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『小麦粉大戦争』株式会社はなまる・株式会社ハイデイ日高 合同説明会(全2記事)

2017.07.25

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はなまると日高屋が「小麦粉大戦争」? 2人の社長が就活生たちに語った、今重用したい人物像

提供:株式会社トーコンヒューマンリソース

6月23日、「はなまるうどん」を経営する株式会社はなまると、「日高屋」を経営する株式会社ハイデイ日高の合同説明会『小麦粉大戦争』が行われました。2社の社長が自ら登壇し、会社の哲学や実際にあったエピソードなどを紹介。2人の社長の貴重なメッセージに学生たちは熱心に耳を傾けました。

讃岐うどんブームに先見の明

平田未緒氏(以下、平田):本日は両社長の生の声を聞いていきたいと思います。それではよろしくお願いいたします。

成瀨哲也氏(以下、成瀨):よろしくお願いします。

平田:まずは、はなまるの成瀨社長に会社概要と成り立ちなどについてお聞きしたいと思います。

成瀨:みなさん、こんにちは。突然ですが、うどん好きな人?

(会場挙手)

ラーメン好きな人?

(会場挙手)

あ、同じくらいですね。よかった。アウェイになったらどうしようかと思っちゃった。

(会場笑)

どうも、はなまるの代表の成瀨です。みなさん、はなまるうどんってどれくらい店舗があるかわかります? 100店くらいだと思う人?

(会場挙手)

1,000店くらいだと思う人?

(会場挙手)

答えは約430店なんですね。出店は日本全国で1年間に50ずつ増えています。従業員の数はだいたい450人くらいです。これ社員の数ですね。売上は約280億円の会社です。あと海外にも展開しているの知ってた人いますか?

(会場挙手)

あ、そこそこいますね。今、海外に32店舗です。ほとんどが中国で、あとマレーシアに10店舗ちょっと展開しています。この先アジアを中心にどんどん増えていきます。今は中国の上海を中心に出していますけども、今後は他の中国の地域にも広げていきます。

あと、どんな会社なのかというのを僕なりの感想としてお伝えします。社長が会社の感想っていうのも変な感じがしますが。

まずですね、僕は創業者でもなんでもないです。この会社ができたのがまだ16年前ですね。非常に若い会社なんです。僕は3代目の社長です。創業者の方ははなまるうどんの株を吉野家に売却されてすごい資産家になっていますね。

創業者の前田(英仁)さんという方は、もともと飲食に関係なかった人でしたが、香川県のある讃岐うどんの店を見てこう思ったんです。「この店、女性がもっと入るようになったら絶対いける」って。

その日からカウントを始めるんです。1日に入るお客さんの数を見て単価をかけてみたら、1ヶ月の売上が出ますよね。その結果を見て、これは儲かると確信したんですね。それがたった16年前の出来事です。それが今は430店舗です。

セルフうどんチェーン業界というのは、当社と丸亀製麺さんがほぼ同時期に始めて、業界としては16年が経ちます。

丸亀さんの店舗数は777店舗。当社と合わせると1,200店舗以上がたった16年の間に急速に広がったことになります。国内の飲食チェーンの中では驚きに値することのようです。これが創業の成り立ちです。

社員数についてですが、今平均年齢は35~6歳です。創業16年で35、6歳ということは、中途で採用した人たちがほとんどを占めます。でも、もともと飲食業だった人は少ないです。

世の中ではダイバーシティ(多様性を尊重する考え)が叫ばれていますけれども、当社はずっとダイバーシティなので、変わった人が多いです。なので、会社の共通言語があまりないんですよね。

自由かっ達というか、自由すぎて困っちゃう、みたいな。良い意味でですよ。僕はそれまで吉野家にいたんですが、はなまるに来てみたら変わってるなと思いました。

なんというか、あまり外食には見ない社風だなと。16年しか経ってなくて、ダイバーシティーもあって、どちらかというとベンチャーという表現が合う明るい会社ですね。そんなことが会社の概要ですね。

日高屋は5坪のお店からスタート

平田:ありがとうございました。続きまして、ハイデイ日高(注:日高屋の運営会社)さんなんですが、概要については私から簡単に紹介させていただきたいと思います。

まず店舗数は2017年6月現在で403店舗を展開されています。売上高は385億1,400万円、社員数は現在821名いらっしゃいます。沿革ですが、ハイデイ日高さんははなまるさんよりも長い歴史があって昭和48年2月に創業しています。

それでは高橋社長にも会社の紹介についておうかがいしたいと思います。よろしくお願いします。

高橋均氏(以下、高橋):はい。その前にですね、ちょっと聞きたいことがあるんですが、よろしいでしょうか。

平田:はい。

高橋:日高屋で食事をしたことがある方、いらっしゃいますか?

