若手起業家3名の自己紹介と取り組み

大澤創太氏(以下、大澤):はじめていきます。みなさん今回は若手起業家セッションにお越しいただき、ありがとうございます。モデレーターを務めさせていただく株式会社FirstMake代表の大澤創太と申します。今日はどうかよろしくお願いいたします。

まずはじめにみなさん一言ずつ自己紹介をお願いします。どちらからいきましょうか? では石川さんからお願いします。

石川聡彦氏(以下、石川):初めまして、株式会社アイデミーの石川聡彦と申します。

Aidemyとは、AI、ブロックチェーンといった先端技術に特化したプログラミング学習サービスを提供していて、人工知能を学べるサービスだと日本でナンバーワンのユーザー数を誇るプログラミング学習サービスで、無料から学習できます。

みなさんお気づきかもしれませんが、私の名前は英語だとイニシャルがAIとなっていて、今25歳なので、25年間AIについて研究していたことになります(笑)。大学も去年やっと卒業して誰よりも長く大学にいたので、みなさんと近しいんじゃないかなと思います。ありがとうございます。以上です。

大澤:ありがとうございます。次に斎藤さん、お願いいたします。

斎藤孝俊(以下、斎藤氏):お願いします。誰やねん的な感じだと思うと思いますが、株式会社almaという名前の会社を最近立ち上げました。誰でもデザイナーになっていけるような世界観を目指して「ココディー」というデザイナー向けのサービスを最近始めました。

今日は一応僕が1番若手らしく23歳なんですけど、まだ大学4年生を3回やっているので、石川さんよりもみなさんに近いんじゃないかなと思っています(笑)。よろしくお願いいたします。

大澤:ありがとうございます。では最後に真子さん、お願いいたします。

真子就有氏(以下、真子):みなさんこんにちは。TECH::CAMPとTECH::EXPERTというテクノロジーの取り組み事業をやっております真子と申します。

若手起業家と書いてあるのですが、私28歳なのでもはや若手なのかみたいなかんじはあるんですけど、起業したのは21歳のころだったので、それからずっと今の会社を続けています。大学4年の時ですね。

このメンバーはスキル系をやっているというところで、学生時代にやるべきこととか、これからなにを学んでいくべきなのかとか応援しますので、そのあたりもお話できればと思います。よろしくお願いします。

今、プログラミングやってなくて大丈夫?

大澤:ありがとうございます。そもそも今日、いまここにきてくださっているみなさんがどういう属性の方なのか知りたくて...大学生の方ってどれくらいいるんですかね。大学1年生? 2年生? 3年生……結構バラバラなんですね。

一応、今日のテーマが「今の時代を生き抜くための必要なスキルは何か?」ということで、たぶんみんないま、英語を勉強しなきゃだとかプログラミングをやらなくちゃとかいろいろ悩んでいるところだと思うのですが。実際に起業家として活躍している方々に、これからの時代を生き抜くためにどのようなスキルが求められているのかというところを議論していただきたいなと思っています。

今回の登壇メンバー的にも、スキル系のサービスをやっている方が多いので、自分がやっているサービスの話でもいいし、一般論でもいいし、いまなにをするべきなのか・どういうスキルを身につけていくべきなのかという話をもらいたいなと思います。

では、ざっくばらんに、いったん話してもらえればと思います。

真子:必要なスキルですが、学生の方の前で登壇することが多くて、その時に話すのは正直セールスという側面がどうしてもあって「迷っていたらプログラミングをやれ」という圧倒的なポジショントークを見解し、論理武装し、全員受講してもらうみたいなことをやっています。

でも、今日はそういうつもりで来ていないので本当にセールスとしてではなくて「プログラミングやっていないと、本当に大丈夫?」とは心から思っています。なにか人生の目標があってそこから逆算して今何かやっていることがあればいいと思うのですが、これからあらゆる産業がテクノロジーの影響を受けることは間違いなくて、絶対自分の仕事でテクノロジーを活用した何かになると思います。

その時に、土台となるプログラミングだけじゃなくても、Aidemyさんがやっている機械学習はこれから時代の主流になる技術になると思うので、そういうところを何も知らないというのは、「国語算数理科社会を学ばないで大人になりました」「掛け算できないですけどよろしくお願いします」みたいな。そういうことを言っているように僕は聞こえてしまいます。ポジショントークではなく心から本当にそう思います。スキルの観点で言うとこんな感じです。

情報革命の時代だからこそ、ITで社会に貢献できる

大澤:実際にいまここでプログラミング勉強している人はどのくらいますか?やっぱり少ないんですね。結構いろんな学習サービスが出てきていて、まだこの人数なのってなんでなんでしょうね...。

実際にサービスを運営している方々にどういう要因があるのかみたいな仮説があったらぼくも聞いてみたいですね。

石川:そもそもここにいる人はめちゃくちゃ優秀だと思うんです。なぜかというと、一般的な大学生って、今日土曜日、台風きているという状況でわざわざここに足を運ばないんです。ここにきているみなさんってめちゃくちゃ優秀だと思うんです。

ここに来てくれている人たちってこれから世界を変えていくような学生なんだろうなと確信しておりまして、そういった方たちがプログラミングをやらないのはすごくもったいないなと思います。

僕は結構世界史って好きなんです。18世紀から19世紀ってどういう時代なのか、一言で言うと産業革命の時代なんです。同じように今この21世紀って100年後200年後、世界史に取り上げられるようになったらどういう時代になっているかと考えると、僕は情報革命という言葉で表現できるんじゃないかなと思っていて、これからプログラミングとかITって100年後もずっと続いていく主流になるのは間違いないと思います。

