広告を受けるのは「本当に好きなものだけ」ゆうこすのPR記事がユーザーに支持される理由

AUTHOR'S TALK #11「SNS時代を生きる私たちの夢の叶え方」 #4/8

“まったく新しい読書体験”の創造の一環として、著者と語る読書会「BOOK LAB AUTHORS TALK」第11回が開催されました。”ゆうこす”こと菅本裕子さんとWebメディア「kakeru」編集長の三川夏代さんを迎え、夢をかなえるためのSNS活用法を語ります。フォロワー数の多さよりも大切なことや、ユーザーに支持されるコンテンツがどんなものなのかをご紹介します。

ニッチでキャッチーなテーマがフォロワーを集める

最所あさみ氏(以下、最所):ちょっと次の話題に行きたいと思うんですけど。さっき話したこととちょっとかぶるんですけど、この、発信力をつけるHow toって、けっこういろんなところに流れてたりとか、ゆうこすさんの本にもそれぞれのSNSごとにあったと思うんですけど。

それを仕事にどうやってつなげていくのか、というところで詰まっちゃう人っているんじゃないかなぁと思って。どのタイミングで仕事が来るようになったのかとかって、どうですか? ゆうこすさん。

菅本裕子氏(以下、菅本):私が仕事来るようになったのは……。Instagramはわりかし早めに来ました。正直、初めて1日~2日ぐらいで来たと思います。

三川夏代氏(以下、三川):えっ、すごい!

最所:開設して1日~2日ってことですか?

菅本:はい。

最所:すごい。

菅本:でもそれぐらいインスタってよくわからない仕事がたくさんあって、「何これ? 聞いたことない、この化粧品」みたいな……。

最所:あぁ~。

菅本:「数万円あげるので、よかったら」とか、「プレゼントするので使ってみてください」とか。

(会場笑)

菅本:だけど、それは最初全部断りました。

最所:ブランディング的なところで? 「自分が本当にいいと思ったものしか」みたいな感じですか?

菅本:それは、私はTwitterでわりかしずっとInstagramやりますやりますって言ってやって、ちょっと、他の方に比べればフォロワーが一気に伸びたので、それで来たと思うんですけど。どうやったら来るんですかね?

だけど、この前テレビ番組見てて思ったのが、なに君だっけ、なんとかさんっていう人がいたんですよね。

最所:なんとかさん?(笑)。誰だろう。

菅本:なんか、チョコミントにすごいこだわってる人。

最所:えっ?

菅本:チョコミントのことばっかアップしてる人がいるんですけど……。

最所:わかる方いますか?

会場:チョコミント君!

菅本:チョコミント君だ! ありがとうございます。

最所:チョコミント君!? 初めて知った!

菅本:私は正直その人のことを知らなかったです。で、その人のアカウント見たら、「なんやこの人、チョコミント君ってなんや?」と思ってみたら、チョコミントのことをひたすらInstagramにアップしていて。「えっ!?」て思ったんですけど、フォロワーさんはまあまあいて。でもなにかに突出するというか、「これ、絶対仕事にならんやろ」みたいな(笑)。

最所:ははは(笑)。

菅本:ニッチでキャッチーなことが一番いいかなと思いますね。

大切なのはフォロワー数よりも継続力

最所:へぇ~、なるほど。代理店からすると、声をかける時に最低限のフォロワー数はこれぐらいからとかあるんですか? 

三川:うーん、そうですね……。ちょっと待ってくださいね、言い方を考えてます。

(会場笑)

最所:言葉を選んでいただいて(笑)。

三川:そうですね、予算とかが関係してくるんですよね。クライアントのプロモーション予算がまずあります。あとは何をしたいかにもけっこうよりますね。

とにかくリーチを稼ぎたいのであれば、「じゃあフォロワー数は多いほうがいいよね」っていうかたちにもなるし、そうじゃなくって、その商品を使ってどういうことができるのかっていうオリジナリティを出したいんだったら、そういうのが得意な人のほうがいいから、「フォロワー数は少なくてもオリジナリティ出せる人がいいよね」とかっていうふうに、けっこう要件とかによってくるんですよ。

ただ、フォロワー数でいうと、1万ぐらいはけっこう見ますね。1万以下だとそもそもリストからなくすとかは正直あったりはしますね。

最所:それはTwitterもインスタも関係なく?

