2024.10.21
お互い疑心暗鬼になりがちな、経営企画と事業部の壁 組織に「分断」が生まれる要因と打開策
第11期成果発表会(全1記事)
提供:株式会社リクルートホールディングス
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梶谷健人氏:よろしくお願いします。僕らMESONは、AR・VR向けの3Dモデルの検索エンジンサービス「HEYMESH」というサービスを作っています。
MESONは、AR・VRにフォーカスして、ちょうど半年前に始めた会社になります。今後、僕らが今使っているこのスマホが、どんどんAR・VRに置き換えられていくのは時間の問題だと言われていて、そこにフォーカスしています。
僕ら自身、去年からかなりいろいろなARアプリを作ってきていて、例えばCDのジャケットを立体にしてインタラクティブにしたり、ARで「絶対に起きられる目覚まし」を作ったり、名刺をARでより情報を付加したり、マンションの折込広告をARで立体化したり、ARのデモアプリなど、いろいろ作ってきました。
こういうARのデモアプリを作る中で1つ痛感したのが、「3Dモデルが非常に重要」ということです。そもそもAR・VRのアプリを作るうえで、3Dモデルが必要なんですけど、しっかりとイメージに合ったクオリティの高い3Dモデルを見つけられるか・作れるかが本当に肝になっています。そこがすごく重要だと作ってくる中で痛感しました。
ただ、現状この3Dモデルの発見はものすごく課題があります。イメージに合った3Dモデルが、けっこう見つからないんですね。
理由は大きく3つあって、そもそもデータが分散してしまっている。3Dモデルを現状、横串で横断して検索する術がない。20くらい大きいサイトがあるんですけど、そこにかなり分散してしまっていて、1個1個見ようと思うとかなり時間がかかってしまいます。
2つ目の理由として、3Dモデルってアニメーションが付いているか、アニメーションを動かすための「ボーン」と言われるものが入っているか。いろいろ詳細なスペック軸で探さないといけないんですけど、そういう軸で見つける術がないです。
最後にライセンスのところも、いいモデルが見つかっても「商用可」だとかというライセンスのチェックが、非常に手間がかかります。
周りのAR・VRスタートアップ20社くらいにインタビューしたんですけど、ここの課題はかなり根深くありました。
今僕らが作っているのが、「HEYMESH」というAR・VR向けの検索エンジンサービスです。
こういうかたちで、僕らのほうでいろいろな3Dモデルサイトをクロールしていて、そこから横断検索できるようにしています。すでにモデル点数・データ量としては150万件持っています。一番使われているUnity Asset Storeが3万件程度なので、50倍程度のデータ量を持っています。
ライセンスのところも「商用可なのか」「改変可能か」を整理していて、そこで検索できるようにしています。スペック軸で情報もかなり整理していて、その軸で検索できるようにしています。クリエイターが気になる軸で探せるようにしていますね。
ロードマップ的には、今作っているサーチエンジンを今月末にリリースして、次にキュレーション的なコンテンツをリリースしていきました。
3Dモデルを作るところにもかなり課題があって、周りのAR・VRスタートアップが、スタートアップなのに1モデルの制作を300万円などで発注しているんですね。そこのコストがおかしいと思っているので、それをだいたい1/5くらいにするソリューションを今年の末くらいにリリースして、そこでマネタイズをするイメージです。
メンバーとしては、コアメンバー3名でやっています。僕がずっとグロースアップだとかサービスデザインというのを専門でやってきたので、そこを担当しています。
Co-founderのコバヤシがエンジニアリングと、ARの開発をずっとやってきています。マツバラさんが3Dデザイン。コンシューマゲームやオンラインゲームをずっとやってきた人間なので、そこの3Dデザインの専門家も入れたチームでやっています。
ビジョンとしては、「3Dモデルの『探す・作る』に関わるすべての課題を解決していって、AR・VR時代、すなわち未来の到来を早めるべく」会社をやっています。以上です、ありがとうございました。
(500startups Japan賞を受賞)
澤山陽平氏:おめでとうございます。目のつけどころがよかったなと思っています。しかも、今はまだ情報を引っ張っているだけだと思うんですけど、さらにここにうまくテクノロジーをかけていけば、もっとおもしろいことができるんじゃないかなと思っています。
