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飲食店向け経営アシスタント「Airメイト」は何がすごいのか?

基調講演 #3/3

Airレジ カンファレンス 2018
に開催
Airシリーズの1年間の実績、新たなサービスや提携などについて紹介する「Airレジ カンファレンス 2018」が開催されました。基調講演の後半では、株式会社リクルートライフスタイルの大宮英紀氏と山口順通氏に加えて、株式会社ダイニングファクトリー青山剛氏が登壇。飲食店向けの経営アシスタントサービス「Airメイト」の開発に、プロジェクトの初期から参画している青山氏に、このサービスの魅力と可能性について語っていだたきました。
提供:株式会社リクルートライフスタイル

Airメイトの開発に協力

山口順通氏(以下、山口):実はこの「Airメイト」なんですが、開発の初期段階から複数の飲食店の方と一緒に開発をしてきました。

今日はその中でも、最も初期の段階からご一緒させていただいた飲食店の方をお呼びしています。株式会社ダイニングファクトリー取締役の青山さんです。青山さん、どうぞご登壇ください。

(会場拍手)

青山剛氏(以下、青山):よろしくお願いします。

山口:先にまず私からダイニングファクトリーさんのご紹介です。ダイニングファクトリーさんは栃木県の宇都宮市に本社を置かれています。そして「九州男児」「鳥放題」といった飲食店を運営されています。創業から約10年ですでに全国で100店舗を超える、急成長中の飲食店さんです。

では、このあとは私からAirメイトについて、ぶっちゃけた話をお聞きできればと思っていますので、ここにいるみなさんの代役になって、聞きたいことをどんどん聞いていきたいと思います。

その前に、簡単にAirメイトについてもう少しご説明させてください。Airメイトは先ほどお話したとおり、経営状況の把握、店舗改善の実施、振り返りという3つをサポートします。

まず、複数店を経営されている方は、各店舗の経営状況をひと目で見て取ることができます。そしてお店を選択していただくことで、売上・客数・客単価、そして接客状況というQSC(注:クオリティ、サービス、クレンリネスの頭文字)。このような飲食店さまの経営において必要、重要な指標をパッとひと目で見ることができます。

また、情報は即座に反映されていきますので、日々その月の売上の目標に対して今どういう状況かを確認でき、次の日にまたどういう手を打っていくかを日々考えることができます。

また、仮に集客が落ちている。そんなときに、実際にどこの集客が落ちているのか。例えばそれは大人数なのか、平日なのか、それとも予約なのか、フリー来店なのか。そういったことを簡単に確認することができます。また、振り返りについても即座にデータが反映されますので、日々いつでも振り返りをすることができます。

またAirメイトはスマホ版もご用意しています。こちらは単にタブレット版をそのままスマホ版にしたわけではありません。小さくて見づらいかもしれないんですが、日々店長の方を褒めてくれる、時には叱ってくれる。そしてその日の改善のヒントを教えてくれる。こういったある意味身近なスマホ版にそうした機能を実装することで、飲食店さんの日々のオペレーションに、よりスムーズに定着をしていけると考えています。

共同開発のはじまり

山口:ではここから、私から青山さんにいくつか質問をしていきたいと思います。そういうわけで青山さんには、おそらく1年ほど前、本当に何もないアイデアだけのときから、ご相談をさせていただいて、このAirメイトを一緒に開発していただくことを決めていただきました。以後、今もすでに試験的に導入されていて、日々ご利用いただいています。

では1つ目の質問なんですが、今お話したとおり、それこそ見せるもの(サンプル)もない中で、このAirメイトというサービスをリクルートとある意味一緒になってやっていただくということを決めていただいた理由を少しお聞きしてもよろしいでしょうか?

青山:そうですね。僕たちもかつてはレジスターを使っていたんですが、それからAirレジに切り替わった際に、僕たちの中ではすごい画期的な進化ができたわけです。その進化ができたから、このAirメイトの取り組みもおもしろいことができるんじゃないか、と思って取り組ませていただきました。

山口:ありがとうございます。当時、たしか僕も何回かお会いしてお話させていただいたこともあるんですが、作っていく中で、正直いろいろとご苦労やご迷惑をおかけしたと思います。サービスを作っていく中で苦労話とか、なにか印象的な話があればお聞かせいただいてよろしいでしょうか?

