『宇宙兄弟』『課長島耕作』が仕事の魅力を教えてくれた
日本におけるビジネス×マンガの関係性をひも解く

名探偵コナンに学ぶ ロジカルシンキングの超基本/上野 豪さん #1/1

著者と本の魅力を語り合う「BOOK LAB AUTHOR’S TALK」。第22回を迎えた今回は、『名探偵コナンに学ぶ ロジカルシンキングの超基本』の著者である上野豪氏、笠野アヤ野氏、中川慶孝氏の3氏が本を出すに至った経緯や、それまでの研究内容について語りました。

マンガはビジネスパーソンに影響を与える?

上野豪氏(以下、上野):どうもみなさんこんにちは!

会場:こんにちは!

上野:いきなりでかい声で、ちょっとびっくりしましたよね。

(会場笑)

マイク使えよって話なんですよ。ここからはマイク使わせていただきます。

(会場笑)

私が『名探偵コナンに学ぶ ロジカルシンキングの超基本』の著者でございます、上野と申します。今回(壇上に)3人出てきていると思うんですけど、実はこの本は、とある経営大学院のプロジェクトで書き上げた成果物の1つになっています。ですので、共著というかたちになっているんです。

4人で書きあげたというかたちで、ただ出版社のほうから誰か1人の名前を出さないと本が出せないから、誰か出してくれということで、声がでかくて一番キャラがたっていそうな、僕の名前が出たという。そんな経緯があるんですけども。本日はこの本を出す経緯にもいたった、「マンガって実はビジネスにめちゃめちゃ役立っているよね」というところを我々研究してきました。

その一端がロジカルシンキングですので、全体にわたってみなさまに「マンガをどうビジネスに役立てているのか」「そもそもマンガにはどのようなビジネス的要素が描かれているのか」みたいなところを面白おかしく、3人でお話しできればと思います。合計で2時間になりますけど、お付き合いいただけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

(会場拍手)

ちょっと座らせていただきますね。そもそもこの本の共著と編者で、「グロービスMBAマンガ研究会」の名前が載っているんですね。グロービスという名前をこの中で聞いたことがある方、ちょっと手を挙げていただけますか。

(会場挙手)

けっこういらっしゃいますね、何でご存知ですか?

参加者1:車内広告です。

上野:社内広告! すごい。

参加者1:電車の……。

上野:あ、電車の。車内って会社じゃなくてですね(笑)。すみません。

(会場笑)

車内広告とかすごいですね、どちらで?

参加者2:大学院。

上野:大学院、よくご存知でしたね。

参加者2:友人が通っていて。

上野:なるほど、ご友人が通っている。ちょっとこんなに挙がると思わなくて、逆にびっくりしたんですけれども。このあとの段取りがだだ崩れだな、みたいな感じなんですが。

(会場笑)

グロービスでマンガを研究した理由

上野:それはかまわないんですけど、グロービスはグロービス経営大学院大学と正式には言います。手を挙げていただいた方がほとんどですので、MBAという資格をお聞きになったことがあるかもしれないんですが、「Master of Business Administration」というものです。

いわゆる経営学修士と呼ばれる資格ではなくて、学位を取りに行く大学になります。ビジネススクールって言った方がわかりやすいんですが、きちんと文科省の管轄の大学ですので、一応大学って言ったほうが正しくはございます。

アジア最大級ということで、今卒業生がだいたい5000人を超えたくらい。1学年800人くらいが、社会人になってから勉強するために入学するという、物好きの集まりと言われていますけど。我々もご多分に漏れず、物好きの集まりで、お金を出して社会人になってから勉強をしに行ったというかたちになります。実は(グロービスで)最後に研究したのが、今回お話しする内容になっております。

簡単に今日の4人の「ここが出会いですよ」というのと、「お前なにものやねん」みたいな話があると思いますので、自己紹介を改めてさせていただきます。ちょっと最初に簡単な説明をした後に、「そもそもマンガってビジネスにどう役立っているの?」というのと、「どのように役立てるの?」というHOWのところを。