(会場挙手)

おお、ありがとうございます。大事なお客さまですね。

(会場笑)

これでちょっと話がしやすくなりましたね。うちの会社は今説明があった通りですね。

ハイデイ日高というと創業者の神田(正)会長のイメージがあると思いますが、私は2代目であります。私と会長は5坪の1号店からスタートしました。今から44年前です。

客席は5席しかなくてですね、最初はほとんど出前の店でした。それも今は昔の話です。今は1都3県に集中的に、日高屋だけを600店舗展開していく計画をしています。ほかにも海外展開や他の業態も考えています。今後もですね、積極的に出店していきたいと思います。

平田:ありがとうございます。あとですね、社長から見られた社風などはいかがでしょうか?

高橋:社風はですね、当社は昔から家族経営を行っています。家族経営ですから、社員は兄弟、お店は家族になります。となると、私は親父に当たりますね。

今年も新入社員が85名が入社しました。しかし、社員は兄弟ですから、みんな愛情を持って仕事を教えあっています。

入った社員が安心して教育を受けられるので、成長が早いです。ちなみに去年入社した社員の3人がすでに店長をやっています。こんなに早く成長するなんて、昔は考えられなかったです。

本当に社員のみんなががんばっています。今まで親に世話になったから、その恩返しで自分が大きく成長してやるんだという情熱をもった人が、今どんどん成長しています。

今年の4月に入社した新入社員もですね、すでに等級の上がった人が2人います。うちは資格制度があってですね、取得すると評価につながります。資格には2種類あって、料理の資格と接客の資格があるんですね。

これを取りますと少しずつランクが上がるんですが、まだ2ヶ月しか経っていない2人は、3連続でランクUPしているんです。

平田:ありがとうございました。家族経営でも放任主義ではなく、ちゃんと育てるというお話をいただきました。

これから600店舗を展開する目標ですから、さらに200店舗が増えていくということになります。出来上がった企業ではなく、これからポジションやチャンスも増えていきますね。一方、はなまるさんも海外含めて店舗展開していくとお聞きしましたが、そのあたりはいかがですか?

成瀨:海外はですね、僕らが管理しているわけではなく中国は中国の投資会社、東南アジアは現地の子会社が管理しています。

マレーシアは1年半で10数店舗になっているので、東南アジアは非常にアツいですね。みなさんインドネシアって知ってますよね。

人口、どれくらいか知ってます? 日本より多いと思う人?

(会場挙手)

ああ、多いですね。答えは2億7,000万人です。日本は1億2,000万人なので日本より多いんです。先週もインドネシアの会議に行ってきました。

東南アジアの国に行くと毎回感じるのですが、活気があります。若い人が多いです。平均年齢が日本に比べると低いですよね。

あとは国民性がすごくいいです。たとえお金がなくても、歌って踊っていれば幸せ、という人も多いです。その人たちがお金を持ち始めたので、店舗数は増やしやすいですね。なのでこの先、中国とASEAN含めて年間で70店舗は出店しないと足りないくらいですね。

言葉がしゃべれなくても向こうに行かせます。言葉はしゃべれなくていいんです。英語じゃないんで。店でコミュニケーションをとるのは現地語です。タイ語しゃべれる人?

(会場挙手)

いないですよね。英語しゃべれる人?

(会場挙手)

ああ、いますね。海外に行くときは言葉が前提じゃなくて、魂です。一番大切にしているのは「絶対成功してやる」という思いを持っているということ。そういう思いがある人を選んで行かせています。

社長2人の熱血経営論

平田:ありがとうございます。今回は小麦粉対決ということで両社の共通点は多いのですが、お話を聞くとぜんぜん違う会社だと分かりましたね。

社長の個性って会社にものすごく大きな影響を与えると思うんですね。ご自身のご経歴や現在のお考えについてもう少しだけおうかがいしてもよろしいでしょうか?

