子どもの学力格差をなくしたい
都内の中高一貫校が実現した、”対話型デジタル教材”による学校改革

ICTを活用した学校改革実践セミナー @ 東京立正中学校・高等学校 #1/2

2018年6月19日、東京都杉並区にある東京立正中学校・高等学校にて、ICTで成果を出したい学校のためのセミナー「ICTを活用した学校改革実践セミナー @ 東京立正中学校・高等学校」が、すららネットにより開催されました。本パートでは、同校長の澤田幸雄氏による、幅広い学力層に対応する個別学習、21世紀型スキルの向上、ポートフォリオによる個別活動記録といったICT活用事例についての講演をお送りします。

提供:株式会社すららネット

ICT導入のきっかけは学業と部活との両立

澤田幸雄氏(以下、澤田):それではお話をさせていただきます。ICTなどを使ったのはなぜかというと、部活等々の関係があります。生徒は週に何日も部活をやっているという状況ですので、その時間は潰したくないな、ということがありました。

そんななかで、生徒がどうしたら学習ができるかを考えていく内に、ICTを活用するようになったわけですね。

まずは、個別学習教材の導入に至った背景と課題について話をさせていただきます。1つは「学力の格差」が非常に大きいということですね。

今はどこの学校も厳しいと思います。本当に厳しいんですね。日能研の偏差値でいえば、本校の中学校の場合は32ですから。

そういう状況で生徒を確保しなければならないんですけれども、なかなか来ないということです。先ほどお話しした中高一貫クラスについては19名ですからね。

著しい学力の格差問題

ただ、6年間きちんと指導できればやっぱり評価は付いてくるもので、今はやっと入学から「すらら」を使い始めた中高一貫の生徒たちが、高校1年生までいきました。

この間、中間考査の試験があったのですが、高校1年生の英語のテストをやったところ、アドバンストコースを含む学年全体の1位と2位は中高一貫の人間でした。

たとえ偏差値が32でも、3年間でしっかりと英語を勉強してくれたらこんな状況になるんだなと感じましたので、もっと進めていきたいと思っているんですね。

とにかく学力の差が大きすぎるということで、これは高校も同じなんです。高校では公立の学校を受験する子がほとんどなのですが、そこを不合格になって入ってくる子たちですから、そうするとどうしても差が出てくるんですね。

高校の偏差値はだいたい50〜55ぐらいです。ただ、実際に入ってくる子たちには40台の子もやっぱり何人かいるので、かなり厳しい状況の中で(授業を)しなければいけないというかたちになっています。

一般と推薦、AO入試が一体化する影響

もう1つの個別学習教材を入れた目的は、「基礎学力の向上」で、昨今とくに必要になってきていると思っているんですね。

これには2020年問題が1つ関係しているんですけれども。本校の場合、大学入試についてはAOとか推薦入試をベースにしており、一部に一般入試があります。アドバンストコースは全部一般入試の子たちなんですけれども、そちらはなんとか結果を出していて、MARCHレベルの大学に何人かは合格しています。

ただ、基本はAOや推薦といったかたちになりますから、どうしても2020年以降については、その学力が問題になってきます。一般と推薦とAOが今後一体化されていきますよね。そうすると、AOとか推薦のグループについても、学力の状況をきちっと高めていかないと厳しい状況になってくることが考えられました。

もう1つは、「高校生のための学びの基礎診断」。最近出てきたことですね。これはずっと先の入試で使うという話があったのですが、この間ちょっと見てみたところ、そのグループ資料(注:高校生のための学びの基礎診断」検討ワーキング・グループ資料)の後ろのほうにちょこっと書いてありました。大学入試とか就職とか、そういうのにも使って構わないんだよ、ということですね。

そうなると、今の高校1年生あたりが実際に大学入試をするときに、ひょっとしたらこれも使うんじゃないかという不安も出てきたんですね。これは基礎学力的なものですので、まさに「すらら」を入れるとうまくいく部分ですよね。そういうところにつながっていきます。

eラーニングの導入はアニメーションがきっかけ

それでは「すらら」を導入した理由の話をしようと思います。

(スライドを指して)中高の3科目、英・数・国が使えますが、うちで使っているのは英語と数学です。国語も使いたいなと思っているのですが現代文しか出ていないので、できたらそこをもうちょっと拡大をしてほしいという話をしています。なにか考えていただいているようなので、そこにも期待をしたいと思っています。

