社内コミュニケーションをオープンにする「Slack」の真価
クラウドサインとの提携で成す"働き方改革”の全貌

世界で急速に拡大するSlackが挑む、コミュニケーションの「RE:MAKE」 Communication Remaker's next challenge, Backoffice Revolution

CLOUDSIGN DAY RE:MAKERS
に開催

2018年11月22日、TOKYO CREATOR’S DISTRICT TABLOIDにて「CLOUDSIGN DAY RE:MAKERS」が開催されました。これは弁護士ドットコムが運営するイベントで、変革の足かせとなっているもの“RE:MAKE”し、社会をよりイノベーティブにする挑戦者たちがセッションを行ないました。本記事では、コミュニケーションの“RE:MAKE”をテーマにした、Slack佐々木聖治氏と橘大地氏によるトークセッションの模様をお送りします。

提供:弁護士ドットコム株式会社

利用者を爆発的に増やしている「Slack」

橘大地氏(以下、橘):このセッションは、「爆発的に拡大するSlackが挑む、メールからチャットでのコミュニケーション」ということで、今回「RE:MAKE」という題材にまさにふさわしいと思いまして、Slack Japanの佐々木氏にご登壇いただきます。

私自身も弁護士ドットコムという会社では、Slackを使ってコミュニケーションを円滑にしています。佐々木さまに、まずは「Slack」について簡単に製品のご紹介をいただければと思います。

佐々木聖治氏(以下、佐々木):ありがとうございます。改めまして、Slack Japanの佐々木と申します。

今日はこういう場所でご一緒させていただく機会をいただきまして、ありがとうございます。のっけから恐縮ですけれども、「Slack」を聞いたことがある方は、挙手をいただいてもよろしいでしょうか?

(会場挙手)

ありがとうございます。この中で(Slackを)使っている方は、もう一度お願いできますか?

(会場挙手)

半分ぐらい。ありがとうございます。みなさまのように、一般の方々よりははるかにリテラシーの高い方々にこうして使っていただいているのは、非常に心強く感じるところでございます(笑)。(Slackを)見たことのない方、使っていただいていない方は、イメージビデオがございますので、よろしければお使いいただければと思います。

(動画が流れる)

創業者スチュワート・バターフィールドの開発秘話

:まさに動画のとおりなんですけれども、「Slack」について、また会社について、簡単にご紹介いただければと思います。

佐々木:ありがとうございます。ビジネスコラボレーションハブである「Slack」は、スチュワート・バターフィールドという創業者によって、いまから4年半ほど前の2014年にリリースしたサービスでございます。米国のサンフランシスコに本社を置いていまして、現在1,400名ほどのメンバーでやっています。

つい2週間前、このスチュワートが日本のダボス会議と言われる、日経(新聞)さんの「世界経営者会議」にも呼んでいただきました。ご覧いただいた方もいらっしゃるかもしれません。

急成長しているという観点と、日本企業の働き方改革における一翼を担えるのではないかという期待感から、日経さんに呼んでいただきました。

スチュワートは、もう15年ぐらい前になるんですけれども、もともとは『Game Neverending』というゲームを作っております。

対戦型ゲームのはしりだったようです。おそらくみなさん、こんなものは見たことがないと思います。さすがにこれは、ぜんぜん広がらなかったんです。

ただ、このゲームの一機能として、写真を共有するといったものがございまして、それを切り出して世に出してみたところ、「Flickr」というサービスとして広がりました。

頷いていただける方がいらっしゃるので、比較的有名になっているところはあると思いますが、これは後にヤフーに買収されました。

ゲーム開発のなかで気づいたコミュニケーションの必要性

この経験を踏まえ、スチュワートはもう一度ゲームを作ることにチャレンジするんです。それが『Glitch』と言うんですが、これをご存知の方はいらっしゃいますか? 

