2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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亀山敬司氏(以下、亀山):はい、じゃあ何か質問ある人。
スタッフ:中野さんの今の旦那さんは、ご自身がよくお話しされている「最適停止理論」で理論的に選んだのか、それともそのときは感情的に選んだのか教えていただきたいです。
亀山:最適な精子を選んだのか、別のもので旦那を選んだかってことだよね? 精子か愛か?
中野信子氏(以下、中野):違う違う(笑)。
スタッフ:最適停止理論(最適な選択をするための数学的思考)です。
亀山:「精子」じゃない「停止」か……。ごめん、間違えた(笑)。
中野:すごい変換されますね(笑)。
亀山:……すいません。はい、じゃ回答をどうぞ。
中野:私はほぼ直感的に選んでますね。そうでないと、結婚なんてしないですよね。結婚って女性はリスクがとくに大きいので。「この人がいい」となっても、一緒にいないことのほうが得なんですよ。
妊娠、出産のコストがものすごくかかるので、「この人だったらそれを我慢してもいいかな」っていうのは感情的な盛り上がりがないとやっぱり越えられないと思います。
亀山:でも感情的に盛り上がることあるの?「今盛り上がってきたー!」「あ、ドーパミン出た!」「うっ! ちょっと出すぎかも!」「ちょっと制御、制御」って(笑)。なんか余計なこと考えちゃわない?
中野:感情的な盛り上がりはありますよ(笑)。 そんな人生おもしろいと思います?(笑)。
亀山:いやいや、わかんないけど、「クセ」みたいなものがあるじゃない。
中野:クセはたしかにありますね「この人こんな人かな?」っていうふうに、ついつい見ちゃったり。
亀山:「この人、ドーパミン何パーセント出てるな」とか「こっちの人はちょっと少なめ」とか(笑)。
中野: 確かにあります。思うけど、そういうふうに観察した結果を自分の人生に活かすってことはしてないですね。
亀山:人生の中に脳科学の仕事があるみたいな感じ?
中野:そうですね。
亀山:結局はそれ(脳科学)を中心で人生組み立てることはしないよね。
中野:脳科学を中心にして人生を組み立てると、すごくつまんないと思うんですよね。例えばゲームで、「こうやれば絶対クリアできる」みたいな戦略に沿ってプレイするのっておもしろいですか?
私はおもしろくないと思っていて、そうじゃなくて、なにか予期しないことが起こるほうがおもしろいじゃないですか。
亀山:うんうん。
中野:「ついついこういうことをやっちゃう」とかがあったほうが私はいいなという考えです。
亀山:「この仕事やめて他のことするわ」「可愛い奥さんになっちゃうわ」とかになるかも。
中野:うん、なるかもしれないし、旦那さんのことをこんなに好きって言ってるわりに、来年離婚してたりとかするかもしれませんし。
亀山:なるほどね、あるかもしれない。
中野:旦那さんがこれ見てませんように……(笑)。
亀山:はい次。
スタッフ:亀山会長のような「絶対顔出さないタイプ」と「めちゃくちゃ顔出したい」っていう人の違いって科学的に説明するとどうなるんですか?
中野:リスクの回避ですよね。「リスクの回避をしたい人」と「そうでもない人」っていうことで、警戒心が強いっていうことですね。
亀山:ビビりだね。
中野:日本人として最適値にある人ですかね。日本人の遺伝子の97パーセントの人は、ビビりなんです。
亀山:じゃあ俺は、純日本人って感じ?
中野:そうですね。「その部分は」ですよ?(笑)。リスク回避傾向が高いっていうのはそういうことです。日本に「ビビリではない人」っていうのは3パーセントくらいしかいないんですけど。
亀山:でも顔出しなんてけっこう、90パーセント出してるよね。
中野:顔出しはそうですけど、自分の住所を隠したりとか、居場所を明らかにしないようにしてたりとか。例えば、炎上しても逃げ道を作っておいたり、みんななんらかの手は講じてると思うんですよね。
亀山:みんなその回避の仕方が違うね。
スタッフ:脳科学の立場から見て、いじめや戦争はなくならないと考えますか?