それから、もう1つはアニメーション。「ITソリューションEXPO」というのがありますよね? 見学に行って勉強してきたんですね。いろんなeラーニングがいっぱいあったんですよ。その中で「なにかいい方法がないかな?」というふうに感じたんですね。

というのは、部活動をやりながら学習もするとなると、例えば放課後予備校というのはいろんな学校でけっこうやっていると思うんですけれども、そこに行くと、どうしても1時間半とか2時間くらい取られてしまう。そうすると部活ができないということで、現場の先生方からすれば不満が出たんですね。

前の校長の時にそういう案(放課後予備校のような)を作ったらしいんですけれども、コストも高いし、部活がちゃんとできないということでダメだと言われました。「それ以外のなにかいい方法がないかな?」ということで、このICTによるeラーニングを使っていこうというようなかたちに変えていったんですね。

ただ、先ほど言ったようにeラーニングはたくさんありましたので、その中でなにが一番いいかを考えたときに、アニメーションはどうかと。ちょうど偏差値的には非常に興味を持つグループじゃないかと思いましたし、そういったところからスタートするのが1つの大きなポイントかなと思ったんですね。

子どもが学習している姿が見える

次に、偏差値の上位層と下位層にはかなり差がありますので、それに対応できる、いわゆる個別の指導ができるようなかたち(が採れること)です。(さっき見ていただいたように)やっていることや見ているものがそれぞれみんな違いますよね? これが(教員から)はっきり見えていますので、生徒それぞれの学力向上につながっていくかなと思っています。

それから、1人で家庭学習ができるということ。中学校についてはタブレットがありましたけれども、高校はそれが今までなかったんですね。

一方、なぜ中学校で、授業中にタブレットを使って「すらら」をやっているかですが、要は中学生というのは、まぁ、やっぱり勉強はしたくないんですね、基本的に。

そんななかでどうやって学習させる構造を作るかですが、(授業中にタブレットを使うという)場面を作っていって、自分たちで学習している状況を、ちゃんとお互いに体験する。それによって、家庭に入っても同じようなことをやればいいということです。家庭にタブレットは持っていけませんので、家庭にあるパソコンを使ってやってください、と伝えています。

もう1つ大きなポイントとして、例えば自分のパソコンを持っていると、だいたい自分の部屋に入りますよね。そうするとなにやっているかわからない。ですが、家庭のものであればたぶんもっとオープンになったところに置いていると思います。

そこで生徒が学習している状況をご両親が見られる状況にすることによって、親と子の関係もすごく良くなってくると思うし、親からすればちゃんと学習している姿が見えるというかたちになります。

要は見える化することによって、「すららを進めれば、褒められる」という構造になるわけです。そういったことも考えていたんですね。

それからもう1つは、我々教員がその状況をすべて見られるということです。先ほど見ていただいたように、生徒が今どんな状況なのかがわかります。何時何分にその学習をやったか、どこまでわかっているのか、週に何回ぐらいやっているのかといったことが、全部見られるんですね。

今日の朝、実際に見てみました。高校1年生のを見てみたら、(課題の箇所を)全部しっかりやってたんですね。そういう点では、いわゆる宿題、高校は宿題型ですけれども、かなりしっかりできているという状況が見えました。そういった「しっかりと管理ができる」ということが大きなポイントだと思っています。

それが選定の理由です。その次にいきます。

偏差値に合わせた3つのコース

(スライドを指して)本校の場合は、スタンダードコース、イノベーションコース、アドバンストコースという、この3つのコースがあります。

やはりアドバンストコースは学力的には一番高いです。それから中高一貫のイノベーションコースですが、上位層もいれば下位層もいて、すごく差があるんですね。中学校から来ている人には、そういう特徴があります。スタンダードコースについては下位層の部分が多くなっているかなと思っています。

とくにイノベーションコースについては、習熟度別の授業をするようにしています。アドバンストコースの授業の中にも何人かイノベーションコースに参加している人もいる、というかたちになっています。

