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プロレス会場をメディア化!(クライアントメリットを打出す新たなファンマーケティング手法)(全3記事)

プロレス会場で結婚相談所を宣伝すればコンバージョンがとれる? 格闘技の熱狂が生む新時代のマーケティング戦略

2017年8月30日、イベンターによる、イベンターのためのイベント「BACK STAGE 2017」が開催されました。大日本プロレスの登坂社長とプロレスラー・関本大介氏、株式会社リアルクロスの山口社長がトークセッション「プロレス会場をメディア化!」に登壇。結婚相談所やスポーツジム、不動産の広告をプロレス会場で出すことでコンバージョンをとった事例を紹介しました。

結婚相談所を紹介した事例も好評

山口義徳氏(以下、山口):まだまだこれだけじゃなくてですね、ほかにも見てください。

結婚相談所、独身の人をターゲットに、独身男女のリスト獲得というのを、同じようにクリアファイルを用意して、それをプロレス会場で配りました。

そしてアンケート回答者に対して後ほどテレアポもされたんですけれども。当時はさいたまスーパーアリーナで開催していて、1万人が集まったんですね。独身の方だけに対してアンケートをおこなって450枚。その後、お電話して入会された方がなんと8人もいらっしゃったんですね。クライアント様に聞いたのですが、入会するときのお金がだいたい1人40万円くらい最低かかるということなので。これでいうと320万円くらいの売上が、この結婚紹介会社さんには入っている。

そして、広告金額は通常のものよりも断然安いとおっしゃっておりますので。費用対効果がめちゃくちゃ合うということで「連続でやらせてほしい」と言われているんですね。独身の方も多いですもんね?

関本大介氏(以下、関本):そうですねぇ……?

登坂栄児氏(以下、登坂):え、なんかダメなコメンテーターみたいになっていますけれど。

(会場笑)

うちはもともと妻帯者が多いんですけれど。

山口:もともとはそうですよね?

登坂:20代くらいになると、当然独身だし。僕らもびっくりですね、たしかにね。

山口:そうですよね。

ゴールドジムのイベントでマンション購入者も

実はこれだけではなくて、保険系のクライアント様ですね。要するに「保険を見直しませんか?」というクライアントさんなんですけれども。20歳以上の男女が集まるところで実施したい、と。

そこで同じようにクリアファイルを配るやり方をやったときに、両国国技館で1万人が集まったイベントで、アンケート配布が600枚、そこから後日アポイントできたのが60人、そして成約に至ったのがなんと30人なんですね。

これは、私はインターネットの広告代理店を運営していましたけれども、その観点から見ても非常にコンバージョン率が高い。

やはり、先にクリアファイルを渡しているので、電話のアポイントをとるときに非常にとりやすいということで、私も広告の人間ですが、こんなに効果があるのかとびっくりしました。そしてこれは……ゴールドジムと書いていますが、出しちゃっているんですけれども(笑)。これも不動産投資会社さんに参加いただいて、同じようにやってもらいました。

スポーツジムを愛用されている方の中にはプロテインバーみたいなのがあって、運動中もしくは運動後にプロテインドリンクを飲んだりするんです。

それを、1人1回だけなんですが「(不動産投資会社の)アンケートに答えてもらったら1人1杯プレゼントしますよ」というのを行ったら、なんと、アンケート回収自体は20件くらいなんですけれども、同じようにマンションがまた、2つ売れたんですね。

関本さん、相当ゴールドジムへ行かれてますよね?

関本:そう……ですね、行ってましたね。はい。

山口:どうですか? ゴールドジムでこういうことをやっているってご存知でした?

関本:あー……うー……。

山口:ご存じなかったんですね?

関本:知らなかったですね。

山口:(笑)。(会場笑)

関本:僕はあまり声をかけられないので。

山口:あ、そうですね。ちょっとマッチョ過ぎて……?

関本:いやいやいや、そういうことじゃないですよ。

山口:あれじゃないですか、ちょっとプロオーラを出しているとか?

