隠れるつもりはなかった

司会者:質疑応答を行います。

記者1:TBS『あさチャン!』のスミダと申します。成人の日から18日が経ちました。なぜ、今まで雲隠れしていたんでしょうか? どこで、何をしていたんでしょうか? どんな気持ちで逃げていたんでしょうか? お聞かせください。

篠崎洋一郎氏(以下、篠崎):対応に苦慮しておりまして、事の重大さはわかっていたんですけれども、どう対応したらいいかわからず、その時点では弁護士先生もまだ決まってませんでしたので、相談するところになって、非常に重大なことになっていることは気づいていたんですが、今日の会見になってしまったこと、まずはお詫び申し上げます。

先ほども話したように、毎日とても寝れるような状態ではない、精神状態でずっと過ごし、成人式を迎えられなかった子ども、お父さま、ご家族さまのことを思うと、非常に心が痛む日々でした。

ただ、私1人で何か対応しようとしても対応しきれず、その間もどうしようかとしていたところで、今回弁護士先生が決まりまして、それでご相談申し上げたところで、またそこでかなり調査等に時間がかかってしまったことで、今日にいたってしまいました。

どこにいたかということに対しては、知人のところにおりまして、隠れるつもりはなかったんですけども、そのように見えたことで、世間にお騒がせしたこと、申し訳ないなと思っております。以上でございます。

ゴールデンウィーク前から危機感

記者2:恐れ入ります。テレビ東京のオオハマと申します。社長、経営がこのままでは立ち行かなくなるということを意識し始めたのは、いつ頃からですか?

篠崎:前々期ですから、9月が決算期ですので、それについては、決算後は銀行等のいろんなご協力をいただいておりましたので、実際には約半年前に、月で言うと4月になりますけども、仕入先の支払いが通常どおり行っていなかったというところで、商品が止まりまして。

自社代行でやっていたんですが、当然自社代行で見合った売上が取れるところまで行ってなかったので。その頃からどこかで売上が上がるということで、社員もがんばってやってくれてきたんですけど。

やはり商品の不足であるとか、そこに対する、商品の不足によって社員のモチベーションが低下したりとかいうことが起き始めたのが、ちょうどゴールデンウィーク前ぐらいからでしたので、そこからは非常に危機感を、実は感じておりました。

詐欺の可能性をどう捉えているか

記者2:そういった状況にも関わらず注文を取り続けていたというのは、これは場合によっては詐欺に当たりませんか?

篠崎:正直ですね、そういうつもりではなかったです。

記者2:今振り返ってみて、詐欺の可能性はどう捉えてらっしゃいますか?

篠崎:必死で、社員も私もそこで営業をかけておりましたので、そういうつもりは毛頭ございませんでした。

記者2:当日までの間で、直近最後の注文はいつですか?

篠崎:最後の注文は、確か12月の中旬ぐらいだと思います。

記者2:相当もう厳しい状況ですよね。

篠崎:そうですね。

記者2:それでも注文を、そのときに取り続けたんですか?

篠崎:そうですね。今振り返ると、そこで止めといた方が良かったんでしょうけども、やはりお店が営業している以上、お客さまが来られますので、お断りするわけにもいかずというところです。

記者2:着物を転売しているんではないかということで、一部報道ではありましたが、そういった事実はありますか。

篠崎:一切ございません。

記者2:全部残っている。

篠崎:あります。

記者2:わかりました。

成人式当日はどこで何をしていたのか

記者3:テレビ朝日「報道ステーション」のイタクラと申します。社長にあらためて聞きますが、1月8日成人式当日。この日はどこで何をしていたんですか。

篠崎:知人宅におりまして、何と言いますか、そこで待機をしていたというか……。

記者3:各メディアが大々的にニュースを出していましたけれども、ご覧になっていましたでしょうか。

篠崎:実際見ていなかったですけど、まわりの友人等が連絡をくれたりしておりましたので、内容は随時知らせていただいていました。

記者3:どんな気持ちで成人の日を過ごしていたんでしょうか。

篠崎:一生に1回のことですので、もちろんそういう商売に、今そんなことを言えませんけど、もちろん誇りを持ってやっておりましたので、言葉で言い表せないぐらい……。震えると言いますか……。取り返しのつかないことをしてしまったという気持ちでおりました。

記者3:先ほど弁護士の方から「はれのひ」では1,200着の着物が確認されているということですけれども、事前に預けた、あるいは持ち込んだお客さんの着物に関して、これは必ず不足なく、そっくりそのままちゃんと返すということでよろしいでしょうか。

篠崎:そのようにしたいと思っております。

記者3:そのようにしたいということは?

篠崎:いたします……。

すべてのお客さまの物があるかどうか確認できてない

吉田進一氏(以下、吉田):ちょっと補足させていただきます。少なくとも振袖、仮縫等を実際に数えたのは我々であって、すべてのお客さまの物があるかどうか、というところまで確認はしておりません。

ただ、その数を見ますと、あるのではないかと考えますけれども、これが例えば、今代表者がすべて返しますというようなお約束をできる筋合いのものではございません。

我々は申立代理人ですので、今後は管財人で1つ1つお客さまのお着物が本当に全部あるのか、あるいはいくつか欠けているのか、調査してくださることだとは思います。

ですからそれを、例えば、ご購入になられたお客さまのものに限っても、それをすべてお返しできる方と、それを申し上げることは、今の段階ではできないと。

ただ、もちろんあるものに関しては、早急にすべてお返ししたいと思って我々も準備してまいりましたし、今後は管財人でそのようにしてくださることになっております。

繰り返しになりますけれども、我々が数えた振袖、仮縫の数を見ますと、代表が言うようにすべて、あるいはそれに近いものがあるのではないかというところまでが、本日お話できる精一杯でございます。