「切る」を表す単語は1つじゃない

上村潤氏(以下、上村):え~、そして最後に、もう1個いけるかな。

こちら、似た意味の単語でも動作が異なる、例えば「切る」。何かを切るっていうのは、完全に僕の中では「cut」で決まりだったんですけど、cut以外にもやっぱりいろいろな、「切る」に似た「ちぎる」もそうですし、「切る」に似たような単語って沢山あると思います。

単語が違えば意味もその動作が変わってくるっていうのは、やっぱり「言われてみればそうだよな」って。なんでもかんでもcutで、ね。僕の中では表現が違うんですけど、アウトプットできる言葉がcutしかないっていう。

西澤ロイ氏(以下、ロイ):そう、でもcutって、刃物とか鋭利なものでスパッといかないとcutじゃないんですよ。

上村:なるほどね。ちぎるの場合だと、どういった?

ロイ:手でちぎる、ビリビリみたいな、なんとなくこうなるのがtear(テア―)という動詞を使いますね。

上村:tearね、これなかなか馴染みがないというか、僕の中では。最初ティア―って読んでたんですよ(笑)。「ティアーってでも涙だよな?」と思って(笑)。

ロイ:手でちぎるって、あんまり使わないですよね。やっぱり道具を使う場合が多いので、そういう行動と一緒で言葉もりcutの方がよく使うと。

上村:なるほど。でも、その単語力が増えていけば、おのずと、こういう言葉の違いも表現できるようになっていくってことですね。

ロイ:そうですね、ちゃんと違いがあるのでその違いを意識して、動詞、つまり行動、「どんな動作なのか?」が大事なので、それを意識することが大事ですね。

上村:なるほどね、これからもイメージをどんどん膨らませていきたいと思います。

ロイ:Don’t think feelですよ(笑)。

上村:Don’t think feelですね。ありがとうございます、金言頂きました!

今週の1曲『星に願いを』

上村:はい、そして今日の1曲、今かかってきましたね~。こちらは?

ロイ:『星に願いを』『When You Wish upon a Star』っていう曲で、これを選んだのは、歌詞をちょっと聞いてみましょう。今のところで、「when you wish upon a star Makes no difference who you are」っていう風に、これ韻を踏んでるんですよね。

上村:おー。

ロイ:英語の歌詞って、基本的に韻を踏むのがルールなんです。だから、こういう風に韻を踏んでいるところを味わうのも、面白いところかなと。

上村:あー、いいですね~。

ロイ:これはなかなか、訳せないところ、まぁ訳すのはほぼ無理なものなので、そういうのも感じて頂きたいなと思って、ちょっと選んでみました。

上村:そうですね、直訳するとなんか変な感じになるというか、今のこの状態がやっぱ完璧というかなんというのか。そのものを味わって欲しいというか。

ロイ:そうですね~。

上村:というわけでね、今日の1曲、『星に願いを、When You Wish upon a Star』ということで、大丈夫ですかね?(笑)。

ロイ:When You Wish upon a Star。

上村:When You Wish upon a Star、ということで、はい、どんどん口に出していかないとダメですからね(笑)。というわけで、そろそろお時間参りました。それでは最後に、ロイさん、まとめの一言。

ロイ:英語って動詞がすごい大事なんです。なので動作を常に意識して、それを感じて頂ければなと思います。

上村:はい、ということでね、これからも電波の向こうでね、一緒に本を開いて頂いている方もね、僕と一緒に一歩一歩学んでいきましょう!(笑)。はい、というわけで、『西澤ロイの頑張らない英語』お届けしましたのは。

ロイ:西澤ロイと。

上村:ナビゲーター、上村潤でした!

ロイ:Thanks a lot for listening, see you on April 9th. バイバイ。