不正部品・素材へのクレームについて

記者15:日本テレビのヒガシモトです。ちょっと教えていただきたいのが、取引先、顧客も独自に社内の安全性の点検をされているのかなと思うのですけども、その中で一部の部品が強度や数値が足りないということも検査でわかってくるのかなと思います。

素人なのでどういう検査が行われているのかは詳しくはわからないですが、これだけ顧客が多い中で、そういった顧客側から「これは強度が足りていないんじゃないか」とかいったような外部からの指摘というのはこれまで無かったのでしょうか?

勝川:納入品に関しては、様々なお客様からのクレームというのはございます。ただ今回のアルミ・銅の事案ですとか、そういったことに関連した直接的と思われるクレームはございませんでした。ただ、そういうのが今聞きとりでわかっているという状態でございまして、そこも調査中でございますので、最終的にはきちんとご説明させていただくというふうになると思います。

記者15:確認させていただくと、現時点ではクレームというのは把握してないけども、調査の中でクレームがあったとか出てくる可能性もあるということでしょうか?

勝川:過去のクレームとの因果関係というもので、出て来る可能性はあると思ってます。

なぜ4つの事業所で不正が見つかったのか?

記者16:日経新聞のウエサカと申します。アルミ・銅の件で補足で教えてほしいんですが。全部で4事業所で(不正が)見つかったと。これは、たまたま4事業所であったものなのか、それとも、マニュアルみたいなものが4事業所で流通していて、そのマニュアルに基づいて数字データの改ざんがあったか。その辺はどのようにご覧になっていますか?

勝川:これも社内の調査ということですが、4事業所でそういったものは確認されておりません。実は、4事業所で、というのがなぜだ、というところについては、私どももいろんな仮説を立てながら議論しておりますが、まだ結論に至っていないというのが正直なところでございます。

ここは、外部の方のご意見も借りながらですね、どうしても社内だけですといろんな……色眼鏡で見てしまうというんですが、そういうこともあろうかと思いますので、そこはきちんと、考えを明確にさせていただきたいと思っています。

記者16:引き続き調査中ということでよろしいでしょうか?

勝川:あの、そうでございます。

記者16:あと、10年前からあったというお話が8日の会見であったと思うんですけれど、これは10年間の間で何件くらいあったというのは判明しているのですか?

勝川:まだそこまで調査は進んでおりません。お客さまといろいろなデータをお出しさせていただく中で、顧客ごと……お客様ごとに要求されるデータの量が異なります。そういうことに対応させていただくのが1つ。それと、私どもで時間をかけながら過去にさかのぼって調査をさせていただく、というのが2つめかなと思っております

記者16:あと、10年前からあったとしたら、4事業所で工場長とか現場の幹部をされている方が、本社の執行役員とか取締役に昇格されている方もいると思うんですね。そういった方々は現場でそういうことを把握しながら、本社で執行役員や取締役の立場にあると。それは見て見ぬふりをしていた、黙認していたことにはならないのでしょうか。

勝川:仮にそういうことであれば、恐らくそうだと思うんですね。そこも含めてですね、いま外部の調査を受けている、という状態でございます。

記者16:前回、本社の関与はなかったという話があったと思うのですが、関与はなかったにせよ、本社の重要な役職にありながら黙認していた方がいらっしゃったということですね。

勝川:えぇ……まだ調査中です。今の段階では、社内の調査の段階ですが、明確になっておりませんが、これについても社外の調査を待っております、という状態でございます

グループ会社への影響について

記者17:中国新聞のコウノと申します、お世話になります。グループのことも先ほど話がありましたが、グループでコベルコ建機さんあると思うんですが、そこは御社の素材をたくさん使っていると思うんですけど、影響とか、どのように調査されるのかとか、その辺をお聞きできればと思います。

勝川:同じように、出荷検査ですとかいろんなかたちで出荷前にテストをしたり、いろいろしております。そういったものについて、不正がなかったかという点検をさせていただいています。その方法については、第三者のご助言をいただきながら、その方法を決めて、それで緊急点検をしたというのが足元の状況でございます。それに加えまして社外の調査をしている、という段階でございます。

記者17:今回の銅・アルミとか一連の不適切なことがあった製品……素材を使っていた可能性はある、ということになるんでしょうか?

