。
本間千明氏(以下、本間):本間千明といいます。ちょうど1年前にパナソニックにキャリア入社をさせていただきました。前職はSIerのようなところで、コンサルティング営業をしておりました。
現職は、ノートパソコン「レッツノート」の事業所におりまして、そのなかでソリューションの企画などを担当させていただいています。
パナソニックに入社を決めた一番大きな理由は、(スライドの)写真にあるとおり、子どもが小学校1年生に上がる直前のタイミングを迎えていたことでした。前職の仕事内容はすごく楽しかったんですけれども、男性と同じように働かないといけなくて残業が多く、このまま専業主婦を基本とした小学校の体制についていけるか不安でした。また、小1の壁に恐れおののいていたので、転職を考えました。
スライドに書いてあるとおり、柔軟な働き方を許容してもらえることと、こういう素敵な女性の役員の方たちがいることで、とても希望があると思いました。ちょうど樋口さんが来られて変革しようとしているタイミングということで、私も何かお役に立ちたいと思い、入社を決意した次第です。
今はこのような形で仕事をさせていただいています。一番下に、ここが自慢だよというところを書かせていただいています。これが私の自慢の写真なんですけれども、樋口さんと上に写っているのは、私の直属の上司である部長と課長です。
これは懇親会のときの写真です。普段からコミュニケーションがすごく活発というか、部長だからと偉そうにしている感じが全くなく、変ないい方ですけれども、普段からすごく仲良くさせていただいているのが自慢かなと思います。
オフィスもすごく素敵ですし、働いているフロアもすごく素敵です。眺めもいいですね。ここ浜離宮オフィスは場所がよく、新橋にも汐留にも銀座にも築地にも近いので、毎日いろいろなところにランチに行っています。
少徳:ありがとうございました。続きまして、藤田さんお願いします。
藤田真穂氏(以下、藤田):藤田真穂です。入社は2017年12月なので、私も(入社して)1年3~4ヶ月ぐらいになります。デザインセンターで、UIやUXのデザインを担当しています。
UIやUXがなにかについてですが、デザインのなかでも、プロダクトの形をつくる人もいますが、私は画面のなかの操作部分を担当しています。また、社内のいろいろなプロジェクトに参画させてもらって、先行開発や商品開発、ユーザーの体験価値や使いやすさというところから、開発のお手伝いをさせていただいています。
実は十数年前にパナソニックで働いていたことがあるのですが、それから転職をして、いくつか会社を経験させてもらったんですけど、その時の経験のおかげで、いまの自分があると思っています。
昨年、キャリア募集をしていることを知った時に、これからパナソニックで、成長した自分が貢献できるんじゃないか、何か役に立てればという想いで、入社を決めました。
具体的な仕事内容はいろいろとあるんですけれども、「ここが働きやすい。パナソニック」ということで話していきます。私も今、保育園に通っている子どもがおります。フルタイムなんですけれども、デザインセンターの中ではスマートワークといって、裁量労働制や在宅勤務の制度が充実しています。私はそれらを活用させてもらいながら働いています。
子どもは、急に病気になったり、思いどおりにいかないトラブルなどもあります。けれどもこの制度のおかげで、時間や場所にとらわれずに、ストレスのない状態で働けていると思います。
このパナソニックという会社では、誰かがやりたいと思ったことは、皆さんが反対せずに応援してくれる風土があると思います。率先して自分がやりたいと思ったことは、逆に後押ししてくれるような環境が整っていると思いますので、いい会社かなと思いながら働いている状況です。ありがとうございます。
少徳:ありがとうございます。最後に天羽さん、お願いします。
天羽千佳氏(以下、天羽):天羽千佳と申します。
前職は、独立系のソフトウェア会社に勤めておりまして、いろいろなメーカー様、あるいはキャリア様のなかで、システムの開発をやらせていただいておりました。
そんな中で、大きいシステムの一部分を切り出して、「この部分だけはしっかり作ってくださいね」というかたちで、ずっと仕事をしてきました。前職は10年間勤めまして、キャリアだったりメーカーだったりと、もっと目線を上げて全体像を知ったうえで仕事をしてみたいという思いがありました。まず、そこが転職のきっかけです。
