志位委員長「人類はいずれ社会・共産主義に進む」--ネット党首討論2014

ネット党首討論 #6/6

ネット党首討論
に開催
11月29日にニコニコ生放送上で行われた、衆院選では初となるネット党首討論の書き起こし。番組の最後はユーザからの指名質問。「共産党の最終目的は資本主義社会の打倒ですか?」など、質問の数々に各党党首が答えた。

アメリカ一極体制が崩れたら、日本は…?

角谷:続いてはこちらの、ユーザーの皆さんからの企画となります。「各党代表ユーザー指名質問」というものがあります。事前にユーザーの皆さんから、各党の代表に聞いてみたいことを募集しました。それに答えていただきたいと思います。なお、質問は番組中にユーザーの皆さんへアンケートを行って、決定したものを採用するということになっております。

この企画は討議ではありません。質問には党の代表としてお答えいただくという、個別のものになります。よろしくお願いします。では、順番にいきます。まずは、安倍総裁への質問はこちらです。

角谷:大阪の20代の男性からです。安倍さん、お答えください。

自民・安倍:おそらく10年後であれば、軍事力においても経済においてもソフトパワーにおいても、まだアメリカは圧倒的な力を持っているんだろうと。ただその段階で、世界中がどうなってくるか。中国の台頭もあります。だからこそ、日米同盟はきっちりと絆を強くして、強化をしていく必要があります。

それと同時に、今すでに日豪の関係、日印の関係においても同盟に近い関係を構築しております。海軍同士、海軍と海上自衛隊の合同演習も行っています。そして防衛担当大臣と外務大臣、いわゆる「2+2(ツープラスツー)」の会合も持っている。ロシアともスタートしました。

また、日・ASEANの防衛大臣会合(ASEAN防衛担当大臣ラウンドテーブル)を初めて、今年行うことができました。こういう形でマルチのネットワークを張り巡らしながら、日本の安全を確保していきたい。そして、日本のソフトパワーもしっかりと強化をしていきたいと思います。そういう中で、日本の国益を守ってまいります。

民主党政権時代を自己採点すると?

角谷:ありがとうございます。続いては、海江田さんへの質問ということになります。

角谷:東京都の50代の男性です。

民主・海江田:100点満点で何点かということは、私は(点数は)付けません。これはまさに、国民の皆さまに決めていただくことだからです。ただ、民主党の政権担当時代の3年3ヶ月(に対する)総括はやっております。やりました……今もやっている途中ですけれど、やっぱり民主党が一回政権に就きながら、その政権の座を転がり落ちたということには、いくつか理由があります。

一番大きな理由というのは、民主党が政権与党にありながらバラバラだったんじゃないかということです。ですから私は、その意味では民主党のバラバラ感を克服するために一生懸命努力をしまして、そして今は本当に一丸となって今度の選挙に向かっています。消費税の問題もそうです。集団的自衛権の閣議決定の問題もそうです。それから原子力発電所のエネルギーの問題もそうです。

民主党は2030年代に原発ゼロを目指すということを、全体で決めています。そういう形でひとつひとつ民主党が一丸となって、やっぱり今、自民党の政治に対してしっかり対峙をしていかなければいけないと思います。

なぜ今、野党再編が必要なのか

角谷:ありがとうございます。続いては、維新の党の江田さんへの質問です。

角谷:東京都20代の男性の質問です。お答えください。

維新・江田:今「一強多弱」といわれますね。巨大与党があって、われわれ野党がバラバラの弱小政党だと、本当に緊張感のない慢心の政治を生むんですね。その典型が、4月に増税をしておきながら、5月に国会議員の歳費2割カットを元に戻してしまう。国家公務員の7.8%カットも元に戻してしまうと、こういうことなんですね。

私も、自民党がすべて悪いと言うつもりはありません。しかしこの自民党に対抗しうる、政権交代可能な一大勢力を作って、お互いが切磋琢磨し競争しなければ国民本位の政治はできません。民間だって競争があるから、良い製品・サービスが生まれるんですね。

ですから、ぜひとも野党再編。これは私の政治家としての原点でもございますから、あくまでも政治理念、基本政策の一致が大前提です。そういう軸で私は、みんなの党、結いの党、維新の党を作りましたから。ぜひとも、さらなる自民党に対抗しうる一大勢力作りを目指して、頑張っていきたいというふうに思っております。

消費税8%でGDPマイナス成長、10%では…?

