「起業で不安になったときは、セルフモチベートし続けた」
ミレニアル世代の女子2人が起業に踏み切った理由

働く人 TOKYO volume 6 これからの社会を創る「女性のエンパワーメント」 #2/2

2018年8月29日、The Millennials Shibuya(ザ・ミレニアルズ渋谷)にて「働く人 TOKYO volume 6 これからの社会を創る『女性のエンパワーメント』」が開催されました。BLAST Inc. CEOの石井リナ氏とSHE取締役の福田恵里氏という、平成生まれの経営者の2名がゲストとして登壇。ミレニアル世代のガールズトークをテーマに、これからの社会が必要とする“女性のエンパワーメント”について語り合いました。本記事では、その後半の模様をお送りします。

起業は手段にすぎない

廣田章剛氏(以下、廣田):ありがとうございます。なんと、あっという間に残り10分ちょっとになってしまいました。私の用意した質問はこのくらいにして、みなさまからいただいているご質問に入っていこうと思います。

多かったのが起業についてです。例えば、もともと起業願望があったのか、といったことです。2番目に、事業の立ち上げ時には不安要素があったかと思うんですけど、どのようにクリアしていったのかということ。あとは、事業を立ち上げて、どんな感じで仕事を生みだしていくのか。こういったご質問をいただいています。

答えやすいところからでいいんですけど、まずは起業の経緯のあたりからおうかがいしたいと思います。では石井さんから。

石井リナ氏(以下、石井):はい。私は起業願望がぜんぜんなくて。流れるように生きていたらそうなった……ってわけじゃないですけど(笑)。

「◯◯なメディアがあったらいいな、あったらやりたい」と思っていたものがあるんですが、その時に同じようなことを言っていたワンメディアっていう会社の代表の明石ガクトっていう人間がいて。その人との巡り合わせがあって、いま出資を受けているんですけど。なので、起業は手段に過ぎないと思うので。そういうスタンスでいます。

廣田:逆に不安要素とかはなかったですか?

石井:やるしかなかったし、いま考えるとその状況も楽しめていた気がします。

廣田:期待されていたことと自分がやっていきたいことがマッチして、出資を受けてやってみたという感じなんですかね。最良の理解者が近くにいたということなんですね。

悔しい気持ちが、起業へと向かわせた

廣田:ありがとうございます。福田さんいかがですか?

福田恵里氏(以下、福田):大学生くらいまでは、まったく起業願望はなくて。私も流れるように生きていて、大学生では普通に焼肉屋でバイトして、たまに飲み会行ってって感じの、本当によくいる平凡な大学生でした。

転機はアメリカに留学に行った時です。サンフランシスコだったんで、シリコンバレーが近かったんですよ。シリコンバレーってITの聖地みたいな所なんですけど、それこそ学生でもバリバリ起業しているんです。仕事で成果をあげてる方がたくさんいらっしゃって、そこで初めてインターネットにふれて、衝撃を受けました。

その時はInstagramとかも日本でぜんぜん流行ってなくて。私の知り合いのアントレプレナーの方は、Instagramの動画版サービスを作ってましたね。自分が「作りたい」とか「実現したい」と思える世界を、プロダクトに落とすところまでこの人たちはできるんだ、すごい、ってなって。そこからプログラミングとか、デザインを学び始めたっていう経緯だったんです。

そうやって自分で課題を発見して解決していく起業家の方々って、世の中に爪痕を残していってる人たちですよね。かっこいいって思ったし、正直悔しいっていう思いもあって。そこからどんどん起業したいという方向に傾いていったって感じですね。

廣田:悔しいと思えるってすごいですね。

福田:私、中学の頃からインターネット自体は好きだったんですよ。それが自分のカルチャーとか、生き方にすごく影響していて。それこそ私が中学の時って、個人ホームページを作るのが流行ったりとか、「前略プロフ」って自己紹介サイトが流行ったりしていて。

それを、中学の時からやっていたことで、自分の今の価値観とか生き方に影響しているなっていうところがあったので。そういう自分が作り出したサービスで、カルチャーが生まれたり、生き方が変わるのがおもしろいなっていう意識がありました。それを自分も作りたいっていう思いが強かったです。

廣田:先に起業意識が芽生えて、事業計画は後で乗っかっていった、みたいな感じですか?

