自動化システムに、人が意思決定する権限を残す理由
ウイングアークが実現する“エネルギー革命”の全貌

WAF2018 東京 基調講演「データによるエネルギー革命で世界を変える」 #3/3

2018年11月13日、ANAインターコンチネンタルホテル東京にて「ウイングアークフォーラム2018 東京」が開催されました。ウイングアーク1st株式会社が毎年開催しているこのイベント。2018年度は“データによるエネルギー革命、あなたが変わる、世界を変える”をテーマに、データ活用にまつわるさまざまなセッションが行われました。本記事では、東京会場で行われた基調講演・後半の模様をお送りします。

提供:ウイングアーク1st株式会社

データは使いこなすことで初めて価値が出る

田中:3人のゲストの方々に、それぞれお話しいただきました。日本にも、いろんなことに挑戦して、世の中を変えたいと思う人がまだまだいるというのをわかっていただいたと思います。

では、この3社がすべてかと言うと、そんなことはありません。もちろんウイングアークも、負けじといろんなことに挑戦をしていこうと考えています。まず、当社は業績もしっかり伸ばしながら、前に進んでいます。我々が結果を出さないでみなさんにお話しする、なんてわけにはいかないですよね。

ウイングアークは、いまどんなビジョンで動いているのか。先ほどソラコムの玉川(憲)さんの話にもありましたが、ビジョンはすごく重要です。我々のビジョンは「Empower Data, Innovate the Business, Shape the Future.」です。

データは、そのままだと価値がありません。たくさん持っていても、うまく使えなければ役に立たないこともあります。ですが、もしそれに価値を付けられたら……。

では「どうやって価値を出せるのか?」。ビジネスで使って「このデータはすごくいいし、役に立つ」となったときに初めて、データの価値創造ができるのです。その価値創造こそが、世の中のイノベーションの始まりです。

そして、そのイノベーションを起こすことによって、まさしく人自身の働き方すらも変えられるはずだと思っています。

そうすることで、この世の中を変えていける。社会をつくり出していける。そんな会社になろう、というのがウイングアークのビジョンです。

このビジョンを実現するために、我々の挑戦として「データによるエネルギー革命で世界を変えよう」と掲げています。

データから得られるメリットとコストのバランス

今日のウイングアークフォーラムでは、データによるエネルギー革命を実現するための新たなソリューションを、ここで発表させていただきたいと思います。そのソリューションの名前は「DEJIREN(デジレン)」です。

この「DEJIREN」を紹介してくれるのは、ウイングアークが誇る最強のCTO・島澤甲です! 島澤さん、よろしくお願いします。

(島田氏が登場)

島澤甲氏(以下、島澤):みなさん、こんにちは。ウイングアークで技術を担当しています島澤と申します。

私から説明したいのは、まず、ウイングアークが考えるデータ活用における最重要ポイントです。

これを私たちが解決していき、どのようにやるかについてお伝えしたいと思います。

今回私たちは、「データはエネルギーになる」とお話しさせていただいていますが、エネルギーとして考えるのはけっこうやっかいです。データから得られるメリットに対して、それを上回るコストがかかることもあります。データを扱うことによって、エネルギーがロスされるということも起こりかねない。

例えば、石油とか石炭はエネルギーとして非常にわかりやすいです。石油1リットルあたりのエネルギー量は33.37MJです。わかりやすく言うなら、7,972キロカロリー。だから、石油からどれだけエネルギーが取り出せるかは、定量的にわかります。

でも、データはわかりにくいです。データによって幸せになっているのか、そうじゃないのか。それを私たちはなんらかの手段によって解決しないといけない。そういうことを考えています。

DEJIRENは伝達・自動化・連携を実現するコミュニケーションプラットフォーム

島澤:例えば、データを使うための作業は、実はすごく多いです。

「予算を達成したい」というのが目的だとしたときに、その予実情報の可視化をダッシュボードなどで実現します。しかし、可視化したら当然、データを確認する労力が発生します。

