CLOSE

「me&stars」 新会社設立記念イベント(全4記事)

山田孝之はなぜビジネスの世界に挑戦するのか? 記者発表会でその真意を語る

2017年9月5日、株式会社ミーアンドスターズの設立に伴い、設立記念イベントが開催されました。イベントには、代表取締役社長兼CEOの佐藤俊介と、俳優で取締役CIOの山田孝之氏が登壇。会社のビジネスモデルや設立のきっかけ、山田孝之氏が取締役として参加することになった経緯について語りました。本パートでは、CEOの佐藤氏とCIOの山田孝之氏の2名が登場。俳優として数々のチャレンジを行ってきた山田氏が、なぜビジネスの世界に飛び込む事になったのか。その真意を明かします。

山田孝之が登壇

司会者:お待たせいたしました。これからはミーアンドスターズCEOの佐藤と取締役CIOに就任された山田孝之によるトークセッションを行います。それでは登壇をお願いします。

山田孝之氏(以下、山田):どうも、山田孝之です。今回ミーアンドスターズの立ち上げで経営側に入らせてもらうことになりまして。もちろん初めてのことで自分になにができるんだろうと思いつつも、自分なりにできることをやっていこうと思ってます。

そもそもこうなったきっかけは、3ヶ月くらい前、今年の6月くらいに取締役である小寺さんから「ちょっとおもしろい話があるので聞いてくれないか」ということで話を聞きまして。

そのときにはここまでできあがってなくて叩き台みたいなものがあって、それを見たときに自分なりに思うことがありまして。これはもうちょっとこうしたほうがいいんじゃないか、ここはないほうがいいんじゃないかとか、自分なりの意見を言って。そのタイミングで佐藤さんと一応話をしてみようということで3人で話しまして。

話をなんとなく詰めていく中で、最近一緒に仕事をしている構成作家の竹村武司さんを誘ったほうが僕はより広く広がっていくというかおもしろいことができるんじゃないかなと思って誘わせてもらいました。それでこの4人で会社を作ることになりました。そんな感じです。

佐藤俊介氏(以下、佐藤):実はビデオカンファレンスで最初会って。なのでネットを通じて3時間くらいの長時間ミーティングをしましたよね。

山田:そうですね。

佐藤:僕も逆にビデオ上でしか最初見てなかったんで(笑)。

山田:そうですね、しばらくしてからですね。お会いしたのは。

佐藤:そこからスタートして、孝之君を通じていろんな人が集まってきて。会社は4人という話がありましたけど、いろんな仲間が集まってきている状態で、非常に面白い感じにはなってきています。

このサービス自体は1年以上前から構想はしてたんですけど、孝之君がジョインしてくれてからはかなりのスピードでド立ち上げが実現できたということもあって、今も毎日のようにやり取りをしてやってますので。そういうかたちで今入ってもらっています。

このサービスの魅力

佐藤:サービスの魅力は? というところで、先ほどもお話させていただいていたんですが、どうですかね? 山田孝之から見たこのサービスの魅力。例えば同じように一緒に業界で働いているタレントや俳優の人とも接する機会が多いと思うんですけど。このサービスはみんなにおすすめできそうでしょうか?

山田:そうですね。やっぱり僕らはある程度、映画であったらプロデューサーが脚本を作ってとか、脚本を通したあとにオファーをもらったりとかというかたちが多いんですけど。

このミーアンドスターズのサービスはまずこちら側からスターに声をかけて一緒になにができるかっていう、ゼロイチを一緒にできることの楽しさっていうのをいろんな人たちに味わってもらえるのは、スターたちにも楽しんでもらえると思いますし。

これで言うとミーにあたるんですかね、スターたちのファンもこのスターと体験という部分で一緒になにか作るというか。こっちが用意したところでどの方がスターと一緒になるかわからないですし、一緒になったら100パーセント想定通りにはいかないですし、でもそこでなにかおもしろい奇跡が起きたりするんじゃないかなとは思っているので、そういうところはみんなおもしろがってくれると思いますけどね。

山田孝之はこだわりが強い

佐藤:けっこうトントン拍子できたような感じなんですけど、孝之君はけっこう厳しいですよね(笑)。意見とかすごい。「いや、それは違う」とかね。意外とこだわりがすごく強い。いいところなんだけど、こだわりがしっかりあってビシバシさばいてくれるっていう。

