鼻血が出やすい人と出にくい人は何が違うのか?

Why Do We Get Nosebleeds?

おそらく多くの方が鼻血を出したことがあるでしょう。しかしなかには、一度も鼻血を経験したことがない人もいます。鼻血が出やすい人とそうでない人は何が違うのでしょうか? 今回のYouTubeのサイエンス系動画チャンネル「SciShow」は、鼻血が出るいくつかの原因について解説します。

鼻血が出る原因

ハンク・グリーン氏:鼻から血が溢れ出ない限り、鼻に関して深く考えたことはないでしょう。鼻血は理由もなく出てきて、人によっては普通の人々よりも出やすいことがあります。

テレビに出演しているキャラクターなら、なにか異常な出来事が起こった時に鼻血を出すシーンをしばしば見ますが、実生活ではそのようなことは起きません。

鼻血が出る主な理由は、鼻の乾燥や、鼻をほじったことによるものです。

最大でも60パーセントの人しか生涯で鼻血を出さないという事実を知り、私は驚きました。どんな人が鼻血を出さないのか、またどうしたらその一員になれるのでしょうか?

風邪を引きやすい人は鼻に炎症が起こり、鼻血が出やすくなります。鼻血が脳から来ていると聞いたことがあるかもしれませんが、それは間違いで、鼻の血管が破裂した時に鼻血は出始めます。

腫瘍や脳内出血により鼻血が出る場合もありますが、それは非常に稀です。大量出血するのは、鼻に血管が集中しているためであり、脳から流れ出ているわけではありません。

専門用語では鼻血は「鼻出血」と呼び、それには2種類が存在します。

もっとも主流なのが「前部出血」と呼ばれるもので、血管が集中している鼻孔内部の血管の破裂によって起こり、通常は片方の鼻孔のみに生じます。血管が集中している部位を「キーゼルバッハ部位」または「リトル部位」と呼び、この部位からの出血は家で治療することができます。

そしてもう1つが「後部出血」と呼ばれるもので、両方の鼻孔に起こります。「後部出血」は高齢者に多く、高血圧などの他の病気が関係しているため、深刻であり、医師の診断が必要な場合もあります。

これは、ウッドルフ叢と呼ばれる動脈の束の破裂により出血します。

また喉の後ろのほうに近いため、喉から流血することもあり、それは吐き気や嘔吐の原因となります。

ほとんどの鼻血は無意識の内に出ていることが多く、日常生活を普通に過ごしている時に突然滝のように流れ出ます。

それは乾燥や喫煙、脱水症状の時に起こり、鼻孔を2つに分ける鼻中隔の粘液を乾燥させます。そして敏感な薄膜が剥き出しの状態になると、血管が破裂しやすくなるのです。

また顔面をパンチされたり何かにぶつかった時や、鼻をほじることに夢中になり皮膚を引っ掻いたりするともちろん鼻血は出やすくなりますが、その原因は明白です。

通常は鼻を押さえると流血が遅くなり、血小板などの細胞が傷を塞ぐために血液を凝固させます。深刻な場合は、医者が硝酸銀などの化学物質を使用して、人工的に血液を凝固させます。

ですから、もしあなたが前部出血を起こしても、それは乾燥した気候やアレルギー、またはパンチを顔面に受けたり鼻をほじったことが原因ですので、心配する必要はありません。粘液が自然に働くように、鼻を保湿し清潔に保つように心がけてください。また、くれぐれも誰かのげんこつを受けないようにもしてくださいね。

鼻血が出た経験がない方は、おめでとうございます。きっと、湿気の多い場所に住んでいるのか、もしくは遺伝的に粘液で湿った良い状態の薄膜を持っているのかもしれません。

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Hank Green(ハンク・グリーン)たちがサイエンスに関する話題をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル。

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