イチオシポイントはコラム

上村潤氏(以下、上村):『頑張らない基礎英語』を僕読ませていただいて、本当に今まで英語を学ぶ時点ですごく苦手としていた部分でもあって。未来形とかto不定詞みたいな話を聞くと、もう耳がパタッて閉じちゃうような状態になってたんですけど。ロイさんの本を読むと、なんでかスルッと入ってくるんですよ。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):ほう。

上村:たぶんこれは、僕がたぶん学生時代、英語の先生が苦手で、その人が話すことは基本的に耳を閉ざしてしまうような感じだったんですけど、ロイさんという方を知っているからこそ、ロイさんの言葉がすんなり入ってくるというか、っていう部分もあると思いますし。

まあ、それ以上に非常に読みやすい。英語が拙い僕でも理解できるように書いていただいてるのが、すごく、しっかり入ってくるというか、理解できましたね。

ロイ:じゅんじゅんのイチオシポイントってどこですか?

上村:けっこうイチオシポイントいっぱいあるんですけど。

ロイ:3つ押しじゃなくてイチオシでお願いします。

上村:そうですね。あえて言うなら、……コラムかな(笑)。

ロイ:(笑)。こらむ。ええと……、何書いたかな。

上村:本当に冒頭なんですけど、マジックeの話。

ロイ:あー。swimming、なんでmが2つなのかとか。

上村:そうなんですよ。もともと英語苦手なので、これってそういうものなんだっていう覚え方をしてたんで、そもそもそれがなんでそうなるのかを、気にしようとしてこなかったんですよ。ただ、このコラムで初めてその意味を知って、「あ、なるほどね!」と。思わず家で1人で口ずさみましたからね、「なぁるほど!」って。

ロイ:(笑)。

上村:誰もいないのに(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:でも、それぐらい、口に出るぐらい納得したというか。そんなコラムが本当にいたるところにありまして。

let’sは意外と強引な表現?

上村:それこそ他にも、「お店で注文する時には、必ずpleaseを言う」でしたり。あとは、ちょっとコラムじゃないんですけど、「let'sを使うと、実は強引になってしまう」っていう、日本人が誤りがちな部分っていうのが本当たくさん載っていて。

今まで自分が使ってた言葉が、実はちょっと失礼な感じにあたるようなしゃべり方をしていたんだなっていうのが、あらためて感じましたね。

ロイ:let'sって、日本人好きなんですよね。

上村:そうなんですよね!

ロイ:「let's 〇〇」みたいなので、商品名を付けてCMになってたりとか。

上村:ぜひこちらを読んで普段使っている英語がどういう意味を持っているのか、ぜひ知っていただきたいと思います。その他にも、いろいろおすすめはあるんですが、続いての収録のほうを聞いていただきましょう。『基礎英語』の中でロイさんがぜひ読んでもらいたい部分。

ロイ:僕のイチオシ。

上村:はい。聞いていただきましょう。

一番読んでほしいのは「おわりに」

団長:ロイさんとしては「ここを見てほしい」っていうところ、まだありますか? 「ここ、おもしろいぞ」っていう。

ロイ:おもしろいというか、ぜひ読んでいただきたいのは……あとがき。

団長:あとがきを読んでほしい。

ロイ:「おわりに」ですね。そこで「頑張らない」っていうのはこういう意味なんだっていうのを、ちょっと僕なりにお伝えしていて。これ、僕としてはいい文章が書けたと思ってます。

団長:あとがきは一番最後に書いてあるんですか?