「毎朝必ず確認してください」となると、要は人が時間を投資してそのデータを確認するということになります。必ず意味のあるデータがそこから得られるのであればいいのですがも、決してそうは言い切れない。そういうところがあります。

もちろんデータを確認したら、それに起因する業務も当然発生します。活動を指示するものであったり、上長に報告するというパターンもあるでしょう。取引先に関わるデータの場合には、電話やFAXで連携するものもありますし、そこからデータが得られた場合には、データベースを更新して、システムが使える状態を保つ。このように、データを取り巻く人間が投資しなきゃいけないエネルギーがあります。

私たちが本質的にやりたいのは、「予算を達成する」こと。それに対して、その周辺業務はできるだけないほうが好ましい。それを私たちは、この「DEJIREN」というソリューションで実現しようと考えています。

この「DEJIREN」は、伝達(DEntatsu)・自動化(JIdouka)・連携(RENkei)という3文字から来ています。名付け親は田中さんなので、ここに関しての思いをお願いします。

田中:そうですね。まさかの日本語から作ったのですが、本当に日本が世の中を変えられるのだということをイメージしたものです。

しっかり伝えて、自動化して、機械と人が連携する。これがすごく重要になってきます。我々のコミュニケーションの中にロボットが現れる。そのロボットが自分たちと一緒に仕事をしてくれる。そんな新たな仲間を作っていく。そのようなイメージのものを目指して、この名前をつけました。

コーディング作業をなくすことで普及させる

島澤:この「DEJIREN」がやっていることはけっこうシンプルなのですが、みなさんにその価値をお伝えするのが難しいのです。

まず、どういったことをやりたいかをお伝えします。私たちはデータを扱えるような製品を持っています。それをさまざまなメソッドによって、集計・分析し、例えばMotionBoardでリアルタイムに処理したりするサービスを提供してきました。

最後に「活用」します。SVFによってレポートとして出力するといったことでも構いません。SPAによって文書の再活用をすることもできます。私たちは、このさらに先を作りたいと思っています。業務の具体的な改善ですね。これをやりたいがために「DEJIREN」を作っています。

「DEJIREN」の一番重要なポイントは、コーディングレスです。先ほど玉川さんのお話で「コーディングして作っています」というようなお話がありました。技術の会社だとそれは確かに可能ですし、実際私たちも社内ではやっています。

しかし、この情報との接点というところを、もっと広くお客さまに使っていただくためには、コーディングという作業をなくさないと普及は難しいだろうと考えています。

この「DEJIREN」というのは、中央にまず「DEJIRENサーバ」と呼ばれるプラットフォームがあります。そこにはbotのエンジンであったりActionのエンジンといったものが含まれていて、APIのさまざまシステムと連携できるようになっています。当然、弊社の製品は当たり前のように連携はしますし、例えばRPAやSFAといったほかのシステムとの連携もサポートします。

連携した情報を次のユーザーに伝達するということです。これを私たちは、クライアントを作るところからやっています。もちろんSlackやLINE WORKSといったところとの連携もサポートしますし、今回独自のクライアントチャットも作って提供しようと考えています。

「DEJIREN」のデモンストレーションがスタート

島澤:では、ここで若干地味ではありますが、「DEJIREN」のクライアントのデモンストレーションをちょっとお見せしましょう。

田中:そうですね、せっかくなので。みなさんに少しでもイメージを掴んでいただくために、今日はデモを持ってきております。

島澤:(スライドを)私の携帯の画面に切り替えられますかね。(スライドを指して)これはいま、向かって左側に私のiPhoneが映っています。右側はうちの猫です。猫が映っているほうが、私の手にある携帯です。