その中で、やっぱりみんなめっちゃ優秀なタイプなんです。でも、もったいないなと思うのは、「優秀」と言われる人は、みんな弁護士とかお医者さんになろうとするんです。

みなさんも、もしかしたら目指している方がいるかもしれません。しかし、弁護士とか医者ってなると、もしその道のトップになりたいと思うと30年、40年という時間が必要になるんです。でもプログラミングやITっていうスキルであれば、特に人工知能だと5年前からブームの技術なので、歴史が浅く、その道のトップが非常に少ないんです。だから、1年間くそ頑張ればその道のトップになれる。

多分ここにいるみなさん優秀なので、プログラミングをやると、既にお餅の持ち前の技術が生かされて、より社会に向けて貢献できるのではないかなと思います。

ジェネラルに知識を身につける

大澤:なるほど、ありがとうございます。それでは斎藤さんにもお話を聞きしたいですね。サービス内容がほかのふたりと違って「デザイン」の領域なのでちょっと違う感じの話が聞けそうだなって思って!

斎藤:なるほど。デザインやってるよーって人とか、デザイナーになりたい人います? いますね。後ろにめちゃくちゃアクティブな人がいるんですけど(笑)。

デザインという文脈だけで固定したくないんですけど、デザインというものだけでいうと、やっぱり必要になってくるだろうなという予測があって、時代的なものでいうと、AirbnbとかWeWorkとかの会社、創業者がデザイナーみたいなところがあったり、デザインというところがめちゃくちゃ事業の核になっている意識をして事業が組み立てられていて。

そこでヨーロッパの論文でデザインに力を入れている企業は事業成果3倍になっているみたいなのが明確に出てたりして、いろいろあるのですが、僕はデザインだけが全てではないと思っています。

大澤:他に必要なスキル、こういうのがあるよねみたいなのって教えてもらってもいいですか?

斎藤:僕がそもそもマーケターだったんですけど、1年前からスタートアップで働いていて、今年の1月に辞めて自分で会社を作ったんで。全部つながってくるなという感覚はあります。デザイン、マーケティング、プログラミング、どれか1つだけできるからといって何かできるというわけではなかったなと思います。

結局、今、自分で何かやろうと思ったら、全部やっているしというのがあって、僕がやっているわけではないですけど、わかっているから人に言えるところはあるし、そこはにじむように溶けていくようなものだから、どこから起点するのかというのが必要なだけで、多くを知っていくというのもありじゃないかなと思います。

大澤:なるほど。あくまで必要なスキルは、幅広い知識を持っていてプロジェクトの進行管理ができるみたいなところだと。、その「最初の入るポイント」として、斎藤さんはデザインをおすすめする感じですか?

斎藤:そう、デザインはデザインで他はなんでもいいと思うんです。みんながやりたい職とか自分の好きな職があると思っていて、考え方があっているとかそういうのを選んで突っ込んでいけば何か生まれるということを経験から持っていて。

僕はマーケティングが性にあってめちゃくちゃ好きだから、コトラーっていうマーケティングの大御所がいるんですけど、分厚い本を毎年リニューアルして出してきて内容はほぼ一緒みたいなおっさんがいて、そういう人の本がめちゃくちゃ好きで、ずっと読んでいたという感じでした。

すごく性にあっていて、そういうものが結構大事なのかなというのと、それをちゃんと仕事にした時に、これだけじゃなくていろんな領域がつながって仕事ができているんだなというところを理解してくると思うので。そうしてその横の職にも興味を持っていくみたいなところができていくと、めちゃくちゃ仕事できるようになるなと思います。スペシャリストっぽさはないかもしれないですけど、ジェネラルな考え方で必要なのかなと思います。

土台を決める「親の教育」の重要性

大澤:ありがとうございます。ここまでは必要なスキルの話をしていましたけど、この必要なスキルたちを踏まえたうえで、もっと短期的に「大学生活」をどうやって過ごしていけばいいかというアドバイスをしていただけたらなと思います。それでは、真子さんからお願いします。

真子:TECH::CAMPって、すごい優秀な学生が400人以上、卒業した人も含めているんですけど、かなり優秀層なんですね。30代後半で事業部長やっていたみたいな人も社員としているんですけど、その人よりもむしろ21歳の早稲田の学生の方が優秀みたいな人も中にはいて。

その人は初任給1300万円で外資銀行に3000人中の5人とかに選ばれて行ってしまいましたけど、僕はずっと起業しろって言ったんです。札束でほっぺ殴られて、ちょっと気持ちよくなっちゃって、外資銀行に行ってしまって、「おまえは人生終わった」ってずっと言ってるんですけど(笑)。

そういうのは置いておいて、突き抜けて凄い人の共通点があって、暗闇にダイブする力がめちゃくちゃ強いんです。自分がやったことないことや、知らないことに対してやってみるというということをためらわない。そういう力がみんなすごく強いです。

自分で1回決めたら絶対にやりにいくんです。だから例えば「マーケティングやれ」ってお願いするじゃないですか。そうすると本屋にあるマーケティングの本を全部1週間以内に読んでくるんです。そして記事も全部読んでノートにまとめて、偉い人にも会いに行って、まとめた上で具体的なアクションプランを提案するみたいなことを一切人と揉めることなくやるみたいな。

そういうことが何も言わずにできている。ここまで普通はやらないですからね。そういうのって、正直、僕は幼少期から10代前半に決まってしまっている「親の教育」なんじゃないかと思っています。

大澤:たしかに、それはあるかもしれませんね。