三川:うーん……、そうですね。

最所:なるほど。

三川:案件によりますけどね。どういう依頼なのかとか。

最所:企画全体によるということですね。

三川:それよりもやっぱり、フォロワー数じゃなくて、さっきのチョコミント君みたいに、その業界というか界隈の中で突出している人かどうかっていうのは、すごく重要です。たとえフォロワーが少なくても。

最所:へぇ~。

三川:その人にフォロワー数がそんなにいなくても、周りの人を一緒に連れてきてくれると、フォロワーってどんどん増えるじゃないですか。総フォロワーで見ると。っていう考えでやってますね。

最所:へぇ~。なんか見てて、「これからこの人絶対フォロワー増えるわ」みたいな人の特徴とかってあるんですか? なんか、先に発掘しておくみたいな(笑)。

三川:でも、やっぱり毎日特定のコンテンツについて発信し続けている人ですね、最所さんみたいに。

最所:ありがとうございます(笑)。

三川:アパレルネタとか。

最所:継続力っていうことですよね。

三川:そうですよね、本当に。

最所:1個がバズっただけとかじゃなくて、ちゃんとコツコツ積み上げてるっていう。なるほど。

Instagramのインフルエンサーの意外な盲点とは

三川:あとは、そもそも連絡先を書いてない人がすごく多いんですよ。

最所:あー! それ、ありますね!

三川:Instagramのインフルエンサーの方に言いたいんですけど、連絡したいけれども連絡先が書いてなかったりとか、どこに送ったらいいのかわかんない人がすごく多くて、もったいないなと思うんですよね。

だから一言、プロフィールに「連絡はメッセージに」とかでも、「連絡はこのアドレスに」とかでもいいから、それだけあるだけでぜんぜん違うと思います。

最所:確かに、確かに。なんか、インスタのDMの返信率めっちゃ悪いなと思って。

三川:めっちゃ悪いです。

最所:めっちゃ悪いですよね?

菅本:とくにストーリーが始まってから悪くなりましたよね。なんかストーリーにコメントすると、DMのところに行くから。だからもう、わけわからなくなってきちゃって。

最所:あ~、なるほど。じゃあもう、未開封のままのやつがどんどん溜まってっちゃうんですね?

菅本:そうですね。

最所:ってことは、インスタやる方たちは、もうできるだけアドレスだったりとか、もうFacebookとか貼っちゃって、「Messengerでください」とかのほうが……。

三川:いいですね。ビジネスプロフィールに変えるのが一番手っ取り早いですよね。

最所:なるほど、そういうことですね。でもそれ、けっこう盲点ですよね、きっと。フォロワー増やすっていうところはすごく注力しても……。

三川:そうなんですよ。すごいもったいないですよね。

最所:確かに。でも、SNSを使ってなにか投稿とかするってなると、自分のブランディングとの兼ね合いってめちゃくちゃあると思っていて。正直どのくらい断ってます? ゆうこすさんはけっこう(仕事の依頼が)来ると思うんですけど。

具体的な割合を言ってよければ(笑)。

菅本:5割から7割ぐらい。

最所:じゃあ、けっこう断ってるんですね。

菅本:そうですね。でも、「めんどくせぇ」とか「やりたくない」とかじゃなくて、それはもうしょうがないものがけっこう多くて。あまり言えないですけど……。例えば、私にバイクの広告が来ても、それを「Instagramでアップしてください」って言われても、違うじゃないですか(笑)。

最所:確かに(笑)

仕事を受ける基準は、本当に好きなものだけ

菅本:だから、自分が本当に好きなものとか、自分のファンとの相性のいいものをまず選ばさせてもらって、その中で例えば、厳しく「ゆうこすの文章ではダメです」とか、「このハッシュタグの順番はこれで、文章もこれでお願いします」とかだったら、もう「申し訳ないです」って。

こちらからも言うんですけど、それでダメだったら申し訳ないですってなってますね。ちゃんと提案してから、ダメだったら断るっていう感じです。

最所:なるほど。「こういうふうだったらできるんですけど」っていうのがあんまり受け入れられることがそんなに多くないっていうことですね、提案に関しては。そういうことでもないですか?

菅本:まぁ、そうですねぇ(笑)。最近はそんなに広告をいっぱいやろうっていうのがないので、よっぽど本当に好きなものだけって今はやってるんですけど。

最所:なるほど。その時も、なんか受ける基準とかって作ってたりするんですか? もうそのときどきでお返事してるっていう感じですか?

