新刊の表紙はミントグリーン!

西澤ロイ氏(以下、ロイ):The color of my new book is ming green.「西澤ロイの頑張らない英語!」。このコーナーは、イングリッシュ度くわーの私、西澤ロイが英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューをするコーナーです。このコーナーは、社会貢献型レストラン予約アプリ、テーブルクロスの提供でお送りします。

そして、今回のアシスタントはボイスアップマスターコーチの宮川晴代さんです。おはようございます!

宮川晴代氏(以下、宮川):おはようございます。ボイスアップマスターコーチのハルです。

ロイ:ハルさん、どうぞよろしくお願いします。

宮川:……はい。

ロイ:あはは(笑)。

宮川:間がいきなりできてしまいました。

ロイ:英語、聞き取れました?

宮川:あんまり(笑)。

ロイ:(笑)。はい。なんて言ったかというと、「The color of my new book is ming green」。僕の新しい is ミントグリーンということで、新刊の『頑張らない英単語記憶法』の表紙がついに発表になりました。

頑張らない英単語記憶法

宮川:すごく素敵ですよね。私もこれ大好きです。

ロイ:ちなみにハルさんにも表紙を予測してもらったんですが、ハルさんは黄色で三角形でした。

宮川:黄色も好きなんです。はずれちゃった(笑)。

ロイ:ちょっとミントグリーンを当ててくださった方はいなかったんですが、80冊以上のサイン本があたりますので、その当選者の方はサイトの方で発表しています。ぜひご覧頂きたいと思います。

宮川:すごい企画ですよね。80名ですよ? 送るだけでも大変(笑)。

ロイ:その中の80冊の中の1冊が、ハルさんの。

宮川:ありがとうございます。

ロイ:『どんな人でも高感度アップ! の声の魔法』のサイン本があたります。

どんな人でも好感度アップ! の声の魔法

宮川:魔法をかけちゃいますよ〜。

ロイ:ということで、今日はこの放送をお聞きの方はハルさんに魔法をかけられてしまうかもしれないという。

宮川:うふふふ(笑)。お楽しみに!

ロイ:ということですよね。

家族なのに他人行儀なのはなぜ?

ロイ:ということで今日は、いつもと趣向を変えまして、中学生の拓海くんから質問をいただいています。それに答えていきたいと思います。

宮川:わかりました。英語がぜんぜん苦手な私に英単語を読ませるというフリに「え〜」と思いながら今日は来ました。

ロイ:ではまず1つめをお願いします。

宮川:はい。母親が娘に「Ask your daddy.」お父さんに聞いて、と言っていました。家族なのに「your」が入るのは他人事のようで違和感を感じます。どうでしょうか?

ロイ:いやあ、さすがだなと思うんですよ。なんか大人になるとこういうことってだんだん疑問に思わなくなるんですよ。中学生の初々しさを感じるというか。

宮川:いいですね、拓海くん。確かに私もこれは思います。

ロイ:やっぱり日本語ってすごく情緒的な言語なんですよ。例えば英語だったら誰の事も、女性だったらShe、って言えちゃうんです。でも日本語で自分の母親のことを「彼女は」とか言ったら変じゃないですか。

宮川:ちょっと距離がある感じがしますよね。

ロイ:そうそう。なんか違和感が出やすいので、そのへんは日本語はすごく情緒的で気にするんですよね。たとえば「私」を指す言葉って「私」もあれば「僕」もあれば「俺」とか「拙者」とかいろいろあるじゃないですか。

宮川:(笑)。そうですね。

ロイ:文章で書くなら「小生」とか。それによってニュアンスが変わってきましよね。

宮川:そうですよね。人との関係性だとか深さも違いますよね。それでわかります。

ロイ:そういういろんな物を言葉が含んでいるんですよね。でも英語って単なる記号なんですよ。だから自分を指したければ「I」しか言わないんです。

宮川:そっかー、記号ね。

ロイ:そうなんです。ただ指してるだけなんです。相手だったら「You」。もうそれだけなんです。

宮川:そう考えるととても気が楽になりますね。

ロイ:そうなんです。すっごくシンプルなんです。だから家族であっても娘に対してお父さんに対して、日本語だったら「お父さん」って言いますけど、娘に対して「Your daddy」と言っても記号なので問題ないんですよね。

宮川:わかりました。拓海くん、記号だそうです。

ロイ:はい(笑)。

おにぎりはなぜ三角なのに「rice ball」なのか。

宮川:では2問目に行きましょうか。おにぎりは三角が多いのになぜ「Tice Ball」というのか? 超かわいい質問ですね。

ロイ:あはは(笑)。そうですね。ボールということは丸じゃないのかということですよね。素敵な質問ですね。

宮川:なんかすごいイメージは分かります。これはなんでですか?

ロイ:この論理でいくと、逆に外国人の人が日本語を学んでいて、例えば「雪」を握ったものを「雪玉」って言うじゃないですか。「じゃあなんで米を握ったら米玉じゃないんだ!」って言ってるような感じなんですよね。

宮川:そうそうそんな感じですよね。

ロイ:だから、これはしょうがないと言えばしょうがないんですけど、多分握っているから「Ball」って言ってるんじゃないかなって思うんですよね。英語だと、雪玉は「snow ball」なんですよ。だから、米を握っているから「Rice Ball」っていう発想なのかなと。

宮川:握りモノ。

ロイ:おそらくそこからついているのかなと思います。

宮川:土で丸くするのあるじゃないですか?

ロイ:泥玉……?(正しくは泥団子)。

宮川:泥玉だ。やっぱり玉ですね。そっか。じゃあニュアンスとして握るものはballでいいんですかね?

ロイ:あれは英語で何ていうかわからないですけど(笑)。「mad ball」とか言うのかな? わかんない(笑)。

宮川:でも、あれも世界的な文化ですよね。

ロイ:ちなみに、おにぎりって最近「おにぎらず」があるじゃないですか。それこそ海外から文句がつきそうじゃないですか? 「Why Japanese people!?」みたいな。「握ってないならなんなんだ?」みたいな。

宮川:新しい英単語を作らなきゃいけないですね、ロイさん。

ロイ:なんなんですかね(笑)。