英語教育達人セミナーに登場

西澤ロイ氏(以下、ロイ):It's an honor to give a lecture at Tatsu-semi today.「西澤ロイの頑張らない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーはイングリッシュドクター西澤ロイが、英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューしたりするコーナーです。ロイさん、おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:えーっ、何でしたっけ? Tatsu-semi?

ロイ:Tatsu-semi. It's an honorもう名誉のことですと。to give a lecture at Tatsu-semi today. Tatsu-semi というのは「英語教育達人セミナー」の略なんですけども、そういうセミナーがありまして。

上村:なるほど。

ロイ:今日の午後お話しさせていただくことになりまして、すごい名誉なことだなと。

上村:なるほど。この後なんですね?

ロイ:はい午後2時からですね。

上村:なるほど。どんなお話をされるのか楽しみですね。

ロイ:英文法の話をしてくれと言われてますので、例えば関係代名詞の話とか、例えば主格は省略できないのに目的格は省略できるのみたいな話を、先生もたぶん気になるところだと思いうんですけど、そういうマニアックな話をしてこようかなと思ってます。

上村:はい、では今度その時の話を聞かせてもらえればと思います。

明海大学の野上文子氏が登場

上村:というわけで本日も、素敵なゲストをお迎えしてお送りしていきます。さっそくご紹介致しましょう。明海大学非常勤講師であり、0歳児から70歳代まで幅広く英語を教えていらっしゃる、野上文子先生にお越しいただきました。おはようございます。

(一同拍手)

野上文子氏(以下、野上):Good morning.おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:せっかくなので、まずは自己紹介から始めてみましょうか。

野上:名前は野上文子ですが、「Aya」(アヤ)というふうに名乗っております。「Aya」で右から読んでも「Aya」左から読んでも「Aya」ということで紹介しています。主に大学で勤めておりますが、その他に小学校、中学校、それから不登校の子たちのセンターですとか、カルチャーセンター、英会話学校、いろいろなところで0歳児から、それから70歳代の方まで、教えさせていただいております。

ロイ:すごいですよね。僕も英語を教えているわけですけども大人専門なんですよ。だから子どもまでできるって、すごい幅の広さというか、バランスの良さというか。

子どもから大人まで教えるということ

野上:こだわってやらせていただいているのは、本当に日本人はどこで英語教育をつまずいちゃっているのかなというとことが見たくて、やっぱり小さい子から大人まで関わらせていただくと「ああ、ここが上手くいかなかったから、10年後にこうなっちゃったんだなというのが見えてくるわけですね。

上村:ほう。

野上:英語教育を縦で見るということを考えまして、私はどんな場所でも「教えさせていただけるのだったら伺います」ということで、あちこちで教えさせていただいております。

上村:なかなか0歳児のように生まれた時から、大人になるまで一貫して教えてもらえるということは、なかなか環境としてはないと思うんですけど。

野上:そうですね。

上村:そこもすごいですよね。それこそカルテじゃないけど、小さい頃からの英語のクセというか、そういうのも全部把握した上で、大人になった時にどう教えていこうかということですね。

野上:ええ。なので常に視点は今ではなくて、先を見据えての教育というふうに考えております。そうじゃないと小さい時から始めますと、やはり多いのが中学生になって、それこそ心理的に、もう「私は英語に裏切られた」というような気持ちになって、英語を話すのがすごく嫌になってしまったりとか、あるいは文字を読むことにすごく抵抗が出てしまったりとか、いろいろなタイプが出てきます。ですので、やはりがんばり過ぎずに長くつき合っていってくださいとということは、よくお願いしています。

ロイ:野上先生ご自身も大人からですよね。

野上:そうです。私はやり直しの英語ですので。