角谷:ありがとうございます。続いては、公明党の山口代表への質問です。

角谷:長野の40代の男性からです。山口さんお願いします。

公明・山口:これは公明党が野党のとき、自由民主党も野党でしたが、民主党の提案を受け入れて3党で合意をいたしました。中長期的な視野で社会保障を維持、強化する。そして、その安定財源として消費税を確保する。さらにその結果として、財政健全化がなされていくと。こうした見通しを持って、消費税の税率引き上げの時期を、二段階で法律で決めたわけであります。

しかし、時の経済状況を見極めて政権が判断をするという景気条項も入れました。それにしたがって、昨年に安倍総理が8%引き上げを決断されたわけでありますが、そのときの状況ではアベノミクスの成果が挙がって、経済状況を見た上でも8%引き上げは妥当であったと、こういう大方の見方だったと思います。

しかし、いろいろな8%のマイナスの影響を克服して、これからもそれをやり遂げていきたいと思います。

次世代の党が考える新憲法のかたち

角谷:わかりました。ありがとうございます。続いては、平沼さんへの質問です。

角谷:東京都20代の女性からです。お願いします。

次世代・平沼:今の憲法というのはどんなことを言っても、戦勝国のアメリカが強権でもって日本に押し付けてきた憲法です。したがって前文も非常に不自然ですし、9条にも私は問題があると思いますし、第3章の「国民の権利及び義務」、これにも大きな問題があると思います。

そういう意味で我々は、自主憲法を制定したい。こういう勢力ですから、同じ考えの人たちと協力しあって、国民の皆様方にどこが違うのかということを明確に知っておいていただいて、そして改正に全面的に取り組んでいきたい。このように思っているわけであります。

日本共産党の最終目的ってなに?

角谷:ありがとうございます。続いては志位さんですね。

角谷:長野の20代の男性からの質問です。志位さんお願いします。

共産・志位:私たちは共産党ですから、人類の社会は資本主義で終わりではない、社会主義・共産主義に進むという展望を持っています。ただ、2つの点を強調しておきたいと思います。ひとつは、日本が直面している改革の課題というのはまず資本主義の枠内で、異常なアメリカの言いなり、あるいは財界中心の政治を改革して、国民が主人公の民主主義の日本を作るということにあります。これをやり遂げた上で、国民多数の合意で未来の社会に進んでいくというのがひとつです。

もうひとつは、崩壊した旧ソ連のような、国民を抑圧し他の国を侵略するような体制というのは、これは社会主義でもなんでもない。こういう暴圧の再現は絶対に許さないというのが、私たちの立場です。資本主義の時代に作られた自由や民主主義のあらゆる制度は、全部豊かに継承的に発展し、「人間の自由・人間の解放」これが本当に花開く社会を私たちは目指しております。

生活の党がメンバーの離党を容認した理由は?

角谷:ありがとうございます。続いては、小沢さんへの質問です。

角谷:栃木の30代の男性からです。お願いします。

生活・小沢:特別な狙いはございません。ただ私は、今回のこの選挙もそうですが、野党が一体として力を合わせて自公と選挙戦を戦えば必ず勝利できると、そういうふうに今なお思っております。したがって私は、いろんな意味において野党が結集して、ひとつの自公に変わる受け皿を作るべきであるということをずっと主張し、またそれを望んでおりました。

しかしながら、現実にはそれができませんでした。そういう中での選挙ということになりますと、小さい政党は大変不利ですから、その意味において今までずっとやってきた同志が、自分たちの政治生命を守るために、良かれと思う道を選んでくれということを申し上げました。

社民党は特定秘密保護法の施行をどう考える?

角谷:ありがとうございます。では最後は吉田さんです。お願いします。

角谷:東京都の30代の男性からです、お願いします。

社民・吉田:まず、衆議院が解散されて衆議院議員がいないときにこれが施行されるというのは大問題です。そして特定秘密保護法は、国民の知る権利や報道・取材の自由を奪う、そして秘密をもらした公務員あるいは民間人を処罰する、極めて問題のある法律であります。

これまで2回、国会において特定秘密保護法の廃止法案を提出いたしました。これまで成立した法律も廃止した事例はいくつもありますから、粘り強く廃止に向けて取り組んでいかなくてはならないと思っております。12月に施行されますけれども、施行以前に……あるいは運用基準をどれだけ変えても、やはりこの法律そのものは大きな問題がありますから、粘り強く廃止に向けて取り組んでいきたいと考えております。

各党党首より最後のお願い

角谷:ありがとうございます。そろそろネット党首討論も時間が迫ってまいりました。短い時間でしたので、言い足りなかったことは皆さん本当にたくさんあると思います。議論が深まるだけでなく、これから議論の発端になるようなテーマもたくさんあったように思います。ここからは最後になりますけれども、お一方30秒ずつで申し訳ないんですが、ひとことユーザーの皆さんにお話しいただいて終わるということにさせていただきます。

