でんぱ組.incは、アイドルもファンもSNSネイティブ
好きから生まれる「地図にないコミュニティ」

“いいね!”が変えるにっぽんの将来 #3/5

SOCIAL INNOVATION FORUM
に開催

2018年9月7日~17日にかけて、日本財団「SOCIAL INNOVATION FORUM」と、渋谷区で開催した複合カンファレンスイベント「DIVE DIVERSITY SUMMIT SHIBUYA」が連携し、都市回遊型イベント「SOCIAL INNOVATION WEEK SHIBUYA」が開催されました。本パートでは「“いいね!”が変えるにっぽんの将来」と題し、ファンベースをテーマにしたトークセッションを行いました。本パートでは、でんぱ組.incの古川氏らがSNSでのコミュニケーションやファンとのつながりについて語りました。

でんぱ組.incの結成当初は、握手会でお客さんの手を離せなかった

宗像淳氏(以下、宗像):このメンバーの中で1番ファンの数が多いのはたぶん古川さんなので、我々はいかにしてファンの力を学んで活用できるのかというところで、古川さんのファンの方たちにお伺いしようかなと思っているんですけど。

古川未鈴氏(以下、古川):でも……。

宗像:ちょっと話しにくいかもしれないですけどね(笑)。

江守敦史氏(以下、江守):これ、すごい距離感だよね(笑)。

宗像:若干の圧も感じるみたいな(笑)。

古川:今でこそでんぱ組.incって、武道館とかすごい大きな会場でライブをさせてもらえるようになったんですけど、でんぱ組.incって今たしか結成7年目ぐらいなんですね。最初の当時って握手会をやっても誰もこなくて、1人の人と10分ぐらい握手するという。

宗像:えっ、そんな時もあったの?(笑)。

古川:そうじゃないと、列が終わっちゃって、そのイベントも終わっちゃうんですよ。つまり、そのイベントが10分足らずで終わってしまうので、もう「絶対にその手は離さない!」と言って、少しでもイベントを長くもたせて、会社帰りに駆けつけてくれる2、3人の方の手をずっと。(それで)CD買っていただくというくらい、本当に人気がなかったので。

私たちって、例えば、「今日から君たちはアイドルだ!」と言ってプロデュースをしてもらえるような感じではなかったんですね。昔からアイドルに憧れていたこともあって、私が「アイドルをどうしてもやりたいんです!」というところから始まりました。

あらかじめ衣装が与えられたわけでもなく、渋谷の109で1着800円のワンピースを4着買って、ボタンを付け替えて、ちょっとでも衣装っぽくしたり(笑)。

宗像:なるほど(笑)。

古川:本当に自分たちでやらないと、何も物事が動かないような状況だったんですね。だから本当にDIYじゃないですけれども、何とかしてでんぱ組.incをみなさんに見てもらおうというところで、1つのツールとしてあったのがやっぱりTwitterだったんですよね。

宗像:Twitterなんですね。やっぱりでんぱ組.incのみんなは、もともと根がオタクでネットの中に住んでいるというところがあるので、インターネットの使い方が上手だなと思うところがあるんですよ。

古川:とくに私はTwitterが大好きなので、1つ1つのつぶやきで「あっ、このつぶやきをしたらファンのみなさんはよろこんでくれるんだろうな」とか。今、なんで笑ったんですか?(笑)。

(会場笑)

宗像:何か思い浮かんだので。あれとあれとあれかなって(笑)。

でんぱ組.incのファンのつながりの強さと優しさ

古川:でも本当に究極を言うと、私がTwitterや動画に出る時は、ファンのみなさんが喜んでくれさえすれば何でもいいと思っているぐらい、本当に喜んでもらうのが好きなので。

森歩氏(以下、森):うれしそうに(笑)。

古川:いや、究極を言うとですけどね(笑)。メンバー全員がコツコツとやってきたら、そういうところに共感してくれたり、おもしろがってくれた感じで、みなさんがサポーターやファンになってきてくれたのかなと思います。

そして、たぶん、今でんぱ組.incのファンのみなさんは、この(スライドの)ファンというカテゴリですか?

宗像:はい。

古川:それが多いんじゃないかなと思います。例えばライブとかでメンバーのお誕生日があると、メンバーはまったく何も知らないんですけど、例えば私は赤色担当なんですけれども、曲を歌い始めるとファンのみなさんがいきなり全員で赤のサイリウムを「バーン!」と出してくれるんですよ。「未鈴ちゃん、お誕生日おめでとう!」って言って。

宗像:へぇ、すごーい!