山田:そうですね。僕のここにいる意味っていうのは、もちろん俳優として芸能界にずっといるので僕のスターたちとのつながりで声をかけさせてもらう、映画で言うとキャスティングプロデューサーみたいなことになりますけど、そういうことだったりとか。

あとはそれぞれのスターたち、これからお声がけしていく方たちにどういう方になにが合ってるかっていうことは、僕なりの視点になりますけども言わせてもらうことができますし、あとはきっとこういうことは嫌がるんじゃないかとかこういうことだったら喜ぶんじゃないかっていう、それってけっこうマネージャーの視点なんですけど、そういうところで役に立てるかなとは思ってますね。

佐藤:新しいかたちでスターの人たちをファンとつなぎながらプロデュースしていくような、そんなようなあれですよね。

山田:そうですね。それをこっちもやるんですけど、向こうもそれをすることによってセルフプロデュースをどんどんしていく力がついていくんじゃないかなと思います。

佐藤:とくに今は個の時代で、YouTuberとかもそうなんですけど、どんどんいろんな人たちがいろんなことを自分たちで発信をして。Instagramもみんなやってると思うんですけど、そういうのを発信していく中で、今回はスターの人たちが欲しかったプラットフォームみたいなものを。

要するにビジネスライクだけだとわかんないけども、一緒の俳優やってる人たちとか業界で働いている人たちが抱えるファンの人たちにこうしてあげたいとか、本当はこういうふうに見せてあげたいとか、こういうことやってみたかった、みたいなことを実現できるようなプラットフォームを目指していくと言う考えですよね。

山田:おっしゃる通りです。

スター側も楽しんでやっている

佐藤:今も4人でLINEでもいろんなやり取りをしてまして、ほぼ毎日のように案件をやり取りしてるんですけど。まさに孝之君も経営者としてもジョインしてもらうんですけど、もちろんスターの1人としても一緒にやってもらうということがあります。

今企画案が、山田孝之になにをやらせようかという(笑)。なにをやってもらおうか、どんな体験をファンに提供しようかというので、30個くらい案が出てきていますけど、どうですか? ここでその話できるかわかんないんであれなんですけど、いろんなの出てきてますけど印象は?

山田:基本的には構成作家である竹村さんに任せてるんですけども。なんでも書きたいものを書いてくれとは言ってるんですけど。もちろん、ふざけるなっていうようなものもありますよね(笑)。

でもまぁそれはあとで。先に絞ってしまうと出てくるものが数が限られてしまうので、自由に出してもらってその中からこっちが精査していけばいいなと思っているので、最初に「好きなように」と僕は言わせてもらいましたね。

佐藤:今ほかのスターの方ともやり取りしてるじゃないですか。どんな印象というか、おもしろがってくれてる人のバイネームはちょっとできないんですけど。

山田:そうですね、決定してないのでまだ名前は出せないんですが、僕が数名お話した方々はとてもおもしろそうだと言ってくれています。

佐藤:けっこうその人たちも今まで毎回ニュースになっちゃうような体験がファンの人たちに提供されてくっていう、そういう感じになりますよね。

山田:そうですよね。なによりやっぱり話をしてその人たちのリアクションを見て思うことは、例えばこっちが「こういうことをやるのはどうですか?」って振るのではなくて、多少振りもするんですけど、「例えばどんなことをやりたいですか?」って投げかけて聞いてもらえることがみんなすごく嬉しいみたいで。

一緒に作っていきましょうって、それをああでもないこうでもないっていうその時間が、意外とみなさんないので。その時間をとても楽しんでもらってますね。

自分がおもしろいと思ったことをやっているだけ

佐藤:今回は大企業というかトランス・コスモスみたいな会社に行くということもあんまりないと思うんですけども。大企業の感覚、その中でも今回は東証1部上場会社のグループ会社の取締役ですから。どんな感じですか?(笑)。

