2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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小高奈皇光氏(以下、小高):ようやくこれで前段のご説明が終わりまして(笑)。これが前提情報ですね。ブロックチェーンがあります、仮想通貨は1つのアプリケーションで、仮想通貨としての出し方の1つがイーサリアム上でトークンをつくってICOするという型がこの半年間盛り上がっていますけれども、そもそもオファリングするかしないかは個別判断というところですね。
こういう前提で、「オタクコインって何をやるんですか?」が大事なんです。「オタク文化を基軸としたコミュニティ通貨」。もう厨二感がはんぱなくて、大好きなんですけれども。もう1回、言っていいですか? 「オタク文化を基軸としたコミュニティ通貨」。
これですね、アニメ・マンガ・ゲームが好き。世界共通の価値観を持つ、我々の場合はそれがアニメ・マンガ・ゲームというだけです。そこの人たちの間で流通する通貨を作りたい。さっき河崎さんのプレゼンを見ていて、共感とほぼ一緒だと。共感で成立する通貨、コミュニティ用の通貨です。今日の議題の一つがこれ(国<コミュニティ)なんですけど。
もう国の概念を超えていると思うんです。国がなくなるとは思わないですが、今までの通貨って円もドルも元もユーロもある国が信用を担保して発行する。分け方がテリトリーの概念ですよね。物理的な地域、日本、アメリカ。ですが、今、もうインターネットで繋がって、ソーシャルで繋がって、コミュニティは国を超えて「横串」なんですね。
別にアニメが好きな人は日本にだけいるわけではないし、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、どこにでもいます。そのコミュニティで使える仮想通貨は作れるんじゃないか。そもそも、なんで日本でしか使えない日本円をやっているのか。
それはベースが今までは国ごとのシステムになっていて、インターネットのなかった時代の前提なんです。もうコミュニティが世界をまたいで一本化されていく時代なので、特に我々、海外ユーザー何千万人相手に日々世界にEコマースで一風届けてるので、別に日本だけではまったくないよねと。
それがまして日本だと8千万人になっちゃいますし、4千万人、どんどんその時70近くなるなと気付いたんです、2050年くらいですか、76か。我々のコンセプトは国を超えてコミュニティが世界を変えていくという時に、コミュニティで使える通貨をこのブロックチェーンをベースに通貨化できるのではないかと。これを前提にしてやりたいことですね。いいですね、本当。オタクトークンエコノミー。これです。みなさんこれです。
ちなみにですね、勢い余って動画もつくっておりまして。
(会場、動画視聴)
我々のコンセプトを説明すると、一般ユーザーに、オファリングではなくいろいろなイベントに行ったり、ショッピングしたりするとオタクコインを配ります。配られたオタクコインを使ってショッピング、モノを買う、クリエーターさんをサポートする、オタクコインで投げ銭でもいいです。新作アニメをオタクコインでみんなで集めてやろうみたいな、そういう世界観を作りたいと思うんです。
まさにこれがコミュニティで使える通貨ですね。でもこれは昔からあって。地元の商店街で使えるチケット、子ども会で使える子ども銀行券、これが絵空事ではなくなって、本当に設計をしっかりやれば、世界を超えて流通させられる時代になってきています。それを絵にしたものがこちらですね。まさに左側がオタクコインを、オタク活動をしているとゲットできるんだと、夢のような世界ですね。
オタクコインをゲットした人がモノを買ったり、プロジェクトを支援したり、クリエーターを支援する。その循環システムを我々のプラットフォームを使ってできるように見守っています。
ちょっとQ&Aっぽいものをいろいろ作っていまして、それは後でもやるんですけど、「円じゃダメなの?」「円じゃダメです」と。さっきの話で、国なので、そこにわざわざ為替を変えるというオペレーションコストが、そもそもコミュニティ外で通じるんだったら不要なんですよね。