(会場挙手)

1人いらっしゃいますね。

:1人ですね。

佐々木:ありがとうございます。これも対戦型ゲームでした。バンダイナムコの高橋さんというクリエイターの方に関わっていただいたりしました。日本人のきめ細やかな活動や働きぶりみたいなところに触れる機会を持ったりするんですけれども、この『Glitch』も、実は鳴かず飛ばずだったんです。

ただ、ゲームクリエイターとプログラマーの間でコラボレーションして、同時にあるものを作るという活動の中で、その副産物としてコミュニケーションがやっぱり必須ということに気づきました。そのコミュニケーションを支えるプラットフォームとして作り上げたのが、この「Slack」なんです。

スチュワートは、日本で言う「七転び八起き」的なネバーギブアップでチャレンジしてきまして、やっと日の目を見るサービスとして提供することができるかたちになります。

リリースから4年半ですけれども、業界では比較的早いペースで成長しているところに注目をいただきまして、ソフトバンクさんをはじめ、さまざまな投資家の方々からアドバイスをいただきながら、いま切磋琢磨してがんばっているところです。

Slackのコアバリュー

:クラウドサインでもSlackを使ってチームでコラボレートして仕事をしたり、社内だけの利用ではなくて、例えばパートナー企業もSlackに招いて、外部とのチャットツールとしても使っています。「Slackの今日の一言」をいただけたりと、チャットツールの中でも遊び心はすごく感じます。

会社として、「ゲームが発祥」という文化もあったのかもしれませんが、Slackの会社としてのカルチャーについてお伺い出来ればと思います。

佐々木:ホームページにも載せているように、Slackのコアバリューは6つあります。実は創業者のスチュワートは面白い経歴を持っていまして、ゲームに至る前は哲学を勉強してきました。しかも、修士号を取っているんですね。

そういう意味でも、こういった価値(共感・思いやり・向上心・匠の精神・遊び心・チームワークという6つのコアバリュー)を非常に大事にする人物です。創業当時からSlackのコアなバリューとして、サービスやサポート、それからお客さまとの接し方に関して、こういった観点を掲げて提携させていただいています。

特に、先ほど日本人のクリエイターの方との関わりがあったということを紹介しましたけれども、日本の製造業にあるような匠の精神を大事にしています。「Craftsmanship」みたいな、サービスのきめ細やかなところまで注意を払い、サポートもかゆいところに手が届くイメージでやっているところがあり、私自身もこの会社に入ってから、そのことに強く共感しているところでございます。

Slack社員として成功するカギ「Being "Slacky"」

:ありがとうございます。ほかにもSlack社員として成功するためのカギということで、「Being "Slacky"」というのを定められていると聞きました。その「Being "Slacky"」とは何でしょうか?

佐々木:「Slacky」は、日本語訳としては”Slackらしさ”といったことになるかと思います。やはりSlackは、デジタルなサービス、クラウド型のサービスを提供するだけではないというところも大事にしているかなと思っていまして。それは文化を作っていくところですね。

「カルチャー・トランスフォーメーション」などとよく言いますが、日本の企業はコミュニケーションを通して文化を大事にしていく・育てるところは、早くからうまくやってこられたと思います。私どもの会社も、特に社内のメンバーに対して「Smart」であることを望んでいます。それは、ただ賢いというよりも、向上心や探究心を持ってもらいたいという意味ですね。

それから「Humble」は、「控えめ」なんて言い方をするんですけれども、敬意を払う・思いやりを持つところ。「Hardworking」は言わずもがなですね。「Collaborative」も、こういったツールですので、当然ながら自ら自分の職務だけにとらわれず、その境界を越えた仕事の仕方を大事にしようということを言っています。

おそらくみなさんも、仕事のできる人はこの4つを備えているんじゃないかと共感していただけるのではないかと思います。

全世界に800万人の"アクティブ”ユーザーがいる

:なるほど、ありがとうございます。その中で、Slackとしての、会社としてのミッションについてもおうかがいしたいと思います。

佐々木:「ビジネスライフを、よりシンプルに・より快適に・より有意義に」ということを、私どもが提供するサービスの中で体感いただきたいと思っていまして、こういったミッションでサービスを提供しています。

:このようなすばらしいミッションを掲げられ、「Being "Slacky"」という社員に対して求めるものも掲げていらっしゃっている。いまSlackは、コミュニケーションチャットとして世界的な普及度はどのぐらいなのでしょうか?

