伝わらない事を恐れず口に出すべし
上村潤氏(以下、上村):そんなおもしろい小ネタなども挟みつつの『ずるい英語』なんですけど、単語。これが出てこなかった時、何と言い換えるかみたいなものもあって、例えば夏の時期、今だと「浮き輪」。
西澤ロイ氏(以下、ロイ):あぁ、「浮き輪」。
上村:「『浮き輪』って英語でなんて言ったっけ? あれ? 出てこない」という時に、なんて言い換えたらいいんだろうと思って、「Like a donuts.」みたいな感じで、ドーナツっぽいよなあ、みたいな感じで言えば、相手が察してくれるって言うんですか? 相手に委ねるっていうのも大事なんだなあっていうのが、そうですよね? 相手だって考える人間ですから。
ロイ:そうそう、会話は本当にキャッチボールなので、だから、僕も自分の講座の中で言うのは、例えば、「沖縄で魚がうようよ泳いでいました」これを何て言ったらいいでしょうっていうと。みんな、「うようよ」って何て言えばいいか考えちゃうんですよね。でも、そこでほんのちょっとだけでも、例えば、「I went to Okinawa.」って言えれば、結構いいんですよ。そのボールを投げちゃえば、相手が絶対に何か返してくれるので。
上村:これね英会話の授業でまったく同じことをやりました。そしてなにも出てきませんでした(笑)
ロイ:そう、「うようよ」って英語で言うの無理ですからね。
上村:そうなんですね。やっぱり日本語として当然のように使っている言葉も、実際に、英語に置き換えようとすると、その言葉自体がないっていうのもありますもんね。でも、そこを頭を柔らかくすることで、言い換えることで相手に伝わるっていう、この考え方を変えてくれる本。こちら『ずるい英語』。ぜひとも、全国の書店で見かけた時には手に取っていただきたいと思います。
鶏肉・豚肉・牛肉
上村:さあ、というわけで、本日のカタカナ語、ちょっといってみましょうか。
ロイ:さっき「chicken skin」というのがあったので、それに引っ掛けて「chicken」に。
上村:「chicken」
ロイ:「chicken」。チキンって、あの「にわとり」であり、鶏肉っていう両方の意味があるんですけど、じゃあ、豚って何ですか?
上村:「pig」
ロイ:「pig」そうですよね。豚肉は?
上村:「pork」違いますね。
ロイ:そうそう。じゃあ牛は?
上村:牛は「cow」?
ロイ:そうそう「cow」だけど、牛肉だと?
上村:「beef」
ロイ:もう、バッチリですね。
上村:すげー!(拍手)
ロイ:(拍手)
上村:これ、小学生ぐらいですかね(笑)
ロイ:いやいやいや、でも、こうやってやっぱ知ってるんですよね。
上村:そうなんですよね。これがね、なかなか引き出しから出てこないというか。
ロイ:ちなみに、じゃあヘビは?
上村:「snake」
ロイ:蛇肉?
上村:蛇肉?! もう「snake meat」とか言っちゃいますよね(笑)
ロイ:いや、正解です。
上村:合ってるんですか?(拍手)
ロイ:合ってます(拍手)
上村:言ってみるもんですね(笑)
ロイ:そうそう、ふだん食べないものは、そうやって「meat」をつけたらいいんですよ。
上村:やっぱり言わなきゃダメなんですね。「間違ってるかな?」って思っても、とりあえず言ってみようと。
ロイ:そうそう。間違ってたら通じないだけだから、別の言い方をすればいいだけなんですよ。
上村:「その間違いは間が違ってるだけだから正そう。正せばいいだけの話しです」って、僕はロイさんに教わりました(笑)
ロイ:(笑)
上村:そんな「chicken」ね。使い分け、知ってるっていうだけでも全然違いますね。そんな『ずるい英語』今日はテーマにお話しさせていただきました。というわけで本日もお送りしました西澤ロイの「頑張らない英語」お送りしましたのは、ナビゲーター上村潤と。
ロイ:西澤ロイでした。Thanks a lot for listening. See you next time. Bye bye.
上村:Bye bye.
ナレーション:西澤ロイの「頑張らない英語」次回を見逃さないようにチャンネルにぜひご登録ください。