福田:そうですね。だからSHEの事業内容とかは、ぜんぜん初めから固まってたわけではなくて。いつか人の人生を変えるようなサービスを作りたいなって思っている中で、だんだん固まっていった感じです。

不安なときは、言葉に出してセルフモチベートする

廣田:なるほど、ありがとうございます。続いてなんですけれども、起業して働くモチベーションはどこにあるのか。「ツラい、キツい」って思った時に、それでもやろうと思える理由であったりとか、そういったときに考えるようにしている大切にしていることを教えてください、という質問をいただいていて。(福田さん、)すごい笑顔で見てますね(笑)。

福田:いやいや(笑)。

廣田:では福田さんから。

福田:なんだろうな。自分の責任で行動を起こすのは、私いつも不安なんですよ。ぜんぜん自信がある方じゃなくて。事業をやっている中でも、新しくサービスをリニューアルするとか、新しい講師をアサインするってなった時に「大丈夫かな……みんなに受け入れてもらえるかな……」ってすごい不安なんです。

家に帰って、めっちゃ不安になって、「もう辞めたい、辞めたい、辞めたい」って思った時に、「いや、大丈夫。失敗しても、これが経験になってもっとすごいことができる」みたいな感じで、言葉に出して、セルフモチベートするんです。そしたら、本当にマインドセットが変わってくるんです。なので、私はよく自分で自分に「私、めっちゃがんばってるやん……こんな頑張れてすごすぎる……!」って声をかけてます(笑)

(会場笑)

廣田:急に関西っぽくなってますよ。

福田:ごめんなさい。素が出てきて関西弁になってきたんですけど(笑)。きちんと言葉に出して、それを客観的に聞くことで本当に心が大丈夫になるんです。

廣田:それは、いつ、どのタイミングで身につけたんですか?

福田:会社を始めて、責任やプレッシャーでいつも胃がキリキリして押しつぶされそうになってから、セルフモチベートの技を身につけました。会社に所属している時は、自分が失敗しても、いきなり事業がポシャることはないと思うんです。けど、やっぱり自分で会社はじめると、自分がやらないと従業員も食べていけないし。会員さんも含めて、関わっている人全員に迷惑がかかるっていう重圧がすごいあって。そこからですね。

廣田:そうなんですね。お話しされている感じだと、常にキラキラ笑顔なんで、ぜんぜんそんなネガティブ要素を感じないですけど。プレッシャーは半端なものではないでしょうし、それを押しのけて常に笑顔でいるってすごいですね。キラキライメージですよね。

福田:やめてください、ちょっと。褒められ慣れてないので(笑)

自分で生み出したメディアが、自分の救いにもなっている

廣田:じゃ、この辺でやめておきましょう(笑)。石井さんはいかがですか?

石井:そうですね、けっこう私も迷っていることというか、困っていることなんです。会社をやるって、けっこう孤独だなって思っていて。みなさんのなかには会社を経営されている方もいらっしゃるかと思うんですけど、孤独ですよね(笑)。

福田:自分は指針とならなきゃいけないから、悩んでても下の子たちに相談できないし。かといって自分の会社以外の人は内情を知らないから、相談しても表面的な回答になっちゃったりとかする。結局自分が解決するしかないなって気持ちはいつもありますよね。

石井:うんうん。経営者って、事業とかサービス云々より自分の心がいかに折れないかの方が大事だなって思うことも多いですね。今、すごくそれを考えてます。だから土日はちゃんと休むとかね。自分の心が折れないように、どうやったら自分がご機嫌に仕事ができるかってことを常に考えてます。意外と大変なんですよね。

廣田:やっぱり日々考えてらっしゃるんですね。ツラいとかしんどいって、それぞれで取り組んでる仕事での業務のこともあれば、自分が解決していきたい社会課題に憤りを感じているからだったりと、いろんなパターンがあると思うんですけど。たまたまBLASTのウェブサイトを拝見していた時に思ったんですけど、メディアなので基本的には情報を発信するじゃないですか。その中で「あまり普段は自分の意見を載せないんですが」って言葉を載せてた時がありましたよね。あれには、けっこう感動したというか、衝撃を受けて。