ポイントがけっこういいです。「じゃあ、どのぐらい売れているのかな?」と(ピッチのあとに)質問したところで、そのへんはまだまだ気になるところではあるんですけれども。
確かにこれからオブジェクトが間違いなく増えていくだろうという、いろいろなものが合っていると思います。一番怖いのは、自動でできてしまうテクノロジーが来ることなんですけれども、その点でも、逆にしっかり集めたデータをもとにそちらに進む道もあると思います。そのあたりの期待を込めて、応援したい気持ちで今日は表彰をさせていただきます。
まず、みなさんに想像していただきたいことがあります。もしご自身のお子さんが障がいや難病を抱えて生まれてきたらみなさんはどうされるでしょうか? とても不安でしょうがないと思います。
私自身、筋ジストロフィーという難病を抱えて生まれてきた兄弟が2人いました。4人兄弟のうち2人が障がい者で、両親は共働き。30年前の話なので、当時はインターネットなどの便利なツールもなく、支援者や支援情報を集めるにもたいへん苦労したなか、必死に子育てをしてくれた親の背中を見てきました。
では、インターネットが普及した今、生活は便利になっているのでしょうか? 昨今の子育て情報は、スマートフォンの普及も起因して情報の取得が容易になりました。ただ、これは健常者の話。
障がいや難病についての情報を探してみると、ネット上でもリアルでも情報を見つけるのがとても難しく、具体的な疾患名で検索してみると、そこにはネガティブな情報が溢れてしまって、希望がありません。
であれば、同じ障がいの子どもを育てている先輩の生の声を聞きたいと思いますけれども、希少疾患であればあるほどそういった接点が取れないのが実情です。
そんな不安や不満を解消し、みんなを笑顔にするサービス。それを我々は作っています。サービス名は「みんなが笑顔になれる場所 eSmiley」です。eSmileyはその課題を解決するために当事者、家族、支援者が持つ情報を整理してつなぐコミュニティを運営します。
サービスの特徴としては、医療従事者から医療情報、当事者家族からは生活に関わる知見情報をデータベースに集めて、それを子どもの成長や疾患の進行度に沿ってデータベースを整理し、ユーザーが求める情報をマッチングしやすくします。
その整備された情報に対して、ユーザーは追加で質問を投げかけられ、コメントを残すことができ、そのコメントに対してさらに医療従事者や先輩からコメントを返してディスカッション。そうすることで未来への不安を払拭し、未来への対策が取れるのが、これまでQ&Aサービスとは違う、eSmiley最大の特徴です。
まずは特定の疾患からスタートし、こちらを広げていくことでさまざまな難病・障がいを対応できる巨大なコミュニティプラットフォームにしていきます。
将来的には、会員情報がたくさん集まってきます、その会員情報を活用した商品開発や販売促進のソリューションを提供していく考えです。例えば、製薬会社の治験のリクルーティングや保険の販促など、さまざまな事業会社様と連携ができると考えています。
類似サービス。日本でいうとNPOだったり社団法人が提供している例はありますけれども、ビジネス的にスケールした事例は今のところありません。だからこそ強い原体験を持ち、10年間ビジネスを学んで経営も経験し、そうしてきた私だからこそ、イースマイリーだからこそ、このサービスを成功に導けると確信しています。
今日話を聞いていただいて、もしこのサービスが必要だと思っていただいた方、このPAAKの活動を通して、今、CAMPFIREでクラウドファンディングを行っております。3月末まで残りがあるんですけれども、当初の目標を300万円達成して、現在NEXT GOALを挑戦中です。もしよろしければぜひSNSなどでシェアしていただけるとうれしいです。以上、イースマイリーでした。
(Protostar賞を受賞)
山口豪志氏:おつかれさまでした。ちょっとさっきのコメントでもお伝えしたんですけど、実は身体障がいや疾患持っていらっしゃる方や、その家族はかなりの数が僕の身の周りにいます。
そういった方々の本当に課題解決やさまざまなケアなどの意味で、とても必要になるサービスだと思ったので、ぜひ実現していただきたいなと思います。
Protostarは今、日本橋の三井さんの三越前駅から歩いてすぐに「Clipニホンバシ」というスペースを持っていまして、そちらのスペースを自由に使っていただけますので、ぜひそちらで継続的に事業を進めていただければと思います。おめでとうございます。
中山俊氏:よろしくお願いします。AnTaaの中山です。
僕は整形外科の医師をしています。さっそくなんですがみなさん、「医者はなんでも知っている」と思っていないですか?