いろいろな会社さんを受けさせていただきまして、部長や課長、あるいはもっと上の方と面談をさせていただく中で、パナソニックだったら「もしかしたら、やりたいことができるんじゃないかな」というところを感じられたので、転職いたしました。
このセミナーの参加者のなかでも、まだ転職で悩んでいる方がいらっしゃると思うんですけれども、とにかくどんどん話をしたほうがいいと思います。納得がいくまで話をして、それでもダメだったら次にいこうと踏み切れると思いますので、どんどん積極的に会話をされたほうがいいと思っております。
ここにいろいろと担当業務を書いています。私はいま、SEとして働いておりまして、一番上にインフラ点検と書いているんですけれども、こちらが現場プロセスイノベーションと直結しています。
少し自慢にはなるんですけれども、去年の11月頃に、『週刊東洋経済』という雑誌でも特集記事を組んでいただくなど、メディアにも出つつあります。
パナソニックの技術を使って、現場の人の作業をどんどん効率化したり、現場の人と一緒に考えながらモノづくりをやっています。そういうことがやりたかったので、いまの会社に入ってすごく良かったなと感じています。
「ここがすごいよ。パナソニック」と一番下に記載させていただきましたけれども、一番は教育熱心かなと思います。研修の場にもどんどん出させていただけますし、課長、部長、あるいは以前からいた20代の若手社員など、みんなが交流する場を多く設けてくれているかなというところもあります。
そういうところでディスカッションをして、「あれをやってみよう」「これをやってみよう」というアイデアを部長などに話すと、「いいんじゃない? じゃあやってみな」といってもらえるんです。そういうところは、すごくスピード感があると思いますし、この会社に入ってすごいなと思ったところです。
少徳:非常に熱い思いを語っていただき、ありがとうございました。
少徳:すみません、私の自己紹介が遅れました。本日司会を務めさせていただきます少徳と申します。今日登壇しているメンバーで唯一、転職の経験がなく、新卒で当社に入社しておりまして、28年ほど勤務しております。
いろいろな部門に勤務しているんですけれども、基本的にはリーガルがバックグラウンドです。ただ、一昨年からM&Aと事業開発、そして本日のイベントにも関係のあるダイバーシティ推進も担当させていただいております。よろしくお願いします。
それでは、ディスカッションを進めさせていただきます。いま若手のお三方には、何故パナソニックを選んだのかを熱く語っていただきました。山中さんにはお聞きしていなかったので、まず山中さん、何故パナソニックに入られたんでしょうか?
山中:では、若手じゃない私から(笑)。前職の日系企業でも楽しくしていたんですが、誘っていただいた方が会社を辞められることになったので転職を決めました。少しして、とある外資系に決まり、もうそこに行こうと思っていたので、(入社承諾書に)サインする手前でした。そのことをご存知だった樋口さんが、当時パナソニックに行かれて、そしてFacebookのメッセンジャーで私のところに、「山中さん、もう決めちゃった?」と軽いメッセージを送ってこられて。めちゃくちゃ安上がりな勧誘ですよね(笑)。
(会場笑)
「来週(入社承諾書に)サインです」と送ったら、「パナソニックに来ない?」といわれ、「すみません、大阪本社の会社には行きません」と書いたんですよ。そうしたら「うちのカンパニー、本社を汐留にするんだよ」と言われました。「どひゃー! じゃあ、10日くらいでオファーレターをいただけますか?」と(笑)。すみません、本当にほぼそのとおりですよね?(笑)。
もともと別の企業に決めていましたので、すんなりとパナソニックに変えたわけではなく、条件面などでいろいろなディスカッションをさせていただいて、最終的にパナソニックを選びました。
山中:パナソニックを選んだ理由は2つです。私は、外資系の経験が長く、すごく面白かったですけれど、日本にある外資系は、結局は日本販社なんです。なので、会社の中で自分で提案して業務プロセスを改革しようにも、日本にその権限がないわけです。
もともと自分自身がIBMの経験が長く、ビジネスコンサル、システムコンサル、それからシステム・デプロイメント、アウトソースなどで、お客様の中に入り込んで、お客様の会社に常駐して、一緒に変革をしてきました。それなのに、自分の会社の中で気づいたところには手がつけられない。それが結構ストレスだったんです。