石井:うれしいです。

廣田:メディアなので、フラットで適切な情報発信を心がけてらっしゃると思うんですね。別に評するつもりはないんですけど。たしか前衆議院議員の杉田さんの発言の時ですよね。「社会課題について憤りを感じた時、やるせない気持ちを自分一人で抱えるだけじゃなくて。自分でこういうメディア(BLAST)を作って、言葉を載せて誰かに届けることでつながることができて、私は幸せです」だったかな。

そんな文章を書かれていましたよね。ご自身で生み出した誰かのためのメディアなんですけど、それが自身の救いにもなっているというか。すごく素敵なメディアをご自身で作ってつながり続けている。それってすごいなって思ったんですよね。

石井:ありがとうございます。

福田:大ファン(笑)。

廣田:大ファンになりましたね。すごいと思ったんで。

石井:ありがとうございます。

「ジャスティス」で生きている

廣田:ご自身の言葉っていうところがすごく大事だなと思ってます。ちょっと重なる部分もあるかなと思うんですけど、人生の原動力はなにかということと、あとはリフレッシュ方法について。お二人はなにかありますか?

石井:リフレッシュ方法は「人に会う」っていうことです。原動力ということで言うと、「ジャスティス」で生きているところがあって(笑)。なんで私はこんなに正義に生きているのかって思うんですけど、先ほどの杉田議員の発言だったり、今でいうと東京医大の話だったり、伊藤詩織さんが日本で無下にされていることだったり。

日々怒ることはたくさんあって、それをどうにか変えないといけない。この時代に今私は生きているわけで、日本で生きている私にも責任があるなと思うんですよ。私が子どもを産むかはわからないですけれども、未来の少女たちのために、何もしないというのが一番いけないんじゃないかなって思ってます。

福田:かっこいい。

廣田:めちゃめちゃかっこいいですね。ありがとうございます。福田さんいかがですか?

福田:人生の原動力か。SHEのミッションに「Be Missionful」っていう言葉があって。“使命感を持って生きよう”っていう社是もあります。女性の人生をより良く変えてくことが自分の人生のミッションだなって思っていて。

すごくおこがましいんですけど「私が変えなきゃ誰が変えるんだろう」みたいな気概をもって望んでいるなっていう自覚があって。世の中の人は誰もそんなこと思ってないと思うんですけど、勝手に自分で使命感に燃えてるみたいなところが原動力かなって思います。

私が変えなきゃ誰が変える?

廣田:すばらしいですね。そうやって、まわりは別にそう思ってないけどって言いながら、自分を鼓舞できるってすごい。

福田:勝手に思っています。

廣田:勝手にという、その力がすごいですね。別に自信過剰とかそういうわけじゃないんですけど、自分に自信を持つってすごい僕は大事だと思ってます。お二人とも自信に満ち溢れているけど、謙虚さも持ち合わせていて。「うんうん」ってお互いなってますけど。

石井:あとね、Netflixいいですよ(笑)。

廣田:あれ、ここで1時間始まるんですか(笑)。

石井:なにも行動しないこと、声をあげないことがいけないことであるって思ったきっかけがNetflixにあって。「ケーブル・ガールズ」っていう、1920年代のスペインの時代を描いたドラマなんですけど、すごい男尊女卑が激しい時代が舞台で。旦那さんの許可がないとお金がおろせないとか、自分の子どもを地方に連れていけないとか、そんな世界観が描かれているんですね。しかも、それを変えたいと思う女性たちが集まって集会とかしていると逮捕されちゃうんですよね。

でも、その時に立ち上がった女性たちがいるから今のスペインがあるし、今の日本があるかもしれないと思うと、「なにもしないことが、いけないことなんじゃないか」って思ってきたりするんですよ。Netflixいいですよ(笑)。

(会場笑)

廣田:そろそろ締めようかなと思っていたら、まさか締めの言葉がくるとは。「Netflixいいですよ」という名言で終わりましたね。ありがとうございます。ちょうど1時間たったんですけど、質疑の時間も設けておりまして、今日はたくさんのご質問にお答えいただいてありがとうございました。一度みなさん、ぜひ拍手をお願いします。

(会場拍手)

なにかご質問ある人はいますか?

