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著者と語る朝渋『コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法』著者・三浦将さん(全3記事)

ダメな自分をさらけ出すと、自己肯定感が上がる 「自己開示」がもたらすメリット 

2018年8月2日、渋谷・道玄坂で開催している会員制朝活コミュニティ「朝渋」にて、著者と語る朝渋『コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法』が開催されました。スピーカーの三浦将氏は、習慣力を軸に、ビジネスパーソンやスポーツ選手をはじめ、ターゲットを問わずさまざまな人々の潜在能力を引き出し続けてきたコーチングのプロ。本パートでは、自己開示の重要性について語ったほか、参加者から寄せられたたくさんの質問に回答しました。

他人に自分のダメな部分をさらけ出せるか?

井上皓史氏(以下、井上):いったん三浦さんのお話はここまでということにしますね。では、2分間シェアをお願いします。

(話し合いタイム)

三浦将氏(以下、三浦):拍手をお願いします。

(会場拍手)

井上:朝から知らない人と、これだけいっぱい話すことってないですよね。

三浦:いいですよね。

井上:みなさんが楽しそうに話しているのが印象的でした。そしたら、ここから僕のほうで簡単に(ご質問したいと思います)。もうお話してしまったところだと思うんですけれども、僕もこの本を読んでいて、(自分が)「〇〇しなければならない」にかなり縛られているなという印象を持ちまして。

コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法

本の中で「とはいえ、1人でやるのってけっこう難しいよね」という話で、安全・安心のコミュニティであったりとか、家族、同僚といったコミュニティで解決することも多いという話でしたけれども、そのあたりをもう少し深掘りしたいなと思っています。

あまり三浦さんからコミュニティの話を聞いたことないなと思うんですが、どういうふうに考えていらっしゃいますか?

三浦:自己開示というのは、すごくいいポイントなんです。どうですか、みなさん? 自己開示できる? 僕は、相当この本の中で自己開示しています。自分のダメな部分、ダメだった部分、相当深く書いてるけど。

「自己開示ってなにか?」。つまり、現状とか過去、自分のダメな部分をさらけ出せるかどうかということは、ある程度の自己肯定感があるからできるんですね。

井上:そっか、確かに。

三浦:もうちょっと言うと、勇気を出してダメな自分をさらけ出すと、自己肯定感が上がります。「そうやって自己開示できた自分、やるじゃん」って。だから、さらけ出すということですよ。

みなさん、ここに来て初めての人も多いから、ある意味、防御シールドを張ってるのね。人生、みなさん防御シールドだらけでしょ? わかる? 会社行くとか。

つまり、安全安心のコミュニティじゃないところだと、そのシールドを強くしないといけないんですよ。とくに会社なんか行くと、まったく自分と違う人格で行く人がいます。Googleはそれが一番問題だって言っています。

だから、安全安心というのはそのシールドを張らなくていいコミュニティなのね。例えば、家族とか気の置けない友人というのが最高なわけですよ。そういうところでは自己開示が進むんだよね。

自己開示ってめちゃくちゃパワフルだし、お互いの関係性を高めます。お互いの関係性を高めるし、そういうふうに言えた自分、それを出せた自分に対する自己肯定感が上がっていくんだよね。すごく大切なことです。

自分の知らない自分をフィードバックしてもらう

三浦:この安心安全なコミュニティの中でもう1個あるのが、フィードバックというものやつです。これもいいポイントが来たね。

井上:(笑)。

三浦:フィードバックというのがある。つまり、相手もあなたのことをちゃんと知らせてくれる。「ジョハリの窓」ってご存じの方いると思いますけどね。自分の知らない自分を相手はわかっていて、それを知らせてくれるのがフィードバックなわけね。相手が知らない自分を自分で言うのが自己開示ですね。

こういうふうにやるとジョハリの窓ってどんどん開いていくんだよね。そうすると、人間というのはオープンになって、自己肯定感が上がっていく。だから、安心安全のコミュニティに属するのは非常にいい。そういった意味でもメリットが大きい。

井上:なるほど。僕が2年前からこの朝渋をやり始めた経緯が、人間関係を構築していくのって、なんだか薄っぺらいところがすごく多いなと思ったんです。例えば「Googleに務めている井上です」という名刺であったり、自分よりも年寄りの10歳上の人とかでマウントを取られたり、なんだかそういうのがすごくバカらしくなってきてですね。

