School初の“乾杯あり”講義

佐藤詳悟氏(以下、佐藤):FIREBUGという会社で代表をやっています、佐藤です。よろしくお願いします。

箕輪厚介氏(以下、箕輪):幻冬舎の箕輪です。よろしくお願いします。(参加者らを見て)佐藤さんの知っている方なんですか?

佐藤:いや、大半が……。

箕輪:初めて?

佐藤:初めてですね。

(会場笑)

佐藤:大半がというか、全員が初めてぐらいじゃないですかね。

箕輪:じゃあなにかしらの告知を見て来ていただいたんですね。

佐藤:はい。ちょっと箕輪さん、乾杯的なことを言ってもらっていいですかね?

箕輪:じゃあ、カンパーイ!

(一同笑)

佐藤:ふだんないんですよ、これ。

箕輪:乾杯ない?

佐藤:乾杯ないんですよ。初めてです。

箕輪:普通ないですよね。

『EDGE STYLE』時代は意識低い系だった箕輪氏

佐藤:今日はセルフプロデュースをテーマでお話できたらいいなと思ってまして。

僕が2年前まで吉本にいまして、10年ぐらいマネージャーをずっとやっていたんですね。一応マネージャーってプロデューサーだと思うので、プロデュースのことをやってました。箕輪さんは経歴でいいますと?

箕輪:僕は双葉社という出版社で新卒で入って広告営業をやっていました。『EDGE STYLE』というギャル雑誌の広告営業をして、その時に佐藤さんと初めて会いました。だから僕にとって佐藤さんは、僕を育ててくれた親みたいな(笑)。

佐藤:いやいや、そんなに仕事したことないですね(笑)。

箕輪:いや、でも正直、僕はどっちかといったら意識低い系だったので。そこでなあなあで広告営業をやっていたときに、佐藤さんみたいな……要は「吉本興業のマネージャー」というイメージを突破している人を見て、なんかすごい触発された部分がありますね。

佐藤:本当ですか?

箕輪:めちゃくちゃ自由にいろんなプロジェクトを立ち上げまくってて、なんつーかな、完全に回収しきる前に次へ行く感じみたいな(笑)。

佐藤:ああ。確かに。

箕輪:次から次に、新しいことをやりまくっている感じが僕はすごく楽しそうだと感じたし、お祭り騒ぎみたいな雰囲気に影響されてましたよ。「こういうのいいな」と思って、そこからちょっと本当に僕の仕事への向き合い方が変わりましたね。

佐藤:マジですか。

箕輪:うん。

FIREBUGという会社名は、直訳すると「放火魔」

佐藤:箕輪さん、なんか常に二日酔いのイメージでしたね。

箕輪:マジですか(笑)。

佐藤:なんか酔っ払っているなという。

箕輪:そうかな。でも、そうかもしれない。よくクライアントのところに酔って営業に行って暴言を吐いて会社にクレームが入るというのがありました。「あいつを会社としてはどう説明するんだ?」みたいな。

佐藤:このFIREBUGという会社名が、直訳すると放火魔という意味なんですよ。

箕輪:それね、「取られた!」とすごく思いました。僕のコンセプトもそこです。

佐藤:本当ですか。

箕輪:要は火をつけて、みんながわ~って盛り上がっているとき、次に火つけたいところを探すみたいな。

佐藤:そうです。たまに放火魔って気になって現場に戻るらしいんですよ。

箕輪:あー、わかる!(笑)。「あれの様子、どうなったんだろう」という。

佐藤:僕、吉本時代にずっと放火魔と言われていたんですよ。立ち上げはいなくなるって、さっきの話のとおりです。

箕輪:そうそう。まさにそこに影響されましたね。次から次に、本当に思いつきみたいなものを立ち上げて、なんやかんや大きくするのがめちゃくちゃ得意で、勇気があるんですよね。いきなりでっかい会場を借りちゃったり。「あの思いつきからこのスピードで、こんな規模にしていいんだ」と思って。

でも、なんとか最終的には辻褄を合わせるし。みんながそれに感動してるときにはもう次の企画を立ち上げている、みたいな。そこは確かに放火魔ですね。でも、それは僕も勉強してましたね。

吉本での下積み時代に「やりたいこと」をまとめていた

佐藤:吉本時代は、ナインティナインさんを最初1年目……1年半か、マネージャーをやっていました。その時、現場だったんですね。ほぼ運転しかしてなくて。車をまわす仕事ですね。その時の上司が超怖かったんですよ。だから、1年半は地獄でしたね。

