CLOSE

第8回:映画で英語を学ぼう(The Matrix)<ラジオ「西澤ロイの頑張らない英語」>(全1記事)

「字幕あり」では意味がない! 映画で英語を勉強する時に気を付けるべき、2つのポイント

西澤ロイの頑張らない英語。このラジオは、英語が上達しない原因を根本から治療するイングリッシュ・ドクターの西澤ロイ氏が、英語の効果的な上達法・学習ノウハウ、英語を使って活躍している方のインタビューなどを伝える番組です。TOEIC満点を獲得し、「頑張らない」をキーワードに英語勉強法をレクチャーするロイ氏が、リスナーからの疑問に答えます。今回は、映画を使って英語を学ぶコツを解説します。

英語を映画で学ぶコツ

西澤ロイ(以下、ロイ):もし、じゅんじゅんが英語を学ぶ、学びたい、学ぼうと思って。題材として、このマトリックス(映画)使ってくださいって言われたら、どうやって勉強します?

上村潤氏(以下、上村):ああ、どうしますかね……。おそらく、役になりきりますかね(笑)。

ロイ:ほうほう。なりきって、真似をするような。

上村:そうです。セリフを真似て、口に出して、みたいなことをしていきながら、体に落とし込むというか。

ロイ:なるほど。それは良いやり方ですね。

上村:あっ、そうなんですね。

ロイ:うん。まあ、良いやり方っていっぱいありますけど。そのなかの1つとして。ドラマメソッドという名前がついてたりもしますし。やっぱりなりきる大事なんですよね。

上村:へえ……。そうなんですね、さっき言ったエージェントスミスもそうですし、ローレンス・フィッシュバーン、モーフィアスになりきってみるのもよし。さらには、まあ……ネオになりきるもよし。キャリー=アン・モスにはなりきれるかどうかはわかんないですけど(笑)。それぞれの映画を使った、学び方があると思うんですけど。そのほかにもいろいろ、学び方があるっていう話ですが。

ロイ:単に見るだけでもやっぱりリスニングにはなりますよね。ただ、そのときに、2つぐらい注意していただきたいポイントがあって。1つは、日本語字幕を出さないこと。

上村:あー。はい。

ロイ:つい字幕を読んじゃうんですよね。字幕を読みながら聞いてしまうと、結局あまり耳に意識がいってないので、たいして聞いてないんですよ。それでわかった気になっちゃうと。

上村:映像見て、字幕見て、読んでるだけ。みたいな感じなんですかね。

ロイ:そうですね。字幕を読んで、意味は入ってきて。それで、音はなんとなく聞いてるみたいな感じになっちゃうんですよね。そうじゃなくて、もっと音に集中することが大事なので。ぜひ、字幕は消して。そして、耳を音に集中させて、聞いていただきたいというのが1つ目ですね。

上村:はい。最近、字幕を消してみることにハマってるんですよ。

ロイ:おお、じゅんじゅんが。

上村:はい。できる限りリスニングしようと。それで、何回も観てる映画だから、だいたいわかるんですよ。

ロイ:うん、うん。

上村:それが、何を言ってるんだなっていうの。わかっているうえで、こう喋ってるんだ。っていうのを、繰り返し、繰り返し観たりはよくしてますね。

ポイントその2、全編通しで見ない

ロイ:ポイントの2つ目なんですけど。もう1個は、通して全部を観てしまわないこと。

上村:ほおー! はい。

ロイ:できれば、場面場面で区切って、そんなに長くないかたまりで観る。

上村:ああ……確かに。それ大事ですね、確かに。

ロイ:そうですね。

上村:通しで流れで観ちゃうんじゃなくて。

ロイ:一気に2時間とか観ても、残らないわけですよね。

上村:はい。

ロイ:だったら、例えば1分とか2分ぐらいの短い場面でいいので、それを繰り返し繰り返し、真剣に聞いたら、そこで何かいろいろ表現が残ったり。こういう言い方するんだ、とか。たぶんいろいろ気付くことがあるんですよね。

上村:そうですよね。実際その俳優さんがしゃべってる英語。1回だけじゃなかなか真似るっていうのは難しいと思うんですよね。

ロイ:そうですね。

上村:なんとなくでこうしゃべってる。やっぱり、繰り返し、繰り返し同じ場面を観ることで、なんかこう……本当に真似るっていうんですかね。なぞらえて、しゃべれるようになるっていうんですかね。そうですね、これはぜひ、今日帰ってからやりたいですね。

ロイ:うん。

上村:好きな場面いっぱいありますからね。なんだろう、いっしょに観てる人はたぶんたまらないでしょうね(笑)。

ロイ:(笑)。

上村:お前何回このシーン観るんだ、何回同じ映画観るんだ、みたいな感じですよね。

ロイ:だから、好きな映画だからこそ、できる学び方かもしれないので。

『マトリックス』は教材としてもGood

上村:はい。そうですね。とくにマトリックスっていうのは、その象徴的な言葉がたくさん出てくるといいますか。でも、そんなに……場面によっては難しくない英語っていうんですかね。

ロイ:うん、そこまで難しくはないですよね。

上村:その場面によっては、かなり専門的な用語が出てきたりっていうのがあるかもしれないですけど。……そうですね。学ぶにはいい教材なのか。僕もけっこういろんな映画を観て、とくにヒーローものとか大好きなんで。そういうところから学ぶ部分って、いっぱいあるのかなと。まあ、ニーオなんかはね、とくにその、「chosen one」。

ロイ:Chosen one.

上村:Chosen one, ですか? なんだ?

ロイ:選ばれた……。

上村:選ばれた1人。

ロイ:うん。

上村:訳すと救世主って感じですよね。字幕では救世主、みたいに出るんですもんね。

ロイ:そうですね。

上村:ねえ……まあ、映画の話ははじめると、ちょっと止まらないんですけど(笑)。

ロイ:はい(笑)。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • ファシリテーターは「しゃべらないほうがいい」理由 入山章栄氏が語る、心理的安全性の高い場を作るポイント

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!