僕が持っている朝渋のコミュニティは、誰が何歳でどんな仕事をしてるのかはいっさいなしの環境で、自分を表現しなきゃいけない場所だと思っています。

そうなった瞬間に、今いるコミュニティの人たちは、最初は戸惑うんですね。自分ってなにが好きでどんな人間だったかが言えない。肩書きと年齢だけでやってきたようなところがあるので、「あれ、自分なにやってたんだっけ?」という。

そこを助成するようなコミュニケーション、コミュニティを作っていきたいなと思うんですけど。まさにそういう「自分とはなにか?」を自己理解で深めていくようなことが、今後大事になってくるんだなと思いました。

三浦:すごく大事。まさにコーチングをやっている人はわかるけど、コーチングもそれなんだよね。コーチングって、自己理解を深めるためにやっているんですね。

だから、コーチが安心安全の場を作ってくれるからなんでも言えるわけです。コーチングの場って、まさに自己開示の場なの。初対面なのに、親にも言ったことがないような話がどんどん出てくるわけ。

井上:確かに。

三浦:そこで人間の可能性って開いていくんだよね。

井上:すごい。

安全で安心できるコミュニティで能力が開花する

三浦:だから、このコミュニティを作るってすごく大事なんです。僕は塾をやっているんですけど。

井上:「習慣塾」?

三浦:そう。オンラインと対面の塾をやっていますけど、とくにやっぱり対面の塾はすごく濃いので、もう塾生同士がすごいレベルの自己開示をします。

井上:この本に書いてますね。

三浦:うん。それはオンラインですね。

井上:あっ、これはオンライン。

三浦:そっちもかなり自己開示が進むんだけど、やっぱり対面は強烈な自己開示が進むから、もうファミリーみたいです。だから、どんどん能力が出てくるんですよ。

要は、僕はそれをコーチングでやっているんだけど、もっとコミュニティでやりたいなと思って、「一流習慣3ヶ月集中養成塾」というものをやっているんだけど、コミュニティでやってみたらまたすごいことが起こって。まさに安心安全のコミュニティで、その人たちの能力が開花しまくったんです。

井上:やっぱりブレーキをかけちゃってる部分が多いかもしれないですね。

三浦:そうそう。すごくシンプルな話なんだけど、自己肯定感がどんどんそれに伴って上がっていく。そして、人を肯定する力もどんどん上がっていく。参加者の中には社長さんとか部長さんもいるんだけど、ものすごく今リーダーのレベルとして3段階ぐらい上がった感じ。

井上:人が変わって、部下が驚いちゃいそうですよね。

三浦:そうそう。だから「なにが起こってるんだ?」ということで、彼の部では話題になっているよね。

井上:そうですよね。わかりました。

三浦:そんなことが起こります。

井上:ありがとうございます。

「こう働くべき」という思いこみ

井上:そうしたら、僕以外の質疑応答を何点か拾いたいと思いますけれども、ぜひ。はい、じゃあ奥の(方どうぞ)。

参加者5:今日はとても勉強になりました。自己肯定感というのを改めて考えて、すごくいいきっかけになりました。私は今日、三浦さんにお聞きしたいことがあって。自分の中の生真面目さにどう向き合えばいいのかな、って最近悩んでいます。

私は、去年の6月まで出版社で編集をやっていたんですけど、辞めて、今フリーランスで編集をやっています。去年までいわゆるサラリーマンをやっていて、要するに10時からずっと働いてというのを月〜金でやってきました。

辞めてみて、上手にやると週4日ぐらいで働いてもなんとか暮らしていけることがわかって、今それをやっていて別に滞りなく働けているのですが、その半面、なんだかちょっと……。

三浦:「これでいいんだろうか」というような?