どうしてそうなっているかというと、アドバンストコースとイノベーションコースはまったく同じカリキュラムなんですね。ですから、上位層はアドバンスコースにつなげていく。下位層については独自にまた指導していくという構造ですね。

(スライドを指して)それから、これは「すらら」ができた頃の状況と、現在の状況です。今、ICTというのはどこの学校も考えられているんですけれども、当時はなかなかスタートできませんでした。例えば、先生方全員に「一気にやるぞ!」と言ったら多分うまく行かなかったと思うんですね。そこで、ごく小さなところからスタートすることにしました。

最初にやったのは中学校です。このとき中学校は1クラスしかありませんでしたから、まずは中1から中3までにやらせると。高校についてはアドバンストコースの1つだけですね。あとで話が出ると思いますが、そこでは反転授業を行なっており、開始時からそれでスタートしました。

そして現在はどうなっているかというと、アドバンストコースについては高1だけですね。高2からは『他の映像型教材』を使っています。スタンダードコースについては、高1・高2のときにはこの「すらら」を使って、高3については希望制としています。

イノベーションコースについてはアドバンストコースと似たようなかたちで作っているけれども、偏差値に差があるので、それぞれやり方を変えて対応しています。

タブレット導入への経緯

ICTの整備ですが、最初から私がどんどん進めようと思ったわけではないんですね。最初は「すらら」を、部活動とどうやって並行して活用できるかと考えたときに、よりよい方法があるんじゃないかということでやりはじめました。

最初はタブレットの使用も考えていなかったんですね。パソコン教室がありますので、そこを使ってやろうかなと思っていました。情報の授業がありますが、相談をしたときにそんなに空いている時間がないということだったので、タブレットを入れることになりました。

タブレットは台湾製のものを使っています。当時だと1台3万9千円ほどです。タブレットは学校で確保してきました。一番安いものを買ってきて始めたんですね。今は中学1年生がそれを使っていますよ。

映像配信型教育の課題

それから次は、こちらの映像配信型教材ですね。実際には去年からスタートしているのですが、なかなか難しい部分もたくさんあるんですね。

ここはアドバンストコースで、前は高校2年生まで「すらら」をやって、高3からこの「映像配信型教材」を使うというかたちを採っていました。それがちょっと早めになってきて、今は高校2年生からそれをスタートしているんですね。

ここの課題はなにかというと、やっぱりきっちり管理ができないんです。やっているかやっていないかはわかるんだけど、どこまで理解しているかどうかが分かるシステムにはなっていないので、ちょっと不安もありますけれども。そういったかたちでスタートしています。

(スライドを指して)これがそのアドバンストコースです。アドバンストコースについては、2年生からは家庭学習主体です。スタンダードについては、希望制で『他の映像配信型教材』を使うこともできるようにしています。

「オンライン英会話」による英語の学び方

今度は「英語の4技能」のところですね。中学校では「オンライン英会話」サービスを使っています。今年から高校1年生では、イノベーションコースだけですけれども、オンラインの「スピーキングトレーニング」というものを使っています。

中学校の「オンライン英会話サービス」については、英語のコミュニケーション力を高めるための設計になっていますので、「話す」とか「聞く」という部分をベースにしたかたちになっているんですね。

この「話す」と「聞く」の部分がメインになっており。中1から中3まで、週1回1時間、授業の中にその時間を入れています。50分の授業の中の25分間、フィリピンの人と1対1ですね。先ほどお話したタブレットを使って、向こうと話をしているかたちになっています。

その中1から中3まで、ずっとそういった英語のコミュニケーションを高めていくということの延長線上で、中3でカナダへ研修旅行に行かせます。2人1組でホームステイをさせて、実際に英語を体験してくる。

中3あたりになってくると、カナダでいろんな話し合いを英語でできている、という状況になっているのが、「オンライン英会話」の特徴ですね。

課題解決型の教育方針

それからもう1つ、高校から始まるオンラインでの「スピーキングトレーニング」については、もうちょっと違ったかたちで行います。4技能ということで、先ほどのこの4つが全部入るような教材です。

これも延長線上で考えていることがありまして、高校2年生の3学期に東南アジアの学校を見学に行きます。

要は、課題解決型の海外研修というかたちにしていこうということですね。国連では、17のいろんな課題があります。水とかゴミとかね。いろんなものがありますので、そういった課題の解決につながるようなものを進めていこうとしています。

