kintoneに独自の機能を実装

四宮靖隆氏(以下、四宮):私、株式会社ジョイゾー代表の四宮と申します。

今日はよろしくお願いいたします。みんな大好きkintoneだと思うんですけれども、たぶん、kintoneの一番の魅力が誰でも簡単に業務システムをつくることができる。

それだけでなくて、kintoneプラグインを使うと、これを入れるだけでkintoneにない機能を簡単に追加することができる。さらに、JavaScriptの言語を使うことで、自社独自の機能も開発して、機能を拡張することができる。

ただ、それだけではなくクラウドサービスです。kintone自体がデータ連携をする仕組みを持っていますので、その他のいろいろなクラウドのサービスと簡単にデータ連携できるんですね。

kintoneは非常に拡張性が高いサービスだなと思うんですが、「名古屋で有名なあのごはんにちょっと似ているな」「何だろうな?」とふと思いました。ひつまぶしですね。昨日「いば昇」に行って、おいしいひつまぶしを食べたんですが。

何が似ているかというと、ひつまぶしはそれだけでもおいしいですよね。そこに対してわさびやネギというプラグインを入れると、またさらにおいしい。

さらにお茶という他のシステムがあるんで、それ入れるとまたさらにおいしいので、ものすごい拡張性が高い食べ物だと思います。kintoneとひつまぶしが、すごく結びつく。

このひつまぶしみたいなkintoneですが、機能拡張できるので、それぞれの業務要件に対してマッチング度合いが高まっていくと。基本機能よりもプラグインやカスタマイズしたほうが、業務に対して機能のマッチング度が上がりますし、専用の業務システムと連携することで、さらにマッチング度が上がっていく。

今日は、それぞれどういったところで拡張機能を使っていけばいいのかという、使いどころの話をしたいんですが、ワークフローを1つ例に挙げたいと思います。

例えば、第一承認者に上司を自動でセットする。基本機能で簡単にできるんですが、さらにその次の上司もセットしたい。さらに、申請者ごとに上司が異なる。こういったワークフローがあります。この場合、基本機能でできるのか?

答えとしては、一応できるんですね。さまざまな方法があるんですが、例えば承認ステップを管理するアプリをつくって、そこで社員ごとに承認フロー、レコードで登録していく。

複雑なワークフローを整理

申請側のアプリに対して、ルックアップフィールドとそれぞれ承認者用のユーザーフィールドを設けておく。マスターから社員情報を引っ張ってきたら、自然とユーザー情報が承認者のところに入ってくる。

プロセス管理の設定のところで、それぞれのステップに、それぞれ先ほどつくったユーザー情報フィールドをセットする。こうすることで簡単に実現できるんですね。

では、こういった場合はどうでしょう? さまざまなワークフローのアプリがあります。申請者はそれぞれのアプリに申請していくんですが、「自分の申請状況を一覧で見たいんだよね」と。基本機能でできるかというとを、できないんですね。

ここはカスタマイズをしていきましょう。実際、弊社でやったカスタマイズなんですが、これをカスタマイズすると、オリジナルの表がつくることができて、そこに対してさまざまなアプリからの自分の申請状況だけを一覧で見ることができる。カスタマイズすればkintoneもここまでできます。

さらに、こういったケース。ものすごい承認ステップになっている。もう訳わかんないぐらいになっている。でも、実際あると思うんですけど。

これも基本機能でやろうとすると、できなくはないんですけど、実際プロセス管理の設定されたことがあるとわかると思うんですが、かなり大変になってくるんですよね。さらに、それぞれのステップごとにアクセス権も付けなければいけないので、承認フローが少し変わっただけで、もうあらゆるところを変えなければいけないし、再現できなくなるかもしれない。

カスタマイズにしても、コストがなかなかかかってしまうので、こういう時には、こういう他のシステムと連携したほうがいい。

kintoneのワークフローと、「collaboflow」というワークフローのサービスを使うと、簡単にデータ連携ができるんですが、ワークフローの専用のサービスになりますので、複雑な承認ステップも、グラフィカルに簡単に設定ができる。こういったところは、やはり他システムを使ったほうがいいだろうと。

まとめになるんですが、標準機能で使うところと拡張機能を使うところの使い分け、見分け方なんですが、まずはやはりkintoneの標準機能で自社の業務要件が合うかどうか、とことん試してください。そのためには、サイボウズさんの無料の導入相談カフェとかもありますし、あとは弊社もやっていますけどもブログもありますので、そういったところは情報収集していく。

「これだったらどうしてもプラグインとか他のシステムをやはり使いたいな」と、そういったところで初めて検討していただくと。その時にもサイボウズさんで連携サービスサイトなどを用意していますし、あとはソフトバンクさんなどが「SmaBiz!」というポータルサイトを用意していますので、そういったところから必要な情報がないか探すと。

やはり自分で探していっても、どうしても限界があったり、「なかなかそういう時間ないよ」という方もいらっしゃると思うので、そういう時には、弊社で初回無料の開発サービスをやっております。