佐々木:今年の5月時点の統計では、全世界で800万人以上の方に使っていただいています。ただスマホにダウンロードして、使ったり使わなかったりしているわけではなくて、かなり使い込んでいる状態の方が800万人いらっしゃるということですね。それから、100ヶ国を超える国で使われたりもしています。

:日本においての普及度はどうでしょうか?

佐々木:スチュワートをはじめ、本社のメンバーも驚くほどのスピードで日本の市場に浸透し始めているのを実感しています。現時点で50万人以上のアクティブなユーザーさんがいらっしゃいます。急速なスピードで、世界でも国別ではアメリカに次いで第2位のユーザー数となる皆さまに使っていただいています。

:ありがとうございます。日本の取り組みにおいて、動画をご準備いただけたようですので、ぜひご覧いただければと思います。

(動画が流れる)

右脳的な心地よさと、コラボで生まれる価値

佐々木:(動画を指して)これは6月末に、私どもが日本に上陸したことを、既に使っていただいているお客さまに感謝の意味も込めて行ったイベントです。

(動画内でSlackを)ご紹介いただいたお客さまには、その日に「ビデオで感想をお話しいただきたいんですけど」と聞いて、同意いただいた上でお言葉をいただいたんですが、みなさんそれぞれ「スピード(が速い)です」「共有することによって得る価値がある」というようなことを口を揃えるように言っていただけまして。非常に嬉しい時間だったと思っています。

:今年6月に日本でローンチされて、既に日本でこんなにも浸透している理由はなんなのでしょうか。なぜSlackがこれだけ日本企業に浸透しているのか、なにかお考えのところはありますでしょうか?

佐々木:仕事においては、左脳的にロジカルに考えたりすることが多いと思います。Slackを使っていただいたことがある方には共感いただけると思いますが、これは右脳に働きかける感覚なんですね。心地よさや体感の良さのような、使ってみるとわかるイメージが、日本の企業のみなさまに非常に受けているんじゃないかと思います。

もう1つは、やはりコラボレーションすることによって生まれてくる新しい価値みたいなところ(ではないでしょうか)。みなさんが集まっていただく環境をチャンネルと呼んでいるんですが、そこでオープンに会話をすることによって生まれる「仕事のスピード感」を体感出来ているところが、日本の企業さまに口コミで広がっている理由につながっているのかなと思っています。

圧倒的なオープン性が、メールコミュニケーションとの違い

:最近、日本では「働き方改革をしよう」ということで、新たにこういったクラウドツールを使っていこうという動きがございます。Slackも働き方改革につながるツールなんでしょうか?

佐々木:日本では働き方改革と言われて2年ほど経つのではないかと思います。各種アプリケーションとスムーズにつながることによって、業務効率のアップだとか、「これまでかかっていた時間が5分の1になった」というように、目に見える効果を実現されている企業さんが多く出てこられています。まさにそういったところに寄与しているのではないかと思っています。

:なるほど。日本だとまだメールで社内コミュニケーションをやっているとか、外部との取引においてはメールが主体であるといった企業も多いと思います。メールとSlackでのコミュニケーションの違いは、どこにあるんでしょうか?

佐々木:やっぱり、圧倒的なオープン性だと思います。みなさんのメールのインボックスは、隣の同僚や上司が勝手に覗けないですよね。基本、クローズドですよね。物事が起こって、その内容を確認しないといけない管理者が確認することは、時にあるかもしれませんけれども、それぐらいだと思います。

オープンにした環境の中で、テーマごとに、プロジェクトごとに、それから職務の役割ごとに必要な情報をオープンにしておいて、誰でも基本的には確認が出来て、そこの会話に入っていくことができる。それによって、知が集まってくる。スピード感のある業務だとか物事の達成に向けたチームワークを作っていける。それがメールとの大きな違いだと思っています。

Slackを導入する企業の特徴

:ありがとうございます。このようなコミュニケーションツールを導入するとき、例えば全社導入で一気に導入して広がっていくのか、あるいはまずは事業部で使って浸透させていくのか、どのような導入の仕方が多いでしょうか?