箕輪:じゃあ、そういう下積みもあったんですね。

佐藤:そこでやりたいことがいっぱいあって、「芸人さんにこういうことさせたらいいんじゃないか?」みたいな。たぶん……ずっと楽屋の前で待っているんですよ。1年半。お2人を。

箕輪:ああ。

佐藤:やることないので、ノートにアイデアをつけてるという。ちょうどロンブーさんのマネージャーさんがいなくなって、「やって」と言われてやらせてもらって。そこから5〜6年ロンブーさんやっていたんですね。(田村)淳さんとは……(田村)亮さんはパパキャラに。

箕輪:そうですよね。「PaPaPARK!」とかやってましたよね。

佐藤:そうですね。芸人さんがパパになるというのがなかったんですよ。打ち出しとして。

箕輪:家族の感じ出すと、「つまらなくなる」みたいなノリがありましたもんね。

佐藤:それはやり、淳さんは政治というかニュースとか、赤髪からちょうど茶色……茶色というか今の髪型ぐらいになった時期で。その時に、けっこう政治とかいろんなニュースに興味あったので、今でもまだ番組をやってますけど、文化放送で番組を持たせてもらったんです。

そこに蓮舫さんや石破(茂)さんなど、いろんな政治家に来てもらって、つなげていく。結局は翌日に、淳さんもトークがうまいというか、過剰というか、大げさに言う人なので、舛添(要一)さんとか来ると「都知事に出ます」と言っちゃうんですよ。「次、出たいです」とか。そうすると、翌日のYahoo!トップとかに「田村淳、都知事出馬か」みたいに出る。

箕輪:ああ、なんかありますよね

佐藤:そのへんも仕込んでたんですよ、こっちで。Webのニュースとかを。というのを繰り返しやっていくと、結局はニュース番組のコメンテーターとかが来るんですよ。

箕輪:なるほど。まあ、そうっすよね。

Webでいかにニュースを作るかが価値になっていく

佐藤:ちょっとこの話にもつながるんですけど。今うちでQREATOR AGENTという会社をやってまして、文化人や経営者、それこそSHOWROOMの前田(祐二)さんとやメルカリの小泉(文明)さん、経営者だとMEDLEYの豊田(剛一郎)さんなど、そういう人たちのプロデュースをうちでやらせてもらってるんですけど、けっこうロンブーさんの時の流れを汲んでいるんですね。

あとは、うちで今エージェントやっているものでいうと、水野良樹(いきものがかり)がいるんですけど。今、彼の個人活動をうちでエージェントをやっているんですよ。なので、作詞楽曲提供もけっこうやってて。

最近、たぶんけっこううちでニュースを出してるはずです。Webニュースとか。「『おかあさんといっしょ』の曲提供が決まりました」とか。たぶん週に1回はWebのニュースに出しているんですよ。

それもさっきの淳さんとまったく一緒の手法で、Webでいかにニュースを作るかがその人の価値になっていくという。それはたぶん、淳さんだったから10年ぐらい前だと思いますけど、その時からそういう感じになってるんですよ。

箕輪:わかります。Twitterで検索したとき何個ヒットするか、みたいなものはありますよね。

佐藤:はい。これは豊田さんで、前田さんで。前田さんは1年半ぐらい前からうちが手伝っているんですよ。

箕輪:じゃあ佐藤さんのおかげですね。

佐藤:いや、でも本人の馬力ももちろんなんですけど。まあ大前提、本人がおもしろくないと売れないので。

箕輪:まあまあ。火種の部分ですよね。

佐藤:けっこう今の時代って、経営者の人たちが露出していくと売上が上がったり、採用の人数が上がるみたいな感じになっているんですね。この2人も、豊田さんも、うちでこの堀江(貴文)さんとの『ダイヤモンド』の記事をうちで出したんですけど、これがけっこうバズり、次の日ぐらいから本当にけっこうメディアの話が来はじめたんですね。

前田さんもうちでプロフィールをちゃんと作り、記事をたぶん5〜6本ぐらい仕込んだのかな。あと「モーニングCROSS」とかでコメンテーターをやったり、そのへんもうちでお手伝いしているんですけど。これをやると、もうポンポンポンって1回でいくんですよ。