運動をした後にビールを飲むべきではない理由

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スポーツやイベントなどで思いっきり体を動かした後のビールは最高ですよね。ビールには、スポーツドリンクのように、水分、電解物、糖質が含まれています。おいしく感じられるのだから体にもいいはず、と思いたいところですが、運動後にアルコールを摂取することにはデメリットがあるという研究結果があります。

運動後のアルコールは筋肉にダメージを与える

ステファン・チン氏:大きなイベントが終了した後、すぐに祝賀のビール缶を開けるアスリートを見ることは珍しくありません。そしてその気持ちは理解できるでしょう? 典型的なスポーツドリンクのように、ビールは水、電解物、そして単純糖質を含んでいます。

さて、楽しい雰囲気を壊して申し訳ないですが、もしあなたが運動したことによる利益を完全に受けたいなら、ビールに含まれるアルコールはそれをひどい選択肢にしてしまいます。運動後は、脱水状態のため喉の渇きを感じます。そのため、水分を補充するのに、なにか美味しくてすっきりするものが必要となります。

水はすぐ目につくものですが、科学者たちはより良い働きをするスポーツドリンクを特別に設計しました。水に加えて、それらは電解物を含んでいます――あなたの体が液体を吸収するのを助ける塩分です。ビールには通常、少なくとも少量の塩分が入っていますが、平均的なゲータレードに含まれる量の10分の1ほどです。

それでもあなたは、充分に効くと考えるかもしれません。しかし、研究者たちがビールと水の補水効果を比較したところ、アルコール度数の低いビールと比べても、水(の補水効果)は、通常1番上にきました。

もちろん、一晩中ビールと水を両手に握りしめることもできます。そうすると、補水された状態で、あなたが運動後にちょうど燃焼したばかりの分子燃料を補充するための単純糖質も得ることができます。しかし悲しいかな、研究では、ビールに含まれるアルコールはあなたの筋肉にダメージを与える可能性があると提唱しています。それは運動の目的をくつがえすようなものです。

水分補給をしたり筋肉をつけたいなら、飲酒は避けたほうがいい

2014年の研究では、研究者たちは、8人の健康な男性に一連の運動を行ってもらうため、研究室に3回来てもらいました。そして、タンパク質・タンパク質とアルコール・もしくは糖質とアルコールのいずれかを含む飲み物一式を消費してもらいました。

そして、彼らは、アルコールを飲むことは筋線維タンパク質の合成――つまり、より大きく強い筋肉を作るアクチンやミオシンのようなタンパク質の誘発を減少させることを発見しました。つまり、言い換えると、筋肉はそうあるべきほどには再建していないということです。 2016年の同じ8人の男性による類似した実験からの筋生検では、運動後のアルコールはアポトーシスという細胞の死と崩壊のプロセスを引き起こすことが明らかになりました。一方、大酒を飲むことを控えると、(筋肉が)良く回復していることの合図となる、新しいミトコンドリアが増加します。

しかしながら、この2つの研究の参加者たちは、1杯や2杯のビールだけを飲んでいるわけではなく、ウォッカやオレンジジュースを定期的に飲むことで、3時間以上かけて12種類以上の飲み物を飲んでいたことに留意することは重要です。その量は、アスリートたちが実際に飲んでいたと報告したものに基づいていますが。

そして、アルコールが(筋肉の)回復を妨げると提唱している研究はこれらだけではありません。2014年の再研究では、アスリートが試合や運動の後に飲酒することに最終的には反対しましたが、祝賀のための少量の飲酒ならばおそらく問題ないと認めました。

彼らは体重の1キロあたり0.5グラム以下、もしくは平均的な大人の男性でおよそ3杯のビールはおそらく回復にそれほど影響しないと結論付けました。ですので、チームメイトと少しだけ冷たいものを飲むことはそれほどダメージとならないでしょう。

しかし、もしあなたが水分補給をしたり、筋肉をつけたいのであれば、ビールはおそらく最初(に飲むもの)の選択肢となるべきではないでしょう。

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