企業のクーポンやスタンプがユーザーの生活をリッチにする

田端信太郎氏:皆さんこんにちは、法人ビジネスを担当しております田端と申します。LINEマーケティング、LINEビジネスが始まった当初、皆さんどうだったでしょうか? もしかしたら違和感を持たれた方もいらっしゃったかもしれません。

なぜならばLINEは、もともと個人と個人の非常にプライベートで、パーソナルなコミュニケーションツールとしてスタートしたからです。その中に企業がビジネスに利用するあるいはマーケティングに利用する。そういった事はもしかすると個人と個人がいい雰囲気で話をしている時に土足で割り込むような、そんな懸念があったかもしれません。

しかし、今やどうでしょう。企業からLINEユーザーに日々発信されるクーポン、あるいは毎週毎週追加されるスポンサードスタンプ、こういったものはユーザーにとってなくてはならないものになりました。

今日この場にもLINEを日々、マーケティングにたくさん使っている広告主様、あるいはそれをサポートしている広告会社様がいらっしゃっています。まずですね、そういった広告収入とはLINEにとって大事な収入源なのですけども、皆さんが日々発信される公式アカウントからのクーポンやスポンサードスタンプといったものがLINEのユーザーの生活をより便利によりリッチなものにしていただいています。そのことをまず皆様にこの場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとございます。

LINEを通じてのユーザーとのコミュニケーションマーケティング

さて、これからLINEのマーケティング的なことについてお話ししていきたいと思います。まずはLINEの公式アカウントについてのこれまでを振り返りたいと思います。LINE公式アカウントは、企業様がマーケティングプロダクトとして使う際の最も基本的なプロダクトだと思います。

公式アカウントから発信されるメッセージは、単に読まれておしまいではなく確実に読まれた上で、さらにユーザーに来店や購買といったようなアクションを引き起こす。非常に効果的な手段としてご評価を頂いております。

具体的には割引クーポンのような販促物から、ファッションブランドさんのファッションショーのコンセプチュアルなイメージ動画といったブランディングのコンテンツまで、様々なコンテンツを様々なクライアント様、ナショナルクライアント様からコンビニチェーンのようなところ、はたまたクロスチームのようなところまで、様々なコンテンツ、さまざまな企業が日々、LINEの公式アカウントを通じて配信され、生活者に届けられております。

これまでにグローバルなところをすべて足しますと、既に750もの企業、あるいは組織が、LINEの公式アカウントを日々の顧客ユーザーとのコミュニケーション手段としてお使いいただいております。

Eメールマーケティングの代替手段としてのLINE

なぜこれほどまでにたくさんの企業が、LINEを公式アカウントをコミュニケーション手段として使っているのでしょうか? なぜでしょうか?

我々の仮説は、その背景にEメールマーケティングといったものへの疑問符といいましょうか、その衰退といったものがあるのではないかと思っております。調査会社のリサーチ結果によりますと、平均的に企業から送信されるメールマガジンの開封率はわずか10パーセントでございます。

企業からの発信される90パーセントのメルマガは空けすらされず、読まれることもなくゴミ箱の方へ直行する。そんな時代になっております。みなさんも日々、自分が受け取っているメルマガ、どれぐらい読んでいるかといったことを考えますと、この10パーセントという比率は納得いただけるのではないでしょうか?

デジタルマーケティングと言いましょうか? インターネットのマーケティングが始まってから15年から20年が経ちます。ユーザーの電子メールアドレスを集めるという事は、長らくその基本のきでありました。しかしながら、今やユーザーの電子メールアドレスを知ったところで、確実にメールを読んでもらえるかどうかわからない。

届くかどうかすらも分からない。そんな状況になっています。そんな状況をLINEの公式アカウントを通じてユーザーとの継続的な関係性を取り結ぶ。これが効果的な代替手段となっています。そのような方法で我々は成果を考えております。

LINEの広告スタンプがもつ可能性

次にご紹介したいのはステッカー。日本でいいますとスタンプといったものになります。企業様は掲載費をお支払いいただきます。それでユーザーには無料で提供されます。これはですね、全てのLINEユーザーが必ずしも喜んで有料のスタンプをガンガン買う人たちではありません。

その少なからぬ割合が無料のスタンプなら使ってもいいけども、有料のスタンプは買わないといった人たちです。そういった人たちに、我々からもデフォルトでLINEキャラクターのスタンプを提供させていただいてるんですけれども、そればっかりを使えれば日々のスタンプを使ったコミュニケーションというものが乏しいものになってしまう。

今日もいらっしゃっていただいてる皆さんに提供していただいているスポンサードスタンプやダイレクトスタンプといったものが、そういった相対的に比較的ライトなユーザー層のコミュニケーションをより豊かにしている。そういったところが挙げられると思います。

改めてスポンサードスタンプ、あるいはダイレクトスタンプのメディア的な特徴を振り返りたいと思います。こちらのほうは、企業の皆様が掲載費用をご負担いただいている企業の販促物、あるいはキャラクターが出ているある意味では広告です。

しかしながら皆様もご経験あるかもしれませんが、ポータルサイトのトップページを見たら突然ジャックされて、ポップアップする。あるいは、ある動画サイトを見ると動画サイトの頭の5秒ですね、見たくもない広告を見せ付けられてしまう。

そういったようなウザさと言いましょうか、面倒くささといいましょうか。LINEのスポンサードスタンプにはありえません。なぜならばLINEが勝手に送るわけでも、広告主様が勝手に送るわけでもないんですね。

LINEの広告スタンプというものはあくまでLINEのユーザーの友達が、あるいは皆様がご自身の意思でダウンロードされ、ご自身の意思で自分の喜怒哀楽といった感情を込めて自分のLINE友達に送るわけです。

つまり、LINEのスポンサードスタンプを無視するということは、企業や広告企業からの広告を無視するということではありません。友達を無視するということになってしまう。だから、実情、無視することは非常に難しい。

LINEスタンプがクロスメディアの中核的な存在に

これだけCMも飛ばされる、ネットのバナー広告のクリック率も低い、紙媒体もなかなか若い人は読まないと広告メディアとしてなかなか利益を担保していくのが難しくなっている時代にLINEのスポンサードスタンプは非常にブレイクスルーをもたらしているのではないかと我々は考えております。

具体的には、既にグローバルで合わせて全てのケースを足しますと700以上のスポンサード事例がありました。累計では28億ダウンロードと1ユーザー平均5つぐらいのスポンサードスタンプをダウンロードしていることになります。

また、最近皆様もテレビCMをご覧になっていて気づいたことはございませんか? CMの最後の短いところでなんですが、LINEスタンプ配布中といったCMをご覧になったことございませんでしょうか?

今やLINEのスタンプはLINEの中で認知を取るだけでなく、TVCMと連動した形でテレビとスマートフォン、あるいはそういったデジタルメディア、テレビメディアと店頭をつなぐようなクロスメディアキャンペーンの中核的な存在になりつつあります。TVCMでキャラクターの認知を作り、そのキャラクターをLINEのスタンプとして配布する。

それと紐付けて公式アカウントへの友達登録をうながし、そこから店頭への誘導あるいは購買を促すといった一気通貫のフローがLINEの中を通じたマーケティングあるいはLINEの外、テレビやネットを通じたマーケティングとして、今やベストプラクティスとなりつつあります。

さて、そのような形で一緒に成熟といいますか、成功しつつあるLINEのマーケティングはより進化してまいります。その方向性はよりダイレクトに、より双方向に商品やサービス、人とビジネス、人と社会を繋いでまいります。