参加者5:そう。1日サボって。サボっているという言い方は変なんですけど、別にこれでうまくいっているのに、でも「ちゃんとやらなきゃいけないんじゃないの?」という部分もあったりして。

そのへんの生真面目さを肯定していいのか、それを潰してもうちょっとストイックにやるべきなのか、というところをお聞きしたいんですけど。

三浦:なるほど。いいですね。ありがとうございます。拍手お願いします。

(会場拍手)

これほかの人にとっても、いい質問していただいたんじゃないかなと思うんですけれど。僕もそうなんだよね。サラリーマンを辞めてそういう状況になってたんだけど、まぁ、ここも思い込みなわけですよ。

要は「働くってこういうことだ」って。10時〜18時で、週5日はちゃんと働く。もうそういう刷り込みなわけ。

そこが基準になっちゃって、そうじゃないと真面目じゃない。真面目という線を勝手に引いてるだけで、「本当にそうですか?」と聞いてみて。本当にそう? 本当はそうじゃないよね。

大事なところはそこじゃなくて、「自分が本当にやりたいことをやれているか」「本当に自分が到達したいところに到達する日々の努力を自分がしているか」。そこが基準だと思うんですよね。

じゃあ、ちょっと自分に圧をかけて、ストレッチをかけて、「こういう目標を1年以内に達成しよう」と思ったら、週7日働くんです。大事なことはそこだけ。

自分でライフバランスを決める

三浦:やっぱり、どういう人生を送るかというライフバランスがあります。そういった意味で、そこを見てやりながら「このライフバランスがいいな」って自分で(決める)。

それは人によるんです。だいたい人にはいろんな感覚があるのを1個でまとめちゃってるんです。世の中は、(働く時間を)10時〜18時という基準、(週)5日という基準でまとめちゃってるわけですよ。

だけど、自分の中で一番いいかたちは、人によって違うわけです。週4日働いて、いい感じで食っていけたら最高じゃないですか。

井上:うらやましいですね。

三浦:逆に、その余暇の時間にやっていることが仕事につながったりもするだろうし。そこで良い悪いじゃなくて、そういったときに「あっ、今度この目標やってみよう」「ここをやってみよう」「こうしてみよう」とか「世界に出てみよう」と思ったら、その目的意識を自分の中で持って、人の3倍働くんですよ。

「今はこれでやっているからいいんだ。OK、これもOK。週4日でOK」って。「でも、来年からはここに行くから、週6日やろう」って。「6日やろう」でもないな。「6日になっちゃうかもしれないな」というところ。

井上:無理やりそういう目的意識を持たなくても、今がよければよいという感覚もあると。

三浦:そうそう。だからやっぱりこれコーチング的な話で、「本当はどうしたいの?」と自分に聞いてみるんです。「本当はどうしたいの?」という言葉で出てきたのが、週4日働くことが「自分が本当にどうしたいか?」に一番合っていると思えばOKなわけです。答えになっていますか?

参加者5:はい。

井上:本の中に「どうしたいの?」を3回繰り返すというワークなどもあるので、ぜひみなさんもワークをやっていただければ。

三浦:人間、思い込みはいっぱいありますよ。

誰のために、なんのためにハングリーになるか?

井上:ほかに。はい、じゃあ(どうぞ)。

参加者6:ありがとうございます。私自身は、けっこう自己肯定感は高いかなとお話を聞きながら思っていたんですが、一方で、社会や自分に対しての不満が高い人は、やっぱりハングリーであったり、成長へのベクトルが(強いようにも思います)。

なんだか僕は満足しすぎて、平衡だとは思わないんですけど、緩やかな上昇志向というところで。一方で、不満が高い人はハングリーですごくググッと上がっているような人もいるよなぁと思います。自己肯定と不満はどういった関係にあるのかなと。

三浦:なるほど。ありがとうございます。拍手お願いします。

(会場拍手)

これが答えになっているかどうかはちょっとわからないですけど、僕もコーチングで、社長さんやアントレプレナーのコーチングをやっています。これは、すごく自己肯定感がいりますよ。みなさんが名前を知っているような人のコーチングをしてますから。

そういう人のハングリーさは、自分のためのハングリーじゃないんだよね。やっぱり、もっと大きいもののためにハングリーさを持っているんですよ。

だから、ここでも書きました、「今の自分はOK。ここまでやってきた自分はOK。でも、もっと行こう」って。その原動力は「for me」じゃなくて「for you」「for them」なんだよね。だから、緩やかじゃないんですよ。そういう人はそこ(の目標)が高いから。

だから、満足しちゃうと緩やかになっちゃうと思うかもしれないんだけど、そこは「いや、緩やかでいけないの?」というのが僕は逆にあるんですよ。自分がやりたいことをやれば緩やかでよくて。

世の中、「成長、成長」と言ったりとか、「お金儲け、お金儲け」「情報、情報」と言ったりするけど、自分はそこじゃない。ブロックチェーンだとか、もうなんかいろいろあるよね。

井上:無理やり「for you」「for them」にしなくてもいいということですね。

三浦:そうそう。ここ(本)にもあるけど、自分にとってどうでもいいことはどうでもいいようにすればいいわけであって。だけど、自分にとってどうでもよくないことは、やっぱり自然とどんどん突き詰めてやっていくことになってくるんですよね。大丈夫ですか? 