佐々木:後者がいまのところは多いです。ボトムアップと言いますか、人から聞いて使ってみて、気に入ったので部門の中やプロジェクトで使ったり。それからITのプロジェクトで、業者さんが会社さまから呼ばれてとか、そういった会社を超えるプロジェクトで使われるケースが多いとは思います。

全社導入を目指すお客さまはトップダウンで、意志のあるリーダーの方が、社内の基本的なメールコミュニケーションはなくして、Slackを使った環境で進めていこうと、1,000名単位、ひいては1万人単位の企業さまが一気にスタートするということも出てきています。

:なるほど。まさに弁護士ドットコムでも全社導入をしていまして。弁護士ドットコムでは、全社導入以外にも、外部とのパートナーと一緒にSlackで連絡を完結するようなこともしています。

次のスライド(で表示しているもの)が、既に日本企業でSlackを導入していただいている企業群です。例えば従業員の規模数ですとか、どのような業界に浸透しているですとか、そういった特徴はございますでしょうか?

佐々木:この1、2年を振り返ってみると、やはりIT業界だとか、開発者を多く抱えた業態のアーリーアダプターの会社さんの利用が多いです。それに加えて、いまはいわゆる日本のスタートアップでグローバルにチャレンジしていこうという、今年上場されたメルカリさん、それからPreferred Networksさんみたいなところですとか。そういった新興系の元気な会社さんに、こういったプラットフォーム上でコミュニケーションを取ることによるスピード感を実感していただいています。

それからイノベーションを作っていく大企業の本部ですね。イノベーション開発のために、学生さんや研究機関、ひいては欧米のスタートアップの会社を招き入れながらコラボレーションをしている事業も出てきています。日本に進出してまだまだ1年強ではございますので、お試しいただきながら、味わった感覚で広がっていくかたちでしょうか。

これからの展望として、メールの送受信をSlackから行えるようになっていくと考えていまして。つい最近買収をしました「Astro」のボットを取り込むことによって、Slackをハブにしてメールのやり取りをすることで、日本の企業さま方により浸透させていく活動ができるのではなかろうかと思っています。

会社をまたがって使えるチャンネルの構想

:これらの企業群を見ますと、大企業とか非ITといった「導入までに時間がかかるんじゃないか」という企業群もいらっしゃいます。大企業に導入してもらう上で、課題とかはなかったんでしょうか?

佐々木:私どもも課題感を共有していただきながらやっているところですけれども、慣れ親しんだ業務の仕方やメールによるコミュニケーションを捨ててまで、こういった新しい環境を推し進めようという意識改革は、やっぱりハードルが高いのかなと思います。

ゆえに、トライアルだとかお試しの期間を経て、ご一緒させていただきながら歩めたらいいと思っているところでございます。

:なるほど。これだけ浸透している中で、Slack社はすごく順調にビジネスをグロースさせて、成長させていると思っています。将来のネクストアクションと言いますか、2019年のSlackとしての戦略というようなところについて、お聞かせいただける範囲まででかまいませんので、お願いできますでしょうか。

佐々木:来年、会社Aさんと会社Bさん、会社Cさんをまたがるチャンネルとして、1つの環境を提供できる「Shared Channels」という機能を出す予定になっています。Slackは、そういった環境をご提供することによって、さらにイノベーションを加速させる環境をご提供できるのではないかと思っています。

:ありがとうございます。

佐々木:あとは、既にいま「Slack」を好きで、Twitterなどのソーシャルネットワークに「Slackのことが好きでたまらない」と、私も驚くようなコメントを書いていただいていることもよく見受けます。そうした好きで使っていただいているみなさまの下支えをしながら、どんどんコミュニティが出来ていくと思っております。