ぜひ、こちらにご相談をいただければ、どういった連携サービスがいいかや、「ここは開発しなくてもいいんじゃないですかね」なども最初の無料の開発相談でやっていますので、ぜひご検討いただければなと思います。

はい、私からは以上となります。ありがとうございました。

(会場拍手)

kintoneでワークフロー管理することの利点

伊佐政隆氏(以下、伊佐):ありがとうございます。見事7秒残しです。

四宮:7秒残し。だいたいこれぐらいですね。

伊佐:5分は短いですね。すごい内容でした。

四宮:普段もどんどん早口になっちゃうんですよね。

伊佐:kintone hackやりすぎて普段も早口になっちゃう(笑)。「ひつまぶしじゃないでしょ」って思いましたけど(笑)。

四宮:ひつまぶしじゃないですか。いやいやたぶん、(会場は)「うん」とだいぶ頷いてましたよ。

伊佐:kintone好きすぎるから、たぶん何を見ても、今度マクドナルド行ったら「マクドナルドのハンバーガーってkintoneだと思うんですよ」と言うと思うんですよね。

四宮:こうチーズをプラグインで入れるとか。

伊佐:そうです(笑)。もう好きすぎるのが洋服にも表れていますけど。(四宮氏の服を指して)あれ、これは?

四宮:気付いちゃいました?

伊佐:初めて見ましたけど。

四宮:今日、入り口にサイボウズ商店ってあったと思うんですが、そこで販売、今日発売のパーカーです。

伊佐:もうヤラセじゃないですか、絶対(笑)。

四宮:いやいや、私、サイボウズ商店の自称エバンジェリストなので。

伊佐:なるほどね(笑)。

四宮:3,800円。

伊佐:ありがとうございます。

四宮:今日発売ですからね。ここでしか買えないですから。

伊佐:そうなんですよね。もう1色ありますからね。

四宮:あります。

伊佐:後ろ向くとね。

四宮:そうそうそう、ここ、かわいいんですよ。

伊佐:ハチのね。

四宮:ハチさんマーク付いている。

伊佐:ほら、ヤラセじゃないですか(笑)。

四宮:いやいやいや。数に限りがあるんで、早目に買ったほうがいいと思います。

伊佐:ぜひ(笑)。

伊佐:真面目な話を1個聞いていいですか? ワークフローの、「他製品にしたほうがいいよ」「カスタマイズしたほうがいいよ」というアイデアがあったと思うんですけど、四宮さんの中でどこまでいったらkintoneでやらないほうがいいとかあるんですか? 

四宮:自分がいつも思うのは、kintoneのプロセス管理は、ワークフローじゃないかと思っていて。プロセスを回していくものなので。

伊佐:仕事を進めていく。たぶん、今四宮さんが言っているワークフローは、いわゆる日本企業。

四宮:そうですね。

伊佐:はい、承認ワークフローという。

四宮:承認ワークフロー、差し戻したり、その間にいろいろ調整をしなきゃいけないとか、そういうワークフローに関しては、さっき紹介したコラボフローなどを使う。あとはデータだけをkintoneと連携させるところが、結果的にはいいんじゃないかなとは思いますね。

伊佐:そうですよね。仕事のステータス管理に近いところは、kintoneが圧倒的に楽だろうなとは思いますけどね。

四宮:はい。

伊佐:なるほど。ありがとうございます。

四宮:ありがとうございました。

伊佐:すばらしいアイデアありがとうございました。

四宮:ありがとうございました。

(会場拍手)

「面倒くさがり」のための拡張機能

市川博之氏(以下、市川):市川です。よろしくお願いします。

今日は「kintoneから始めるおうちハック生活!ものぐさ『改』」ということで、話をさせていただきます。今日は、うちにも1人ものぐささんがいるんですけど、家庭のチームワークを高める内容で、話をさせていただきます。

私はハッカソンとか出てたり、自治体さんにコンサルティングに行ったり、自治体さんに研修したり、台湾でちょっとコンサルティングしたり、いろいろやっています。

本題。IoTとかICTとかいっても、操作できる家電がけっこう少ないと思います。電球だったり、エアコン外から操作したりなどはありますが、他にももっといろいろ操作したいですね。家事忘れている人に、家電側から話しかけてほしい。専用アプリなどで操作は、いちいち面倒くさいですね。

なので、こういうモノをつくればいいと思いました。電源ケーブル自体に電流のオン・オフの操作、使用時間が測れるようにすれば、その先に取り付けたすべての家電がオンオフできる。ケーブルと電流計とスイッチを制御する装置を真ん中にはさんで、データはkintoneに入れる。

電源ケーブルを作りましょうということで、買ってきました。ホームセンターでケーブルとコネクター、秋月電子でソリッド・ステート・リレーという電源をオンオフするスイッチを買ってきました。