ここに「DEJIREN」というアイコンがありますので、これをタップしてみましょうと。そうすると、チャットルームのようなかたちで見ることができます。

せっかくなので、なにか(文字を)打ってみましょうか。「田中さん、お昼どうしようか?」。ちょっとタメ口っぽくなっちゃいました(笑)。

田中:この基調講演で、いまお昼について聞かれるって……。そうですね、ステーキが食べたいです。

島澤:これはただ単にチャットのデモです。普通にコミュニケーションに使えますという、それだけです。

田中:なにか来ましたよ。島澤さん。(画面にチャット通知)

島澤:そうですね。こんなかたちでコミュニケーションをとっていると、なんらかのトリガーによってMotionBoardのほうが……この場合で言うと営業の問題ですが、それを報告します。今月の目標に達成しない可能性があることを通知してきました。なるほど、と。

じゃあこれに対して、ちょっと掘り下げてみましょう。こんなかたちで通知が来たら、MotionBoardでメンションを付けて聞くということができます。よくチャットであるメンションですね。「@mb」で「達成度を教えて」とすると、裏側でMotionBoardをキックして、実際にリアルなデータを集計して、取りにいきます。

メッセージのやりとりとデータリクエスト

田中:達成度は40パーセント。そもそも月の半ばなので。

島澤:そうですね。月の半ばだと、けっこう妥当な(数字です)。

田中:ちょうどいいぐらいな感じがします。

島澤:いまは集計して40パーセントだと出ています。

田中:ただ「40パーセント」と言われても、いったい誰がどれぐらいだから40パーセントなのか、やっぱり中身が知りたくなりますね。

島澤:そうですね。では「担当者別で教えて」と。

田中:さりげなく、MotionBoardへ問いかけています。

島澤:「@mb」で1回MotionBoardを立ち上げて、裏で呼び出した場合には、そのあと会話にある程度MotionBoardがついてきます。

田中:大変な事態が起こっています。1人、0パーセントの人がいます。

島澤:ちなみに、このデータは架空でございますので、そこだけ(ご了承ください)。

田中:架空の営業である関口さんは0パーセントだと。「そんなことないだろう」と思うのですが、こういう人に限って意外と先月よかったからかと思うので、「先月は?」と聞いてみましょうか。

島澤:そうすると、期間という条件だけ切り替えて、先月のデータを引っ張ってきて表示する。

田中:さすがじゃないですか。関口さん、172パーセントですよ。

島澤:先月はものすごくよかった。

田中:でも、(先月が)いいからと言って今月は0でいいかと言うと、そんなわけはないと思います。もし関口さんがこの営業スタイルだったら、気になります。推移とか、いままでどんなことをやっていたのかということについて、もっと分析したい。

島澤:「関口さんの推移をグラフでちょうだい」というようなかたちで条件を指定して、データをリクエストしてみましょう。そうすると「ただいま、集計中」というかたちになります。

田中:グラフが来ましたよ。

島澤:これは、MotionBoardのグラフを引っ張ってきて、埋め込んで表示しています。

田中:上がったり下がったり。1回一生懸命がんばったら次の月はサボるという、そういう傾向にある。どこかにいそうな、いなさそうな営業のスタイルですね。

プログラミングが必要だった領域のコモディティ化

田中:こういうことをする人がいると、気になるのが「今月はなぜ0なのかちゃんと教えてほしいから、教えて」ということ。やはり、こちらから言いたくなりますよね。「報告」みたいなタスクを作って、いまの関口さんに「今日中に、いますぐに私に報告して」にすると、こういうふうに新しい報告が出て。

いまこの瞬間に関口さんへアラートが飛んで、答えなくてはいけなくなってくる。そうやって業務の流れがこの中に全部入ってくるのですよね。関口さんのことを呼び出して「どうなっているのですか?」というかたちで、どんどんコミュニケーションが活性化できる。

島澤:そうですね。どうしても業務であったり作業が発生したときに、それをコミュニケーションの中できちんと一元管理して、それぞれの進捗がしっかり把握できれば、もっと仕事って効率がよくなるのではないかな、と考えて開発した機能ですね。

