戦前、人々はオーガニックライフを送っていた--杉田かおる×青田典子、自然食の魅力を語る

ゲスト:杉田かおる #6/7

vol.4
に開催

“ガールズトーク”をコンセプトに、元C.C.ガールズの青田典子氏が今会いたい・話したい人をゲストに迎えてトークを行うイベント「Girl’s Talk LOVE&LIVE」を開催しました。今回のゲストは、かつてバラエティ番組で多数共演していたタレントの杉田かおる氏。トークの途中からは、一般社団法人the Organicの小原壮太郎氏が加わり、オーガニックライフについて語ります。

オーガニックを生活にとりいれるコツ

小原壮太郎氏(以下、小原):農家さんの数は戦後すぐは1,450万人くらいいたのが今は250万人に減ったというレベルで、戦争のときは疎開先があったじゃないですか。今は疎開先がありませんから。だから、実は裏で相当食料危機的な状況にどんどん近づいているんです。

青田典子氏(以下、青田):それは北朝鮮などではなくて?

杉田かおる氏(以下、杉田):日本で?

小原:日本です。

杉田:私、日本で共謀罪のときにテレビを見ていたら「国有林のキノコを採ったら共謀罪で捕まる」などといっていて、「キノコも採れないのか」と思ってすごくショックだったんですが、そうした食糧危機から、いろんな意味での規制がドンドン出てくるんですね。

青田:じゃあ、今の現状でまず、1人ずつの健康を考えた場合に何から始めればいいでしょうか?

杉田:オーガニックの野菜を消費税0円にする!(笑)。

(会場笑)

杉田:そしたらオーガニックも広まるし、作る人も増えるし、買う人も増えるから、高いというイメージもなくなります。

青田:そうなんです。そこなんですよね! 「オーガニック=値段が高い」という、そこをまずは却下したいですよね。身近なことからかなー?

小原:だから、さっき青田さんがおっしゃったように、実はベランダなどでも、植木鉢やプランターでキュウリやトマトといった、けっこう簡単にそんなに手入れをしなくてもそこそこできるものがあるんです。それをやりながら、プラスチックの箱などに生ゴミをガンガン入れていって、実は堆肥を作れるんです。

青田:生ゴミで作れるんですか!?

小原:作れます! なので、生ゴミも半減するんです。そうすることで、別に農家じゃないんだから、多少できたものを食べながらそうした体験をしていくだけでも、自然との関わりもできるし、自分でオーガニックの野菜もできるし。

そうした身近な体験をしながら、有機農家さんが作ったものを、スーパーで買うと高いですが、農家さんから今は直売で買えるので、そのようにして買うと、スーパーで買う野菜と同じような値段で買えたりもするんです。

そうしたことを毎日じゃなくてもいいから週に1、2回でもいいから取り入れてみるなど、そうしたところから始めてみるといいですね。

最終的には経済効果にもつながっていく

小原:杉田さんの本でも書かれているように、最初に生のオーガニック野菜を食べたときの衝撃は僕もすごく大きくて。ニンジンが甘くなくて、ちょっとスカスカして硬い野菜だと思ったら、こんなに甘くてうまいんだというような。

青田:うちにチェリーという小さなティーカッププードルの犬がいて、7歳なので人間でいうと40歳くらいなんですが、キャベツは好きだったけど、彼女がニンジンが大嫌いだったんです。でもオーガニックのニンジンをあげたら好んで食べるんです。

だから、犬でさえ、犬じゃないですけど、うちの娘ですけどね(笑)、わかるんだなと思って! 体にいいものというのはやっぱり欲するんですね、ほしくなる!

そして思ったのが、オーガニックの野菜を自分が食べるようになって、無駄な食材を買わなくなった。他のものがほしく無いというか、満たされるというか。栄養がやっぱりあるからでしょうか? そうした野菜を食べるようになってから、1つずつの値段は高く感じるかもしれませんが、最終的には経済的になっているのではないか? という私の実感はあるんです。

小原:そうですね、やっぱりアトピーの子やうつ病の方が元気になったというベースがあるので、食生活を原点としたオーガニックというか、本来の食材の方向に戻していくだけで、相当健康状態が変わるんです。

僕自身は今44歳なんですが、20代で毎年救急車で運ばれていたのが、今はまったく病気をしなくなりましたし、自分の、おいしいとか健康状態などが明らかによくなったし、仕事のパフォーマンスもすごく上がりましたので。

杉田:国の医療費も削減できていいですよね!