福田:絶対こういう時に手は挙がらないよね。

廣田:緊張しますよね。(挙手した参加者を指して)はい、ぜひお願いします。

日本にはまだ見当たらない世界観の「them」と「complex」

質問者1:今日はありがとうございました。石井さんにおうかがいしたいんですけど、おっしゃっていた「Refinally29」以外に、アメリカとかのメディアでこれを見てたら楽しいとか、自分に勉強になるみたいなメディアってありますか?

石井:そうですね、「them」っていうメディアもすごい人気です。LGBTQの人たちにフォーカスしたメディアなんですけど、なんせかっこいいんですよね。動画の作り方も、写真もかっこよくて、日本にはまだちょっとない世界観。

普通に憧れるくらいの描き方がされているので、「すごい良いメディアだな」と思いながら見ています。あとはメンズ向けになるんですけど、「complex(コンプレックス)」っていうメディアも映像の使い方がかっこよくて、IGTVなどのコンテンツも多く制作されてます。

Refinally29、them、complexは、IGTVが出てない時点でも「すごい映像を作るなぁ」って思ってたんですけど、IGTVの機能がアップデートされた瞬間に、もうそのプレイヤーたちがいたんです。たぶんInstagram側からもリークを受けて、準備しててくださいっていう話がされていたんじゃないかな〜と。

質問者1:ありがとうございます。

廣田:ありがとうございます。他にはみなさん、いかがでしょうか。

興味のない情報でも自動的に入ってくるようにする

質問者2:すごいいろんなことに興味を持って、勉強されてるのかなって思いました。なにを見て日々勉強されているのか教えてください。

福田:私はTwitterが日々の勉強材料になっています。仕事している女性って、電車に乗ってる時間とか、寝る前のちょっとした時間くらいしか自由な時間がないじゃないですか。時間がない時に、どうやって世間のトレンドだったり自分が興味がない情報を自動的に入ってくるようにするかというと、Twitterがけっこうおすすめだったりします。

各業界の著名人を片っ端からフォローしていって、そういう人たちが発信している情報をかいつまんで見てみるだけでも自分の情報の幅も広がりますし、だいたいそういう人たちが発信している情報ってかぶってくるんですよ。かぶる率が大きいほど、業界の中ではインパクトのある情報なんだってことがわかりますし、情報を精査することもできます。そうやって情報収集を効率化するというのは有効かもしれないですね。

石井:私もそれはありますね。あとビジネスメディアは、自分のあまり興味のない分野でも一応見るようにはしています。あとはInstagramで500アカウントぐらいフォローしているので、そういうのも見ていますね。例えばですが、インフルエンサーの発信から「ボディポジティブの次はスキンポジティブみたいな流れがあるな」、というのも分かったりします。「ニキビやシミがあっても私は私だし、素肌のままでも美しいよね」という流れですね。そういうメッセージを発信しているインフルエンサーが増えてきてるなーというのを見ていると、そういう傾向が次に来るんだろうなって感じたりします。

廣田:ありがとうございます。では、後ろの方ですね。順番にいきましょう。

規模は小さくても、自分の介入している意義があれば

質問者3:福田さんにうかがいたいんですけど、先ほど使命感の話の時に、「誰にどう思われようと、私はこれ」っていうのが、すごいかっこいいなと思ったんですけど、「私はこれ」と思えたというか、自分の中で腹落ちした瞬間ってどういう時だったのか、それから、それはずっと変わらないものなのか、それともアップデートされていくものなのかをうかがいたいです。

福田:ありがとうございます。原体験を大事にしろっていう人と、大事にするなっていう人に二分化されるなって思うんですけど。私はどっちかっていうと、前者の方で。会社員だった当時、「ゼクシィ」っていうメディアを担当していて、個人の副業としてさっきの女性向けの講座をやっていたんですね。

2つを比較すると、扱っている規模としては本当に何百倍、何千倍とかいう感じだったんですけど。私は一人の人に対峙して、その人が変わっていく様子を見るのがすごく嬉しかったし、自分の介在している意義がすごくあるなって感じたんです。

そこで、規模が小さくても、私がやりたいのはズバリこれだなって確信が得られたっていうのはすごく大きくて。ちゃんと誰かが喜んでくれて、それによって何か変化が起こるという手触り感が好きなんだということが、自分の中で腹落ちした瞬間としてはありました。