こちらは、じゃあ吉田さんからいきます。よろしくお願いします。

社民・吉田:社民党は、消費税増税を撤廃し5%に引き下げるとともに、経済政策の抜本転換を求めます。そして集団的自衛権行使を認めず、平和憲法を護り抜く。また、原発再稼働を許さず脱原発社会を実現する。そしてTPPに反対をして、農林水産業をしっかり守っていく。こうした政策を掲げて戦ってまいります。

少数になりましたけれども、ぜひ衆議院で仕事ができる議席を与えていただきたいと思います。どうぞ、よろしくお願いします。

角谷:小沢さんお願いします。

生活・小沢:国民生活を守り景気を良くするという意味におきましては、国民の収入を増やし生活を安定させることが大事だと思います。したがいまして、国民生活に密接な関連を持つ農林漁業であれ、雇用であれ、医療であれ、そういうところのセーフティーネットはきちっと守り充実させて、そして国民の暮らしを守っていくことが大事だと思います。

角谷:ありがとうございます。志位さんお願いします。

共産・志位:日本共産党を伸ばしていただければ、日本の政治は必ず変わります。昨年の参議院選挙では、共産党は躍進させていただきましたが、そこで得た議案提案権を活用して「ブラック企業規制法案」を提出いたしました。

この法案提出は厚生労働省を動かし、集中的な実態調査、離職率の公表など、ブラック企業の根絶に向けて一歩踏み出しております。秘密保護法の廃止法案も提出しました。共産党をぜひ、今度の総選挙で躍進させてください。お願いいたします。

角谷:続いては平沼さん、お願いします。

次世代・平沼:よく「今回の解散総選挙は大義がない、国費が600億円もかかる」、こういうこと(意見)があるわけですけれども、民主主義において解散総選挙というのはある意味の大義だと思います。ですから、次世代の党としてはこの解散を雄々しく受けて、そして国民の審判を仰いで、さらにしっかりとした政治を確立する。

こういうことで、我々は努力をしていきたい。このように思っておりますから、よろしくお願い申し上げます。

角谷:山口さん、お願いします。

公明・山口:先ほどの続きです。このアベノミクスを進めて、地方・中小・小規模企業、そして企業から家計へと及ぼしていきます。景気回復を実感できるようにいたします。そして(消費税)10%へ引き上げのときは軽減税率の実現をして、この軽減措置も生活支援の実感を持ってもらうようにしていきたいと思います。ぜひ、これを実現させていただきたいと思います。

角谷:ありがとうございます。続いて江田さんです。お願いします。

維新・江田:維新の党(の政策)は、増税ストップと身を切る改革の断行です。選挙のときは、各党良いことばかり言います。しかし、国民の皆さんは我々も含めて政治不信だと思いますよ。それを払拭するためには、議員や役人が率先して身を切る。維新は国会議員定数3割カット、給与3割カット、国家公務員・地方公務員の人件費25兆円の2割カットで5兆円を出してみせます。

橋下徹さんが府知事になり議会で多数を占めたら、議員定数が2割減り、給与も3割カットされました。これをやりたい。よろしくお願いします。

角谷:ありがとうございます。海江田さんお願いします。

民主・海江田:政治の役割というのは、やっぱり社会的に弱い立場の人、それから頑張りたくても頑張れない人たち、この人たちにしっかりと光を当てて、そしてそれぞれの人が居場所と出番のある社会を作ることだと思っています。今の政治は強い者の声が大きくなって、そして強い者がますます強くなっていくという社会です。これをなんとしても是正しなくてはなりません。

そのためには、民主党が国会の中でしっかりとした勢力を確保することが大事です。どうぞ今度の選挙、民主党をよろしくお願い申し上げます。

角谷:では、安倍さんお願いします。

自民・安倍:私たちはこの2年間で、デフレから脱却するチャンスをようやくつかむことができました。このチャンスを手放すわけにはいきません。さらに3本の矢の政策を進め、この景気回復の波を地方に、中小企業・小規模事業所で働いている皆さんにお届けをしていきたい。そのために全力を尽くしてまいります。

この道しかない。お約束をしたことは必ず実行してまいります。どうぞ私たちに力を与えてやってください。ありがとうございました。

角谷:本日は各党首の皆さん、本当にお忙しい中ありがとうございました。ユーザーの皆さんも、ご視聴ありがとうございました。それではネット討論をこの辺で終了させていただきます。ありがとうございました。

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