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第25回:英語ができなくても輸入ビジネスはできる(大須賀祐さんインタビュー)<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

輸入ビジネスに英語力はいらない!? たった3ワードで乗り切れる、海外企業との交渉のコツ

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、輸入ビジネスを手がける大須賀祐氏をゲストに招き、お話をうかがいます。

輸入ビジネスに英語力は必要ない?

西澤ロイ氏(以下、ロイ):じゃあ、英語のほうのお話ですね。多くの人って、「私、英語ができないから、○○できません」みたいな感じで、思う人って多いじゃないですか。

上村潤氏(以下、上村):はい。

ロイ:でも、実際はそうじゃなくて、やるかどうかが大事だったりして、実際はそんなにハードルは高くないんですよね。「輸入ビジネスをやるためには、どのぐらい英語力って必要なんですか?」というのを、大須賀さんにぜひお聞きしたくて。

大須賀祐氏(以下、大須賀):私のポリシーとして「英語はできなくても輸入ビジネスはできる」っていうのが、私がいつもセミナーで話していることなんですけど。

上村:えー!

ロイ:じゅんじゅん、聞きました? ちゃんと今。

大須賀:(笑)。

上村:いや、なんか……、ね、ある程度やっぱり英語力がないと、絶対できないものだと思ってました。

大須賀:ですよね。私は「最低3ワードでできる輸入ビジネス」っていうのを提唱してるんですけど(笑)。

ロイ:3つ?

大須賀:はい、3つです(笑)。

3ワードでできる輸入ビジネス

ロイ:1つ目は何ですか?

大須賀:1つ目はまずあいさつですよ。「Hi」とか、「Hello」とかね、これが重要なんですね。意外に日本人はできないんですよね。

ロイ:え、そうなんですか?

大須賀:最初のあいさつって、意外とできないじゃないですか、日本人って。例えば、お店に入る時とかね。

ロイ:あー、確かに。無言で入っちゃいますね。

大須賀:無言でサーッと入っていくわけですよ。あれがダメなんですよね。

ロイ:確かに。

大須賀:これができれば、例えば「Hi !」とか「Hello !」とか明るく入れば、「お! 福の神が来たな」という感じになるわけですよね(笑)。

ロイ:(笑)。相手としては、売りたい人たちだから。

大須賀:そうです。輸入ビジネスの輸入者というのは基本的にお客なので。

ロイ:なるほど。そして、2つ目が?

大須賀:2つ目は……。商品を見ますよね。展示会でもいいんですけど。メーカーの工場に行った、でもいいんですけどね。商品を見させていただく。いいものがあったら、値段を知りたいですよね。ですから、「How much ?」ですよ。

ロイ:なるほど。

上村:なるほど。

大須賀:それで、値段は数字ですから、だいたいわかりますよね。

ロイ:うん、確かに確かに。

大須賀:わかんない場合でも、紙に書いてもらえばいいんですね。

ロイ:うんうんうん。

大須賀:そこまでわかれば、あとはもう、向こうはこっちの情報を求めてくるんですけど、それ以上は必要ない。だから、「E-mail you later」と(笑)。

上村:おー。

ロイ:(笑)。後でメールします。

大須賀:そうそう(笑)。

ロイ:そっか。確かに、そしたら、3語ですみますね。

大須賀:すむんですよ。

ロイ:(笑)。

大須賀:我々、お客でしょ? 商品も選んでる。向こうは売りたい。だから、アプローチしてくるわけですよね。

ロイ:なるほど。

大須賀:うん、もうこれでOKです。

TOEICの点数は関係ない!

上村:なんか今の話を聞いただけで、「輸入ビジネスができるんじゃないか」って、こう、思っちゃいますね(笑)。

大須賀:できますって! 簡単ですから。

ロイ:え、でも、そんなことを言いながら、大須賀さん、「実はTOEIC900点です」とか、(笑)。

大須賀:(笑)。いや、だからね、こういう立場にありながら言うのはイヤなんですけど、番組の趣旨もあるでしょうから、ざっくばらんに本当のことを言うと。私、10年ぐらい前にTOEICを受けたんですよ。

上村:はい。

大須賀:そしたら、525点とかで(笑)。

ロイ:(笑)。

大須賀:中学生並みなんですよね(笑)。それで1年間訓練をして、翌年また受けたんですよ。そしたら620点とかってほとんど変わらなかったので、「もうこれはやめよう」と(笑)。

(一同笑)

大須賀:こういう日常会話とか、そういうのは一切やめようと。そして、貿易をやるうえのっていいますかね、仕事で使うことだけに集中しようって考えたんですね。

ロイ:でも、ほらじゅんじゅん、よく「海外駐在のためには730点」とか言うわけですよ。それをぶち壊すすごくいい情報ですね。

大須賀:(笑)。

上村:なるほどねー。でも、その……「それがないとできない」みたいな概念をくつがえす、そんな考えですよね。

大須賀:そうですね。やっぱり、先ほど言いましたように、輸入ビジネスの場合は我々がお客になるっていうことなんですね。

ロイ:うんうん。

完璧主義が英語習得の妨げに

大須賀:あともう1つなんですけど、やっぱりね、日本人は世界中から求められてるんですよね。やっぱり取引したい国のベスト3に日本は入ってきますからね。

上村:はー、なるほど。やっぱり求められてると。

大須賀:求められてる。

上村:のに、日本人が出ていかない。

大須賀:わからないんですね。あと、自信がないっていうのもあるし。

上村:確かに、ロイさんとこの番組をやっていて「日本人は完璧を求めすぎる」とか、そういった話、そういったところにもやっぱり通じる部分なんですかね。

大須賀:そうですね。そんな完璧な人いませんから、そもそもがね。

ロイ:だから、完璧求めちゃうと「映画を字幕なしで全部聞き取りたい」とか。

大須賀:「無理ですから」と思う、絶対に(笑)。

上村:(笑)。

ロイ:でも、じゅんじゅん、なりたいでしょ?

上村:なりたいですね!

ロイ:(笑)。そう。完璧主義なんですよ。

大須賀:(笑)。

上村:そこを崩さなきゃいけないんですね、やっぱり。

ロイ:やっぱり目的があって手段があるべきなので。

大須賀:そうですね。

ロイ:輸入するなら輸入するための英語力、みたいな感じでやるのが、たぶん一番早いですよね。

大須賀:そうですね。だから、そこの自分の得意な分野だけまず絞り込んで、そこだけ狭くやってけば、そこでできるとね、なんか他もできそうな気持ちになってくるんですよね(笑)。

上村:あー、やっぱり1つの成功体験が、次につながっていく。

大須賀:そういうことですね。

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