2024.12.10
“放置系”なのにサイバー攻撃を監視・検知、「統合ログ管理ツール」とは 最先端のログ管理体制を実現する方法
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安倍晋三氏:まず冒頭、米国テキサス州で発生した事件でお亡くなりになった方々のご冥福をお祈りし、負傷された方々にお見舞いを申し上げます。この困難のときにアメリカ国民のみなさまに対し、心からの連帯を表明します。
昨年11月、ニューヨークのトランプタワーで大統領と初めてお目にかかったのはほんの1年前のことであります。あれから大統領とは国際会議のたびに何度も電話で会談を重ねてきました。
本当に何時間対話を重ねて、半世紀を超える日米同盟の歴史において、首脳同士がここまで濃密に、そして深い絆で結ばれた1年はなかったと思います。
とりわけ2月に訪米した際、フロリダの別荘にお招きいただき、大変なおもてなしをいただきました。ゴルフを含めて本当に長い時間をかけて世界のさまざまな課題について、率直に語らったことは忘れ得ぬ思い出であります。
そして今回、大切な友人であるトランプ大統領とメラニア夫人を日本にお迎えすることができ、たいへんうれしく思います。北朝鮮をはじめ緊迫する地域情勢にあって、今回のトランプ大統領の初めてのアジア歴訪は歴史的な訪問です。
そして最初の地が日本であること、これもまた歴史的な意味をさらに大きなものをします。こうして2人で日米同盟の揺るぎない絆を世界に向かって示すことができたと思います。Donald, Thank you so mach.
この2日間にわたりドナルドと国際社会の直面するさまざまな課題について、非常に深い議論を行うことができました。その中でも圧倒的な重要性を占めたのは北朝鮮の問題です。十分な時間をかけて北朝鮮の最新の情勢を分析し、今後取るべき方策について完全に見解の一致を得ました。
日本は「すべての選択肢がテーブルの上にある」とのトランプ大統領の立場を一貫して指示しています。2日間に渡る話し合いを通じ、改めて日米が100パーセントともにあることを力強く確認しました。
過去20年以上にわたり国際社会は、北朝鮮との対話を試みてきました。94年の枠組み合意のときも、2005年の六者による合意のときも、北朝鮮は核を放棄することにコミットしました。
しかしその約束は反故にされ、結果的に我々の対話の努力は北朝鮮に核ミサイル開発を進めるための時間稼ぎに使われました。
北朝鮮とは対話のための対話ではまったく意味がありません。今は対話のときではなく、北朝鮮に最大限の圧力をかけるときです。
北朝鮮の政策を変えさせるため日米が主導し、国際社会と緊密に連携してあらゆる手段を通じて北朝鮮に対する圧力を最大限まで高めていくことで完全に一致しました。
トランプ大統領とは中国が北朝鮮に対し圧力を強化していることを歓迎しました。そして北朝鮮に核ミサイル開発を放棄させるため中国がさらに大きな役割を果たしていくことが重要であるとも一致しました。
トランプ大統領が明日訪問される韓国と日本、米国の3ヶ国の協力をさらに前に進めていく重要性についても改めて確認しました。
先ほどトランプ大統領とメラニア夫人に拉致被害者のご家族と面会をしていただきました。ご家族のみなさまのお話に本当に熱心に耳を傾けてくださったことに心から感謝申し上げたいと思います。
すべての拉致被害者のご家族がご自身の手で肉親を抱きしめる、そういう日まで私の使命は終われません。私はこの問題の解決に向けて全力で取り組んでいく、その決意を新たにいたしました。
北朝鮮の核ミサイル、そしてなによりも重要な拉致問題の解決のため、追加的な独自の制裁措置を取ることを決断しました。北朝鮮の35団体、個人の資産凍結を明日決定します。今後も北朝鮮問題の早期解決に向けて日米で緊密に連携してまいります。
トランプ大統領とは2国間の経済関係についても議論しました。先月、麻生(太郎)副総理と(マイク・)ペンス副大統領のもとで開催された「日米経済対話」第2回会合において、2国間の経済・貿易および投資関係強化の重要性を確認したことを歓迎しました。
そしてさらに対話を進化させていく。2国間の貿易投資をもっと活性化し、法執行やエネルギー、インフラなどで協力も強化していくために、引き続き議論を重ねることで一致しました。
日本と米国は世界経済の3割を占め、自由公正といった基本的価値を共有する世界経済のリーダーであります。日米同盟の意義は単に安全保障だけにとどまりません。経済面においても地域と世界の繁栄に大きく寄与するものであります。
私はトランプ大統領とともに2国間の貿易だけではなく、アジア・太平洋地域に広がる貿易投資における高い基準作りを主導していく。日米両国でこの地域に公正で実効性ある経済秩序を作り上げる努力を重ね、地域ひいては世界の経済成長を力強くリードする決意であります。
大統領とはこのあとのAPECや東アジアサミットに向けた議論も行いました。アジア・太平洋からインド洋を経て、中東アフリカに至るインド・太平洋地域は世界の人口の半分以上を擁する世界の成長センターです。
自由で開かれた海洋秩序の維持そして強化はこの地域の平和と繁栄にとって死活的に重要であり、日米で自由で開かれたインド・太平洋の実現に向けた協力を強化することで一致しました。揺るぎない日米同盟のもとトランプ大統領とともに手を携えて、この地域の平和と繁栄に向けて主導的な役割を果たしてまいります。
この2日間、トランプ大統領と本当に真剣に議論をしました。また日本のトッププロ松山英樹選手と昨日ゴルフをしました。まさしくデッドヒートになったと私は思っておりますが、実際にどうだったかどうかはまたトランプ大統領にも評価していただきたいと思います。
メラニア夫人を交えての夕食は本当にリラックスした雰囲気で、時が経つのも忘れるほどでありました。私としては大変満足であります。このあとの晩餐会もぜひ大統領に楽しんでいただきたいと思います。ありがとうございました。
司会者:ありがとうございました。
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