参加者6:はい。ありがとうございます。

三浦:ありがとうございます。

部下を成長させるために上司がやるべきこと

井上:(質問したい人の)手がめちゃくちゃ挙がりますね。

参加者7:どうもありがとうございました。

三浦:ありがとうございます。

参加者7:私自身ではなく、例えば後輩であったり、部下であったりにかける言葉なんですけど。

そういった人たちが「こうじゃなくてはならない」って自分で自発的に思っていて、それを「こうじゃなくてはならないと思うんですけど、なかなかそれができなくて、でも、がんばりたいんです」と言ってくる方って、けっこういらっしゃるんです。そういった人にかける言葉で、少し迷うところがございまして。

私としては、せっかく自分で固い意志を持っているんだったら、「じゃあ、なんでそう思っているのかを探求してがんばってみなよ」という言い方をして、せっかくがんばろうとしているところに焚きつけてというか、さらに(自分を)伸ばしてもらう選択をするのか。逆に、「いや、今でも十分がんばってるよ」と安心させる言葉をかけるのがいいのかという葛藤がありまして。

というのも後者の場合、安心してしまうことによって、大きく伸びようとしているところを逆に緩やかにしてしまうんじゃないかという恐れがあって、そこで葛藤があります。そのあたりをちょっとお聞きしたいなと。

三浦:ありがとうございます。拍手お願いします。

(会場拍手)

(あなたが)上司なわけですよね。さっきのハードルの話でいうと、「今、その人にとってどれぐらい適したハードルが与えられているか?」を、上司としてちゃんと見てあげることが大事です。

「こういう言い方をすればいいか?」という以前に、その人にとって、ちょっとチャレンジしたら超えられるぐらいのところにすごく適度にアサインされているかをちゃんと見ること。

それ(ハードル)が低すぎるとすぐできちゃうし、すぐできたことを「よくやったね」というとちょっとダレちゃうし。高すぎると「がんばれ、がんばれ」と言っても、どんどん自己否定が起こっちゃうわけですよ。

だから一番大事なことは、どれぐらいの階段で……その階段の高さは、人によって違うんだよね。今の彼がどれぐらいの階段のものを背負っていて、それに対してどれくらいの能力とモチベーションがあるかを見てあげる。

やっぱり能力のちょっと上ぐらいのものががんばってできる、というところが一番良くて。そこに(ハードルを)設定してあげれば、達成したら「よくやった。次も行こう」と言うとすごくスムーズにいくし、うまくいかなかったら「大丈夫。いけるから」とやってあげればいいんです。

参加者7:ありがとうございます。

三浦:ありがとうございます。

反省ではなく、振り返る

井上:じゃあラスト1問。ごめんなさい、そのお2人で終わりです。

参加者8:お話ありがとうございました。

三浦:ありがとうございます。

参加者8:私の仕事はコーチングに近いようなもので、英語学習コンサルタントと言います。ビジネスマンに英語の学習をさせて、その時間管理などをする仕事をしています。私の生徒には、大企業の部長や経営者という方もいらっしゃいます。

そういう方ってもともと自己肯定感が高くて。自分は今24歳で、重役クラスの位が高い方に対してコンサルティングをしているんですけれども。三浦さんは名だたる経営者などをコーチングされているということで、そういうときに気にされているマインドというか、マウントを取るわけじゃないですけど、どう舐められないで接していけばいいかを、もしなにかあれば教えていただきたいです。

三浦:ありがとうございます。

(会場拍手)

まぁ、24歳だとそうなるよね。舐められないことはすごく大事です。いろんなやり方があるんだけど、まずは、そのステージに立っている自分を認めてあげること。できるかできないか以前に「立ってるんだ。OK」「ここでやろう」って。