単に英語を学習していくんじゃなくて、学習をすることによって結果がどうなるかとつながっていくようにしています。

生徒カルテというポートフォリオ

それからその次のところ、進路のところあたりですね。「e-Portfolio」と、生徒の「情報記録サービス」です。

「e-Portfolio」は去年の秋からですね。それから「情報記録サービス」のほうはモニタリングの時期が1年間あって、そこから参加していたんですね。

このサービスの設計はどっちかというと学力を上げるということなんですけれども、本校ではそうじゃないんですね。最初はなにをやったかというと、ここに出ていますけれども、生徒カルテというポートフォリオを作ろうと思ったんですね。

もう1つは教務システム。ちょうどその頃、うちが元々持っていた教務システムが壊れてしまいましたので、その代わりにこのサービスを使おうということになりました。

(スライドを指して)これが文科省が出している「e-Portfolio」の流れですね。こういう方向に、いま国はどんどん進んでいるという状況になっています。

とくに主体性のところについては「JAPAN e-Portfolio」につながってる重視するべき点と思います。

新システム導入時にかかるコストの考え方

あともう1つが「デジタル調査書」です。これは大きなポイントですよね。それぞれの学校で、独自の教務システムをお持ちになっていると思います。その中に調査書等があると思うんですね。それが今度、2020年にはたぶん変わると思います。

そうすると、問題はお金をどこから持ってくるかですね。今まではたぶんA3用紙1枚ぐらいで作っていると思います。それがデジタル化されることによって「じゃあ、そのシステムをどうやってつくるのか」というところが大きな課題だなと思っているんですね。そこでこの「情報記録サービス」だったら可能性があるなと思っています。

このサービスは安いですからね。それを今回授業料の中に入れちゃったので、一切生徒からは取っていないんですね。そういったところは、これから課題としては出てくるでしょうから、きちんとやっていこうと思っています。

(スライドを指して)これが「JAPAN e-Portfolio」です。もうされていますよね。とくに高2・高3の生徒については、どんどん積極的に入れなさいと言っています。

高校1年生については、将来的には「情報記録サービス」のデータが「JAPAN e-Portfolio」のほうに移動するようになっています。7月の末らしいんですけどね。ほかの企業のものも全部同じ時期だそうですので、流れを考えながら、高校1年生については学習記録などをどんどん記録しなさいという方向で今進めています。

学力の状況が見えるポートフォリオ

うちは推薦とかAO入試が圧倒的に多い学校ですから、それをどうするかというときに、やっぱりデータをきちんと作らなきゃいけないなと思うんですよね。ですから、そういったデータづくりの点で、こういったものを入れています。

(スライドを指して)これは、こちらの「JAPAN e-Portfolio」と、それから本校の「情報記録サービス」の中に入っているカルテですね。いわゆるポートフォリオなんですけれども。みなさんの学校はちょっとわかりませんけれども、今はどっちかというと「JAPAN e-Portfolio」のほうを使っている人が多いんじゃないかなと思うんですね。

ところが、あれは一部しかデータがないんですよ。要は生徒が学んできたことしか書けないんですね。実際の大学入試のときにそれを使えるかというと、これだけじゃダメなんです。学力がどういう状況か見えないといけないわけですよね。

そうすると、「情報記録サービス」はB社の模試が記録できるのでそれと一緒に各種の情報が記録ができるんですね。必ず生徒との面接をしながら、自分がどういう大学に行きたいとか、どんな学部学科に行きたいかということを明確にしていく。

それで1つのポートフォリオが完成する、と考えています。

(スライドを指して)実際に先生方がどんな活動をしているかというと、ここに出てますように面談の記録と、それから模試の結果、両方を写し出して、一人ひとりについて「この生徒をどうするのか」を決めていくような会議があるんですね。

これはアドバンストコースの一般入試のほうの子たちを中心にやってきたんですけれども、ここにいろんな教科の先生がやってきて、「この生徒をどうするか」という話をしていると。