「Slack上でこんな業務ができたから、新しい事業の発展につながった」というような体感を共有していただけるシーンを作っていくことを、お手伝い出来ればと思っています。

Slackが提供する、コミュニケーションプラスアルファの価値

:なるほど。先ほど動画内で、クックパッドさんなど、日本市場で導入しているさまざまな企業の声がありました。その他に、コミュニケーション変革を起こした事例とか、なにか参考になる事例がございましたらお聞かせください。

佐々木:先ほど「カルチャー変革みたいなところもお手伝いしたい」と申し上げました。1つの例として、メルカリさんには、Uniposさんという会社が提供している「mertip(メルチップ)」というサービスがあります。従業員同士で称賛をするような、「この人がいい仕事をしたから」というときにmertipを渡すというアクションを、Slackからやっているんです。

お金ではない従業員同士の自然な称賛のしあいや感謝の表しで、ポジティブな明るい文化を作っていくことに寄与しているというのは、まさにSlackのコミュニケーションプラスアルファの価値が出ているのではなかろうかと思っていまして。そういったパートナーシップをもとに提供できるといいと思っています。

:なるほど。まさに、そういったコミュニケーションプラスアルファというところで、Slackとコミュニケーションツールを、なにか別の業務でシームレスに連携させた事例はございますでしょうか?

佐々木:たくさん出てきていると思っています。例えばDeNAさんは、RPAのシステムと後ろでつながっています。入口はSlackから入り、RPAで処理され返ってきた結果をSlackに戻すといったトライアルをされていたりしています。

どんどん自動化していく業務がSlackをハブに連携することによって、実際の生産性の向上につながるところも出てきていると思っています。

広がるクラウドサイン利用の範囲

:ありがとうございます。今回はSlackさまにご登壇いただいて、先ほどの発表のとおり、クラウドサインがSlackとシームレスな連携を(とることが)できる、ということを発表させていただきました。これが「Slack with CloudSign」です。

具体的にどのようなことができるのか、簡単にデモ動画を用意いたしましたので、ご覧いただければと思います。

(デモがスタート)

こちらがクラウドサインに契約書が届いた画面です。これはクラウドサイン自体の動作で、まずは契約書を確認して、同意します。同意した時点でSlackに通知が来るようになります。

こちらがSlackの画面です。Slackに通知がきて、「契約が締結した」ということで、このような締結画面も出てきます。例えば相手先に却下されてしまったときなど、クラウドサインでなにかアクションが起きたときには、指定したチャンネルに通知が届く仕様になっています。

ほかにどんなSlack活用例があるかというところで、ここに発表させていただいたとおり、例えばクラウドサインでは、契約書だけではなく営業の申込書で使いますといった企業にも、ものすごく普及しています。

私自身、クラウドサインの受注処理をまさにクラウドサインでやっていまして。今月の受注状況とか、いま何件受注しているのかをすぐにタイムリーに知りたいという要望がございます。そのような場面には、移動中にスマートフォンから「ここ受注した」「ここ却下くらっちゃった」といったように、受注・失注状況をすぐに知ることができます。

また、営業事務も申込書の回収の瞬間に次の事務作業を……例えば、受注した瞬間に相手先にクラウドサービスを提供したりもできます。ホテルで申込書を授受した場合には、その場で鍵をお渡しするなど、なにか受注したときに次の業務がシームレスに発生いたします。それを簡単にスマートフォンから感知することによって、業務変革を起こすことができるのではないかと考えています。

また、人事でも社会の動きがございました。例えば、労働条件の通知は雇用した瞬間に紙で発行する義務があったんですけれども、2019年4月からはこの労働条件通知書を電子上でも行っていいという法改正がございました。そこで、雇用契約をクラウドサインで結び、アルバイトの契約がちゃんと結ばれているかといった、雇用をしっかり守るところにも寄与できるのではないかというところで、Slack連携を発表させていただいています。