司会者:思っています(笑)。
中山:思っていますか(笑)。でも、ぜんぜんそんなことないんですよね。なぜかと言うと、医者に求められる、医療に必要な医学知識がものすごい勢いで増えています。2000年に入ってから加速的に増えてきて、2020年には72日間で医学知識が倍になると言われています。
結局これを理解できる医者がほぼいない。では、現場はどうなっているのか。現場は医者はその情報を収集することに手いっぱいになっています。患者さんのために、最新で最善の治療をするために、たくさん情報収集しているんですね。
ただ、なかなかその情報収集に時間がかかって、現場の判断をするのにすごく時間がかかっている現状があります。我々はその課題を解決するために、実名で、医師専用で、診療時間内に使えるオンラインサービス、「AnTaaQA」をリリースしてサービスを行っています。
昨年の3月にサービスをローンチして、ユーザーの招待制で参加者が増え続けています。全員厚労省に問い合わせて、医師であることを確認した、紛れもない医者だけが使っています。現在1,000人を超えています。
ユーザーが増えたことで、15分以内に4割の回答が返ってきます。現場で普通に働いていて、15分以内にわからないことを相談して答えが返ってくることは画期的で、この瞬間に患者さんが助かるんですね。
ユーザー属性は内科・外科・その他の科とまんべんなく参加していて、関東・関西を中心に、現場の医療に熱心な先生たちが参加しています。
こうして実名制で即応性の高いサービスを我々はやっているんですけれど、我々のサービス内でどういうことが行われているのか。
とある内科の医師が「入院している患者さんが腹痛で、CTを撮ったらお腹から血が出ているようだ」「この血管を詰めたほうがいいのか」ということを相談しました。
2分後にとある放射線科医が「これは血管を詰める治療をしたほうが良いですよ」。8分後に別の放射線科医が「詰める治療をしたほうが良いですよ」。12分後、相談した医師は、「それだったら、うちでは診きれないので、ほかの病院を探します」。
これが12分でできるんですね。ふだんだったらいろいろな人に聞いたりとか、資料を調べたりして2時間くらいかかるのが、一気に1/10になります。
さらに実名だったので、偶然病院が近かったということもあって、相談した医師の1人が「うちで受けますよ」と、患者さんが搬送されたんですね。
普通は1時間くらいかかるのが一気に短縮した。計180分が1/5になったということです。患者さん、これで助かったんですね。
我々はサービスの中で、たくさんの人の命を救っていきたいと思っています。ぜんぜんマネタイズはしていないんですけれども、ユーザーを増やして、着実に日々患者さんの命をサービスの中で救っていくことを考えています。
すべてをオンライン化していく流れが、どんどん進んでいると思っています。本屋はAmazonになって、靴屋はZapposになって、病院はAnTaaに変わっていく。クリニックじゃなくて、病院なんですね。
医者が複数いるという環境が、やはり病院の良さだと思っていて、その中で患者さんがどんどん救われていく未来を、僕たちは作っていきたいと思っています。
「One for All, All for One」の医療を、僕たちは作っていこうと思っています。ありがとうございました。
(Tech Crunch Japan賞、オーディエンス賞を受賞)
岩本有平氏:TechCrunch Tokyoのスタートアップバトルでもご登壇いただいたので、そのときはプロダクトと今後の構想が中心でしたが、すでに1,000人規模の良好なコミュニティができあがり、実際の人命を救った事例などもうかがえたところで選ばせていただきました。今後の課題はいかに良好なままスケールしていくかだと思います。がんばってください。
角舘浩太郎氏:よろしくお願いします。雷公鞭の角舘です。
みなさん、出版不況が叫ばれて久しい現代で、書店の販促で目覚ましい効果を上げている販促活動、なにかご存知でしょうか。……そう、ご存知ですね。