また前職の日系企業で、私はある事業を担当していまして、営業系のプロセス設計もさせてもらいましたし、ITも導入して自分の組織自体を変えることができたんです。これがかなり面白かったんです。それはやっぱり外資系じゃできないな、日本じゃなきゃできないなと思いました。これが1つ目の理由です。
2つ目は、外資系が長いと、やっぱりアメリカの会社のために働いているような気持ちになるわけですよ。それはそれで、自分の成長のためには良い面もあるんですけど、どこかで日本のためになりたいとか、日本の会社を強くすることに本気で貢献したいという想いが湧いてくるんです。この中にも、そういう想いをお持ちの方もいらっしゃるかもしれないですね。
もう一度そういったことにチャレンジしたい、だったらパナソニックだなという、この2つの理由で選択しました。
少徳:ありがとうございます。皆さん、いろいろな想いを持ってパナソニックという会社を選んで入ってこられていると思うんですけれども、実際に自分が期待していたものは、そのとおりだったのか、自分がやりたいと思っていることが、今はできているのかというところを、お聞きしてみたいと思います。
では、今度は天羽さん、お願いします。
天羽:逆に聞きたいんですけれど、皆さんは、パナソニックにどんなイメージがありますか? 私の抱いていたパナソニックのイメージは、正直にいうと、コンシューマ向けのキッチングッズなどをつくって売っている会社でした。
今、私は、パナソニック システムソリューションズ ジャパンの社会システム本部と呼ばれているところに所属しています。基本的には、お客様の現場にどんどん入っていくような会社で、「泥臭いな……」という印象で、私の印象とは真逆でした。
ただ、お客様と一緒にモノづくりをしたいという想いは変わらないといいますか、そういうことがやりたいと思って入社して、いまもお客様と一緒に、「じゃあ、このシステムは、もっとここをこうしたらいいんじゃないですかね」「いや、もっとこうしたいんだよね」という会話ができています。
もちろん、役員さんと会話させていただくこともあるんですけれども、役員さんと現場の人の間にギャップがあると思うんです。そういったところを、会話をしながら少しずつ詰め寄っていき、新しいシステムを導入していくというところを、この会社に入って経験できて、非常によかったなと感じています。
少徳:ありがとうございます。では藤田さん、どうでしょう。
藤田:私が十数年前に働いていたときは、いまのカンパニー制とはまた違う形態だったんですけれども、その時といまという部分で比べると、自分が経験を積んだというか、ある意味で歳を取ったというか……多少は成長できた自分が見ているという部分もあると思います。
以前はBtoCのデザインにたずさわっていたんですけれども、いまはBtoBで、専門性がすごく高いなと思います。あといろいろな分野のプロジェクトに参画させてもらっていて、自分のスキルアップにもかなりつながるんですけど、専門性が高いなかでやっていくのが難しい部分もあるなと思っています。
少しずつなんですけれども、自己成長という意味では前に進めているかなと思います。実際にいま、自分が育児をしながら働いていて、プライベートも含めてバランスを保ちつつというところでは、自分が思っていた理想にはまだ遠いのかなとは思っている部分があります。
ただ、いまできることを着実にやっていくことで、前に進んでいけるのかなと思いながら働かせてもらっています。
少徳:ありがとうございます。では本間さん、いかがですか。
本間:私も「どういう仕事がしたいか」ということと、「どういう生活がしたいか」という2軸がありました。仕事の面でいくと、いままではソリューションという、本当にかたちのないものだけを提供していました。それは、本当の価値としてなにかを提供できているのか、なかなかわかりづらい部分があったんです。
でも、パナソニックはモノづくりのプロフェッショナルで、品質やものに対するこだわりはものすごく強いんです。それをソリューションに転換していくという、いまの転換期において、ソリューションSIをやっていた経験がすごく活かせているかなと思います。
