がんばりすぎて風邪に

西澤ロイ氏(以下、ロイ):I just had a cold for a couple of days. 「西澤ロイのがんばらない英語」。

上村潤氏(以下、上村):このコーナーは、英語のコンサルタント兼カウンセラー西澤ロイが、英語に関するさまざまな話題を取り上げたり、英語を使って活躍している方にインタビューするコーナーです。

ロイさん、おはようございます。

ロイ:おはようございます。

上村:今日もスタジオの前、リスナーの方がたくさんいらっしゃってます。ありがとうございます。

ロイ:寒いなか、本当ありがとうございます。

上村:はい。先ほどオープニングでおっしゃられてた、外。

ロイ:いや、外じゃなくて僕が風邪ひいたって話です。

上村:そっちか! coldって言うから、寒いのかと思って。

ロイ:I had a cold. 風邪ひいたってことで。ちょっと、この『頑張らない英文法』の次の本を書いてたんですよ。

頑張らない英文法

来年2月に出る予定なんですけど(注:動画投稿日は2014年11月17日)。ちょっとそこでがんばりすぎて、寝込んでました。

上村:ははは(笑)。がんばらない英語なのに、がんばっちゃいましたか(笑)。

ロイ:そうそう。

上村:まあ、そういうこともありますよね。

ロイ:はい。

上村:今日も素敵なゲストさんをお迎えしておりますよ。

ロイ:すごいですよ。だって、TOEIC満点、英検1級。4級とかじゃなくて1級ですよ。

上村:1級ですよ。

ロイ:さらに、国連英検特A級。

上村:特A級。

ロイ:僕にはぜったいできないですよ。

上村:イメージがつかないですよ、僕も(笑)。というわけでね、今日もお話をたくさん聞いていきたいと思います。

バイリンガル英語講師、山田暢彦氏が登場

上村:さっそくご紹介いたしましょう。バイリンガル英語講師、山田暢彦さんに、本日はいらしていただきました。

ロイ:NOBU, we're gland to have you on our show. Please introduce yourself?

山田暢彦氏(以下、NOBU):Hi. Thank you for having me today. Hello everybody. So, I'm NOBU Yamada. I'm English teacher, bilingual English teacher. So I was raised, I was born and raised in America, in New Jersey. I lived there until 18.

And came to Japan for college. Now I teach English. I write English books.

ロイ:Thank you. じゅんじゅん、どうですか?

上村:不思議と聞き取れました。

ロイ:おおー。

上村:なぜでしょう?

(一同笑)

ロイ:じゅんじゅん、レベルアップした。

上村:一つひとつ区切ってお話してくださったので、すごくわかりやすかったです。

NOBU:そうそう。わかりやすい話し方があるんです、英語にも。

ロイ:悪く言うと、手加減されたと(笑)。

(一同笑)

NOBU:でもね、その感覚、わかったのは、けっこういいサインだと思いますよ。

上村:ちょっと今、自分で鳥肌が立ちました。

NOBU:英語感覚みたいなのがついてるんだと思います。この番組のおかげで。

上村:ありがとうございます、ロイさん。

ロイ:もう11ヶ月やってますからね(笑)。

上村:そろそろ成果出さないと(笑)。

母国語は英語、家庭内では日本語

上村:はい。バイリンガル英語講師、山田暢彦さん。NOBU先生をお迎えして、お話いろいろ聞いていきたいと思います。

NOBU:よろしくお願いします。

ロイ:18歳までニュージャージー。

NOBU:ニュージャージー州ですね。ニューヨークの隣にある。そこで、0歳から18歳までいました。

ロイ:そしたら、もう英語はネイティブ?

NOBU:そうですね。英語は母国語になりますね。

ロイ:ってことは、逆にちょっと日本語が怪しかったりとか。

NOBU:一応、家庭内では日本語だったんですよ。だから、ある意味一応、自然には身につけたんですけどね。だから家庭内は日本語で、一歩出ると英語、みたいな生活だったんですけど。やっぱり今思うとですけど、当時の自分の日本語は変だったなあ。

ロイ:どんな感じですか?

NOBU:例えばね……これ、わかりますか? ばっかりミルク飲んでる。

ロイ:ばっかりミルク?(笑)。

NOBU:そんなことを、僕は言ってたらしいんですよね(笑)。父親にこの前話してたら、何か変なこと言ってなかった? って。(父親が)「NOBUはね、ばっかりミルク飲んでる、なんて言ってたよ」って。

ロイ:微妙に英語語順な感じ。

NOBU:そう、要するにそうなんですよね。Drink only milk. only=ばっかり、と思ってるから、ばっかりミルク飲む、みたいな。そういうことを言ってたらしいんですけど。あとは発音ですね。例えば僕、兄弟がいるんですけど、まさこっていう姉がいるんですけど。

マサーコって英語っぽく発音したりとか。ようへいをヨーヘーって発音したりとか。やっぱ発音はよく、変だって言われてましたね。すごい恥ずかしかった。音痴だって言われてるみたいな感じで。

ロイ:ああ、なるほど。

発音は意外と相手は気にしていない

NOBU:僕、日本人の気持ちがよくわかるんですよ、だから。日本人って、発音やっぱりどうしても苦手意識があるじゃないですか。僕が日本語ですごく発音変、なんて言われてけっこう気にした時期があったので。

でも、これは僕、生徒にも言う話なんですけど。意外と、気にしてるのって自分だけじゃないですか。相手は気にしてないんですよね。僕だって、前は日本語の発音が変だったけど、かと言って友達できなかったかっていうと、みんなすごくよくしてくれたし。気にしてるのは自分だけ。

だから、そう思うと英語に関してもね、なるべく自然な、きれいな発音を目指す。がんばるけど、いい意味で開き直っていいじゃんって。そうやって思いますけどね。

ロイ:大事ですよね。でも恥ずかしいと思っちゃって。

NOBU:そう、思うんだけどね。相手は気にしてないんですよ。

ロイ:でも勝手にブレーキかけちゃう、みたいなね。

NOBU:だから、そこで変に諦めるとかじゃなくて、恥ずかしいから乗り越えようとがんばるんだけど、一方では個性として前向きにとらえるっていうのがいいんじゃないかな。自分の日本語の体験から、そう思いますけど。