(会場笑)
手書きPOPなんですね。この手書きPOPの効果をご紹介します。
『思考の整理学』という書籍なんですが、発売から7年で7万部の売れ行きでした。ですが、書店の店員さんがPOPを書いて、その後3年で150万部の大ベストセラーになっています。これ、実は珍しいことではないんです。
実は手書きPOPには、売り手・買い手ともにメリットがあるんですが、採用店舗がそんなに多くないんですね。なんで多くないのか。問題点がたくさんあるんですね。なので我々は、この問題点を解決して販促支援を行う「POPSTAR」というサービスを開発しています。
今までの手書きPOPは、POPを掲示したあと、すべて廃棄してしまっていたんですね。これがもったいないので、POPをデジタルデータ化して、クラウドに保存して資産化していきます。
デジタルデータ化すると、さまざまな情報で管理することができますので、再利用も可能ですし、多店舗の展開も可能になっていきます。
さらにデジタルデータ化してなにが良いか。新しい取り組みができるんです。我々が構築している手書きPOP専用のSNS上に書店員の良質なPOPを公開することで、ユーザーは自分が好きな、欲しい作品を買う際に参考にしていただけますし、さらに店舗としてもユーザーにアプローチすることが可能になります。
またこのSNS、ユーザー自身が書いた手書きPOPを投稿できるようになっているんですね。なので、誰でも自分の好きな作品を応援することができるようになっています。ユーザーも販促に関わることができるんです。
さらに、ここがミソなんですけども、このSNS上に蓄積されたPOPは、ほかの店舗でダウンロードして利用することが可能なんです。なので、POPを作る時間がないとか、なかなかノウハウがないといった店舗も、ダウンロードして利用ができます。
さらに今まで捨てていたPOPを、作った人にダウンロード利用料として(お金を)払うことで、今まで捨てていたものが資産になる、というようなかたちになっています。
イメージで言うと、「ユーザーとコミュニケーションが取れるpixiv」と、LINEクリエイターズスタンプの収益モデルのようなかたちになっています。
さらに我々はAR・VRといった広告にも参入していこうと考えています。デジタルデータ化したPOPを、店頭でスマホをかざすとARで表示できるシステムを、実際の書店で導入いただいております。
これによってなにが生まれるのか。今まで手書きPOPは、オフラインで展開していったので、売上が上がるのはわかったんですけど、数字が具体的にわからなかったんですね。なので我々は、これを具体的な数値として取得することによって「どういったPOPが売上につながったか」という数値化をしていきます。
これによって、POPのデータと、それぞれのいろいろな業種の方が持っているユーザーデータ・購買データと掛け合わせることによって、商品データを直接レコメンドするのではなくて、「この人はどういうオススメの仕方だったら興味を引くか」というような、オススメの提案が可能になっていきます。
さらに今後は我々、書店のほうで展開を進めたのち、あらゆるジャンルに横展開をして、さまざまな商品の販促を支援していきたいと考えています。
今後AR・VRが流行っていく中で、広告もだんだんAR・VRに置き換わっていくと思うんですけれど、「この広告めちゃめちゃつまんない」と思わないですか? すごく簡素な感じで、おもしろくないと思うんですけども。我々はここを変えていきたいと思っています。
今後、POPSTARは、オンライン・オフライン・AR・VR、あらゆるチャネルに「ユーザー参加型の手書きPOP広告コンテンツを供給するインフラ」を構築していきまして、誰もがワクワクするような販促支援を行っていきたいと考えております。
PAAK入居後の成果なんですけども、北陸銀行のビジコンで優秀賞をいただいたり、TSUTAYAの上のCCCのベンチャープログラムでファイナリストに採択いただいたり、「未来2017」というピッチコンテストでも、ファイナリストに選んでいただいております。