古川:こっちは、運営は何もしてないんですよ。ファンのみなさんの中のたぶん何人かが先頭に立ってやってくれたのかなと。

:すごいですね。

古川:それを何百人、何千人の規模でやっていただけたりするので、そういうところでやっぱり、でんぱ組.incのファンの方ってコミュニティがめっちゃ強いなと思うんですよ。そこはもしかしたら、でんぱ組.incファンの強みというか、だからこそ「でんぱ組.incの現場はすごく優しいね」とか、地域にも入りやすいとか、ライト層をどんどん受け入れてくれるみたいな。みなさんすごくウエルカムなんですよ。

宗像:ああ、そうなんですか。

古川:そこに関しては私たちの力というよりは、ファンのみなさんのお力が大きいんじゃないかなと思って、本当にいつも感謝しています(笑)。

(会場拍手)

でんぱ組.incはメンバーもファンもSNSに強い

宗像:なるほど。そういうあたたかいファンとか、受け入れてくれるファンの方々は、そうなってほしいと思って何か具体的にしてきたわけではなくて、自然とできあがってきているものなんですか?

古川:本当に私たちが「お誕生日にサイリウムを振ってほしい」とか一言も言ったことはないです。もしかしたら、私もメンバーのみんなも、やっぱりファンのみなさんに喜んでもらいたいと思う気持ちが伝わっているのかなというのもあって。

ファンのみなさまも、たぶんメンバーのみんなに喜んでもらいたいと思ってやってくれているのかなと。自分で言うとアレなんですけども(笑)。

宗像:なるほど、なるほど。それもSNSでどんどん広がっていってということなんですね。

古川:やっぱりメンバーもSNSに強いし、ファンのみなさんもSNSに強いんだなと思います。

宗像:確かにそうですね。

古川:それは本当に肌で感じます。

宗像:確かに。さきほど森さんとか江守さんの話であったみたいに、生産者と受け手という立場がすごく近いのと似ていますよね。ちなみにフォロワーって何人ぐらいいるんですか?

古川:私は22万人ぐらい。

宗像:おお、すごい!

古川:これってアイドルにしては、けっこう多いほうだなと思うんですよ。でんぱ組.incのメンバーはみんなフォロワーが多くて、やっぱりネットが強いんだなと思いますね。

江守:やっぱりツールの力はありますよね。もちろん、そこだけではないけれども、昔のアイドルのファンって、例えば親衛隊などがあったとしても、局地戦しかできなかったと思うんですよ。それがもうちょっと手前の時代に来ても、ニフティサーブとかmixiとかになりますけど。

古川:おっ、ざわざわしてますね(笑)。

宗像:懐かしいですね(笑)。

江守:何かざわざわしてますけど(笑)。それを好きな人たちの中でしかまだ発言できなかったんですが、今って街中で突然「でんぱ組.inc好きだ!」とは叫ばないですけど、SNS上では叫べるじゃないですか。そうすると伝わっていく。ファンがファン未満の人に、その人の良さをすごく伝えられるようになったいい時代だなって私は思います。

共通の「好き」から生まれる、地図にないコミュニティ

古川:しかも、そのコミュニティの中でご結婚とかされている方も、めちゃくちゃたくさんいるんですよ。

:生産者の方と結婚した人もいます。

古川:おおー!(笑)。

江守:本当ですか?(笑)。

(会場笑)

宗像:うわー不思議(笑)。

江守:ファンの人と結婚?(笑)。

:ファンの人と結婚?(笑)。

江守:ファンの人同士が?

(会場笑)

古川:いやあ、あったんですよ。ファンの人同士が、例えば未鈴推しと梨紗推しが結婚しましたとか、そういうご報告をよく聞いたりとか、赤ちゃんを……。

江守:手が挙がりましたけど。結婚されたんですか?

