辞任、この道しかなかった

司会者:では、幹事社の方からお願いします。

前原誠司氏(以下、前原):はい、どうも。

記者1:よろしくお願いします。代表、今回の両院議員総会を控えて、真摯に意見を聞きたいとおっしゃっていました。3時間半に及ぶ会合でしたけれども、どのようにみなさんの声をお聞きになりましたか?

前原:大変な総選挙を戦っていただいた参議院のみなさん方に感謝しかありませんし、そしてまた無所属で堂々と勝ち上がってこられた衆議院のみなさん方のご意見も傾聴に値するものでありまして、私にとってはたいへん有意義な実りのある両院議員総会だったと思います。

記者1:冒頭のご挨拶でも方向性を出した上での辞意というのを示されました。今後どのようなかたちで身の処し方というのを決めていかれるお考えでしょうか?

前原:投開票日の夜に記者会見をさせていただいて、私は今でもこの道しかなかったと思っています。結果が出ていませんので、正しかったとは言いません。

ただ、この道しかなかったと思っていますし、この判断をした私自身の決断については、私はこれしかなかったという確信を持っております。

ただ、結果がすべてですので、その際にも申し上げたように、辞任をさせていただくということは申し上げたところでありますが。

全国幹事長会議の声を聞く

前原:今後の方向性と、やはり私が最後に責任を負うのは、やはり地域のみなさん方にもちゃんと声をうかがうということで、全国幹事長会議を設定させていただきました。

その意味におきましては、方向性は、民進党という塊はそのまま残してもらうということを今日両院議員総会で決めてもらいましたし、これで希望、立憲(民主党)、そして民進という、まあ言ってみればブリッジの役割をするなかで、再来年、参議院選挙のプラットフォームがしっかりできるのではないかと思います。

一部、分党とか、あるいは党が割れるんじゃないかという心配がありましたし、全国幹事長会議の前にやはり党は存続させるということを決めたかったので、今日それを決めていただいてよかったと思っています。

記者1:全国幹事長会議でおそらく全国各地のいろんな声が寄せられると思います。その後は、ご自身としては進退というものをどのように考えていますか?

前原:今日両院議員総会で申し上げたのは、全国幹事長会議の話を受けた上で私自身が判断をするということであります。

記者1:各社さん、いかがでしょうか?

民進党はの立ち位置はどうなるのか

記者2:民進党はこれから、衆議院では今回公認を出さなかったわけですけれども、参議院や地方議会ではまだ民進党が存在しているなかで、どういう存在として有権者に立ち位置を表明していくんですか?

前原:民進党の綱領というのは、納税者、消費者、そして勤労者、そして生活者、この立場に立って政治を行うというものが綱領ですし、この考え方というのは希望に行かれた方も、立憲に行かれた方も変わりがない。

そしてまたさらなるポイントで申し上げれば、今の自民党の自己責任型社会ではなくて、みんながみんなで支える社会を作るということにおいては、みんな共通認識を持ってると思います。

そのなかで、再来年の統一地方選挙においては、国政政党は今ちょっと分かれたかたちになっていますけれども、地方組織を存続するなかで、お互いが協力をしながら統一地方選挙の現状維持ならびに勢力を伸ばすことに努力をするということに尽きるのではないかと思います。

民進党のままであれば悲惨な状況だった

記者3:前原さん、2点あるんですが。報道特集のカネヒラですが。

前原:はい。

記者3:「この道しかなかったと思っています」という意味は、先ほど「政治は結果責任だ」とおっしゃっていましたですけれども、なおかつ、今日辞任の意向を示されたということでね。

前原:いや、辞任の意向はもうすでに投開票日に示していますので。

記者3:そうですよね。

前原:はい。

記者3:そうすると、あの希望の党への合流というご自身の判断は今もって間違っていなかったというふうなご認識でよろしいんでしょうか?

前原:先ほどの繰り返しになりますけれども、政治はすべて結果ですので、正しくはなかった。つまり結果が出てないわけですから、正しいとは言えない。

しかしながら、私は歴史に「たられば」はありませんけれども、民進党のまま突っ込んでいた場合には悲惨なことになっていた。その状況をどう回避するかというためにとった判断であったと。

例えば、小池新党が出てきた。そして離党者が相次ぐ。そして結果的にどんどん民進党に対する期待感が急速にしぼんでいく。これが私が代表になってからの約半月の現状に置かれた現実でした。

それを踏まえて、さらなる低下を食い止める手段がほかにない以上は、新たな活路を求めるということしか、私はあの時は選択肢はなかった。

とくに私の代表選挙の時には、外交安全保障の考え方が根本的に違う、あるいは内政の消費税で根本的に考えが違う、そういった野党と政権選択の選挙で完全に協力をするということについては、それは国民に対して私はとるべき道ではないと、こう申し上げました。

そういったところからすると、私は、正しかったとは申し上げません。結果が出てないわけですから。しかし、あの時点で私はこの道しかなかった、この判断しかなかったと思っております。

記者3:今の時点で、政党交付金の扱いについて、今後の扱いについておっしゃられることはないでしょうか?

前原:これも今日確認をいただきましたけれども、民進党を現状存続させるということでございますので、当然ながらお金も残す。他の党にそれを分配するというようなことはありません。

民進党のプラットフォームは残す

記者4:先ほどの質問の関連ですけど。地方議会やそういったところで今後選挙があると思うんですけれども、民進党としてそれは出馬するということになるんですか?

前原:これは月曜日にいろんな方々のご意見をうかがおうと思います。つまりは、プラットフォームとしての民進党というものは残させていただくということを今日決めていただいたわけですけれども。

ただ地方によっては例えばローカルパーティを作ろうというようなところも出てくるかもしれません。つまりは、立憲、それから希望、それぞれの議員がおられるなかで、お互いを包括するようなローカルパーティを作ろうと。地方議会はですね。そういった動きもあるかもしれませんし。

そこは今日最後の両院議員総会で決めた、とにかく民進党は存続させる。プラットフォームは存続する。その前提で月曜日の全国幹事長会議はご議論いただければと思います。

リベラル切りは念頭になかった

記者5:すいません。フリーランスのミヤザキですが。いわゆる「リベラル切り」と呼ばれたことに関してなんですが。今日両院議員総会では、立憲民主党を結党したということは「想定内」という言葉の範囲内だったというふうなご発言が、そういう趣旨のご発言があったと思いますが。

実際のところ、希望と結党する際に話し合った時に、そういったペーパーのようなものがあったのか? 「全員の公認は難しい」ということは提案の前に事前にご本人としては認識はあったんでしょうか?

前原:まず、今日両院議員総会でもお答えをしましたが、リベラル切りというものが念頭にあったわけではまったくありません。

向こうからはじめに出てきた公認のリストについては、別にリベラルの方だけではなくて、外されている方々がたくさんおられましたので。

押し返すなかで、今、立憲に行っておられる方々もこちら側のリストとして認めさせるような交渉を行ったということですので、そういった事実はありませんし、ましてやペーパーはございません。

記者5:1点確認ですが、そのリストというものを最初に見たのは、解散直後の両院議員総会よりも前にそのリストというのは見たんですか?

前原:リストというのはなんですか?

記者5:最初の公認リスト。希望の党での公認リストというものを見たと今おっしゃいましたが、それは両院議員総会を最初に開く前での話?

前原:リストというのは160ぐらいのリストでありますけれども、それはもう10月に入ってから。しかしそれをしっかり見てるのは、玄葉光一郎さんを通じて私は見たということであります。

司会者:よろしいですか?