今回せっかく本を出した機会に、(会場のBOOK LAB TOKYO 店長の)押切(加奈子)さんに場をいただきましたので、「ロジカルシンキングをちょっとみなさんでやってみましょう」という少しフィールドの実践もしようかと。では、この3つを軸にお話しを進めさせていただければなと思っています。

上野豪といいます。今「DRONE PILOT AGENCY」というドローンのお仕事をする会社を起業して、もうすぐ1年というかたちになります。せっかくマンガのイベントですので、マンガを紹介しようということでですね、僕が好きなマンガを書いています。『うしおととら』『マスターキートン』『僕のヒーローアカデミア』『僕のジョヴァンニ』、岡崎二郎の『アフターゼロ』とかですね。

ただ、スライドに書ききれないくらいあるんです。もちろん『ジョジョの奇妙な冒険』も大好きです。自分をキャラに表すと、あとに出てくる方から我々がヒントをいただいたんですが、自分をキャラに表すと『ダイの大冒険』のポップかなと思っています。

どういうところがと言うと、そもそもポップっておちゃらけていますし、血筋が良くない。武器屋の息子ですし。才能はとくに最初はなかった、みたいな感じの成り上がり型なんですね。僕も成り上がり型で、子会社の代表をしたりとか、会社を起業したりとかなので。まさにお調子者なところであったりとか、意気地が無いところであったりとか、なんとか頑張ってここまできたところが自分に似ているかなと思います。はい次、そのまま渡したいと思います。

『スラムダンク』の小暮君に見る、己の理想像

笠野アヤ野氏(以下、笠野):はじめまして、笠野アヤ野と申します。ちょっと変わった字なんですけど本名です。よく「芸名ですか?」と言われるんですけれど、アヤ野って漢字にとくに意味はないです。単純に画数が良いってことで親が決めました。

Web系の仕事をしていて、Webサイトにどうやったらもっと人がくるか、どうやったら読みやすくなるかというプロデューサー的なことをやっております。

好きなマンガは割と少年マンガ系を読んでいて、だいたい読んでいるんですけど、ちょっと最近なぜかジョジョを読み始めて、今第5部くらいに差しかかっています。これからジョジョにもっとハマっていこうと思っているところです。

上野:自己紹介の画像は、なんでカエルなんですか? たぶんみなさん思っていると思うんですけど。

笠野:鳥獣戯画という絵が好きで、これ、鳥獣戯画を現代風にポップにアレンジしたフリーイラスト集からとってきました。

上野:それで(カエル)なんですね(笑)。ありがとうございます。

笠野:自分に似たキャラクターは『ヲタクに恋は難しい』という、わりと最近のマンガで、アニメとかもやっているのでご存知の方がいらっしゃるかもしれないですけど。主人公の1人の二藤君、男の子なんですけど。

この子がわりとボーっといつもしていて、(リアルでは)無表情でネット上だとキャッキャしていて、好きなものには一直線って感じの子でゲームが好きなんですけど。私もだいたいそういう人なので、この二藤君を選びました。今日はよろしくお願いします。

(会場拍手)

中川慶孝氏(以下、中川):こんにちは中川慶孝と申します。私は製造業の営業をやっていまして、そのお客さんへのサービスをどう良くしていくかを日々考えています。私自身は他の3人のメンバーと違いまして、マンガについてはこの研究に入らせてもらったこの2年間から急に読み始めたかたちになります。

中学生くらいまでは『名探偵コナン』とか『スラムダンク』、ジャンプ系のマンガとかを読んでいたんですけど、その後ぱったりと間が空いて、そしてこの研究に参加することになって慌てて読み始めたということになります。

好きなマンガは『ハイキュー!!』とか『DAYS』『ジャイアントキリング』などのスポーツものが大好きで読んでいます。自分を表すキャラでパッと思いついたのが、ここに書いてある『スラムダンク』の小暮君なんですけど。本当は自分のあこがれとしては、もっと強いキャプテンとかそういうのにあこがれるんですけど。