小原:そうなんです!絶対そういうことにつながるんです!

杉田:結局は社会のためにもなっていますよね(笑)。

青田:なるほどね。

地球を汚さない洗剤の重要性

青田:オーガニック以外にも、私もだんだん家族をもって年齢を重ねると、平和というと変ですが、なにか世の中のためにできないかなという感覚に陥るんです。なにか貢献したいと。

そうしたときに、まず自分でできることは何かなと思ったら、私は主婦なので、台所仕事や洗濯をするんですが、そのときに、地球を汚さない洗剤を意識し始めて、それを今使っているんです。

それによってちょっとでも地球が汚れなくなってくれたらな~っということだったり、食材以外のものも、私は関心を示しています。シャンプーなども石油のものがあって地球を汚すなどといいますが、そのあたりも大事なことなんじゃないかなと思ったりするんです。

小原:そういうことの積み重ねで、しかも実感ベースで「こういうものは意外と使ってみるといいな、食べてみるといいな」というところから始まると思うんです。実際に化粧品など、オーガニックコスメもだいぶ増えてきましたが、実際につけてみて、体がいいなと思えば自然に人はそういう方向に流れていくと思うんです。

それによって、最初はオーガニックのものは食べ物もコスメも高いんですが、それをたくさんの人が支持していけば一般化していくのでどんどん値段も下がっていくし、そうした方向に社会がシフトしていけば、日本のいろんな社会課題を連鎖して改善していけるのではないかと……。

出生率がアップしたオーガニックシティ木更津

杉田:サンフランシスコなどでは、アリス・ウォーターさんのレストランも行ったことがありますが、あそこは、オーガニックの畑をもってオーガニックの野菜を使うことで税金がかなり安くなるというので、こぞってみんながオーガニックのものをレストランで使ったりしていますね。

青田:そうしたシステムがどんどん日本に入ってくることを願いますね。

杉田:渋谷区内だけでも税金が安くなるとかね(笑)。小さいところからなってもらえるといいですね。

小原:ちょうどよかったですね、渋谷という僕の広告代理店時代の一期上の先輩で、この前もちょっとお会いしていろいろ……

杉田:昨日もね、木更津で3年目なんですが、オーガニックシティにすると言って……。

小原:宣言していましたもんね。

杉田:はい、それで市長と一緒にトークショーをやっていたんですが、1万人以上子どもも含めて、3年目でみんなきて、その日は1日オーガニックのものしか売っていないし、オーガニックのものを子どもたちにも食べてもらったりしていました。そうしたら、木更津は宣言してから子どもたちが移住してくる人たちも増えて、出生率もすごく上がったんですって!

青田:今は子どもが欲しくてもできないという人たちが増えている中、そこに少子化の問題があると言われているくらい、母親の母体というか女性の体というものを改善すると、子どもたちももっと増えるというか……その辺りもあるかもしれませんよね!

小原:そうですね。男のほうもだいぶ精子の数が減少していたりなどがありますからね。

戦前の暮らしはオーガニックが普通だった

青田:今回、杉田さんに、専門の小原さんにいろいろ質問してもらおうと思っていたのに、杉田さんがあまりにも詳しいので(笑)。

小原:相当ガチンコですよね!(笑)。ちょっと拝見していても、研究心がすごいですよね。

杉田:オーガニックたいばんと言われたほどの原理主義なので(笑)。宗教っぽくてみんな引くという感じで、今はずいぶん緩くなりましたが、最初にハマッたときは「こんなものがあるのか!」と思ってドイツまで行っちゃったりしました。

ミュンヘンベルクで毎年オーガニックフェアというのをやっていて、世界中からのいろいろな商品を見られるというか、体験できるということでそこまで行ってしまったり、ちょっと変わりものなので(笑)。

青田:下手したら着るものもオーガニックのものしか着ないというわけではないですが、肌や考え方などそこまで探求されている方もいたり、オーガニックの深さというものを……。

杉田:深いです。本当に食べ物だけじゃないし野菜だけじゃないですもんね。それこそ肉なども全部こだわりだしたらきりがありません。

小原:ただ、よく「あの人オーガニック、オーガニックって神経質で宗教じゃないの?」というように思われるケースもかなり多いんですが、実は大戦前は100パーセントオーガニックが普通だったじゃないですか!? 

