ダライ・ラマ14世「みなさんには可能性だけでなく、責任がある」
卒業式スピーチで21世紀を生きる若者に説いた教え

カリフォルニア大学サンディエゴ校 卒業式 2017 ダライ・ラマ14世

チベット仏教の最高指導者であるダライ・ラマ法王14世が、カリフォルニア大学サンディエゴ校の卒業式でスピーチを行いました。短いスピーチのなかで、学生たちが持つ“可能性”と“責任”について説き、平和に満ちた世界のビジョンを語りました。

ダライ・ラマが学生に語ったこと

ダライ・ラマ14世:さて、尊敬すべきお兄さん、お姉さん方、それから、ここにいらっしゃる主とした弟たち、妹たちのみなさん。言葉がわからないのですが、学位授与式ですか?

(会場笑)

このような偉大な学位授与式に参加できましたことは非常に幸福です。

1940年後半だったと思いますが、私は英語を勉強し始めました。しかしながら、私の英語は未だ拙いままです。私は実際のところ仏教の僧侶や、仏教の修行者であると思っています。ゆえに仏の教えに到達するのに英語はそこまで必要ありません。

(会場笑)

また、私は子どものころから非常に怠惰な生徒でした。

(会場拍手)

さて、昨日もお話したのですが、若い人たちと出会い、導いたりするうちに、この人たちはまさに人類の未来なのだと感じます。さらにこの最初の世紀は、ちょうどはじまりで、みなさんは、より良い世界を、より幸福な世界を、理解し、発展させ、そして創造する可能性があります。そして責任があります。

そこには、もはや暴力もありませんし、貧富の大きな差もありません。それを可能たらしめるのはみなさんなのです。私のような人々は、そのような世界に立ち会えないかもしれません。しかしながら、みなさんはそれを見ることができ、そして享受することができます。

どうか、人類について、そして人間愛について考えてください。実に人類は社会的な動物です。ゆえに、今日の現実は、単に国家から国家へというものではなく、大陸から大陸へと重度に相互依存したものです。

それゆえ、今日これらは地球温暖化をもたらし、みなさんがご存知のようにいくつかの問題の原因となっています。これは、ある国特有の、あるいはある大陸特有の問題ではなく、世界全体の問題なのです。

このような種類の自然現象は、人類が団結して、幸福な世界という共通の努力、共通の目標のもとに取り組まなければならないものです。

この世紀は平和に満ちた世紀であるべきです。その観点では、このような世界を創造するのに、みなさんには可能性があるだけでなく、責任があるのです。

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