関本:たぶん……。

山口:出しちゃっている? でも、リング上ではそんなことないんですけどね? 蓋をこうやっていると、ものすごくかわいい……ちょっと言い方があれですけどポニョみたいな感じが(笑)。(関本氏は)ものすごくかわいい方なんですよ。

関本:ゴールドジムはすごくあの、たぶんあの、お金持ちの方が(多い)。

山口:そうなんですよ。

商品をレスラーが直接手売り

山口:多いです。本当にパーソナルトレーナーを個人でつけてやってらっしゃる方だとか、やっぱり自分に対する投資意欲が強い方というのは、ゴールドジムに行っている方は多いですよね。

それでマンションもこういうふうに売れていると。まさかプロレスの会場でマンションを買う人がいてるだとか、プロレス会場にいて結婚の見合いで1人決まったとか言われると、僕らもびっくりするんですけどね。でも、新たなマーケティング手法として、新しくこういうかたちで使わているということなんですね。

そしてサプリメントの場合でも同じように使っていただいてまして、これはクエン酸ドリンクの商品なんですけど、5,000円の商品があるんですけど、5,000円の商品ってなかなかすぐには売れないので、900円で売ってるんですね。

それをなんと、プロレスラーの方に直接手売りしてもらってます。そうすると、ボコボコ売れるんですよね。お試し商品なんかも50個だとか、本商品購入で5個だとか、ボトルと合わせたやつも30個だとか、トータルで言うと実は100個ぐらいもうすでに売れてます。

そのうち、1試合、1会場で100個ぐらい売れるような、それぐらい大日本プロレスの選手のみなさんにご協力いただいて、プロレスでの実際のマーケティングで物も販売していただけると。

これは登坂さん、私的には非常にありがたいなと思ってるんですよね。

登坂:そうですね、そのもの自体売ってもなかなかですけど、選手がひと声かけると買っていただけますね。すごくありがたい。

山口:これ、関本さんも実は……これエナジークエストさんというクライアントさんなんですけど、関本さんは何割りでしたっけ? このクエン酸ドリンクと……。

関本:僕、あの……カルピス。

山口:カルピス! カルピス合いますね。どうですか? カルピスで割ったら。

関本:カルピスと……。

山口:ちょっとかわいい感じでしゃべってますか?

関本:(低い声で)カルピスと。

(会場笑)

山口:そういう感じでお願いします。

関本:カルピスと水半々で、『燃やしま専科』を入れるんですよ。そしたら非常に、クエン酸が酸っぱいんですけど、その酸っぱさがカルピスの甘味で中和されて、ゴクゴクいっちゃうんで。

山口:いっちゃう? 飲みやすいですか?

関本:飲みやすいです。で、たくさん飲んで、また『燃やしま専科』を買っちゃう。

(会場笑)

山口:なるほど。こういうマーケティングをやっていただいてるんですね。

(会場笑)

山口:みなさんわかっていただいたでしょうか。ありがとうございます。カルピスめっちゃ似合いますよね。カルピスさん、もし今日いらっしゃったらぜひお声がけいただければなと。

ふだんも愛飲されていると。

関本:はい。カルピス大好きです。

(会場笑)

山口:もしお知り合いの方いらっしゃったら、ぜひおつなぎお願いします。

サイン入りグッズでリアクション率アップ

そして、さっきはリスト獲得型だったんですけども、テレアポしなきゃいけない方もやっぱり中にいらっしゃいますので、その場合はチラシをお渡しさせていただいて。大日本プロレスさんはチラシを配っていただくことができます。

そしてQRコードを付けて申し込みが来た場合、成果をはかれるような仕組みを我々が持ってますので、そこでクライアントさんの承認作業が入って、ユーザーさんにふだんやらない特別な商品なんかを送ってもらったりするんですね。

そこでファンマーケティングで、そういうインセンティブがあるからよりアクションが期待できる、ということをやっています。

この商品は私たちのなかでは「リアフィ」と呼んでまして、チラシのプロモーションをクライアント様のご紹介という部分でやらせていただいています。

イメージとしてはこのページですかね。大日本プロレスさんとクレジットカード会社さん。これは、実を言うと近日中にまた実際にやろうかなと思っています。クレジットカード会社さんは名前は伏せてるんですけど、けっこう有名なクレジットカード会社さんで。