ロイ:これ、けっこう最後に書きました。

団長:けっこう最後に。

ロイ:やっぱり『頑張らない英語学習法』とか、『頑張らない』シリーズなのに、「頑張ります!」っていうメールが届くんですよ。

(会場笑)

「頑張るな!」って言ってるのに「頑張る」って来るので、ちょっとそのへんをからめて、「僕は頑張らないってこういうことだと思います」っていうのをお伝えしています。

団長:なるほどね。日本人としてはやっぱり、「勉強する=頑張る」みたいなのがありますもんね。だから、ついつい『頑張らない』の本に向かって、「頑張ります!」とかって書いちゃうんでしょうね、最後にね。無意識のうちに。

ロイ:ただ、いい意味で「頑張る」って言ってらっしゃるので、やっぱりいい「頑張る」と、あんまり良くない「頑張る」があると思うんですよ。

良くない「頑張る」っていうのは、なんかこう、歯を食いしばってひたすらやれば、壁をぶちやぶれるって信じてるみたいな。で、実際、そこで挫折してしまうみたいなのが、良くない「頑張る」だと思うので、もっといいかたちでやっていただきたいですよね。

団長:「頑なに張る」ではなくね?

ロイ:はい。

団長:根性で岩をも砕く、みたいなやつじゃなくてね?

ロイ:本当、「頑張る」って「頑なに張る」って書いて、あと多いのが、教材をいきなり買っちゃうみたいな、張り切っちゃう。「張り切る」も「張って切れる」って書くんですよね。

団長:はいはいはい。

ロイ:「頑なに張る」も「張って切れる」も、やっぱり良くないなって思うんですよね。

シブ読に出たきっかけ

上村:というわけで、まさかの「あとがきを読んでほしい」っていうね(笑)。

ロイ:いや、本当に最後に、最後の最後にいい文章書けたなと思ってるんですよね。

上村:先週、僕、コーナーの最後に「頑張ります」って言っちゃったんですけど(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:ディレクターのほうから、「潤さん、先週『頑張ります』って言っちゃったんで、これ使ってください」みたいなこと言われたんですけどね(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:まさに、ちょっと間違った頑張り方っていうのをしないように、気を付けたいと思います。4回目ではありますけど、シブ読やってみてどうなんですか?

ロイ:まず、書店さんでそうやってイベントやらせていただけることが、非常にありがたいですよね。

上村:なかなかそういうイベントって、やらないもんですかね?

ロイ:いや、どうやったらできるのかもよくわからないんですけど。

上村:あー、確かに。

ロイ:シブ読に関しては、友人で大谷更生さんという人がいて、『3年後のあなたが後悔しないために今すぐやるべきこと』っていう、ちょっと気になるタイトルの本を出してる友人がいて。

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彼が紹介してくれて。それで、1回出させていただいて。それから僕も団長さんのファンになって、団長ファミリークラブっていうのがあって、FCでファンクラブじゃなくてファミリークラブなんですけど。

上村:あー、なるほど。すごいですね。団長なのにファミリークラブ、みたいな(笑)。〇〇団みたいな感じじゃないんですね。

ロイ:うんうん。

上村:なるほどね。今後も、新刊が出る時に、またシブ読に登場するかもしれませんもんね。

ロイ:毎回出してもらおうと思ってます。

上村:いやー、ぜひぜひ。映像として形に残して、いろんな人が目にするっていうのも、1つの販促になるので。でも、なかなか著者の方の話聞ける機会ってないですもんね。

ロイ:そうなんですよね。

上村:シブ読が気になる方はそちらも見ていただいて、かつ、『頑張らない基礎英語』もぜひとも検索していただきたいと思います。

本の中に西澤ロイ氏のイラストが?

上村:あと、さっき僕のイチオシというお話をしましたが、1つ言いたい部分がありまして。本の中に、「これ、ロイさんじゃねーかな?」っていうイラストがあって。

ロイ:はい。

上村:僕、ずっと気になってたんですよ。

ロイ:(笑)。

上村:それで、さっきロイさんに確認をしたら、「それ、僕です」って言ってくれたんで。本持ってる方は、どこページにロイさんがいるか、ぜひとも見つけていただきたい。

ロイ:うん。

上村:もう、読んでて「あ、これ、どう見てもロイさんだよな」って思っちゃって。こちらの『頑張らない基礎英語』は絶賛発売中ですので、全国書店でお求めいただきたいと思います。はい。というわけで、本日もお送りしてきました「西澤ロイの頑張らない英語」。お届しましたのはナビゲーター上村潤と。

ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you on April 4th. Bye bye.

上村:バイバーイ!