中野:どうしてもなくならないと思います。「人間が生きてればトイレに行く」ぐらいのレベルでなくならないと思います。なくならないけど、やる場所を限定したり被害を少なくする方法っていうのはあり得ますよね。例えば、戦争するにしても、暴力を使わない戦争ってのもあり得ます。
亀山:ジャンケンとかね。
中野:そうです。あとは議論とか。オリンピックだってある意味そうかもしれませんよね。
亀山:オリンピックで政治とか決めればいいよね。勝ったら関税何パーセントとか、領土は何パーセント渡すっていうのをね。
中野:今、F16戦闘機とかにかけてるお金が、スポーツ選手にいくかもしれません。
亀山:それいいね、運動し放題じゃない?(笑)。
中野:その分、遺伝子操作とかされちゃうかもしれないからかわいそう。
亀山:なるほど、そこでまたズルがあるか。人はやっかいでんな〜(笑)。
スタッフ:中野さんが脳科学に興味を持ったきっかけを知りたいです。
中野:そうですね、「みんなは空気を読めるのに、私だけ空気を読めていないようだ」と感じたのがきっかけですね。空気を読む能力っていうのは、どこで学習してどこで学習できなくなるのかを知りたかったからです。
スタッフ:小学校のころからですか?
中野:そうです。それをわかることができないと、私は人間の社会で死んでしまうと思ったんです。生きていくことができない、だから崖っぷちの気持ちもちょっとありました。
亀山:じゃあ、若いころは空気読めなかった?
中野:ぜんぜん。今の比じゃないですよ。
亀山:今はもうかなり空気読める?
中野:だいぶ苦労してもこれっていうところですかね。昔はもう本当に何言ってるのかわかんなかったと思います。
亀山:そのとき「生まれてきてすいません」とか思った?
中野:「なんでお母さん直してくれなかったんだろう?」って思いました(笑)。 それだから、「なるべく人と関わらないで済む職業は何だろう?」って必死に探しました。
亀山:1人でやっていきたいみたいな感じになったのね。
中野:人と関わる仕事絶対無理だと思ったので。例えば、医師になるって選択もあるじゃないですか。でも、医師なんてバリバリの接客業なんですよね。「やれるわけがない」と思いました。
亀山:学者でメディアに出ているようになったよね。出たらどうだった? いくらかマス(大衆)に出ると勉強になったりした?
中野:すごく勉強になりました。私がどういうふうに人間の振る舞いを学習したかというと、機械学習みたいに学習するんですよ。
亀山:ヒトを学習したんだね。妖怪人間ベロが「はやく人間になりたい〜!」みたいな。
中野:そう! 昔、私はベラだと思ってたんです!
亀山:ベラはどうやって人間になったの?
中野:ベラのように人間の振る舞いをいちいち観察するんですよ。「こういうことを言われたときは、こういうふうに返すといい」って。そういうことをちょっとずつ学習して。
テレビに出ている人はそういうのがすごく上手な人が多いので、「こういうときにはこういう言葉を使うんだな」「こういう盛り上がり方のときはこうなんだな」ってことを勉強しました。
亀山:でも今なんかも、ちゃんとそれは意識したうえで話し方を決めてるわけだよね。
中野:ある程度はですね。
亀山:じゃあ例えば、俺とどっかで1杯飲もうぜって飲んで、酔ってくると素が出てきて話がすごいことになったりするの?(笑)。
中野:なります。
亀山:「そもそも人間っていうのはね〜」って話になるんだね(笑)。
中野:いや、もっとやばいです(笑)。こんな口調でしゃべらないです(笑)。
亀山:「聞けよ!」みたいな感じ! 今度カメラ回ってないところで妖怪人間の話も聞きたいね。今はまだ人間の皮を被ってるもんね。
中野:かつらの下に人間の皮がある感じですね。
亀山:なるほど、もう1回グッとやったらスポーンと抜けるんだ! じゃあ次回は酒飲んで。
中野:そうしましょう(笑)。
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