「起業のイロハ」を語り合うパネルディスカッションがスタート

司会者:それではお待ちかね、パネルディスカッションですね。DMM.com会長、亀山さん、PoliPoliの伊藤和真氏、ONE FINANCIALの山内口奏人氏、そして、今回モデレーターを務めていただきます、ヤフー株式会社の伊藤羊一さん、拍手でお迎えください。

(会場拍手)

伊藤羊一氏(以下、伊藤羊):みなさん、こんにちは。パネルディスカッションということで、最初に自己紹介を簡単にしていただいて、その後に過去の話。「どうやって起業したのか」とか、「なんでそんなことを思ったんだっけ」みたいな話を聞いて、そして「今こんなことを考えている」「そして未来はこんなことを考えている」みたいな。

ざっくり3つぐらいしか質問できないと思いますが、それをお二人の若い起業家が話をして、そこに亀山会長が突っ込むという。適宜そういうかたちで進めていければなというふうに思ってます。私、モデレーターを務めさせていただきます。よろしくお願いします。

(会場拍手)

ゲストは学生起業家と大ベテラン経営者

伊藤羊:では、さっそくなんですけども、「今をときめく」みたいな感じで、世の中に登場されています、山内さんから簡単に自己紹介をいただけたらと思います。

山内奏人氏(以下、山内):初めましての人が多いですかね。山内奏人と申します。ONE FINANCIALという会社のCEOをやっていて、「ONE」という画像買取りアプリを運営しています。よろしくお願いします。

伊藤羊:じゃあ、伊藤和真さんお願いします。

伊藤和真氏(以下、伊藤和):初めまして、PoliPoliの伊藤和真と申します。トークンエコノミーで政治のコミュニティをつくるということで、PoliPoliというサービスをやってます。本日の「FV 登竜門」の東京代表を務めさせていただいています。よろしくお願いします。

伊藤羊:よろしくお願いします。ちなみに、山内さんはおいくつでしたっけ?

山内:今、17歳です。

伊藤羊:高校生?

山内:高校3年生です。

伊藤羊:高校3年生。伊藤和真さんは?

伊藤和:僕は19歳です。大学2年生です。

伊藤羊:大学2年生。亀山さんは?(笑)。

亀山敬司氏(以下、亀山):57歳です(笑)。

(会場笑)

亀山氏に会いたければawabarへ

伊藤羊:よろしくお願いします。亀山さんは週末になるとawabar(アワバー)にいらっしゃるということで、お話したければawabarに。

亀山:ウチ(DMM)に入りたかったらおいでというかたちです(笑)。売り込みがあったらawabarにおいでませということで。最近、awabarがテレビで紹介されてたけど、あんなにチャラくないからね。

伊藤羊:この間の企画、なんかわけわからなかったですよね。

亀山:チャラチャラしてたよね。

伊藤羊:IT社長とか言ってね(笑)。

亀山:なんだっけ、バチェラー?

伊藤羊:あっ、そうそう。

亀山:いつもはいないからね(笑)。もっと真面目な空間で、みんなプレゼンしたりとかして。お酒飲みながら、わいわいやってるよね。

伊藤羊:そうですね。

亀山:そういうところに行ってみたらいいかなと思ったりして。

伊藤羊:お二人はawabarとかに行ったことは?

伊藤和:たまに。まあ(お酒は)飲めないのでソフトドリンクで。

亀山:そうね。君らが飲んだら俺が捕まっちゃうから(笑)。

伊藤羊:(伊藤さんは)行ったりする?

伊藤和:はい。(awabarに)PoliPoliのシールを貼ってもらってます。

データは次世代の仮想通貨になる

伊藤羊:ああ、そうなんですね。そうは言っても、お二人がやっていることの詳細を、ご存知ない方もいらっしゃると思うので。山内さんのほうから、「今どんなことをやっているのか」というのをお話していただければと思います。

山内:そうですね。「データは次世代の仮想通貨だ」ということを勝手に考えていて。どういうことかというと、仮想通貨って基本的にはオンライン上で管理して、価値があるものじゃないですか。データも今オンライン上で管理して価値があるもので。

(データを)仮想通貨と同じようにしたら、ある程度そこから収益を、誰でも得られるようになるんじゃないかなみたいなことを思っていて。データをうちに預けてもらって、うちがそのデータを運用して、それで配当を渡すみたいな、そういうビジネスですね。

伊藤羊:なるほど。なんでデータに着目したんですか?

