編集未経験でつくった雑誌が3万部完売
荒木博行氏(以下、荒木):これからお二人に話を聞いていきたいんですが。まず、お二人がこの本(『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』と『お金2.0』)に至るまでに、どんな本を手がけてこられたのかとか、そこまでの本のこだわりとか、編集者としてのこだわりとか、そんな話をひもといていければと。箕輪厚介氏(以下、箕輪):2時間くらいかかります。
荒木:(笑)。じゃあ、2時間を2分ぐらいにできます?
箕輪:2分ぐらい。(中川氏に)お先に……。
中川ヒロミ氏(以下、中川):どうぞ。
箕輪:僕ですか。なんでしたっけ、質問。
(一同笑)
荒木:ここまでどんな本を手がけてこられたか、とか。
箕輪:僕、編集者になって、たぶんまだ4年くらいだと思うんですけど。最初、双葉社という会社にいて、3年くらいずっと広告部で、雑誌の広告営業をしていました。
そこで与沢翼という、お金持ちで、「秒速で1億円稼ぐ男」と言われていた彼と話しました。「とりあえず3,000万払うから雑誌作ってくれ」という話を取りつけて、編集部に投げたんです。「俺、3,000万、取ってきましたよ!」みたいな。