ファンA:結婚しました。

古川:結婚して、赤ちゃんを連れてきてくれたりとか、泣きながらチェキ撮ったりとかね。だから、けっこうでんぱ組.incの現場みたいなものが、みなさんにとってのコミュニティの場になっているんです。

私もそういうのに憧れてきた人間なので、今そういうたまり場みたいなものを提供できていることがうれしいです。でんぱ組.incの現場だったら、性別も年代も飛び越えて知り合いになることが多いと思うんですよ。絶対に普通に生活していたらしゃべらなかったような人とも繋がりがあることが多いので。

:それは貴重ですね。

江守:僕たちは、“地図にないコミュニティ”という言葉をよく使うんです。だから、地縁とか血縁とか、地元でも会社でもなくて、地図上には見えないんだけれども、確かなコミュニティがある。

その時に、やっぱり1つだけ大事なことがあるんです。それは、みんながでんば組inc.を好きだったり、農家さんや漁師さんをスターだと思っているということ。そういうものがなにか1つでもないと、そのコミュニティは存在できないと思いますね。

宗像:好きの力みたいなものが重要というところがあるんでしょうかね。なるほど、わかりました。古川さんが20万フォロワーいらっしゃるというのがあって、実は僕も前職の時にフォロワーを2万人ぐらいまで増やしたんですけど、その時にちょっと気づいたことがあるんです。

実は古川さんが届けられる人って20万ではなくて、20万の中の人がまたリツイートしたり、再リツイートするじゃないですか。だから、みなさんもフォロワーが200~300人いるかもしれないですけれど、たぶん20万×200だったりするんですよね。

古川:おおーっ!

宗像:そうすると、4,000万までいっちゃうかもしれない。まあ、かぶりもありますけど。

古川:確かに、そういう計算とか私はあまりできないですけど、本能的に「いいね!」の数よりもRT数を重視するタイプなので「ああ、このツイートは残念」だったり「やったあ!」みたいな。やっぱり数字で見えるので、そういうところは分析しちゃいますね。

宗像:そうですよね。それはさっき江守さんがおっしゃっていた、昔の親衛隊とネットやSNSの可能性の違いだなと思っています。

自らツイートするアイドルはどのくらいいる?

宗像:次は、SNSをどう使っていくのかというお題に移っていきたいなと思っています。SNSを手足のように、空気や水のように使われている人もいれば、ときどきしか見ないということもあると思いますけれど、やっぱりかなり可能性があるかなと思ってます。

あまり使わない人の理由でよく出てくるのが「炎上するじゃん」というものですよね。確かにときどき炎上例ってあるんですけど、使い方なのかなと僕は思ってます。クラウドファンディングでお金が集まるとかですね。

古川さんのようにファン同士で盛り上がれるというのも、すごく大きいと思いますので、そこの使いこなし方を実践されている古川さんからご教授いただこうかなという感じです。あとは僕の好奇心もあって準備した質問がいくつかあるんですけど、投稿は自分でされているんですか?

古川:はい(笑)。

(会場笑)

宗像:「悪質です」「聞くなよ、そんなことぐらい」の感じなんですか?(笑)。

古川:正直、アイドルさんによっていろいろあるとは思います。もちろん、事務所が完全に管理しているアカウントもありますので、もちろんそっちのほうがリスクは小と出るんですよ。病みツイートみたいな「もう疲れたー」とか(笑)。私は正直そういうのも含めて、アイドルのアカウントとしてはありだなとは思うんですけど。

事務所によってはそういうのをなるべく排除したいというところもあるので、全部削除するところもあるんですけれども、でんば組inc.に関しては全員が書きたい時にポチッと押してます。

宗像:あっ、ポチッとね。そうなんですね。やっぱりだいぶ突っ込んだ質問から入ると、僕は元アイドル雑誌の編集者だったからすごいドキドキしちゃってるわ(笑)。これ大丈夫かな? マネージャーさんの顔をちょっと見ちゃった(笑)。業界のタブーに切り込んじゃったかもしれないですけど(笑)。

(会場笑)

古川:でんぱ組.incはネットを使ってのし上がってきたところもあるので、わりと任されています。

宗像:そうなんですね。わかりました。じゃあ、過去に炎上したことってありますか?

古川:私はないかな(笑)。

宗像:あっ、そうですか。笑い声が聞こえますね(笑)。

Twitterで盛り上がった、伝説的なチョコ作り実況

古川:私、投稿する内容は考えてないようでけっこう考えているタイプなので。絶対に誰かを傷つけるツイートはしたくないなと思って、言い方や言い回しは、けっこう考えているほうだと思います。でも、昔バレンタインの日に良い意味で炎上はしたことがあって。

(会場笑)

家でチョコを作ろうと思って、そのチョコを作っている過程をいちいち写真を撮って実況していたんですよ。「チョコ買ってきたぞ!」から。「これを溶かすぞ!」から全部ツイートしてたら、その料理方法がもうハチャメチャだったらしくて、それをたぶんみなさんがだんだんおもしろがってきてくれて、実況が進むごとにリプとかめちゃめちゃ増えてきて。