山内:データに着目した理由は、僕はもともとデータがすごい好きで。人の性格が数字でわかってくるというのがすごいおもしろくて。

亀山:早々になんかあって、サービス潰れてたんじゃないの?

山内:そうですね。

亀山:あれどうなってるんだよ(笑)。

伊藤和:突っ込まれてる(笑)。

亀山:みんなに、なにをやって僕は金がなくなりましたって説明を(笑)。

山内:うちは、レシートを買い取るアプリをやっていて。レシート1枚10円で買うというのを、1人あたり1日100円までやると。そうすると、1人だいたい最高で月3,000円じゃないですか。そのユーザーが今60万人ぐらい増えちゃったので、単純にめちゃくちゃお金が出ていくことに気付いて。

伊藤羊:パンクしちゃった。

山内:はい。それに気付いて、お金がなくなると死んじゃうので。1回止めたという感じですね。

伊藤羊:でも、正直パンクするってわかってましたよね。

山内:いや、わかってなかったんですよ。というのは、最初「1ヶ月1万件をぐらいを買い取ろう」と思っていて、それだったら頑張れるかなと。でも、殺到してしまうときつい。

伊藤羊:失礼ながら、あれはCASHと同じようなことを狙われたのかと……。

山内:いや、ぜんぜん違いますね。

伊藤羊:あっ、そうなんですね。

レシートの買い取りから、画像の買い取りへシフトチェンジ

山内:まったく違って、それこそGDPRの問題とかってあって。あれって自分のデータが、どこか他の人に勝手に使われているという状況があって。それに対して、EUの人たちがすごく指摘をして、「利益の数パーセントを国民に返せ」みたいなことを、決めたわけじゃないですか。まさに日本でもそれと同じようなこが起こっていて、例えば、自分が5年前に歯の治療をしていた時のカルテのデータとかって、要はクリニックにあるわけじゃないですか。

でも、それが今どこにあるかは、僕らにはわからないわけです。もしかしたら、そのデータがなくなっているかもしれないし、どこか別のところに移動しているかもしれない。それを知ることって自分ではできないわけじゃないですか。そういうのは問題だなと思って、作ったサービスです。

伊藤羊:なるほど。でも1枚10円。

亀山:データはいいけど、レシート1枚10円は高いなって。

山内:そうですね。なので、最近はレシートだけじゃなくて、いろんな画像を買い取るので、レシート買取アプリから画像買取アプリに変わったということですね。

伊藤羊:なるほど。他にどんなものを買い取っているんですか?

山内:保険の証券です。保険を申し込んだ時にもらえる証券というのがあるんですけど、その画像とか。あとは、もうちょっとクライアントのニーズベースでいうと、「どんなシャンプーを使っているか」みたいな感じの画像です。

伊藤羊:なるほど。それをスマホでカシャッって撮って、それはいくらなんですか?

山内:それが確か15円とかです。

伊藤羊:へぇ。

山内:そうするとクライアントに、市場調査のデータとして渡すことができたりするのでということですね。

伊藤羊:亀山さんはレシートだったら1枚いくらの価値ですか?

亀山:俺だったら、レシートは0.01円ぐらいの価値かな。でも、保険の証書だったら100円ぐらいの価値があるかもしれないな。

伊藤羊:なるほど。

亀山:同じデータでも絞られてないレシートというか。1億円あって1枚10円だったら、1,000万件しか集まらないじゃない? 1,000万件集めて、これが使えるかというと、けっこう俺は厳しいと思うわけ。そんなデータはヤフーでも楽天でも持ってるわけよ。

Amazonとかも、購買データを持っていて。むしろ保険とか、不動産の謄本とか、自分の離婚届とか。そういう情報だったら価値があるかなって。

伊藤羊:離婚届とか、そういうのってあまりなさそうですけど。登記簿謄本とかね。

山内:あとは母子手帳とかもですね。子供がいるっていうことがわかると、ベネッセとかに(需要がありそう)。

亀山:「いくらの保険に今入っているか」とかがわかると、保険会社はけっこう欲しがるよね。その保険からこれに切り替えさせたら、いくらになるなというのがわかるので。あと自分が持っている株の情報とか、そういう価値のある情報って世の中にあるんだろうけど、ちょっとレシートでは。でも、世間的にわかりやすいから、プロモーションだと割り切っている良いと思うんだけど、どうなの?(笑)。

伊藤羊:どうなんですか?(笑)。

山内:半々ですね。レシートはやっぱり(世間的に)わかりやすいというのと。

伊藤羊:プロモーションとしては、みなさんそれで山内さんのことを知ったわけだから。