で、「Wキャンペーン」というものを出してます。5,000円相当のポイントがもらえるというのはもともとついている付加特典なんですけど。

「好きな選手のサイン入りグッズがもらえますよ」とやると、やっぱりリアクション率も非常に期待できるかなということで、このチラシのプロモーションなんかもやっておりますので、クライアントさんはさまざまな、多岐にわたるクライアントさんがいらっしゃると思うんですけど、このようなかたちでいろいろできるんじゃないかなと思います。

これで以上になるんですけども、このあと、今日はこれで終わりだと思うんですけど、大日本さんのブースがあちらになりまして、先着5組10名様に対して、次回開催の後楽園大会のチケットをプレゼントしたいなと思いますので。

ぜひ今日、このイベントを見て、「プロレスちょっと見に行きたいな」という方がいらっしゃいましたら、大日本さんのブースに、たぶんもうすぐ閉まっちゃうと思うので、早めに行っていただいて、このチケットをゲットしていただければなと思います。

大日本プロレス、今後の可能性

では最後に登坂社長、本日どうもありがとうございました。

山口:一言言っていたらければなと思います。

登坂:これ、5組10名じゃないといけないの? 

山口:あ! もしかしてもうちょっとやっちゃってもいいんですか?

(会場拍手)

登坂:みなさん、近いところですと9月20日。それから10月15日。それから11月1日と大会がありますので、今日例えばお名刺をお預かりすれば、日にちがあってお名刺をお持ちいただければ全員ご来場いただいてもいいんじゃないかなと。

山口:いやー太っ腹! ありがとうございます!

(会場拍手)

山口:みなさんチャンスですよ! 是非ブースに行ってみて下さい!

(会場拍手)

登坂:本当に僕らはイメージは素材だと思っているので、今日登壇させていただいたのもみなさまのお知恵とかアイデアを感じて、今日は山口社長にいろんな紹介をしていただいた「大日本プロレスとこれをかけたらおもしろいな」というものをみなさんにご提案いただけないかなと思っています。

「大日本プロレス、我々だったらこうするよ」だったりとか、「こうやって料理するよ」とか「こうやって使うのにな」「今までこう使ってるけど、こうやってみたらどうかな」ということをお声がけいただいたら、すごく嬉しいなと思っております。

本当に単純で、「身体はすごいけれども脳みそは……」みたいな奴らばかりなので、みなさんのお力をお借りして、大日本プロレスをより(広めたい)。頷かなくていいところなんですよ!

(会場笑)

登坂:やっていきたいなと思います。本当に今日は素敵な時間と場面をいただきましてありがとうございました。今日は本当にありがうございました。

最後にみんなで「大日本プロレス!」

山口:それじゃあ最後にちょっと関本さんから締めの言葉をいただいて終了という感じで宜しいでしょうか?

関本:大丈夫ですかね? いいんですかね?

登坂:誰もいいとは言ってませんけどね。

(会場笑)

山口:では関本さんに最後は締めていただいて、これで終了したいと思います。本日はありがとうございました!

(会場拍手)

関本:では、いつも大日本プロレスでやっている締めを、みなさんもご一緒によろしければやってください!

登坂:誰も知らないから。知ってるの?

関本:大丈夫です。

登坂:先に言ったほうがいいんじゃない?

関本:1回説明しますと、一緒にやっていただける方はやってください。

山口:では真ん中のほうに。

関本:我々、プロレスをやっていまして。大日本プロレスというところなので。

登坂:またスタートに戻っちゃった。

(会場笑)

関本:まあ「プロレス見るなら大日本!」と。

登坂:拳を挙げていただいて、その次に。

関本:「マーケティング・イベントならBACKSTAGE!」で。

登坂:2回拳を挙げると。では行きたいと思います。関本さんよろしくお願いします!

関本:恐縮ではありますが。

登坂:長いですね。

(会場笑)

関本:ご起立……。

登坂:すみません、ありがとうございます。

関本:お付き合いください。右手を握りしめて、拳を天に突き上げてください。プロレス見るなら!

一同:大日本!

関本:……。

(会場笑)

関本:もうもう1回やり直してもいいですか?

登坂:すみません、もう1回。

関本:プロレス見るなら!

一同:大日本!

関本:マーケティング・イベントなら!

一同:BACKSTAGE!

関本:ありがとうございました!

(会場拍手)

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