その私の一連のチョコ(作り)は、未だに言われるぐらいちょっと伝説的になっているなというのもあるし、チョコ作り実況をした時に「あっ、Twitterってすごいな」って思ったんですよ。

ただ私が好きで実況してただけなのに、こんなにも(リアクションを)してくれる人がいて、エゴサとかもするんですよ。「でんぱ組.incの未鈴がヤバイことやってるぞ!」みたいな。もう、そういってもらえるだけで私、やっぱりすごくうれしいんですよ。

顔も何も知らない人が、その人のTwitterで「でんぱ組.incの古川未鈴」と打っていることに関してすごくうれしくて、例えばやっぱり悪口みたいなものもあるわけじゃないですか。エゴサーチをすると、例えば「古川未鈴ブサイクだ」って書かれても「すごい! この人私のことをブサイクって認知しているんだ」と思って、私がわりと感動しちゃうタイプで。もちろん別に気持ちが良いわけではないですけれども。

ちょっと芸能人になった瞬間みたいな気持ちを覚えました。その時は何も知らない人が私の存在について呟いていてくれているのはすごくうれしくて、こういう人を増やしていけばファンって増えてるのかと思いながらTwitterなどをやっておりました。

間違えて犬のエサを食べたら、過去最高のリツイート

宗像:確かに、確かに。ぜんぜん知らないとか、無関心よりも何か関心があるから、そういうのがくるわけだし、なるほど。それをビビッてもしょうがないじゃんみたいな。

古川:私はわりとそっちのタイプですね。

宗像:あと過去最高にリツイートされた名投稿みたいな。何リツイートですか?

古川:何だろう。私がAmazonで買ったもの……。私、Amazon好きなんですよ(笑)。

宗像:おつまみ(笑)。いろいろ出てきますね。びっくりした(笑)。

古川:お酒も好きなんですけど、おつまみを食べるのがとにかく好きで、Amazonをぱーっと見ていて(笑)。

宗像:Amazonでおつまみ買う人ってなかなか見ない(笑)。

古川:何かジャーキーみたいなものが売ってたんですね。「ああ、美味しそう!」と思ってポチってして、届いて「パクっ!」って食べたらすごく固くて。「これなんかガリッとする」と思ってパッケージを見たら、それが犬のエサだったということがありまして。犬のエサと共に写真をツイートして、「なにかついに食べてしまった」みたいなツイートしたら。

それがものすごいパーン! ときて、可愛く撮れたつもりの自撮りのネタもこんなにリツイートいかないのになぁとか思いながら見ていて、やっぱりこういうものの方がRTは伸びるんだなと。伸びる・伸びないの法則を学んだ瞬間でした。

宗像:じゃあ、何となく古川さんなんかだと「今日はこのパターンかなあ」みたいなのがあるんじゃないですか。「今日はうっかりパターンでいっちゃおうかなあ」ということはない?(笑)。

(会場笑)

古川:そういう意味で言うと、けっこうTwitterに関しては計算高いかもしれないです(笑)。

(会場笑)

宗像:今度は逆に見る方もたぶん裏読みしていったりすると思うので、ちょっとおもしろいかもしれないですね(笑)。

古川:私はもともとネットゲームがすごく好きだったので、文字での会話がすごく好きだったんですよ。そういう意味でも、Twitterは私にはもうけっこう天職だなと思っていて、本当にTwitterは得意です。

アイドルや社会起業家はSNSをどう活用しているか?

宗像:なるほどね。InstagramじゃなくてTwitterですか?

古川:うーん。

宗像:Instagramもやるけどどっちもみたいな感じ?