田中:これだけを見ていると、我々はチャットツールを作ってチャットの話だけをしているようにしか見えないと思います。いまMotionBoardがその中に混ざったと思いますが、これはどういう構造になっているのですか? そこはご説明したほうがいいですね。

島澤:そうですね。実際に設定画面をお見せしましょう。

ここにはいま、私と田中でやっていたやりとりが、こうやってフローとして出ています。まず、なんらかのメッセージのトリガーとして……この場合は「@mb」です。MotionBoardに呼びかけたときに、どのようなActionをやっていくかというのを、こんなかたちでフロー定義できるようになっています。

例えば、先ほどの営業の問題を報告します。これは条件で「問題が発生している場合」が定義されていて、その場合はこのメッセージを飛ばす、というようなかたちですね。

これは、ただ単にメッセージを飛ばして終わりですけれども、そのあとやりたいことがいろいろあるかと思います。例えば、「SPAから、その関連するファイルを検索して、それをメールに飛ばしてください」というようなアクションも、こういった画面上で作り上げることができる。

いままでだと、これはプログラミングが絶対に必要だった領域なのですが、ここの部分がコモディティ化できると、もっとデータそのものの本質的な価値をユーザーが味わえるようになるのではないかなと考えています。

最終的な意思決定は人が行う

田中:これが実は後ろで動いていた。まさに1人のロボットの動き方を定義するような、そんな考え方ですよね。

島澤:そうですね。なんで私たちがこういうことをやっているかというところの、もう1つのお話をします。私たちはRPA(Robotic Process Automation)を具体的に実現しようと思ったときに、ちょっと壁にぶつかりました。

例えば、在庫が不足しているとします。じゃあ、それを自動発注してしまう仕組みを作り込みましょうとなった場合、これが意外と成り立たないのです。その「在庫が足りない」というのをトリガーとして、勝手に発注するシステムって相当怖いと思います。それが運用できる会社は、かなり勇気があると思います。

これがなぜ難しいかと言うと、在庫が不足したときに、本当にそれを発注していいかというシンプルな意思決定が、システムの中に必要だと考えているからです。それを最適化するために、「DEJIREN」を作ろうと思った次第です。

つまり「意思決定は人」というかたちですね。それを「DEJIREN」がサポートしていく。誰が意思決定して、それがいまどういう状態なのか? それを正しく把握して、意思決定が終わったあと、そこから先は自動化されればいいという発想です。

なので、先ほどのチャットとかログのところで、誰がどういう意思決定をしたかということも表現できるようなかたちになっています。これについて、午後の私のセッションで、少し掘り下げたところはやろうと思っています。こういった世界観が、ウイングアークが提供する自動化の世界だと伝わればいいなと思っています。

責任の在り処の見える化

島澤:例えば、車の自動運転が普及したら、絶対に人は死ななくなります。いま日本では、年間数千人が交通事故で亡くなられていますけれども、自動運転が完全に普及した場合、死者数は明らかに減りますよね。

でも人って、「機械に怪我させられた」「機械の判断によって家族を失った」ということになったら、絶対に許せないと思います。例えばUberも自動化の取り組みをやっていますけれども、事故を起こしたらプロジェクトが止まりかねない。そういうインパクトがあります。機械の自動化に対して、人間が理解できる限界を示しているなと思います。

こういったシステムは、人の意思決定がきちんと介在して、誰かが・いつ・どういった観点でそれを進めたのか、責任はどこにあるのかが見えるようになると、もっと取り組みやすくなると考え、こういったものを開発しています。

田中:まさしく「人が意思決定する」という、一番重要なところを担っています。そうすることで、より効率化もできるし、人の価値も上がる。そんなソリューションになっていますね。

島澤:そうですね。

田中:午後のセッションでも深くやると思いますので、またそのときにデモでお願いします。島澤さん、今日は本当にありがとうございました。

島澤:どうぞご期待ください。ありがとうございました。

(会場拍手)