杉田:本当ですよねー! でも短い時間でこれだけ変わってしまったものは短い時間で取り戻せるという……。

小原:そうですよね、そうありたいですよね。

杉田:母のリハビリを見ていても、短い期間寝たきりだったので、「短い期間で戻れるよ」と先生も言っていたように、もともとはそうだったからね、きっと広まるのも早いですよね。

世界の基準はすでにオーガニック&サステナブル

小原:そうは言いつつも、日本の有機農業の比率って……。

杉田:低いですよね、中国よりも低いですよね。

小原:何パーセントだと思いますか?

杉田:0.4パーセントですよね?

小原:0.4パーセントです。

青田:ええ!? 1パーセントもいってないんですか?

小原:いっていないんです。しかも5~6年前は0.18パーセントしかなかったんです。

青田:これは大問題ですね!

小原:本当にほかの国に比べても日本は極端に、逆に戦後GHQから農業改革が進んで、化学肥料をつかう農法がガーッと普及したんです。そういうところから根付いてしまって、逆に差し戻すのに今ちょっと苦労している時期ではあります。

でも着実に都心だとオーガニックのカフェやレストランも増えてきているし、最近だと楽天が日本の農業の活性化の事業を始めたんですが、ほぼオーガニックに振り切ったんです。

しかも農家さんを支えるシステムのようなゲームみたいなものをいれた面白いシステムを作っていて、いよいよ大企業もそういう方向にシフトする時代にはなってきました。

国連がサステナブル・ディベロップメント・ゴールズですね、やっぱりサステナブルな社会にしていかないと、地球やばいよ!みたいな感じにはなっています。

青田:サステナブルとはなんですか?

小原:持続可能という意味です。単発単発でその瞬間で儲かればいいとか、そこで急落的に終わればいいというものではなくて、その先にちゃんと続けていけるような仕組みにしていこうということで、オリンピックも2012年のロンドンオリンピックからオーガニック&サステナブルということがキーワードになって。

「安いものが価値がある」という考えを変えなければ

小原:食べ物は基本オーガニックもしくはサステナブルな作り方をしたものみたいな流れがどんどん出てきているんです。でもやっぱり日本はまだ遅れているし……。

杉田:ロンドンオリンピックのときにオーガニックのものを選手はみんな食べなければいけないということで、国内のオーガニックがすごくなくなってしまったという。

小原:そうですね、その瞬間は。

杉田:それで、去年日本の東京オリンピックのオーガニック会議に出たんですが、日本の場合0.4パーセントですから、多分不可能に近い……(笑)。なのでそこではねられちゃうのかもしれないと……(笑)。

青田:そうですね。やっぱりオーガニックじゃないものは安いので、スーパーに行って手にするときは、おばあちゃんと一緒に暮らしているときは卵が1円でも安いところを自転車で走って、「安いものを!」と(求める)、安いものが価値があるというのを変えなければいけません。どうすればいいんですかね? 私もお役に立ちたいと思うんですが。

小原:でも、お2人はすでにディープな体験をして、ライフスタイルで実践されているので、お2人のような知名度もあって、人気のある方が発信していくことで、少なからずの方々がそういう生活にシフトしていく可能性があると思います。僕らもそうした活動をしていて、周りの歌手の子やモデルの子たちが、みんな情報発信をし始めています。

ですから、やっぱりおふたりは今のライフスタイルを継続しながら発信していくことが、周りのみなさんにとってもプラスの気づきを提供することになると思いますし、あとはこのトークです。

こうやってつながることで「お互いそうじゃん!」というように連帯していけるので、こうした場がすごく大事なのではないかと思います。

青田:なるほど。

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