それがまず1つ大きなところですし、これはちょっとネタですけど、そもそもオタクコインというネーミングが(笑)。全否定されているのもありまして(笑)。これはちょっと検討します。
あと、そもそも他の仮想通貨、今のビットコインやイーサでこの世界観は実装できないのか。これもよく聞かれるんですけれども、我々が考えているのは例えばこれですね。オタクコインをいろいろ使うと一部手数料が発生しますと。
例えばオタックスというものを設定して、それがクリエーターに還元されますという仕組みは、他の通貨でロックインできないんですね。そのコミュニティで、みんながアグリーアブルなコンセンサスがとれる仕組みを入れるということは創設する必要があります。
それと、オタクコインを持っているとどういったことができるか。今、そのラッシュアイディアを揉み中でして、今日のスタッフも言ってくれたのが、この仮想通貨を作るんであれば、ここの設計が肝になります。
でも、仮想通貨を作っていくと、さっきの共感に共感しているんですけど、その通貨をなんで持つ必要があるのか。円でもドルでもビットコインでも、なんでオタクコインを持つ必要があるんだっていう、経済的なインセンティブ以外の、定性的なインセンティブがないとそもそやる意味があんまりないです。
経済的インセンティブのトークンが集まっても、ボラティリティプレーで終わっちゃうんで、我々はその定性的なものをいろいろ考えています。今の案1は、オタク投票権創設ですね。
もう厨二感全開でいきますけれども、とにかくみなさんオタクだと思うんですけれども、みなさんにオタクコインを毎年10枚ずつあげます。みなさんがそのコインを持ったあとに、じゃあ年間ごとに100万枚オタクコインをアニメ活動、マンガ・ゲーム活動を応援するプロジェクトに無償配布します。
でも、無償配布の配布の仕方や率はみなさんで決めてください。オタクコイン10枚ずつ、投票権10個あって、それで投票権が生まれる。
ということであれば、次のコンテンツづくり、次の日本の創作活動に意見を言いたいとか、こうしていこうという人たちが集まってくる。そういうなんらかの定性的なインセンティブとか、そこの仕組みに入るモチベーションづくりがけっこう肝だと思います。
例えばブロックチェーン技術を使う理由の1つは、投票権を確実にその個人のウォレットにセキュアに送るには、オンチェーンでのトランザクションで、今もっているやつにスプリットして、1ヶ月で投票が証明する、投票用だけのバーチャル端子をオンチェーンで置く。
いろいろな構想があるんですけど、そもそもなぜブロックチェーンか、オンチェーンなのか、オフチェーンでいいじゃないか、みたいなところも合わせて整理はしているところです。
コミュニティ内にいる人が市民権をセキュアに持ち、業界の意思決定に参画していく仕組み。業界意思決定というとおこがましいですね、どう応援していきたいか、いけるか、ファン投票、AKB48投票権みたいな感じですね。私の推しメン、さっしー推しだったらCDいっぱい買って指原に投票しますよね。
それと近い仕組みを、まずコミュニティの中で通貨だけじゃなく、なんらかの参加権を持つ。冒頭の政府の台帳システムとコンセプトが近いかもしれないですけど、そういうシステムを作ることが我々の考えていることでございます。
小高:最後にあと2〜3分なんで。ちなみに、プレスリリースを出してからの反響ですね。
(会場笑)
まあ叩かれないよりは叩かれた方がまだですね、僕らも叩かれ慣れしてますので、無視されるよりはありがたいです(笑)。すみません、はい(笑)。
(会場笑)
そう言いつつ、応援者にイケハヤさんも現れたり、海外からも「その構想おもしろいね」と、まさに共感を経済化する。ここからは完全にうちの特設サイトがあるんですけれども、世界中からアクセスがありました。
海外にいる人が多いですが、メルマガは1万人くらい登録いただいていて、お問い合わせがメールで700件ぐらいリプライがあって大変なんですけど。これもほぼ海外ですね。テレグラムというアプリもドカドカ集まってきている。オタクコインFacebook グループですね。これもひとまず集まってきています。