もう1つの生活面においては、本当にフレキシブルな働き方ができています。在宅勤務やフレックスというところで、会社の制度をすごく活用させてもらっています。小学校のイベントには、全て欠かさず参加できているので、本当によかったなと思っています。
少徳:ありがとうございます。最後に山中さん、そもそもパナソニックにどんなイメージを持っていたのかと、入ってみて、なにか違う部分があったら、ぜひご紹介いただきたいと思います。
山中:そうですね、私のなかのパナソニックのイメージは、「大阪の理系の昭和のおっさんの会社」でした(笑)。そして、やっぱりそういう部分はありました。
(会場笑)
そういう部分はあります、は失言でした(笑)。入社してすごく(強く)思ったのが、なかなか「あなどれない会社」だなというところです。中にいる個々の人のレベルがかなり高いと思います。
私が今まで経験してきた会社のなかでも、ひょっとしたら個のレベルは、地頭のよさなど、いろいろな意味で一番(レベルが)高いんじゃないかなと思うくらい、いい刺激をもらっています。
でも、過去のやり方に縛られているところもあって、もっともっとやれるんじゃないかなとも思えるんです。
例えば、現場プロセスのソリューションビジネスを推進しているんですけど、さっき樋口さんからも話があったように、やっぱりプロダクトやテクノロジーは、究極的には、機能×価格の勝負なんですよね。
ソリューションにするということは、お客様の経営イシューに刺さるような面に、私たちの持っているプロダクトやテクノロジーをうまく、「Why? パナソニック」と言えるように立て付けていくということです。持っているものはうまく活かすんですけど、実はアプローチが大きく変わるんです。
山中:そういうやり方をまだ理解しきれていないとか、そのためには外部の知見がいるとか、足りないものも多いんです。それを埋めていく作業は、やっぱり変革の作業なんです。そこは、樋口さんがトップで、「やるぞ!」というふうに必ずリードしてくださるので、そのあとのミッシングパーツを埋めていけるんです。
ミッシングパーツを埋めていく作業こそが、私がもともと求めていた「自分の会社の中で変革をしたい」という作業そのものなんです。ですので、(仕事を)進めてみて、「どひゃー! これもないのね!」ということはよく起こりますし、会議で「マジですか」「いま、ここで倒れていいですか」ってよくいっているんですよ。
でも、そうしながらも確実に前に進むことができているという意味では、本当に入社してよかったと思っています。
少徳:ありがとうございます。樋口さんが当社に入社してほぼ2年なんですけれども、今、山中さんから、その2年間でいろいろな変化を実感しているというお話がありました。
他のお三方も、ちょうど入ったタイミングで、まさにコネクティッドソリューションズ社の樋口さんのリーダーシップのもと、会社がいろいろな変革を遂げてきていると思います。入社されてからの1~2年で変わってきたなということがあれば、皆さんから一言ずついただきたいなと思います。
今度は本間さん、お願いします。
本間:そうですね、私が1年前に入ってきた時から、もうザワザワしていたとは思うんですけど、「変わらなきゃいけない」というマインドになっているかなと。1年前は、「何で変わる必要があるの?」と思っている方がいたんです。口には出さないんですけど、すごく伝わってきました。とくに中間管理職にすごく多かった気がしています。
ただ、1年が経って「変わらなきゃいけない」ということがもう当たり前になっていました。それは「ALL HANDS MEETING」というカンパニー全員が参加するミーティングで、全社員が中継で樋口さんの想いを共有する場だったり、樋口さんからメールで発信があったり、いろいろな幹部の方たちから働きかけを通じて、「皆で変わるんだよ」という意識がすごく高まっています。それは率直な感想としてあります。
少徳:ありがとうございます。藤田さん、どうでしょう。
藤田:今、本間さんがいわれていたような内容になるんですけれども、樋口さんが定期的に「ALL HANDS MEETING」などでいわれていたことが、だんだん根付いてきたというか、自分のなかで腹落ちして、1つの考え方になってきました。自分でも実感できる部分ですが、最初は確かに「変わろう」という意識は少なかったと思うんです。
それが、皆「変わろう」ということで、今ここにいて、たぶんそれを実感しながら働いているんじゃないかなと感じています。
少徳:ありがとうございます。天羽さん、どうでしょう?