自分の中ではキャプテンとして、自分のやるべきことを淡々とやり続けたりとか、最後決めるところは決めるとか、そういう強さを持っているところは自分と近いかなと思って小暮君を選びました。今日は1日よろしくお願いします。

(会場拍手)

マンガの名シーンに人生の喜怒哀楽を学ぶ

上野:はい、じゃあマンガをビジネスでというところでちょうど『スラムダンク』の話も出たんですが、みなさんよく仕事が辛いときとか、大変なときってこんなことを思いついたりしませんか? 「あきらめたらそこで試合終了ですよ」だったりとか、けっこうマンガの名シーンとか、自分の心に焼き付いているシーンとかあると思うんですよ。

ひょっとしたら、なにか大変なときに(マンガが人を)鼓舞したりとか、世代がもう少し上ですと「立つんだジョー」みたいなことを考えたりするわけですね。

他にも例えば、我々が思うのは『宇宙兄弟』の六太の名言が刺さるとか。エリーとかブライアンとか、いわゆる宇宙飛行士たちのリーダーシップを見習いたいとか、部下をああいうふうに導いてみたいとか。

『課長島耕作』は大組織での立ち回りの仕方みたいな。スライドは中沢部長と課長島耕作の名シーンですね。中沢さんが取引先の前で裸踊りを踊るという、それを観て島が泣くという超名シーンなんですけど。大企業は大変なんだなというのを学んだりとか。

実はマンガって僕たちがいろいろな仕事をしていくうえで、土台を作ったりとか学びを与えてくれてるんじゃないかとなんとなく考えていました。でもそれってなんなんだろうみたいなところで研究をした、というのが我々の研究にいたった経緯であります。

それが「マンガがビジネスパーソンに与える影響や効果の検証と新しい活用方法」と。そう聞くとみんな「ほー」みたいな顔になると思うんですが、平たく言うとマンガって仕事に良い影響与えてると(思いました)。

じゃあ実際に、僕らせっかく経営大学院までいったんだったら、経営大学院で習うリーダーシップや組織のマネージメント、はたまたマーケティングなのか、そういうもろもろのフレームワークが実はマンガで表せるんじゃないか。MBAの勉強をマンガでできるんじゃないの? であったりとか。

実際これ仕事で生かせるんじゃないの? というのを深く突っ込んで研究したというのが我々の研究になります。じゃあなんでマンガの研究を(始めたのか)? というところがさっきのようなところになりますけれど。

笠野:いまちらっと話に出たんですけど、我々はグロービス経営大学院に通っていて、一応、経営学を勉強する場所なので、大っぴらにマンガの話をするような場所では本来ないわけなんですけれども。でも授業が終わった後の飲み会とかで話すと、実はマンガ好きな人ってけっこういるし、一度話すとこういう感じで止まらない人がいるし(笑)。

上野:僕ですね(笑)。

マンガ大国・日本の特殊性とは

笠野:あとは「マンガのこういう主人公の、こういう生き方にあこがれているんです」と、目標みたいに捉えている人がけっこういたりして。これってさっきの話みたいに、今まで読んできたマンガ、今読んでるマンガというのが、ビジネスにすごく影響しているんじゃないかと。なんとなく雑談レベルで感じていて。それをきちんと研究としてやろうというのがきっかけです。

上野:けっこうまじめにリサーチしたんです。

笠野:「じゃあマンガって本当に何がすごいの?」ってことを、今までは飲み会の雑談レベルだったんですけど、我々一応(大学院で)ちゃんと勉強している身なので、データを調べたり、アンケートをとったりして、いろいろ調査しました。

上野:本当に「マンガのなにがすごいの?」「なぜマンガなの?」というところです。

笠野:はい。

上野:日本ってすごい特殊ですよね。いわゆる仕事をしているサラリーマンとかが、電車の中でスマホも見ますけれど、電車で週刊少年マガジンを開くのは国としてはあんまりなくて、世界からみてもちょっと変わってるなという感じですね。これちょっと調べてみたんですけど。