ということでいろいろな反響を、プラスもマイナスもいただいてやっております。あと、今準備委員会というのも作っていて、業界の有識者の方とオタク的な盛り上げ方していこうよ、という方々に一緒にアドバイザーとして意見交換をしながら進めているところです。今日もいらっしゃっております。小学館の方、あとベンチャー企業の方、日本の方も来て……。
まだまだ不透明なところ、怪しいところ、Tokyo Otaku Modeという英語の会社名でオタクコインをやりますって時点で、もう怪しさ満点なんですけれども、やはりブロックチェーン自体は止まらないんですね。ブロックチェーン自体は止まらないですし、スケジュールも検討しているんですけれども、ぱぱーっといきますと、最後にこれだけですね。
今、私が思っているのは、ブロックチェーンの波というのは確実に、インターネットが始まって、ソーシャルが始まって、そういう波以上の激しいパラダイムシフトが起こる可能性がある。唯一確実に言えるのは、これはウォッチしないと確実にダメになる。把握はしておいて、その上でどうするかの意思決定もできるようにしようということは確実に必要だなと。
ブロックチェーンがきても、あ、予定通りでスベりましたね。コインチェックは取引所のセキュリティの問題なので、仮想通貨とブロックチェーンはまったく別物。
イメージで言うと東京証券取引所のシステムがハックされたのに、株式市場やエクイティの概念がおかしいと否定している、それってある取引所の責任の話ですよね。その混同を社会がしているんですけど。
それを置いておいても、どっちにしろブロックチェーンの信用の仕組みというのはおそらくできてしまうわけで、その上で我々が思っているのは、国ではなくコミュニティベースですべてが始まっていく。
そうなると、我々のようなオタクコイン、海外を中心に持っている会社がいろいろと試験的なものも含めて仮想通貨を作って、且つ投票権を持って次の応援先を決めていくという仕組みを流通できれば大変おもしろいんじゃないかと思っております。
簡単ではございますが、以上でございます。ご清聴ありがとうございました。
司会者:ありがとうございました。それでは質問コーナーを設けたいと思います。ご質問のある方は手を上げていただければと思います。
(会場挙手)
司会者:じゃあ前の方から。
質問者1:大変おもしろいお話ありがとうございました。私は去年までは国際的な証券決済、金融の関係で働いていたんですけれども、今日の話でおもしろかった中で、共通の価値観を持つコミュニティの集まりということで、国境や徴税主権を超えられるとおもしろいんだろうなと思います。
その中で思ったのが、共通の価値観をいかに担保するかということで、コンテンツにしろ、参加者にしろ、コンテンツにしろ、マリシャスコンテンツといいますか、こういったものが入ってくる可能性もありますし、犯罪に使われる可能性もある。それをどう排除できるのか、というところを伺いたいと思います。
小高:はい。ご質問ありがとうございます。そこは今、まさに実務を詰めているところです。例えば100万枚とられますというときに、投票先がものすごく特定の一社に集中して、90万枚ほかに次にいきますとなると、その90万枚の保有者がそのまま持ち続けると、次の投票でシェアを持ちすぎるんですね。
なのでそもそもより分散していって最大でも5パーセントとか3パーセントとか、その場で次の100万枚と言われる先の上限比率を決めるというのと、加えて応募プロジェクトがあるとして、次の半年ごと、1年ごとのオタクの星。
それで、例えば誹謗中傷や18禁、もしかしたら不適切かもしれないものが上がったときに、みなさんの一定比率以上が「そもそもこれは適切なプロジェクトではない」と投票すると、そのリストから外れるなどを今設計しています。
まさに自浄作用でまわる仕組みを作って、あとはそこでコミュニティにリリースするということを考えております。ですので、まさに今すごく良い点というか、そこはどう具体的に民主的に決めてもらうかを仕組み化していこうと思っております。
質問者:ありがとうございます。
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