青山:最初は、リクルートさんにいろいろおまかせしながら、僕たちのヒアリングをしてもらって作っていただいたんですが、一番最初にできたツール自体が、とてもじゃないけど使えないもので。

(一同笑)

そんな中で、僕たちは自社で使っている経営分析に使うツールがあるんですが、そのツールを提供させていただいて。

僕たち目線だと「こういう数字や内容が知りたい」という要素を入れていただきました。その後の9月ごろに出てきたものは、前のものとは違ってとても活用できるものでしたので、夏頃はすごく苦労しました。

山口:ありがとうございます。たしか、週2で打ち合わせをさせていただいて。

青山:もう毎週テレビ会議でですよね。

山口:ありがとうございます。

実際の活用事例

山口:では、実際にAirメイトをご利用いただいていると思うのですが、どのようにお使いになっているんでしょうか? 

青山:主に店長やスーパーバイザー(SV)、その上の事業部長クラスも使っているんですが、三者三様で使い方が違っています。

店長の場合は昨年と今年でどれぐらい差があるのか。やはり前年比100パーセント以上であれば店長のモチベーションにも繋がりますし、100パーセント以下であれば何か打開策を打たねばならないという考えにもなります。

スーパーバイザーからすると、店舗に臨店に行く際に、店舗がどういう状況なのかを把握した上で行けるので、事前に店舗に行って店長とヒアリングすることが少なくなったので、とても活用できていると感じています。

山口:移動しながらお使いになられていますか?

青山:そうですね。

山口:では実際に、ここにAirメイトをお持ちしていますので、青山さんがどうお使いになられているかでもいいですし、実際ここで普段お使いになられている様子を教えていただいてもよろしいですか?

青山:僕が主に見ているのは、集客分析です。

ここをよく見ていて、やはり販促なんですが「大人数」というのは主に宴会コースのことです。この「大人数」が昨年より減っていれば、今やっているコースが外れているとか、宴会向けのクーポンが外れていることになりますし、「少人数」が減っていればフリー向けのクーポンが外れていることになります。

逆にここが伸びていれば、フリー向けのクーポンが当たっているなど、販促が当たっているか・外れているかの確認ができます。

もう1個、「キャンセル率」と「電話不成立」というところです。今まではインターネットで予約いただいて、そのお客さまがキャンセルした場合、キャンセル率ががどれくらいなのかがわかりませんでした。電話も実際に出ているのは店舗なので「電話不成立」の件数がどれぐらいなのかもわからない。

ですが、この2つが同時に見れるので、売上損失が機会的なものなのか、それともお店によるものなのかわかるようになりました。

山口:なるほど。ありがとうございます。ちなみに、店長はどのようにお使いになられているんですか?

青山:店長の場合、先ほどもお伝えした通りインデックスの売上です。ここに昨対比があるので、昨年の今と今日までで良かったのか、悪かったのか。

また、店舗サマリを見ると、ざっくりですが今の店舗の状態がわかるので、客単価が低くなっていれば、オススメをしていこうと朝礼で話し合ったり、客単価が上がっていれば、自分たちがやっていることが間違いないんだな、という目線で店長たちに見ていただいています。

Airメイト導入後の変化

山口:ありがとうございます。ちなみに、ダイニングファクトリーさんは料理長もAirメイトをご利用になっていると聞いて、すごくびっくりしたんですが、どんなふうに使われているんですか?

青山:ここに「メニュー分析」があるんですが、店舗の料理・メニューの注文率がわかります。

おすすめ料理などを作ってお客さまに提供した場合、それが出ているのかがわかるので、商品開発の部門はこれを見ています。

山口:ありがとうございます。ちなみに、青山さんは全体の売上の状況などを見られたり、店内は昨年比を、料理長は料理のメニューを見たりなど、そういったことをやられてきたと思います。では、Airメイトを使う前は、どのようにやられていたんですか?

青山:主に何が出ているかというのは、店舗ごとに1人担当者を作って、店舗の中で何が出ているのかを判断したり、紙伝票を確認したり。

もしくは受発注システムの発注履歴から見たりなど、いろいろなところから見るので、分析の仕方がすごく複雑だったんです。

そこはちょっとかわいそうだとは思ったんですが、今回のAirメイトでだいぶ楽になったのを感じます。

山口:ありがとうございます。今「変化」という言葉がありました。まだAirメイトをお使いになってそれほど時間も経っていないと思のですが、使う前と使ったあとで、変化があればお聞かせいただけないでしょうか?