ウイングアークのソフトウェアと他社のノウハウの組み合わせ

田中:どうでしたでしょうか。この「DEJIREN」は、みなさんのこれからのビジネスにすごく役に立てると思っています。今日はブースも出ていますので、気になったらぜひ見てください。

もちろんこれだけではありません。ウイングアークが取り組むべきことは、まだまだあると思います。我々が新しい仕組みを作る上でもう1つ考えていたのが、自社だけではなく、もっといろんなことに挑戦しようということです。

そこで考えました。ウイングアークはソフトウェアを提供している会社です。しかし、このソフトウェアの使い方は、お客さまごとに千差万別でした。ですので、それぞれの業界での業務におけるノウハウや考え方を、我々のソフトウェアにうまく組み合わせることによって、新たなパッケージが生み出せるのではないかと思います。これを我々は「Packaged Solution」という考え方でまとめています。

まさしく、ウイングアークのソフトウェアを業務提供させるための新しい取り組みです。その1つ、 HACCP Cloud というものを立ち上げています。

知らない方も多いと思いますが、「HACCP」とは食品衛生管理の考え方で、これから日本においてもすごく重要になる仕組みです。MotionBoard CloudとIoTを組み合わせたIoTクラウドサービスに、このHACCPのノウハウをビルトインして、新たな HACCP Cloud というモデルを作って展開しています。

例えば、冷蔵庫に入っているものをデータとして管理して、食品が衛生的に大丈夫だったらそれを店内で調理して、惣菜コーナーとかに並べる。そういった仕組みだと思っていただくと、わかりやすいですね。

調理したときにも、その調理が適切なのかをデータとして取り上げております。さらに「健康な方がちゃんと調理していますよね」という情報など、こういったいろんなデータを管理することによって、食の安全というものを保証する。そういったことができるようになる仕組みです。

ここで重要なのは、さまざまなデータをいかに取り出すかというところと、いつアクションをするかについて。もしくは判断を人に委ねるかといったことですね。こういったものを自分たちのクラウドサービスにのせることによって、新たなモデルとして提供していきます。

データのオリンピックとビジネス外のプロジェクト

当然、これはウイングアークだけがやっているものではありません。みなさんともこの仕組みを一緒に作れるような、そういった世の中を作りたいということで、我々は今年新しい取り組みをしました。それが「Datalympic 2018」です。これはデータのオリンピックですね。

これは、ウイングアークのテクノロジーとみなさまのアイデアを組み合わせて作る新しいビジネスモデルです。先ほどまさしくお話しした、Packaged Solutionのようなものを作るコンテストをやってみようということです。

これは全国で予選を行い、175の応募がありました。そのうち、現在最終決戦まで来ているのが5組あります。この5組の決勝戦は、今日の午後に行われます。賞金は100万円です。

ただ単に「こういうデータのオリンピックをやっています」というよりは、「ウイングアークと一緒にみなさんも新しいビジネスモデルを作りませんか?」というビジネスコンテストなのです。今日は決勝戦がありますので、その観点で見ていただければと思います。外部の審査員の方もいろいろ来られていて、非常におもしろい取り組みになっていると思います。

ウイングアークは、ビジネスにおけるイノベーションを起こすだけではなく、いまこの日本に起こっているさまざまなことに対しても取り組んでいこうと考えています。それが「Empower Japan」プロジェクトです。

我々はいままで、企業や組織をいかに強くするかという取り組みだけをやってきました。ですが、それだけでは日本は強くならない。そこでいま新たに考えているのが、「ダイバーシティをどうやってエンパワーメントできるのか?」「スポーツをどうやってエンパワーメントできるのか?」ということです。こういった新たな取り組みも始めました。

具体的にどんなことをしているのか。実はウイングアークはいま農園を借りておりまして、そちらで障がい者の方々のための支援をしています。

単に農作業をするだけだったら、あまり意味がないと思っています。ウイングアークはデータをいかに活用するかというところにテーマを置いている会社ですから、「農園×Data Empowerment」ということで、障がい者の方でもIoTといったさまざまなデータのテクノロジーを使って、新しい働き方を創造できるということを、いまやっています。