菅本:そうですね、やっぱりときどきになっちゃうんですけど。私が本当に好きなもの、気になってるものが第一ですね。

最所:なんか、インフルエンサーとかになると、けっこういろんな仕事の相談が来て、気づくとフィードが「PRめっちゃ多いなぁ」みたいになっちゃうとすごいもったいないなぁと思っていて。

最適なバランスとかってあったりしますか? うまく、長くインフルエンサーとして続いてる人の、いいバランスというか。

三川:難しいなぁ。バランスよりも、やっぱりどれだけ馴染ませるかですかね。

最所:あぁ~。

三川:とくにInstagramは、基本的に写真から目に入るじゃないですか。その写真がPRなのか、ふだんの投稿なのかわかんないっていうか、すごく馴染んでいて、自然と入ってくるっていうところじゃないですかね。

最所:なるほど。その、パッと見た時にもうわかんないっていうことですね、それがPRなのかどうかっていうのが。

三川:例えば、本当に自分のものにしてるっていうか、PR案件だけれども、ちゃんと自分の表現でされている方は、どれだけPR多くてもぜんぜん変じゃないですね。

最所:じゃあそこで、仕事を受ける時にやっぱり屈しないというか。やっぱり、お金欲しさに……っていう言い方をしたらちょっとあれですけど、鵜呑みにしちゃうというか。

っていうので、自分のブランディングを毀損せずに、ちゃんとそこをぐっと我慢して、丁寧に交渉したりだとか、折り合わないときはお断りするしかないみたいな感じで仕事を受けていかないといけないっていう感じっていうことですよね?

広告記事でも、質の高いコンテンツはユーザーに支持される

菅本:やっぱり最初に私が初めて広告やった時に、スタンダードなやり方をして、ちょっとアンチじゃないけど、批判的なコメントが来たんですよね。

なんだったら馴染ませるというのとは逆に、1回めっちゃ突き放して、めっちゃ「広告です!」っていう投稿を、これはもうハッシュタグ管理してやったろうと思って、やったんですよ。そしたらすごいウケがよくて。

それを1個のコンテンツにしちゃおうと思って、「#ゆうこすコスメレビュー」っていうハッシュタグを作って、全色レビューして、全部動画にして。「これ全部いただいたので、全部めちゃくちゃ細かくレビューします!」って言って、2,000文字くらいブワーッて書いてアップしたんですよね。

そしたらすごく反響がよくて、「もっと広告してくれ、もっと広告してくれ」ってファンの人が言ってくれるようになって、逆にこれやってめっちゃよかったなと思って。今はクリスマスとか、春とか、新商品が出るたびに、「ゆうこすちゃん、まだ広告来ないんですか?」みたいな感じでDMが来るんですよ。「来ないんだよね~、ごめんね」って(笑)。

(会場笑)

菅本:「力量が、ちょっとね」って言って。「Diorとか、仕事来ないんですか?」って(笑)。

(会場笑)

菅本:でも、ありがたいことに、そのあとDiorさんから来るようになったんですけど。

最所:えーっ、すごーい!

菅本:「#ゆうこすコスメレビュー」って枠もつけて、いつもは枠つけないけど、Instagramの写真を動画にして枠をつけて、「#ゆうこすコスメレビュー」ってつけてバーンってやるようになったら来るようになったから、やっぱり適当にやっていかないと、やってる感が一番……ね。ありますよね。それで馴染ませました。

最所:じゃあ「#ゆうこすコスメレビュー」は、基本いただいたものとか、お仕事みたいなのが基本なんですか? 自分で買ったものとかではなくて。あれは広告枠というか、みんなちゃんと認識して見ているんですかね?

菅本:ちゃんとPRって書いてますし、たまに自分で買ったものも織り交ぜてはいるんですけど、基本的には広告案件ですね。

最所:仕事だからこそめちゃくちゃ細かくレビューしてくれるってわかってるから、広告ちゃんともらって、「細かくレビューして」っていう感じで求められてるっていう感じなんですかね?

菅本:そうだと思いますね。だって、ねぇ、私のファンはまだ若い子が最近は多くて、中高生からしたら、「ゆうこすちゃんはコスメもらって、お金ももらって、ずるい!」ってなりますよね。

最所:うんうん。

菅本:で、私がここでめちゃくちゃ細かくレビューして、めちゃくちゃ動画も作って、めちゃくちゃアップしてたら、「私もいい情報を得られた! やったー!」ってなるじゃないですか。

最所:うんうん。

菅本:だからあんまり叩かれないというか、むしろ「ありがとう」ってなったっていう話です。

最所:じゃあ結局、広告をつけるかどうかじゃなくて、コンテンツの質っていうことですよね。ちゃんとそこに納得感があるかどうかというか、「このコンテンツを作るために、スポンサードしてもらっててよかったね」くらいの感じで持っていけるくらいコンテンツの質を上げれば、ぜんぜん受け入れられるっていうことですよね。

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朝渋

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