青山:一番は、現場の子たち含め、SVの分析能力が少し上がったのではないかと感じております。

今までは店舗に行って、店舗を実際に見てみないとわからない。行ってもわかるSVが少ない。感覚になってしまうというところから、数字でわかるようになったので、考える力が向上してきたと思います。

スタッフを成長させるツールに

山口:最後に、Airメイトに今後期待することを聞こうと思ったんですが、ここまでいい話ばかりだったので、期待することもそうですし、もし要望などがあれば両方教えていただければと思います。

青山:このままだとツールありきの接客、ツールありきの人の成長になってしまいますので、どちらかというと、スタッフの子たちがよりよく成長できるようなツールになってほしいなと思います。

使っていくうちに、お客様ともしっかり会話が取れるようになり、自分としても考える力が育つ、そんなツールになっていただければ、私たちとしてもどんどん利用させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

山口:ありがとうございます。

以前、Airメイトをダイニングファクトリーさんと同じように「一緒に使って共同で開発していただけませんか」と飲食店さんにお話に行ったことがあるんですが、その中ですごく印象に残っているのが、「すごくいいんだけれども、これを使ってしまったら社員が伸びないのではないか」ということをすごく懸念された記憶があるんです。

ただ、Airメイトとしては、あくまでも「お店の経営アシスタント」と命名しているように、決してツールだけでお店の経営をよくしていけるとは思っていなくて、やはり今お話があったように、いかにして人と一緒になってよくしていけるかということを、この後のサービス開発においても重要な点としてやっていきたいと思っていますので、ぜひ、今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

青山:よろしくお願いします。

山口:今日はありがとうございました。

青山:ありがとうございました。

(会場拍手)

AIによる需要予測も実用段階に

山口:いかがでしたか。最後に私からは、Airメイトの今後について少しお話をさせていただこうと思います。

Airメイトですが、Airレジ ハンディと同じように、この2018年の春より順次提供をしていきます。

繰り返しになりますが、AirメイトはこのUI、データ、テクノロジーを生かしたスマートなツール、そして、それをお使いいただく方をサポートする人。この2つがあって初めて継続的に回り続ける経営改善の仕組みとして提供できると思っています。

今日お見せできたところでは、ひょっとしたら、過去の実績に基づいた改善のヒント、それくらいの印象をお持ちになった方がいるかもしれません。

ですが、Airメイトは、今日お話したAirレジ ハンディ、そしてAirシフトなど、数々のサービスと連携を進めていっています。また、これらのデータ、AIを活用した需要予測については、すでに実用段階まで見えてきています。

これにより、明日のお客様の入りの予測して「今日のうちにシフトを少し調整しましょう」「仕込みをこれくらいに調整しておきましょう」といった提案をAirメイトがお手伝いできるようになると思っています。

私たちはAirメイトを、専門の人、特別な知識や特別な環境がなくても、ある意味蛇口をひねれば水が出るように、誰にでもお使いいただける経営改善の仕組みとして、どんどん進化させていきたいと思っています。

また、今は飲食店様向けのサービスですが、今後はリクルートがすでに提供している飲食以外の業種の方々にも展開していけると思っています。

ぜひ、今後のAirメイトの進化にご期待ください。ありがとうございます。

(会場拍手)

Airシリーズで商いの未来を変える

大宮:ありがとうございました。本日3つのサービスを新たに発表させていただきました。

まず1つ目はやりとりも作成もラクになるシフト管理サービスAirシフト。2つ目は注文・配膳業務をサポートするオーダーエントリーシステムAirレジハンディ。そして新たな進化系として3つ目、お店の経営アシスタントAirメイト。これらは今年の春より順次提供予定になっております。

どれも自分らしいお店作りをしっかりとご支援できるサービスであると私たちは自信を持っています。ぜひ楽しみにしていてください。そしてAirレジ、Airサービスはさらに進化し続けていきます。

ただ、一方で変わらないこともあります。それはお店のみなさんが主役であり続けるということ。私たちは人とテクノロジーを活用してお店のみなさんに欠かせないサービスになることはもちろん、さらにその先にはお店の方々が意識しなくてもAirサービスがどこかでお店の業務をサポートしている、経営を支援している。そんな空気のような存在になりたいと本気で考えています。

私たちはAirで商いの未来を変えるお手伝いをしていきたいと思っています。ぜひ今後ともご期待ください。本日はどうもありがとうございました。

(会場拍手)

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