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AUTHOR'S TALK #11「SNS時代を生きる私たちの夢の叶え方」(全8記事)

モテクリエイター・ゆうこすがSNSで愛される理由「人は共感でリツイートする」

"まったく新しい読書体験”の創造の一環として、著者と語る読書会「BOOK LAB AUTHORS TALK」第11回が開催されました。今回登壇したのは、SNSで絶大な人気を誇る、モテクリエイターの”ゆうこす”こと菅本裕子さん。そして、ソーシャルメディアの可能性を探求するWebメディア「kakeru」編集長の三川夏代さんがゲストに加わり、SNSを通して夢をかなえるための方法を語ります。

モテクリエイター・ゆうこすがビジネスの世界へ

最所あさみ氏(以下、最所):こんばんは。まずは軽くそれぞれの自己紹介をしていただければと思います。じゃあ、ゆうこすさんから。

菅本裕子氏(以下、菅本):みなさん、こんにちは。今回はじめましての方が多いんじゃないかなと思います。はじめましての方はどのぐらいいらっしゃいますか?

(会場挙手)

菅本:多くの方に集まっていただいて、本当にうれしく思います。菅本裕子、ゆうこすって呼ばれてます。23歳です。「モテる為に生きてる」ということをテーマに芸能活動をやらせていただいています。

SNS上で「モテクリエイター」という職業を作り、YouTubeの「ゆうこすモテちゃんねる」やInstagram、Twitter、LINE LIVE、LINE BLOG、LINE@、公式LINEなど、いろいろやっています。

三川夏代氏(以下、三川):昨日、飲みながら配信してましたよね?

菅本:昨日はずっと居酒屋で飲みながら、こっそり配信していました。「ゆうこすと一杯!」というLINE LIVEをやってるんですけど、そういう配信を昨日やっていました。

最所:放送を見たという方はいらっしゃいますか?

(会場挙手)

最所:けっこう見ている!

菅本:先日も堀江(貴文)さんと家入(一真)さんと……。

最所:カオスな生配信を行いましたけど(笑)。

菅本:見てない人は、YouTubeの「ホリエモンチャンネル」のアーカイブで生配信の様子が見れます。あとは後日「milieu(ミリュー)」というサイトで記事が公開されます。

最所:今、私がその記事を絶賛執筆中です。しおたん(塩谷舞)さんの赤(字)と格闘してます(笑)。あとは最近、ゆうこすさんは「東洋経済(オンライン)」で執筆されたり、ただ女の子に人気というだけではなくて、ビジネス的なところに入っていって。

菅本:そうです、ありがたいですね。私自身が「ビジネス方向に行ったるぞ!」っていうことではなくて、活動していたら、そういう方々から「ゆうこすちゃんのお話を聞きたいから」というありがたいことを言っていただきまして、今こんな感じなんですけど。

メイク本(『ゆうこす モテコスメBOOK』)を出版して、来年(2018年)3月ぐらいに「youange(ユアンジュ)」というスキンケアブランドを立ち上げるので、それを作っています。

SNS好きが高じて仕事につながった

最所:じゃあ次に、三川さんも自己紹介をお願いします。

三川:「kakeru(かける)」の編集長をやっている三川夏代と申します。私はSNSの可能性を探求するメディアで、SNSコンサルタントをやっております。また、広告代理店にいて、企業のSNSのプロモーションサポートをしています。

私自身SNSがすごく大好きで、Twitterアカウントを10個ぐらい持っていたり、いろんなアカウントを……。

最所:えっ、10個持ってるんですか?

三川:そうなんですよ。実験用のアカウントとか。

菅本:すごい。

最所:ゆうこすさんはアカウント1個ですか?

菅本:私も5~6個あるかもしれない。

最所:5~6個あるんですか?

菅本:5~6個あります。

最所:もうサブアカは当たり前なんですね。10個だともう使ってないやつもあるんじゃないですか?

三川:ありますね。DM専用のアカウントがあったり。

最所:DM専用? こっちから送る専用ということですか?

三川:表ではツイートしないんですけど、DMを送ったり、やりとりをするために持っていたり。SNSが大好きなので、自分でいろいろ実験したくなって、それが結局仕事になってるというかたちです。

最所:すごーい。今日はみなさま、ビジネス的な話を聞きたいという方が多いと思うので、ゆうこすさんのSNSの話を絡めながら、ビジネス的な路線でお話を聞いていければと思います。よろしくお願いします。

菅本・三川:よろしくお願いします。

SNS活用でいちばん相談が多いのはInstagram

最所:使っているSNSの話があったと思うんですけど、お二人ともいろいろなSNSをやられているということで、一番見る時間が長いSNSは何ですか?

菅本:なんだろう……。私は一応全部やってるし「Twitterがメイン」「Instagramがメイン」「YouTubeがメイン」というわけではなくて、全部で違うことを発信しているんですよ。

よくインスタの投稿をTwitterで連携することってあると思うんですけど、私はあれがすごい嫌いで。全部違うことを発信するので、とりあえず満遍なく見るようにはしてます。

けど、どうだろう。YouTubeが一番歴が浅いので、勉強という意味ではYouTubeを一番見ているかもしれないですね。

三川:YouTubeはいつからやってました?

菅本:去年(2016年)の11月からです。

最所:三川さんは何が一番多いんですか?