さらに先週、紀伊國屋書店の2店舗目に導入していただきました。現在、上野の書店でも、アニメとコラボしたイベントなどをやらせていただいております。
今後も富山県や北海道の図書館や書店など、本関係を中心に導入予定が決まっています。今後はさまざまな企業さんと、いろいろやらせていただければと思っております。
我々はまだまだスタートアップなので、お金もリソースもぜんぜん足りていません。協力したい方がいらっしゃいましたら、このあとぜひお声掛けいただければなと思います。
TECH LAB PAAKさんに、僕は週3くらいでは来てたと思うんですけれども。1人でやっていたので、かなり心折れそうになったんですけど、受付のお姉さんたちに励ましていただきながら、がんばってやらせていただきました。
(会場笑)
ありがとうございました。ご清聴いただき、ありがとうございます。
(LINE賞を受賞)
砂金信一郎氏:潜在的なクリエイターを発掘する素敵なサービスだと思います。POPSTARからカリスマポップクリエイターが生まれて、LINEのクリエイタースタンプを超える文化が生まれることを祈っております。
副賞としてClova Friendsを追加でご提供させていただきます。おめでとうございます。LINEマンガと連携した店頭販売促進をなにかやりましょう!
今シリコンバレーでがんばっております。半年前、PAAKの面接を受けた時には、まさか自分たちが海外進出するとは夢にも思っておりませんでした。
私たちは長年の経験と勘がないと作れない複雑なスケジュールを自動化するサービスを提供しています。自動化するだけでなく、全員が最も効率よく動ける最適化を実現し、クライアントたちの生産性は2倍になりました。つまり売上が倍になる、もしくは人手不足が解消するんです。なので、まずは訪問看護・介護に特化しました。
PAAKに入った9月に、シリコンバレーに行って市場調査をする機会に恵まれました。そこでわかったのが、日本はまだ多くの施設が紙と鉛筆とFAXなのに対し、アメリカではほとんどがデジタル化されていて、私たちのサービスをアドオンするだけですぐに展開できるということ。
それから「すぐに使い始めたい」と10社以上に言われたこと。また、彼らが知るかぎり同様の機能を最大手のベンダーでも提供していないということなどから、アメリカ進出を決断しました。
日本のデジタル化を待ってからアメリカに行くのでは、競合たちに先を越されてしまい欧米の市場を諦めないといけなくなるので、「今進出する」と決めました。
10〜12月にかけては、西海岸なのか・東海岸なのかを検討しました。この表は訪問介護のフランチャイズTOP10なのですが、施設数はカリフォルニアが断トツ1位でした。5位のオハイオの2倍もあります。なので、シリコンバレーに決めました。
このあと5年は訪問看護・介護でアメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本の順で展開していきます。その後ほかの人手不足の業界にも展開していき、最終的には、ありとあらゆるリソースの最適化、およびシェアリングプラットフォームへと進化していこうと思っております。
3月はじめにシリコンバレーに着いて2週間が経ちましたが、つくづく来てよかったと思っています。こちらにいるメンターやアドバイザーたち、ネットワークに本当に感謝しています。
PAAKはシリコンバレーのイノベーション施設「Innovation Factory」と連携して相互利用できると聞いていますので、いらっしゃるときはぜひお声がけください。みなさまにお目にかかれるのを楽しみにしております。
(Visionary賞を受賞)
奥田浩美氏:Visionary賞に選んだ背景に、「これから本気でグローバルを目指す人を今日選ぼう」と思ってここに来ました。「グローバルを目指す人」と思っていたら、もう目指して飛んでたので、「もうこの人しかいないな」と思って、ここにいる・いないにかかわらず選ばせていただきました。