後者の質問でいうと、もちろん人の可能性に花を咲かせるというのは軸としてずっとあるんですけど、その周辺にある手段はどんどんアップデートされているなと感じていて。一番初めはITとかプログラミングという閉じた領域のみで考えていたんですけど、もう少し視点を広げてみると、全然領域を限定する必要はないなと気づきました。

例えば、まわりの友達の話も聞いているなかで「新卒でずっと営業やっていたんだけど、最近結婚とか出産とか考え始めて。この働き方はもうできないからなにか違うことをしたいんだけど、営業をずっとやってきたから未経験職種への転職とかできないし、私の人生このままでいいのかな……」って相談してくれる人がいて。

そういう話を聞いていると、女性のライフステージの多様化に伴って価値観もどんどん変わっていくし、一人ひとりの生き方に合わせた価値を提供できた方が良いなって思って、事業もアップデートしていきました。今後、また変わっていくとは思います。

質問者3:ありがとうございます。

廣田:はい、ありがとうございます。では続いて、男性の方に、お願いします。

「安心の空間」をつくることを意識する

質問者4:メディアをうまく活用されているなっていうのはわかったんですけど、これから「リアルなつながり」が大事かなと思っていて。お二人が考えている、リアルなつながりで気を付けていることとか、大事にしていることってありますか?

石井:そうですね、まだ、全然できてないんですけど、コミュニティ化はしていきたいなと思っています。トークイベントとかも、まだ数回しかできてないんですけど、今後増やしていきたい。

福田:私としては、コルクの佐渡島庸平さんの本で『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~』(幻冬舎,2018)が最近話題になったかなと思うんですけど。あの中でも、コミュニティで一番大事なのは安心だっていうことを書かれていて。マズローの欲求5段階説にも書かれているじゃないですか、生理的安全が大事みたいな。それは本当にコミュニティを運営している中でも感じていることで、みんな否定されることが嫌いなんですよね。

なにか頑張ったら褒めてほしいし、褒められるとできる気がしてくるっていうところがあって。大袈裟なくらい褒め合うっていうところは意識してやっていたりします。初めて出てきたデザインに「ん? ちょっとまだブラッシュアップするところあるよね」って思っても、まずは「めっちゃ最高じゃん、すごいね、これ初稿で出すの」って感じで、すごい褒めてあげる。するとそれがポジティブな影響として全体に伝播していくんですよ。意見を言いやすくなったりアウトプットを出しやすくなったり。なので、上手なコミュニティ作りには、まず安心安全の空間を作ることは欠かせないと思ってます。

質問者4:ありがとうございます。

廣田:ありがとうございます。他にご質問の方。はい、どうぞ。

マネジメントでは具体的なやり方を示してあげることが大切

質問者5:お話ありがとうございます。今、本を読むのをけっこう大事にしているんですけど、おすすめの本とかありますか?

福田:おすすめの本……おすすめの本か。なにかある?

石井:私、ぜんぜん本、読まない……(笑)。

福田:もう全部ネットで情報収集してるんですよね、私も。めちゃくちゃ本を読む方ではないんです。でも、どういうお悩みがあるのか、どういう系の本を読みたいとかありますか?

質問者5:仕事をがんばるとか。

福田:仕事をがんばる。仕事をがんばる……か。

(会場笑)

質問者5:あんまり本は読まれないんですか?

福田:読みはするんですけど、今ちょっとベストソリューションになるような本がパッと思い浮かばなくて。

石井:最近おもしろいなと思った本はある?

福田:さっきの佐渡島さんのコミュニティ論はすごくおもしろかったですし、あとはちょっと前の本ですけど、SHOWROOMを作った前田裕二さんの『人生の勝算』(幻冬舎,2017)は、読んでいて勇気が湧きましたね。自身の原体験から、人生のコンパスを持つこと、そして決めた道に誰よりもコミットすることの大事さを教えてくれる本です。

あとは、最近マネジメントに関わるようになってきたので読んだ本に『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』(プレジデント社,2015)っていう赤い本があるんですけど。女性の方で部下を持ったり、部下は持ってないけどチームで物事に取り組まないといけない人にはすごくいいかなと思っています。