笠野:そうですね。まず数字で見ると、日本のマンガ市場規模、マンガとか(関連する)コンテンツを買っているお金の総額ですね。それがアメリカの約3倍なんですよ。ただ日本の人口は1億人ちょっとで、アメリカが3億人なので、人口はアメリカのほうが3倍多いんですが、マンガ市場規模というのが、日本がアメリカの3倍というとてつもない差があって。

そもそも日本とアメリカ以外に、マンガ市場規模をデータとして公表している国があまりなかったんです。仮説なんですけど、(マンガ市場の)規模が小さいということで、公表していないんだろうなと思っているので、もしかしたら日本が世界一の市場規模を持っているんじゃないかという推測をしています。

今電車の中でサラリーマンがマンガを読んでいるという、体感レベルの話もあったんですけど。日本って図書館とか美容院とか病院などの公共の場に、マンガが置いてあったりするじゃないですか。

そもそも週刊の雑誌とかも置いてあるので、日本は子どもから大人まで、マンガに触れやすい環境なんだなというのはみなさんご理解いただけるところかなと思います。

上野:中川さん、なにか補足大丈夫ですか?

中川:やっぱり(マンガが)自然と身の回りにあって、誰かしら必ず読んでいるとか、毎週発売されるたびに、それについて話をしていたり。本当に日々マンガ漬けだったなというのが小さい頃からの印象で、それが数字にも表れているのかなと感じます。

マンガへの価値観が欧州と日本で異なる

上野:たしか、本の価格が違うのも調べてくれましたよね。

笠野:だいたいマンガって200、300ページで、400円とか500円だと思うんですけど、海外だと30ページくらいで500円とかなんです。なのですごい(海外では)高いんですよね。

上野:フランスとかだとアートみたいなかたちで、2,000~3,000円くらいのコミックスになっていたりとかしますし。

笠野:そうなってくると、必然的に大人しか買えないじゃないですか。だから本当に大人のサブカルのたしなみというか。

上野:アート系ですよね。

笠野:小学生の時に「今週のジャンプみた?」みたいな話がある感じで、子どもでも読める値段というのも大きいかなと思います。(スライドを指して)これ結果なんですけど、「じゃあなんでこんなに日本でマンガが浸透してるの」ってことで、昔をさかのぼります。

上野:はい、マンガの市場がまずあることがわかったと思うんですけれども。じゃあなんで世間に浸透しているのというところだと、浸透した理由としては「読み手・売り手・描き手の3拍子がそろっていた」ということです。そこが海外と大きく違う点でもあります。どういうことかというのをちょっと見てみましょうか。

笠野:まず読み手と描き手についてですが、マンガってストーリーがある物語じゃないですか。その物語って『源氏物語』とか、古い物は平安時代くらいからあって。子どもでも読めるやさしい物語ってなると、鎌倉時代の「御伽草子」とよばれる『浦島太郎』とか『一寸法師』とか、そういった物語が発祥なんですね。

あとは鎌倉時代から寺院とかで読み書きを教えていて、普通の子どもが読むことも書くこともできるという状況が当時からあって。江戸時代だと「寺子屋」という単語を聞いたことある人が多いと思うんですけど、寺子屋で貧富の差がなく読み書きを教えていたので、日本の識字率が他の国に比べてかなり高かったというのが、読み手の土壌としてあります。

上野:海外だとそもそも大人向けの物語だったりとか、フランスのジャンヌダルクとか農民たちのように、本や字が読めなかったりする教育を受けていたりとかするので、そもそも(日本の)読み手のレベルが高かったというところですね。

笠野:あとは海外でも物語自体はあったんですが、娯楽というよりかはキリスト教の伝播とか、宗教に関連した目的だったりして。教育的な要素があって、少し硬いものだったというのも一応補足しておきます。大衆向けではなかった。