天羽:私は横浜市の佐江戸というところで働いていますが、(最初は)作業着を着ている人やスーツの人がいっぱいいました。でも、いまはもう私服の人が増えたなという(印象です)。それだけでも変わったなとは思います。
先ほど(本間さんや藤田さんに)おっしゃっていただいたように、マインドがどんどん変わってきていることもあります。また、前の会社では、Skypeではなかったんですけれど、ああいうコミュニケーションチャットは結構利用率が高かったんです。なのに、最初にこの会社に入って、Skypeの利用率が1~2パーセントだといわれた時は、正直をいって私も「どひゃっ」と思いました。
「あれ? 私がいたところよりキラキラしたメーカーなのに」という思いがありましたけど、そこもどんどんドライブして変わり、今はたぶん利用率が98パーセントくらいまで来ています。
大きい会社なので、九州や中部、大阪の人とよくコミュニケーションをとるんです。そういった時に、「HDコム」というテレビ会議システムを使って、Face to Faceで打ち合わせをするという機会も増えました。
また、Skypeを使って画面越しで九州の人と打ち合わせをする、あるいはその場にお客様に来ていただいて、Face to Faceで打ち合わせをするといったことも増えてきています。そういった意味では、どんどん変わってきている。この1年で、「すでに10年いたのかな」というぐらい大きく変わったなという気はしております。
少徳:ありがとうございます。先ほどご紹介させていただいたとおり、私自身も、ずっと当社に勤務しております。樋口さんが来られてからの2年間は、それまでの期間をはるかに上回る変化があったなと実感しています。
2年前まで、私は大阪府の門真市という、大阪市からもちょっと離れたところにおりました。昭和30年~40年ぐらいに建てられた建物に勤務していて、それがずっと当たり前だったのが、突然「東京に引っ越せ」ということで東京に引っ越してきて、オフィスもフリーアドレスだと言われましたが、そもそもフリーアドレスの意味もよくわかりませんでした。
そして、樋口さんが着任された日に経営幹部で歓迎会をやったんですけど、次の日に樋口さんから皆さんにIM(インスタント・メッセージ)が飛んできまして、「IMの使い方がわからない、どうすればいいんだ!」ということで、大騒ぎという。
今となってみれば完全に笑い話なんですけれども、何故あんな(状況)だったんだろうというぐらい、今の働き方が当たり前になっています。本当にこの2年間で一気に変わったなというところと、かなり定着してきたなというところが、実感する部分だと思います。
パナソニック株式会社
2024.11.13
週3日働いて年収2,000万稼ぐ元印刷屋のおじさん 好きなことだけして楽に稼ぐ3つのパターン
2024.11.21
40代〜50代の管理職が「部下を承認する」のに苦戦するわけ 職場での「傷つき」をこじらせた世代に必要なこと
2024.11.20
成果が目立つ「攻めのタイプ」ばかり採用しがちな職場 「優秀な人材」を求める人がスルーしているもの
2024.11.20
「元エースの管理職」が若手営業を育てる時に陥りがちな罠 順調なチーム・苦戦するチームの違いから見る、育成のポイント
2023.03.21
民間宇宙開発で高まる「飛行機とロケットの衝突」の危機...どうやって回避する?
2024.11.19
がんばっているのに伸び悩む営業・成果を出す営業の違い 『無敗営業』著者が教える、つい陥りがちな「思い込み」の罠
2024.11.18
20名の会社でGoogleの採用を真似するのはもったいない 人手不足の時代における「脱能力主義」のヒント
2024.11.11
自分の「本質的な才能」が見つかる一番簡単な質問 他者から「すごい」と思われても意外と気づかないのが才能
2024.11.13
“退職者が出た時の会社の対応”を従業員は見ている 離職防止策の前に見つめ直したい、部下との向き合い方
2024.11.11
「退職代行」を使われた管理職の本音と葛藤 メディアで話題、利用者が右肩上がり…企業が置かれている現状とは