地方の公立進学校あたりでは、たぶんこういうことをやっていると思うんですけれども、それと同じようなことを本校でもやっていこうとしています。

情報の共有化を実現するICT環境

じゃあその次にいきます。ICT環境の一番最後の部分ですね。

“21世紀型のチカラ”をどうつくるか。それには最初に言っていた6つのキーワードがあります。それを実際にどう実行していくか。情報の共有化で進めていこうということですね。

さっき見ていただいた電子黒板ですが、これは中学校なんですが、先ほどご覧になったように、黒板ってこれしかなかったですよね。

実際こういう大きなものを出すことによって、生徒たちがけっこうよく見えるんですね。普通の黒板だとなかなか見えない部分・見ていない部分があるんですけれども、これだとはっきり見えます。そういった点で、すごくいいものかなと思っています。

高校1年生には今回電子黒板をくっつけたんですけれども、それはこれとはちょっと違うんですね。普通の黒板の右側に、ちょっと小さいんだけれども電子黒板をくっつけたというかたちなので。授業の仕方はやはり違うかなという部分もあるので、ちょっとやり方を変えています。

キーボードできちんとローマ字入力ができるように

それから、これは今回高校1年生に入れたパソコンですね。HP(ヒューレット・パッカード)のパソコンを1人1台ずつ渡しました。

なぜこれを1台ずつ渡したかというと、今までは「家庭のパソコンを使って学習しなさい」と言っていたという話をしたんですけれども、今回高校1年生からこれをスタートしたのはなぜかというと、要は2020年問題です。

というのは、彼ら自身がキーボードを使ってタイピングをするとき、普通だったらローマ数字で書きますよね。そういったものがきちっとできるような体制を作らなきゃいけないなと。

先ほどちょっと出たCBTというのがありますよね。あれも、できるかできないかはわからない。だけどできる可能性があるんだったら、さっさとやっておかないといけないかなということです。そういうものを作っていきたいということで、一人ひとりに1台ずつ入れたというかたちになっていますね。

もちろん「すらら」とか「他のツール」とか、そういったものにも使うんですけれども、一番大きなポイントはそこなんです。私が思ってきたのはね。そんなところが1つの大きなポイントかなと思っています。

これからの課題は思考力・判断力・表現力の教育

(スライドを指して)それからこれは、これまでの推移です。最初2013年に40台のパソコンがあったんだけれども、その頃はタブレットはなかった。けれども、2014年には先ほど言ったようなかたちで AV教室が使えなかったので、タブレットを買っていこうということで(ICT環境の整備が)進んだりしたんですね。

ただ、その時にはこのWi-Fi環境はあったわけじゃない。じゃあどうするのかですが、モバイルWi-Fiルーターってありますよね。それを何台も持ってきて、教室において、そこに接続させて学習をさせることでスタートしたんですね。なので最初は、電子黒板もなかったんですね。それを、その時に1台……いや2台だけ買いました。

2018年現在は、パソコンが中学校にはだいたい110台ぐらいあります。高校1年生がだいたい200台。ですから、今現在300台ですね。これが高2、高3に拡大していくとなると、あと400台ぐらい必要です。全体的には、そのぐらいの数をちゃんと管理できるような体制を作っていけたらなと思っているところですね。そんな流れがあります。

(スライドを指して)それから、これは今までの経緯ですね。こちらも見ていただきたいと思います。

最後になりますが、これからの課題はなにかというと、要は思考力・判断力・表現力の部分。我々はそんなにはやってなかったんですね。

じゃあそれをどうするかというと、「協同学習用ICTツール」を使いはじめました。費用的にちょっと安いを選んだんですけど。今の高校1年生は、それを全部入れながら実際の授業の中で使うというかたちで今考えています。

今後の課題もいくつかありますけれども、今進んでいるということを紹介させていただきました。ありがとうございました。

Occurred on , Published at

このログの連載記事

1 子どもの学力格差をなくしたい 都内の中高一貫校が実現した、”対話型デジタル教材”による学校改革
2 “わかったつもり”で終わらない勉強方法 学校教育は「反転授業」で変わる

スピーカーをフォロー

関連タグ

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

ログミーをフォローして最新情報をチェックしよう!

人気ログ

人気スピーカー

人気コミュニティ

ピックアップ

編集部のオススメ

そのイベント、ログしないなんて
もったいない!
苦労して企画や集客したイベント「その場限り」になっていませんか?