山田:いや、まったくわからないですね(笑)。僕は就職をしたことがないので。ですし、学もないですし、勉強はもう幼少期から放棄していたので。

ただ自分なりにポジティブに考えているのは、とにかくなにも詰め込んでこなかったので頭の中にまだ相当余裕があるということは思ってます(笑)。これからミーアンドスターズでもそうですし、佐藤さんともそうですし、いろんな方と仕事をしていく中でいろいろと勉強できたらなと思っています。

佐藤:すごい吸収力で、僕が思うんですけども、いろんなことをやり取りさせてもらってますけどもやっぱ事業に対する欲もそうだし、俳優でもいろんなチャレンジをされているのがなんとなく理解できるなというような。

経営においてもぜひいろんなチャレンジを知ってもらうということで、今回イノベーション担当というかたちでCIO、チーフイノベーションオフィサーというかたちになっているんですけど。イノベーションに挑戦するというのは俳優業でも今挑戦しているわけですよね?

山田:いや、なにか俳優界とか芸能界とかに新しいことをっていうことはまったく考えていなくて、ただ自分がおもしろいと思ったことをやっていて。やりたいと思ったことは、最初に動き出したらそれでが実現するまで絶対粘り強くなんとしてでもやろうという気持ちでやっているだけですね。

もちろん俳優なんですけど、俳優だから芝居をすることだけが仕事とは僕は思わないですし。その前に1人の人間なので、やりたいと思ったことはやればいいと思っています。

佐藤:実に私としてもいろいろやらせてもらって、山田孝之君の人脈もそうなんですけど、こだわりにはけっこう勉強させてもらってるなというところがありますので。それを形にしていくということですね。

リリースは今年の冬

佐藤:会社の名前なんですけども、実は2回くらい変わってまして。もともとあって、1番最初は1年前に立ち上げた名前のときがあって、そのあとまた変えて。今回また最後変わって。それもけっこう案を出してみんなで選んで。けっこういろんなパターンがありましたけど、これは最終的には竹村君に任せようっていうことになったんですよね(笑)。

山田:そうでしたっけ?

佐藤:確か俺、もう1人が決めないと決まんないかなみたいなこと言って。竹村君に決めてくださいて言って、確か。ミーアンドスターズって決まったのかなって(笑)。

山田:意見が出すぎててもうわからないですね。

佐藤:撮影のかたわら、いろんな情報をインプットしてやってるんであれですけど。今回はTシャツも一瞬だけ作ってきたんですけども、これもこだわりを出してできるだけ普通のTシャツにプリントするだけじゃなく、一応ファッションデザイナーにデザインしてもらって作ったというこだわりもあります。

そういうミーアンドスターズに関わるものもしっかりこだわりを持って作っていこうと。サービスに関しても、スターの人たちに対してこだわりを持ってやっていこうということで一緒に立ち上げを、今回はリリースの手前で発表ということになりましたけども。最後に意気込みというか。今日からスタートしますので。

山田:そうですね。今回コメントには出させてもらったんですけど、歴史あるトランス・コスモスという会社のグループ会社に取締役で就かせてもらったので。このミーアンドスターズはもちろんですけど、おもしろいサービスを作ってしっかりと会社として成立させて、母体であるトランス・コスモスにも貢献というのかな、できたらいいなというのは思っております。

佐藤:ミーアンドスターズはこの冬からサービスをリリースしますので、今の段階だとちょっとティザーサイトというところに事前登録になりますけども、ぜひ事前登録の中から、事前登録をしていただくと新たなスターが参加したり、新たなコンテンツが出たときにも情報を公開させていただきますので、ぜひご登録をよろしくお願いします。

続きを読むには会員登録
(無料)が必要です。

会員登録していただくと、すべての記事が制限なく閲覧でき、
著者フォローや記事の保存機能など、便利な機能がご利用いただけます。

無料会員登録

会員の方はこちら

関連タグ:

この記事のスピーカー

同じログの記事

コミュニティ情報

Brand Topics

Brand Topics

  • 一度の失敗では倒れない大企業ならではの事業戦略 『図解・ビジネスモデルで学ぶスタートアップ』著者が語る、新規事業の勘所

人気の記事

新着イベント

ログミーBusinessに
記事掲載しませんか?

イベント・インタビュー・対談 etc.

“編集しない編集”で、
スピーカーの「意図をそのまま」お届け!