もう1つは、(自分が)揺らがないことが目の前の人のため。揺らいじゃうと、その目の前の人のためにならない。プロ意識としてはそこです。自分がなにかいやだとか「こんなんじゃいけない」という以前に、揺らがない自分でいることが、目の前の人に対する最大の貢献だと思うこと。それをやろうって。そのほうがずっと力出るから、そういう癖をつけてみてください。OK? ありがとうございます。

井上:はい、ラストはこちらにいる方。

三浦:僕がこういうことをやるとね、なんだかご相談がいっぱいくる(笑)。

三浦:そうですね、確かに。仕方ないのかもしれないですけど(笑)。

参加者9:すみません。お話ありがとうございます。1つ前の質問とちょっと似てしまうかもしれないんですけど。ついつい私も「自分ダメだな」って思っていたことがあって。

でも、そこの気づきから反省して「じゃあ次はこうしよう」とけっこう思うことが多いんですけど、それって反省なのか、自己否定なのか。なんだか入口は似ているけど、プラスとマイナスがあるよなと思っています。反省と自己否定の違いというか、それは違うものなのかなと。

三浦:なるほど。ありがとうございます。拍手お願いします。

(会場拍手)

僕はあんまり「反省」という言葉を使わないんです。なにかをやる。例えば昨日も研修をやっていたんですけど、研修が終わったあとにやるのは振り返りなんですね。反省じゃなくて、振り返りなんです。

要は反省というと、なんか自分がダメなことをもとにしてというようなことをやる。振り返りというのは「なにが起きたんだろう?」「なにがうまくいったんだろう?」「なにがうまくいかなかったんだろう?」というもの。自分がどうのこうのではなくて、振り返ってみて「じゃあ、次にどうしたらよりうまくいくか?」という、PDCA的な発想。

自分がどうのこうのではなくて、しっかり振り返る。もうちょっと冷静に「どうしたらもっとうまくいくのか?」というところ。「うまくいくためには、あとなにをしないといけないのか?」という感覚でいれば、自己否定は起こりにくいです。(ご質問)ありがとうございます。

自分の状態に気づく客観性を身につける

井上:ありがとうございます。たくさんの質問ありがとうございました。最後に、三浦さんから一言ということで、夜のイベントじゃなく朝のイベントなので、先ほど話されたことを、今日から実践できることがたくさんあると思うんですけれども、今日このあと何に意識してというところをメインで一言いただけたらなと思います。

三浦:まず、ちょっと振り返る時間を作ってみてください。大事なことね。このあとすぐ仕事に入って忙しい方もいらっしゃると思いますけど、昼休みとか。みなさん、メモをすごく取っていただているので、そういうことをもう1回振り返って、自分なりにまとめるとか、文章にするとか、発信するということをしていただければなと。それは非常に僕もやっていただきたいなということです。

あと、さっき言ったように、自分の状態に気づくというところを意識してみてください。今の自分がなにを考えているのか、どういう状態にあるのか? 得な状態にあるのか損な状態にあるのか? この癖をつけるのはすごく大事です。客観性を身につけるということです。

だから、まずここ(の振り返る時間を作ること)。そうすると、次にどうするかの判断ができるので、自分でここを少しずつやってみてください。1日過ぎて2日過ぎると「あっ!」と思うときが(あります)。「あの時なんか客観性がなくて、自分の中に入っちゃってたよ。うわー、これがダメなんだ」と入っちゃってたことに気づいたりします。

そういうものも振り返ってみて、この1回1回で気づくと、そこでまた「自分どうする?」と問いかけられるようになることが起こるので。これってすごくパワフルです。なので、ぜひそれをやっていただければなと思います。

井上:ありがとうございます。1時間半あっという間でしたけれども、今日のゲストは三浦将さんでした。拍手をお願いします。ありがとうございます。

(会場拍手)

三浦:あとは講演などもやっていますので。

井上:そうですね。

三浦:あと、この本の表紙をぜひアップしてください。すごくインスタ映えするので、ぜひFacebookやインスタにどんどんあげてみてください。

コーチングのプロが教える 「できる自分」を呼び覚ます一番シンプルな方法

井上:はい。ありがとうございます。

三浦:ありがとうございました。

(会場拍手)

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