高橋:当社はですね、ご存知のように一部上場できました。一番大事なことはもちろん経営にあるんですけども、私が社長になってから新たに営業方針を設けました。

それはなにかと申しますと、上場はしても会社は社員のものなんですよね。経営者のものじゃないんです。その考えに基づいて設けました。

会社は働く社員とお客様のためにある。ハイデイ日高は働く社員の幸せが大事な目標で、食を通して地域社会に必要とされる店作りをします。

これは私が社長になって最初に立てた大きな営業方針です。「会社が人を利用している」とか「俺たちを上手く使っている」とかそういう考えの方が世の中にはやはりいるんですけども、そうではないんですね。

会社が大きく成長する中で、出店すれば店長が必要になります。15店舗出店したら地区長が必要になる。さらにその上の部長もです。会社が拡大すれば、新たな担当が必要になる。だから一生懸命がんばればいくらでもポジションにつけます。

私は会社を大きく成長させることで、社員も成長して幸せになってもらいたい。会社を主体とした考えではなく、社員を主体とした考えなんですね。そういう意味で、会社は社員とお客様のためにあるということです。

我々の仕事というのはお客様に喜んでいただくことが目的です。それを果たして社員も幸せになろうと、そういう考えです。

平田:ありがとうございます。それでは、はなまるの成瀨社長はいかがでしょうか?

成瀨:そうですね、まずはちょっと自己紹介しますね。こう見えて年をとってるんです。

来月50歳になります。1967年生まれなんで、みなさんのお父さんの年のほうが若いんじゃないかなと思います。

僕は大学を途中で辞めてるんですね。生まれは富山県で、大学は名古屋です。1986年に入って、2年で辞めました。なんで辞めたかという前にちょっとお話ししたいんですが、最近「ママっこ男子」ってよく聞きますよね。親と子どもの仲がいいっていう。

僕らが20歳くらいのキミたちの年の頃は親を煩わしく思う人が全体の25パーセントいたそうです。今はそれが半分以下らしいですね。

当時の僕はママっこ男子の真逆だったんで、まさに時代のトレンドを走っていたわけです。家にいるのがイヤだった。だから大学は県外の名古屋にして家を出ていきました。

田舎には牛丼屋はなかったけど、名古屋に行ったら吉野家がありました。「これが有名な吉野家か」と。食べに行きました。美味しかった。それで大学の入学が終わってからすぐ、アルバイトに入りました。

それから2年間働きました。大学はほとんど行かなくても、吉野家は休まず働きました。すごく楽しかったです。仕事で手に入れるモノもたくさんありました。

今で言うマネジメントとかも店長だけの仕事じゃなく、アルバイトも関われたんです。そういう文化だったんですね。あとお客様に喜ばれるのもうれしかったですね。

「こんなに早く出てくるんだ! さすがだね!」とか「本当においしかった!」と言われた時なんて良い仕事なんだろうと感動したわけです。

それからこの業界でもう30年近くやっています。大学辞めて20歳の時に入社してもうすぐ50歳なので飲食業で30年やっていることになります。

なぜ今、僕がこのポジションにいるのか。まず僕はサラリーマンです。吉野家に入りました。3年くらいして、新業態を任されました。

1つの場所に留まらずに、いろいろなところを見てきたわけです。文化が違う場所に行くと、その場にいる人たちとコミュニケーションをとることができます。

そうするとさまざまな価値観を理解できるようになります。その反面アルバイトから入社したこともあって会社って理不尽だなと思うこともありました。

それはバカ上司からの扱いです。「いつかコイツを追い越してひれ伏させてやる」と思いました。これが最大のモチベーションだったかもしれません。負けん気が強いともいいますね。

でも気合いと根性だけじゃどうにもならないので、人の3倍は努力しました。運よく熱心に教えてくれる上司もいました。上手くできなければ、なぜできないのかとことん考えて改善する。

これを解決しないと前には進めないという考えが癖づいて、何度も何度も繰り返しているうちに、気が付いたら今になっていました。

はなまるの前にも子会社の社長をしていたので社長になったのは30代後半ですね。社長をやって10数年ですけども、ずっと繰り返してやってきたのは、とにかくおかしいことはおかしいと主張すること。

