2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
Should you worry about alcohol causing cancer?(全1記事)
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ハンク・グリーン氏:最近の健康に関するニュースに注目していれば、アメリカ臨床腫瘍学会が、アルコールとがんに関する公式声明を発表したことをご存知かもしれません。
見出しの中には、「健康を気にするのであれば今すぐにでも飲酒をやめるべきだ」というようなものもありますが、そんなに極端なものではありませんし、これらはあまり新しい情報というわけでもありません。
基本的に、その発表は過度のアルコールは長期的に見て、健康に悪いという証拠が増えてきたことを報告し、かなり筋が通っているように思えます。そして、もっと明確に言えば、たまに冷たいビールを友人と飲むくらいであれば、慌てる必要はないのです。
科学者たちは、長年にわたってがんに関する危険要因を研究してきました。そして、科学的声明は単に専門家のグループが多くの研究を集めて、より深い研究に役立つ疑問を指摘しながら、概要を公表したということなのです。
アメリカ臨床腫瘍学会はこの勧告をするのに、 多くのメタ分析や統合分析を含む何十年にも及ぶがん研究のデータを使いました。これらは、研究者が症例研究や実験研究などのような他の論文の結果を用い、傾向を探し出すために、そのデータを統計的モデルに当てはめたものです。
例えば2007年には、研究者はアルコール摂取は口や食道などの部分のがんの重大な要因であることを発見しました。この発見は2009年の世界保健機関の支部によって裏付けられました。
肝臓がんと大量のアルコールは強い結びつきがあると、2014年の世界がん研究基金のレポートで立証されています。そして、2017年の概要では更年期障害の前の乳がんの危険性は、1日1杯の飲酒で5パーセントほど高まると言われています。これらは研究の一部の例です。
問題は、飲酒したときに体がそのアルコールをどうするかということです。
エタノールはアセトアルデヒドと呼ばれる分子に変わり、それがDNAに影響して、細胞を突然変異させて癌を引き起こします。
ネズミなどによる動物実験ではこの仮説も立証されていて、動物はエタノールやアセトアルデヒトの入った水を飲むと腫瘍を生じる傾向にあります。
これらの多くの報告は、一夜の外出で4杯か5杯以上を摂取する過度の飲酒や大量飲酒に対する証拠を提示し、どのような種類のアルコールでも、この危険性は高まります。
しかし、この発表が非常に明確であるにもかかわらず、全体像は複雑なものになっています。
私たちはいまだに、どれくらいの量のアルコール摂取が単独でがんの危険性に影響するのかを解明できていないのです。喫煙や人が飲酒する量は社会学的な要因にさえ影響されています。ですから、この発表は私たちの知識には多くの空白があり、もっと研究をすることでのみで補えるということを指摘しています。
しかし、今のところは、がんに結びついているベーコンや他の食べ物の危険性を理解した上で、ただ、賢明な選択をして生活しなければならないことがおわかりでしょう。
このがんの話題の他にも、飲み過ぎは翌日の朝に酷い頭痛を残すということはには合点がいくでしょう。そして、頭痛は本当に最悪です。
睡眠不足や画面を長い間見続けたせいで引き起こされる軽い頭痛もありますが、他の片頭痛のように激しく痛む頭痛もあります。
そしてどんな種類の顔や頭の怪我も、他の種類の痛みよりも強く感じるかもしれません。
先日、デューク大学の科学者は過剰に感じる苦痛は、ただの頭の中での思い込みではないとの証拠を見つけました。まあ、痛みは脳から信号が送られているので、文字通り頭の中にあると言えるのですが。要は、異なる種類の痛みの受け取り方には大いに違いがあるという点です。
危険を知らせる神経に応えて痛みは脳で発生します。たとえば、何か熱いものに触れた時、手の神経が脳に「ええと、多くの熱量があるから、これは良くない」と伝えます。
脳はそれを、あなたの行動を変えるであろう感覚に転換します。そうして、熱さから素早く手を離すなどの行動が起こります。
つまり、これらの危険信号を脳に送る2つの経路があるということです。1つは、顔の辺りに集まっている神経で、もう1つはそれ以外の全ての場所からやって来ます。
この研究では、あまり好ましくない化学物質をネズミの顔と足に注射し、両方のケースで、どのように痛みを感じるかを調べました。
そして、顔に注射した時のほうが傍小脳脚核と呼ばれる群の信号につながることを発見しました。それは、感情や本能を処理する脳の一部である扁桃体のような部分に繋がる神経の中枢です。
最終的には、全ての危険信号は傍小脳脚核で処理されているようですが、ここで際立っているのは研究者がネズミの顔の神経から直接、傍小脳脚核につながっている証拠を発見したということです。
研究者は人での以前の研究で、他の場所の痛みよりも顔の痛みでより多くの偏桃体の活動や感情的苦痛が見られた理由ではないかと考えています。
科学者と片頭痛持ちの人は同様に、この発見は痛みの理解を深め、不快感覚と感情的いらつきの両方を併せて解明し、より良い治療法を知る助けになればと思っています。
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