例えば、ハンバーガーの作り方を教えるときに「ケチャップは、ミートの上に均一に塗りなさい」って伝えるんじゃなくて、「ケチャップはミートの真ん中に、丸く落とすといい」といった、具体的なやり方を示してあげることがマネジメントには大切であるというような内容が書かれていて。すごいわかりやすくておもしろいです。

質問者5:ありがとうございます。

オススメのNetflixチャンネル

石井:本じゃないので、受け入れてもらえないかもしれないですけど、Netflixでいうと(笑)。

(会場笑)

Voxってすごいイケてる動画メディアがNetflixにチャンネルを持っていて、「世界の今のダイジェスト」っていう、1話完結でいまホットなトピックスをまとめている番組があるんですね。eスポーツとか、株式市場とか、一夫一婦制とか。一夫一婦制とは、ポリアモリーの逆でモノガミーのことですね。その番組はすごいおすすめです。

あと、それと似たような番組で、BuzzFeedが「世界のバズる情報局」っていうのをNetflixで始めたんですね。それは見ないといけないなって思ってます。

福田:あともう1ついいですか?「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法」という本があって。私、仕事するときに「あー、面倒くさいな」ってことがけっこうあるんで、どうやったらすぐに仕事を終わらせられる人になれるかなって考えて、この本を読んだんですけど。リハビリテーションをしている臨床心理士の方が、体に覚えさせるには脳へどう命令を出せばいいのかを本の中で書いているんです。よくあるマインド論じゃなくて、脳認知学に基づく科学的アプローチだったので、すごくおもしろかったです。

質問者5:ありがとうございます。

廣田:ありがとうございます。

福田:あ、めっちゃあった、もっと。

廣田:思い出してきました?

石井:あとでTwitterに書いてください。

「いつか」は来ない 何歳であっても、なんにでもなれる

廣田:そうですね、じゃああとでTwitterを見てください、みなさん。では最後になるかなと思うんですけど、ご質問ある方いらっしゃいますか? いらっしゃらないので、最後に私からいいですかね。みなさま宛の質問なんですけれども、「女性のエンパワーメント」という今日のタイトルがあって、実際に我々が日々の生活の中で意識していくべきこととか、気づくべきポイントとか。これから生きていくうえで、こういうところ意識してくださいね、みたいなアドバイスってありますか? それが女性ならもちろんですし、男性だったらどう気づきを得ればいいのかな、みたいな。難しいですかね? …やめましょうか?(笑)

石井:アドバイスできるようなことがあるかわからないですけど、何歳でもなんにでもなれると思います。みなさんが気にしているしがらみって、本当はあんまりないと思っていて。なので、何歳でもいつでも好きなことをはじめられるし、好きな働き方ができる、というのが今の時代だと思います。

廣田:ありがとうございます。すみません、最後、大トリになるんですけど。

福田:今、リナちゃんが言ってくれたことにも近いかなと思ってるんですけど、けっこう“いつかやろう、いつかやりたい”って思ってる人が世の中の大半なような気がしていて。私も会社員だった時には“いつか起業したい”ってずっと思っていて、“仕事が落ち着いたら”とか、“自分の中で、一人前って思えるようになったらやろう”みたいな感じでした。

でも、「いつか」は来ないんですよね。いつかは自分が決断しないと、絶対来なくって。たぶん50歳になっても60歳になっても準備万端にはならないんですよ。やりたいなって思った時が一番良い時だと思うので。なんかちょっと偉そうなんですけど、今は無理な理由を見つけるんじゃなくて、「こうしたらできるんじゃないか」「できるようにするにはどういう方法があるんだろう」って手段を考えたほうがポジティブだし、実現に一番近づくなと思っています。そんなことを自分自身の経験を通じてすごく思ったので、もし、なにか今やりたいなって思っていることとかがあったら、今日すぐになにかアクションをしてもらえたら、すごくうれしいなと思います。

廣田:さすが、いいで言葉で締めていただきました。貴重なお話をありがとうございました。改めてみなさん、拍手をお願いします。

福田:ありがとうございました。

石井:ありがとうございました。

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1 「日本のジェンダーギャップ指数は先進国で最低レベル」 ミレニアル世代の女性経営者が語る、女性のエンパワーメント
2 「起業で不安になったときは、セルフモチベートし続けた」 ミレニアル世代の女子2人が起業に踏み切った理由

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