就活生の姿勢に「ナメんなよ」

菊池美希氏(以下、菊池):K大学、日向くんの自己PR選手権。前回、内容がまったく入ってこず「感想も評価もない」という指摘を受けた日向くん。そんな彼に番組スタッフからある質問をしてみました。

番組スタッフ:今日はけっこう練習してきたんですか?

日向氏(以下、日向):いや、あんまりしてないですね。

菊池:なんと! あまり練習をしてこなかったという日向くん。これに対し、ボーダレス・ジャパンの鈴木さんから、物事に向き合う姿勢についてアドバイスをいただきました。

鈴木雅剛氏(以下、鈴木):「準備してないっす」という話で、僕もメモってんすけど。

それ本気だとすると、「ナメんなよ」という感じだと思うんですよね。ちゃんと本気で準備して、本当に理由があってだったらいいんだけど。

せっかく、こういう場を作ってもらえて、チャンスがあるとすれば、それを最大限活かしきるし、そこで絶対「得るもんを得て帰ろう」という、そういう姿勢で臨まないとダメじゃん。

後悔の念が前に進めなくしている

鈴木:結局、そのマインドがあるんで過去に対して自信がないし、そこで後悔の念にばっかり駆られてさ。「前に進めません」というそういう終わり方をしてるんだと思うんですよね。

そこを根本的にけっこう変えればだぶんできるし、たぶんもともとできるはずなんですよ。そこまで14年間サッカーで頑張ってきて、必ず成功体験って持ってるはずだと思うんでね。自信を持った方がいいし。

松嶋良治氏(以下、松嶋):ちょっと「練習してきましたか?」という時に「あまりしてません」って言うのが、それはいけないなってちょっと思いましたね。

「なんで練習してこないんだろう?」って、サッカーだったら「練習してきましたか?」と言って、「してきてません」って言ったら怒られそうじゃないですか。なんで、そんなこと言えるのかなって、それがなんかおかしいってすごく思っていて。

菊池:確かに、今回の自己PRでは練習不足からかどうもまとまりが良くなかったように感じられました。

人前で話すことが苦手

菊池:ここで話は一転、実は日向くんは人前で話すことが苦手という悩みがあるそうで……。

日向:人前で話すのに「落ち着いてる」って言われる時もけっこうあるんですけど、内心はすごい緊張してるんですけど、そのへん今日もボソボソというのもありますし。

菊池:人前で緊張してしまうという日向くんにアドウェイズの松嶋さんから納得のフィードバックをいただきました。

松嶋:自分の努力に比例するんじゃないかな、と思うんですけど。僕サッカーやってないんですけど、ボクシングとかでスポーツはやってたんですよ。結局すごい練習してたら「これもあれも出してやろう」「あのキックも出してやろう」とか。

キックってちょっと格闘技なのか、サッカーなのかわかんなくなっちゃったんすけど(笑)。その練習してたそのシュートを絶対打ってやろうとか、というのでどんなチャンスでも拾いに行こうとすると思うんですよね。

努力が足りないから苦手になっている

松嶋:(自分は)サッカーをしないんですけど(笑)、そういう時にたぶん表情が変わったりとか、「パスもここでくれたらここでシュート絶対決めれんのに」と思ったら「パス出せ出せ」って言って、大声出したりとかすると思うんですよね。

だから「こういう場が苦手なんですよね」というか、たぶんすごい練習して、今日来てる人がどんな人が知らないけど「驚かせてやろう」って思ってたら、そうならなかったりすると思うんですよね。

努力が足りないから苦手になっている。努力が足りないから「やってやろう!」ということにもならなくて。という循環に入ってるだけじゃないかなと思うんですけど。

サッカーやってた時みたいにあれもこれも「全部やってやるんだ」って思ったら、すべて変わってくるのかなって思ったりしますけど。

菊池:根本的な問題を指摘された日向くん。このフィードバックを自分のものにして前向きに就活に臨んでほしいですね。