スマートスピーカーでkintoneを動かす
浅賀功次氏(以下、浅賀):みなさん、こんにちは。
私からはスマートスピーカーを使って、kintoneの新しい可能性を探った話をさせていただきます。
改めまして、アールスリーインスティテュートという大阪の会社から来ました、浅賀といいます。
日本でも、もういくつかのスマートスピーカーは購入ができるので、使っている方もいらっしゃると思います。
例えば天気やニュースを調べたり、音楽を再生したり。変わったところでいくと、家電や照明の操作も、すべて声で制御することができます。
kintoneとスマートスピーカーの活用も、いくつか例が出ています。例えば、kintoneにあるスケジュールデータを教えてもらったり、スマートスピーカーに話しかけることで、その日の予定をkintoneに登録したりすることができます。
主に「音声を使ってkintoneを操作する」ということです。
最初にこれを見た時に、声で話しかけると魔法使いのようにkintoneが操作できる、ということをイメージをしまして、スマートスピーカーを使えばできるんじゃないかと思い、今回試してみました。
「Alexa、kintoneを開いて」
今日はデモ動画を作ってきました。僕には子どもが2人います。自分で(デモを)やってもおもしろくないので、誰でも使えるということを確かめるために、小学2年生の次男に使ってもらいました。それを見ていただこうと思います。
いまAmazon EchoとPCが用意されていて、それぞれ直接繋がっているわけではないんですが、これを声で操作してみます。
いまkintone hiveのサイトが出ているので、ログイン画面に移動するところから始まります。
(動画が流れる)
子ども(動画音声):Alexa、kintoneを開いて。
Alexa(動画音声):kintoneへようこそ。なにをしますか?
子ども(動画音声):ログインして。
Alexa(動画音声):kintoneにログインしました。
浅賀:こういうかたちで、ここまでキーボードはまったく触ってません。声で話しかけることでログインしています。
ちょっとブラウザを拡大して映したいと思います。
子ども(動画音声):スクロールして。
Alexa(動画音声):スクロールしました。
浅賀:こういうスクロールも、自在にできるようになっています。
子ども(動画音声):トップにスクロール。
Alexa(動画音声):一番上までスクロールしました。
浅賀:ここからアプリを探します。
子ども(動画音声):顧客リストアプリを見せて。
浅賀:アプリ名でアプリを探して、表示します。
Alexa(動画音声):顧客リストアプリを開きました。
子ども(動画音声):次のページ。
浅賀:こういうかたちで、レコードが多い時は改ページも音声で制御できるようにしています。
両手がふさがる環境でもkintoneを操作できる
子ども(動画音声):前のページ。
Alexa(動画音声):前のページに移動しました。
子ども(動画音声):スクロール。
浅賀:いま画面上にレコード番号が出ているので、その番号を読み上げてレコードを開きます。
子ども(動画音声):レコード番号17。
Alexa(動画音声):レコード番号17を開きました。
浅賀:ここでもスクロールできるので、情報をすべて見ることができます。
子ども(動画音声):スクロールして。
Alexa(動画音声):スクロールしました。
浅賀:あとは、ここにコメントを書きたいというケースですね。
子ども(動画音声):「わかりました」とコメントして。
Alexa(動画音声):コメントしました。
浅賀:そうするとコメントが入って、自動でリロードされます。
子ども(動画音声):ホームに移動。
浅賀:使い終わる時は、ちゃんとログアウトする機能も入れています。
子ども(動画音声):ログアウト。
Alexa(動画音声):ログアウトしました。
(動画が終わる)
浅賀:これで動画は終わりです。
見ていただいたとおり、こういった仕組みを使うと、例えば両手がふさがっている現場作業中や、手が不自由な方でキーボードやマウスをうまく使えない方など、いままでkintoneを使うことができなかった場面、諦めていた場面でkintoneの活用がさらに広がるのではないかと考えています。
私からの発表は以上です。ありがとうございました。
(会場拍手)