こうすることで、いままでにないような野菜の作り方や、障がい者の働き方改革ができると考え、こういった取り組みをしています。このあたりも午後のセッションで少し出てくると思います。ブースでも「WAF MUSEUM」という名前でいろんな展示をしていますので、興味があったらぜひ見てください。

ITエンジニアを目指す子どもの育成事業

2つ目が、子供向けのITエンジニアの育成です。「LITE1(Little IT Engineer)」というふうに名前をつけています。「Little IT Engineer」とはなんなのか。

いま日本は、小学校の必修科目に「プログラム」ができるぐらい、国をあげて子どものIT教育を推進しようとしています。子どもたちにいろいろアンケートを取ったデータを見てみると、子どもがなりたい職業のナンバー1が、場合によってはYouTuberなんです。ITエンジニアリングというよりは、むしろそういうメディア的なほうに、みなさんはいってしまっています。

でも、これから労働人口が減っていくと、確実に必要になるのはITです。日本がITエンジニアを育てられなかったら、日本製のものは本当になくなってしまいます。

そこで我々が考えたのが、ITエンジニアを目指したい子どもを少しでも育成するということです。プログラマを育てるのではなくて、ITエンジニアリングがいかに楽しいか、ものづくりがいかに楽しいかということについて、子どもたちに教えるための教室を、いま開いています。

そうすることで、ITに触れて、ものづくりを知って、エンジニアをやってみたいと思う子どもを少しでもつくって、日本の将来でもっとITが盛んになる。そういった世界を作っていきたいと考えています。

そして、3つ目がスポーツのエンパワーメントです。スポーツのエンパワーメントって、なにをするのかと。2020年の東京オリンピックで正式種目になったものに「BMXフリースタイル・パーク」というものがあるということを、みなさんはご存じですか。

その日本代表候補で、いま一番有望であると言われているのが、当社ウイングアーク1stに所属している中村輪夢選手です。中村輪夢選手が挑むBMXフリースタイル・パークという競技はものすごく複雑かつ難しいものなので、それを我々はデータの力によってエンパワーメントしようと思っています。

BMXフリースタイル・パークと言われても「どんな競技なのか?」と疑問に思う方がいっぱいいると思うので、どういうものかをお見せしたいと思います。画面を見てください。

(映像が流れる)

見ていただくとわかるとおり、ものすごくいろんな動きをします。これを我々は、データをうまく取って、そのデータの力によって彼がどうやったらメダルに近づけるのか。いままさに、そういったことをやっておりまして。これを「Team RIM」と名付けて、いまエンパワーメントをやっております。

データ×テクノロジーに、新しいアイデアを掛け合わせる

このように、我々はいろいろなことに取り組むなかで、企業のエンパワーメントだけではなく、日本におけるさまざまなエンパワーメントを行っていこうと、いままさに実践しております。

ウイングアーク1stは、データによるエネルギー革命で世界を変える。データによるエネルギー革命は非常に重要で、かつ、これから世の中に必要になるものだと考えています。

そして、ここにいるみなさまは、必ず変わらなければなりません。これは絶対にそうなります。変えるために必ず必要なものがデータとテクノロジーです。データをうまく使って、テクノロジーを活かして、そして企業が変わっていく。

ただ、それは勝手に誰かがやってくれることではありません。ここにいるすべてのみなさまのアイデアが必要です。そのアイデアを活かす仕組みは、我々もお手伝いできます。活かすためのヒントをみなさんと一緒に考えて、そして実践するということが、ウイングアークとして、これからやっていかなければならないことです。

みなさんと一緒に、このウイングアークとともに世の中を変えていける。そんな世界を作っていきたいと思います。ウイングアークは、世界を変えるために挑戦し続ける会社です。ぜひみなさん、これからも一緒に進んでいきましょう! ご清聴ありがとうございました。

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