読み手と描き手が互いに成熟してきた

上野:次に大きく違ったのがこれなんですけど。(日本に)売り手が存在したというのが大きいですね。いわゆる「出版社」という所で、浮世絵とかでも肉筆画みたいな1枚絵があると思うんですけど、大衆向けに出版されたものがあって。一番古いマンガと言われるのが、(スライドの)左側にある『鳥羽絵本』と呼ばれる江戸中期の本になります。

『鳥獣戯画』とかあると思うんですが、『鳥獣戯画』自体は印刷されていないので大衆に届けられないわけですよね。つまり読み手と描き手の間に大衆に届けるための売り手がいたというところが、他の国とは大きく違っていて、まさにここが日本の中で広がった1つの要素かなと思います。

その後も出版社は存在し続けて、(スライドの)右手のところが『豆本』といわれるものです。これが幕末にあって、この色合い、カラーで平民まで浸透していったりとか。

続きまして、「描き手と読み手とマンガの成熟」といったところなんですけれども。これは大正12年の近代マンガの先駆者と言われている『正チャンの冒険』というマンガです。手塚治虫にいく前のマンガです。マンガの形をコマにしてきた、起承転結にしてきたというところなんですけど。

海外だったら映画とかにいったと思うんですけど、(日本では)マンガの方を中心に描き手、才能が集まってきたというところはおもしろいかなと思います。そして描き手と読み手がそのまま年齢を重ねていくので、少年マンガだったものが、だんだん青年マンガになっていって。

大人マンガの一番最初の出版物として『週刊漫画TIMES』というのが出たりして。読み手と描き手が年代と共に育っていって、『コロコロコミック』から、例えば『黄昏流星群』みたいなかたちになったりとか。幅広い年代にマンガが広がっていったというところは非常におもしろい現象なのかなと思います。

笠野:マンガの表現にフォーカスを当てるんですけれど、海外のマンガ、アメコミとかって、どちらかと言うと映画のワンシーンを手描きして、それに説明文を文字としてくっつけるみたいな体裁が多いんですけど。日本のマンガだと発展していて、(スライドを指して)これ『ワンピース』というマンガのチョッパーが、照れ隠しで暴言を吐いているが、すごいニコニコしているシーンなんですけれど。

セリフの強さとかがセリフの枠、吹き出しで表現されていたりとか。あと「にこにこ」とかって上のほうに文字があって、その下ににぎやかしを示す線とかがあったり、いろいろ表現満載なんです。なので欧米に比べて、複雑な物語のシーンを読み手がストレスなく受け入れられるというところがあります。

「間白」は日本ならではの技法

笠野:日本のマンガの表現の発展でおもしろいところがあったのでご紹介すると、(スライドを指して)これは『めぞん一刻』というマンガで、30年前ということを知ってびっくりしたんですけど(笑)。このコマに映っているのが主人公の2人で、五代君と音無さんという2人なんですけど。

このシーンは同じ場所、時間に2人が向かい合って話しているシーンなんですね。これを例えば映画にすると、どっちかの表情を撮ろうとした場合、もう一人の後ろの頭が映りますよね。もし2人の表情をおさめたいってなったら2カットにわける。マンガだと2コマに分けるという作業が必要になるんですけど。

このマンガでちょっと工夫しているのが、「間白(まはく)」という白いエリアがあると思うんですけど、それによって2つの空間を同居させても違和感がないような表現にしているんです。

みなさんなんとなく観ていてわかると思うんですけど、音無さんと五代君が向き合って話しているって感じを1画面におさめていて。それがなりたっているのがこの「間白」があるからなんです。

上野:ちょっとこれは海外と比較してなかなかない、日本独自のものですよね。

中川:そうですね、間を読む文化というのがあるので、例えば間白もそうですけど、「……」とかがマンガでよくあったりとか、そういう間があったりすると「こういうことを言いたいんだろうな」とか、僕らは読みながら推測できるというのがあって。

日本人はそういういろんな表現を使いながら、マンガを深く読んでいくという特徴があります。

<続きは近日公開>

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