古川:私、媒体というかSNSを何個も増やすのはあまり意味がないと思っているタイプで。

大庭:まあ、大変ですしね。

古川:大変です。数字が分散されちゃうなと思っていて、あまり私がInstagramに上げるメリットが感じられないというか。なので今、私のInstagramはヤモリ専用になってます(笑)。

(会場笑)

古川:何かそういう役割を持ったらまだいいなと思ったんですよ。そういうことを考えたりしていますね。

宗像:わかりました。そんなところでどうですか? アイドル専門家かつ……。

江守:専門家じゃないですから(笑)。

宗像:違ったんですか?(笑)。『食べる通信』でもSNSはすごく使われているということなので。

江守:『食べる通信』で意識しているのは、共感してもらうこと。SNSでもそうだし、SNSでなくても普段の発言でもそうなんですけど、共感してくれた人は参加していくよねと思ってます。それはたぶん、僕たちみたいな社会起業家もそうだしアイドルもそうだし、たぶん政治家とかでもそうだし、一般の人でもそうだし。

これは先ほど説明した『食べる通信』の読者との秘密のグループというのがFacebookページにありまして、これは生産者と読者と編集部の人間だけが見られる秘密のページなんですね。そこでさっきお話したような食べ物付きの情報誌が届くと。それで読んで食べて感動すると。そうしたら「美味しかったよ」「こんなふうに食べました」みたいなことを投稿するんですね。

そうすると漁師さんとか農家さんとかが「えっ、こんなふうに食べてくれたんだ。ありがとう」「すごいやる気出るわ」とかみたいな返事が行われているというような例ですね。

SNSを通じて、消費者も生産者も変わっていく

江守:真ん中の写真、実はこれワカメなんです。この2メートルぐらいものがワカメなんですけど、『食べる通信』では、ワカメを1本丸ごと読者に送ったんですよ。

古川:これすごくないですか?(笑)。

江守:ちなみに、生きたウニを2個送ったこともあるんですけど。

宗像:殻付きで?

江守:まだ動いているのを殻付きで。

古川:えーっ! でも、こんなの東京にいるとわからないですものね。

江守:届いた親子がびっくりして「本当に驚いたよ!」という投稿をしたら、生産者さんが喜んだということがあるんですけど。

これは、さっき森さんと話していたホタテの人の号なんですけど。1つの号で読者がこういうふうに食べたよという投稿を260回ぐらいしたと。それに対してコメントが1,500弱ぐらい、「いいね!」が6,000弱ぐらいつきました。

これは同じ食べ物を食べて、同じように感動した人がこれだけアクションを起こしたんですよね。僕もびっくりしたのが、この漁師さんというのか、生産者産たちはスマホとか苦手なわけですよ。最初に僕は「お前スマホなんかやってられるかよ」「手袋を外して海辺でポチポチやるのか」というふうに言われるわけですよ。

「そんなの今更やらねえ、やらねえ。ガラケーでいい」という人が「いや、やってみてくれ」と言ってやってみたと。そうしたら、漁師さんも農家さんも忙しくて寝るのは夜中だったり、朝起きて船に乗るのは4時だったりという生活なんですけれども、Facebookを見てたら自分に「ありがとう!」というメッセージがバンバンバンバンくるんですよ。しかも都会の人は夜遅くまで働いていて、家に帰ってからそれを投稿するから夜中で。

古川:やっぱり夜中はゴールデンタイムですよね。

宗像:そうそうゴールデンタイムね(笑)。

江守:猟師さんは寝たいんだけど、自分に「ありがとう!」と(メッセージが)来るから返事をしちゃって。とにかくうれしいというのでどんどんどんどん。消費者だけじゃなくて生産者さんも変わっていって。僕たちに関わった生産者さんは、みんなすごくSNSが得意になるんですよ。

宗像:そうなんですか。それはすごいおもしろいですね。

SNSを通したファンとの交流がモチベーション

江守:最初に「やってられるか」と言っていた生産者さんが、今は僕とやり取りをしているときに、絵文字をバンバン送ってくるんですよ。

(会場笑)

古川:使いこなしちゃってる(笑)。

江守:そうなんですよ。スタンプを送ってきて「えっ、何ですかこれ?」という感じになるぐらい。だからそういうのってこれからの時代、漁師さんや農家さんも発信できたほうがいいんですよ。そういう機会を作れているなとは思います。

古川:発信もしやすいし、リプも見やすくなったじゃないですか。昔は送ろうとしたらファンレターとかになったりして。それが、1分でもリプがたくさん届くわけじゃないですか。私も同じ状態ですよ。みなさんからのリプを見たいがために、まったく寝られないという(笑)。

(会場笑)

古川:本当によくあるんですよ。平気で5時間ぐらいTwitterに張り付いたりとか、やっぱり反応してもらえる喜びって、それくらいありますよね。

江守:モチベーションにすごく繋がりますよね。

古川:めっちゃ繋がります。

江守:はい。そんな例でした。

宗像:はい。ありがとうございます。次は大庭さんのSNS活用ということで、ちょっとお話をお願いします。

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