小谷草志氏:株式会社Lbose代表の小谷です。本日はよろしくお願いします。
僕たちは「職業はワタシです」が普通になる社会を目指しています。そのために人とプロジェクトの新しい関わり方を生み出すことをミッションにしているチームになります。
僕たちが提供しているサービスが、プロジェクト単位で働くを実現するプラットフォームということで、「TEAMKIT」というサービスを提供しています。
実際にどんなサービスか。全国で活躍しているフリーランスや5人以下の小規模事業者さんに登録をしていただいて、お互いに仕事をシェアしたり、チームを組んだり、そういったことをやっていけるコワーキングプラットフォームを提供しています。
今はTEAMKIT自体はWeb上のサービスになるんですが、今後、全国にあるコワーキングスペースさんと提携をして、どこにいても仕事ができることを実現していきたいと思っています。
では、具体的にどういうときに使うのか。例えばフリーランスの人でクライアントから仕事を相談されたんですけれども、「自分はデザイナーでプログラムが書けない」という状況もあると思います。
実際、自分がすっごいおもしろいサービス、「これ絶対いいな」と思うサービスを思いついたのにもかかわらず、「自分はプログラムは書けるけれども、デザインができない」といった、そういったときにTEAMKITをぜひ使ってほしいなと思っています。
これが実際の登録画面になるんですけれども、例えば自分がどんな働き方を希望しているのか、自分がこれまでどんなことをやってきて、今どんなことができるのかというところ。そして、どんな人とつながっているのかを見えるようにしていきます。
個人のこういった情報を見えるようにしていくことで、仲間探しをお手伝いできればなと思っています。フリーランスの70パーセントぐらいはこれまでの人脈や、もともとのクライアントさんの紹介で仕事をしているのが実際に調査でもわかっているので、そういったところをもっと促進していきたいなと思っています。
今、事前登録を開始しておりまして、申込みが250名程度で、掲載メディアも12媒体に掲載をいただいております。
今後の予定なんですけれども、例えばチーム作るといってもチームビルディング大変なので、そういうところもサービスで支援していきたいと思っていますし、個人のスキルの評価もやっていけるようにしていきたいなと思っています。
今は審査制のクローズドβを提供しているんですけれども、今後4月の後半に向けて完全招待制でリリースをしていきたいなと思っています。
これまでは企業や国家が仕組みの中心にあったと思っているんですけれども、僕らはTEAMKITを使って個人と個人がつながってプロジェクトを成功させていくことを使って、個の時代に沿ったプロジェクトの新しい流通インフラを作っていきたいなと思っています。ご清聴ありがとうございました。
(TECH LAB PAAK賞を受賞)
岩本亜弓氏:TEAMKITさんは、本当にチームもすばらしいですけど、私はやはりコミュニティを運営している人間として、「あれは理想的な働き方だな」と本当に思っています。
面接の時に伝えたのを覚えているんですけど、プロジェクトベースに世の中が動くことは理想なんですけど、かなり難しいです。だから誰かがやってほしいと本当に思っています。
なので、今日のコメントにも書いたんですよ。ちなみに審査員の方々みんな同じこと書いてたんですけど、本当に事例を作ってほしいと思っています。世の中を変える働き方を本当に浸透させていってほしいなと思っています。
なので、すごい期待しているのでがんばってください。PAAKの人たちをみんな巻き込んでいってください。おめでとうございます。
株式会社リクルートホールディングス
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