Slackで実現する、シームレスな業務フローの体験

クラウドサインとSlackが創る未来として、今後のロードマップをこのように考えています。次のスライドに移っていただければと思います。

このSlack連携は、先ほどのとおりクラウドサインで締結すると、すぐにステータス通知が来るという連携だったんですが、今後もさまざまな連携を考えています。例えば、Slack上で「会社に対して申込書を送る」「労働者に対して雇用契約を送る」というように、Slack上からすぐに契約締結ができるという製品のロードマップを引いています。

契約締結以外にも、最初のセッションであったとおり、例えばSlack上のチャットボットにしたがって、「これは相手方に秘密を開示しますか?」といった質問に対して、「はい/いいえ」で答えたり、「これは業務委託契約書ですね、取引金額はいくらですか?」といった質問に対して、チャットに「50万円です」と記入するだけでSlack上から契約書作成ができ、ボタンをワンクリックするだけで契約締結ができるなど、すべての契約締結という手段がSlack上でできるという製品ロードマップを引いています。

本日発表したプラットフォーム構想「CONNECTED EVERYTHING」には、たくさんのツールを使い分けることが必要になります。SalesforceやBoxといった製品とコネクトしなければいけないので、ユーザーからするとたくさんのツールにログインしなければならず、使い分けることが難しい時代になってくると思います。

これを、Slack上でアクションを起こすことによって、シームレスな業務フローという体験ができるのではないかというところの連携を発表しています。

Slack利用で得られる時間を、より考える作業に充ててもらいたい

:今回はこの製品ロードマップを発表させていただいたんですけども、契約手続きといった法務の業務もSlackで完結できる時代を目指しています。クラウドサインになにか期待することや、こういう時代が来ることに対してご意見などがあれば、いただければと思います。

佐々木:日本で必要とされている方々は、まだまだSlackのユーザーさんが少ない職種の方なのかなと思います。こういった機会を通して自動化をして、業務をスピーディに進めていく事ができます。それによって、より生産性の高いイノベーションを加速させることができます。そんなところを投資先として見ていただけると、日本の企業さまの競争力が上がっていくことにつながるのではないか思いますので、ぜひ一緒になってがんばらせていただければと思います。

:ありがとうございます。クラウドサインの特殊性として、今日は法務の方や弁護士の方がたくさんいらっしゃっています。「Slackをこうやって導入すると、法務業務が便利になるよ」ということについて、最後にお聞かせいただければと思います。

佐々木:法務や弁護士のみなさまの業務の中では、まだまだ「きっちりした定型の文章をメールで書いてやり取りする」というところが捨てきれないと思います。こういったクラウドサインさんのようなきっかけもありますので、まずはスモールスタートでも結構ですから、お試しいただきたいと思います。

自動化することによって得られる時間を、より考える作業に使っていただく事が出来るようになるかと思いますので、まずはよろしければお試しいただいて、体感していただけるとありがたいと思っています。

:みなさま、ぜひご利用いただければと思いますので、よろしくお願いします。では、本日はありがとうございました。

佐々木:ありがとうございました。

クラウドサインとSlackが日常業務を変えていく

:法律事務所でも、どうやって顧問先の管理をするか頭を悩ませている弁護士の方もいらっしゃいます。法律事務所で、例えば顧問先企業を50社ぐらい抱えている弁護士のみなさまですと、クライアントを各チャンネルごとにSlackへ招待して、すぐにクライアントと連絡できる窓口を設けるかたちでSlackを活用している法律事務所もあると聞いています。

このコミュニケーションツールを導入することで、日々の業務が非常に便利になります。こういったコミュニケーションツールを活用して、クラウドサインの操作、契約作成や締結、管理もSlack上でできるように、これからSlack Japanのみなさまと一緒に事業を進めていければと考えています。

第2部のセッションは、これで終わりとなります。先ほど説明したとおり、「CONNECTED EVERYTHING」ということで、今日のアライアンスに限らず、さまざまなみなさんの社会生活に根ざしたところに、クラウドサインは成長してまいりたいと思っています。今後とも、ぜひクラウドサインの成長を見守っていただけるとありがたいと思っています。

私からは以上でございます。ありがとうございました。

(会場拍手)

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