三川:私は仕事視点が入っちゃってるんですけど、スキマ時間に見ているのはTwitterとかインスタ。固定で見ているのはYouTube。寝る前に必ず1時間巡回するというか。

最所:ちなみにそれは何を見ているんですか?

三川:急上昇ランキングをいつもチェックしたり、どういうYouTuberがどういう内容を発信しているのか見たり、LINE LIVEも巡回したり、自分のスキマ時間をうまく利用して見ています。

最所:SNSパトロールが。

三川:そうですね。

最所:代理店としての仕事というか、「このSNSの相談をしたい」と言われるのは、何が一番ホットなんですか?

三川:やっぱりInstagramですね。

最所:やっぱりInstagramなんですね。

三川:あとは「インフルエンサーを使いたいです」という声がすごく多いですね。

菅本:確かに、私も来るお仕事では圧倒的な比率でInstagramが多いかな。YouTubeも多い。

最所:それは「取り上げてほしい」みたいな感じですか? 「写真を撮って上げてほしい」みたいな。

菅本:そうですね。それがメインかもしれないです。

ファン層がいない「NewsPicks」は完全にアウェー戦

最所:なるほど。明日からプロピッカーとして「NewsPicks」も始められるという噂を聞いたんですけれども。

菅本:私自身もびっくりしてるんですけど、そうなんです。

最所:私もあれのフォロワーを増やすハックをまだ見つけていないので、ぜひ早くゆうこすさんに見つけていただいて(笑)。

菅本:そうですね、私も本当にゼロスタートです。Twitterでは最初に「Instagramを早くやってください」みたいな需要を作ってから始めたんです。

InstagramではYouTubeの需要を作ってからYouTubeを始めたんですけど、NewsPicksって……もう無理じゃないですか。完全に私のファン層ではないので。だから完全にアウェー戦なんですよね(笑)。『SLAM DUNK』でいうと、(湘北高校が)最後の山王戦に行くシーンみたいな感じ?

最所:突然のSLAM DUNKが(笑)。それ伝わってるんですかね?

(会場笑)

菅本:あの感じが大好きなんですけど、あのシーンだと思うんですよ。NewsPicksにいる20代の女子は、データで見ても一番少なかったんです。

なので、あえて大人ぶったり、みんなと同じ意見を言ったりすることなく、もう素の23歳の若者の意見をパッて言っていこうかなって思ってる(笑)。

それがタメになる、ならないは関係なしに、素の想いをどんどん言っていこうと思ってますので、みなさんぜひフォローしてください。明日からなのでよろしくお願いします。言っていただいてありがとうございます(笑)。

最所:……告知も挟みながら(笑)。ありがとうございます。「それぞれのSNSで投稿する内容を変えている」とおっしゃってたじゃないですか。どういうふうに違うのかなと。

コンテンツとしては同じ写真でも、やっぱりTwitterとInstagramではキャプションの文章が違うわけじゃないですか。使い分けにおいて、何を気をつけたほうがいいのか。

とくにインスタとTwitterを連携させちゃってる人が多いと思うので、どう分けたほうがいいのか。何かありますか?

TwitterとInstagramの発信で意識しているポイント

菅本:TwitterとInstagramってセットになってるわけではないじゃないですか。私のことをTwitterで知ってくれた人もいれば、Instagramで知ってくれた人もいて。なのにTwitter上でInstagramを連携してたら、私的にすごい雑な感じがして、なんか失礼だなと思っちゃって。

なので私は、例えば「YouTubeでこの動画をアップしました」と告知する時に、InstagramだったらYouTubeで撮ったメイク動画のコラム版みたいなものをバーッと書いたり、使ったコスメをおしゃれな感じに並べてみたりとか、そういう発信をしています。

Twitterでは、私のメイク方法を1枚の写真にするんです。うさぎメイクとかいろんなメイクをやってる時に、1枚の絵にして、新聞みたいな感じにして、それを拡散してもらう。

最所:なるほど。それだけでわかるように。

菅本:はい。そうやってすべてやり方を変えてるんですけど。意識してることは、Twitterはリツイートボタンで拡散するものじゃないですか。だから思わずリツイートボタンを押したくなる、情報が詰まってるものを。

最所:うんうん。「役に立った~」って。

菅本:やっぱり人は共感でリツイートをすると思っているので、役に立つとか、「わかるわかる」というところを入れるようにしてますね。

Instagramはリツイートがないので、ハッシュタグで知ってくれるとか。あとは自分の好きなアカウントをフォローしてたら、関連で出てくるじゃないですか。あれは何ていうんでしたっけ?

最所:検索の?

菅本:検索で関連アカウントが出てきますよね。だからそこに出てくるように。Instagramは本当にコスメ好きとか、「モテるために生きてます!」っていう女の子、自分のことを好きな人が集まってくれたらいいなと思っているので、私はたくさんハッシュタグをつけるようにしてます。

だから「メイク道具をアップしました」っていう時は、例えばイヴ・サンローランだったら、ハッシュタグで英語も入れるし、カタカナも入れるし、「こんなミスするだろうな」というものも入れるし(笑)。

最所:えっ、ミスするやつも入れるんですか?

菅本:だいたい「絶対ミスするだろうな」っていうやつ、あるじゃないですか(笑)。

最所:え~、すごーい。

菅本:「私、この“S”絶対こう間違えるわー」っていうやつを入れたりしてます(笑)。それでまんまと引っかかったりして。

最所:(笑)。引っかかっちゃうんですね、みんな。

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