勝川:まだ……すみません、まだ調査中でして、まだ明確には分かっておりません。

納入先での安全性の確認状況について

記者18:ロイターのオオバヤシと申します。今日示された2つの例の中で、顧客のスペック上限を超えていたということですので、端的にいうとオーバースペックのものを出して、性能には多分影響はないんじゃないかということを判断したため、8日にアルミとか銅とかの会見をされた時には言わなかった、ということになるんですか?

勝川:そういうわけではございませんで、その時点でもお客さまと、製品についての安全性ですとかというのを協議をしている最中でございまして。

記者18:200社……アルミ・銅に関するほうの200社のうちでも、逆にいうと上限を超えていた、それもデータの不正として含めているんでしょうか? そういうケースはそちらでもあるんでしょうか? それとも、アルミ・銅については基本的にスペックを満たしてなかったという例がすべてだと考えていいのでしょうか?

勝川:スペックにも、たまさか、鉄粉の場合は上限が、例えばオーバースペックであるとかというものもありますし、それから当たりそのもののばらつきが収まっているかという基準もありますので、そこについてはですね、一概に言えないと思っています。

記者18:昨日ロケットの発射があって、三菱重工さんと……JAXAさんかな? 安全性を確認して打ち上げたということをまた向こうでおっしゃっていると思うんですけれど。この問題が発覚してすでに200社のうちの大半とのコミュニケーションがかなり始まっていると思いますが、今までの数週間の間で、200社のうち何社かからは安全性に問題がないということを報告は受けているんでしょうか? もし何社かから受けているとしたら、どの程度から受けているんでしょうか?

勝川:まだですね……、いま事実として把握しておりますのは、例えば製缶メーカーさんが各社さんのホームページで「安全性を確認しております」というようなことを言っていただいているというケースがございます。大和製罐さんですとか、東洋製罐さんに供給しておるのですが、そういうかたちでお客様の方で安全を確認されて、そういう公開をされている、という状態でございます。

記者18:とりあえず今は2社だけでしょうか?

勝川:製缶メーカーさん3社だったと思うのですが……すみません、ちょっと個社名が記憶にないのですが……。

記者18:それは、3社は少なくとも200社のうちの一部ということでいいんですか?

勝川:はいそうです。

記者18:そういう状況を見ると、いつごろすべてのところから安全確認というのが得られそうか、その辺の時期的な目途というのは少しでもついているのでしょうか?

勝川:いえ、これは各社さま、お客さまによりまして評価の方法ですとか相当異なると想定しております。ですから、いつまでというのは私どもでなかなか把握できないとご理解いただければと思います。

記者18:あとすみません、最後に、今回の調査は海外子会社についても含んでいるということを最初の方で言及あったと思うんですけど、具体的には御社の場合海外子会社というのは何社くらいあって、いまのところ一番最初に発表された時に違法性はないという話……、社内調査では違法性はないという話をされていると思うんですが、海外子会社についても同じという理解でよろしいでしょうか。

勝川:何度か通して申し上げておるんですが、私どもの調査でございますので、外部の方の調査を待ってその辺りは明確にさせていただきたいと思いますが、海外の子会社ももちろん範囲に入っておりますので、少々お時間はかかるかもしれませんが、きちんと調べたうえで、お話しさせていただきたいなと思っています。

業績への影響について

記者19:共同通信のイイダと申します。1点だけうかがわせてください。顧客との契約の中で、例えばこういうスペックの問題が出たとか、検査、何でもいいんですけど、違約金ですとかですね、そういった契約っていうのは。個々の契約だとは思いますし、あるものないもの、あるのかもしれませんけれど、どういう契約になっているのか。あと、業績の修正が必要なほどの影響が出そうなのかどうかということを教えてください。

勝川:違約金うんぬんにつきましてはですね、いま個別の取引のことでございますので、この場では差し控えさせていただきますが、現段階では、例えば保障といった話はまだいただいておりません。

業績に関しましては、そういった状態ではございますが、これは将来のこと、それからこれからのお客様との会話というのが必要になってきますので、ただいま精査中でございます。したがって、蓋然性と言いますか、状況が明確になりましたら、その段階で業績影響についてはお話しをさせていただく、ということになると思います。

記者19:現時点で構わないのですが、顧客の中から「今後当分取引を差し控える」といった声などは上がっていないんでしょうか?

勝川:幸いに、今の段階では、そういうお話はいただいておりません。