2個ぐらいのチップ積みながら組み立てていきます。最初考えているより大きくなりそうで、最終的にこんな大きくなっちゃいました。

電流センサー、アナログな端子が手持ちがなかったので、AD変換するのが面倒くさいので、Arduinoを使っています。とりあえずWi-Fiを使いたかったので、kintoneと接続させるためにラズパイ3でNode.jsで動かしています。あとは、電源のオンオフの情報を、Arduinoからラズパイにシリアル通信をしてつなぐ電源ケーブルをつくりました。

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kintone側には、どんなモノを入れているかというと、こういうふうにレコードを4つ入れています。1つは、2つ目に書いてある目覚ましのように、何時から何時まで立ち上げたい。上から3つ目、炊飯器みたいに何回使ったかというカウントをしたり、センサーの上限下限でオンオフができるように、こんなモノをkintoneの中の情報として入れて、これに従って動かすようにしています。

デモは一番最後にやるので、実際どんなものができるか。まずケーブルを炊飯器に付けると、何回炊飯したのかがわかります。ものぐさな人のために、kintoneで設定しておいた回数を超えると、メールで「お米を購入してね」という連絡をするようになっています。これで買い忘れも防止できますね。

このケーブルはプレステ4に取り付けるといいです。ものぐささんが1日中ゲームなどをやっているのを止められます。ゲームは1日1時間などが決められます。これで遊び呆けることもできなくなります。

目覚ましにも使えます。目覚まし時計もあるんですけど、ジューサーに付けておくと、目覚ましと同時にジュースができあがる。朝の短い時間を有効に活用できますね。

もう1個うちでつくっているのは、扇風機を改造してモーターの部分を使わせてもらって、布団を無理矢理はぎ取る仕組みです。これだったら強制的に起きれますね。

センサーと組み合わせれば、加湿器とかも操作できます。当然、他のセンサーと連動すれば、湿度が低い時だけ加湿器を出すことなどもやっていくこともできます。

ただ、お気付きだと思いますが、この仕組みの欠点は、電源オンオフが、コンセントから直接挿してできるモノしかできなくて、今の電子レンジみたいに、細かく操作しなきゃいけないのはさすがにもう一手間必要なので、スイッチとかボタン式のモノは、ソレノイドというプッシュするような装置も使いながらやっていこうと思っています。

まだまだものぐささん支援機能が必要なので、kintone側ではないところの拡張をしてかなきゃいけないのが今の課題であす。

kintoneから始まるおうちハック生活、みなさんも被験者になりたい方がいらっしゃったら、ぜひおうちに取り付けさせてください。たくさんセンサーで個人情報バリバリ取りたいと思います。

実際、動画も念のため用意してきました。わかりやすいドライヤーで入れているんですけれども、ここから立ち上げると、しばらくするとドライヤーが動かなくなるという感じです。今、電源入れています。今、普通に動いています。

10~20秒ぐらい経つと、ドライヤーが自然に切れてしまって、さっきのプレステ4と同じタイプですね。あとはいくらやってももう(ゲーム)できない。これを過ぎたらゲームできなくなるので、こんなモノも作っています。

これで終わりかな。終了です。ありがとうございました。

(会場拍手)

家庭内kintone、今後は全自動化も視野に

伊佐政隆氏(以下、伊佐):ありがとうございます。市川さん、ありがとうございました。ついにkintoneが家庭内にもいきましたね。

市川:そうですね。

伊佐:会社で使うもんとばっかり思ってましたけど、家庭の中にも。

市川:そうです。せっかくなんでkintoneを外からもいろいろ操作したいので、kintone側に入れておけば、家からだけじゃなくて外にいる時も、いろいろ操作できる。

伊佐:なるほど。

市川:「ちょっとゲームやっているっぽいぞ」ということは、回数が増えてたら、もう無理矢理時間を切っちゃうこともできる。

伊佐:(笑)。それはいいですね。kintoneがそういう用途はいいんですか?

市川:そうですね。kintoneは比較的レコード単位の修正もしやすいし、外からやるのも楽だし、小さな端末からも簡単にAPIで呼び出せるというのがいいですね。

伊佐:確かに。そのあたりは柔軟ですね。他にもこれからのアイデアもまだまだあるんですか? 「これやっちゃおうかな」みたいな。

市川:今、メールという話をしたんですけど、Amazonに直接購入してやれば、もっとものぐささんが楽になるなとか、いろいろそういうモノを考えています。

伊佐:なるほど。いいですね。

市川:全自動化もできるなと。洗濯機とかも、実際は天気のAPIなどを引っかけて、今日やるべきか、明日やるべきか、いろいろ家電をものぐさにすることができるんじゃないかと思っています。

伊佐:すばらしい。もうなんかアイデアがあふれ出てきますね。

市川:ということで、これはkintoneの同人誌に向けて、今これをやっていますんで。

伊佐:今年、まだ最終決定じゃないですけど、夏のコミケにもkintoneが出るかもしれないので、そこで技術同人誌がまた販売される可能性があります。そこまでに、市川さんが書いてくれるということなんですね。

市川:そうです。

伊佐:わかりました。非常に楽しみにしています。ありがとうございました。

市川:ありがとうございました。

(会場拍手)