上司でも間違ったことはゆるさない。よくクビにならなかったなと言われますけど、実績を出してる人間を上司は切りません。

僕はそういう人間なので上司に取り入ろうとする人は嫌いですね。むしろガンガン意見を言って、上司を使うくらいの人を重用したいです。

言葉を選ばずに意見できるほど自分に自信がある人は、将来伸びるだろうなと思うからです。

女性の力が組織には必要

平田:ありがとうございます。それでは今回は3つのテーマを掲げています。

まず1つ目は「女性がイキイキ働ける?」ということで女性活躍についてです。はなまるさんでは女性活躍の環境づくりに、今力を入れていることをうかがっています。

まずは成瀨社長からそのあたりお聞きしてよろしいでしょうか。

成瀨:これ何分もらえますか? 2時間くらい話せるテーマなんですが。

平田:あ、えーと5~6分くらいでお願いします。

成瀨:あ、わかりました。

(会場笑)

はなまるの全社員のうちの女性比率は約25パーセントです。まだまだ少ないです。でも25パーセントって和風ファストフードではかなり高い比率なんです。

理由は深夜営業がなく営業時間が短いから。ラッキーなことに基本の営業時間は10~22時です。あとイメージ的に女性にも受け入れられるのか、都内では女性お1人のお客様もけっこう多いです。

ただ女性を採用できるのはほぼ新卒だけです。新卒の採用チャンスを逃すと、中途で入社してくるのは90%が男性です。年間トータルの採用者数は、新卒中途合わせて約100名。ここ数年は同じペースですが、このままいくと人数が足りないです。

ですから、もっと女性を積極的に採用して活躍させたいですね。それと男性中心の飲食業界を変えるのは女性の力だと思っています。海外展開するにあたっても女性の力は必要です。

他国の趣向を探るには、男性と女性それぞれの感性がいるからです。ですから今後も女性採用には力を入れていきます。女性が増えることで想定される社内の環境整備にも全社をあげて取り組んでいます。

その1つがライフワークバランス推進部の新設です。結婚や子育てなどでワークスタイルが変わっても、その時々にあわせた働き方ができるように会社として最大限のサポートをしていきます。

平田:ありがとうございます。

男性には男性の、女性には女性の能力がある。それを両方活かしていくのがこれからの会社としてのあり方ではないか、というお話しだったかと思います。一方、ハイデイ日高さんはこれから女性比率を上げていくために積極的な活動をされています。

そのあたりおうかがいしてよろしいでしょうか。

高橋:はい。当社の正社員女性比率は12.5パーセントですが、パートアルバイトさんを含めると52.5パーセント。現場の半分以上は女性の力で支えられているんです。

私は以前「女性が重い中華鍋を振るのは辛いだろう」という考えを持っていました。しかもトップダウン経営で「あれをしろ」「もっとがんばれ」「原価を下げろ」と現場に細かく口を出していたのです。

それを改めて、7年前に『店長自主管理経営』を導入しました。これは店長自身が店の経営を考え、スタッフと解決することを促す仕組みです。

その結果、店の課題を店長自身が解決するようになり、現場の声が経営側に上がってくるボトムアップの経営に変わったのです。業績も比例するように14期連続増収増益をしています。

そこでわかったのは女性の力です。女性店長の店は接客の質からスタッフへの配慮まで行き届き業績も非常に高いものでした。また中華鍋も意気揚々と振っている。

私は今までの固定観念を捨てて、女性の活躍を推進するべきだと感じました。

そこで今考えているのは新業態の店です。深夜営業がなく、調理もしやすい業態を考えています。女性が安心して働ける環境づくりはまだ始まったばかりですが、これから当社は大きく変わっていきますよ。

社員の年齢に配慮したシステム

平田:それでは長期勤続、「長く働けるの?」というところに話題を移したいと思います。

今度は高橋社長にうかがいたいのですが、日高屋さんは昭和48年に創業されていますので、社員の方もどんどん年齢を重ねてゆくかと思います。

そういった方でも活躍できるようにということで新業態を起こされたりということがあったとお聞きしました。その点も含めまして、長く働けるのかどうなのかとを高橋社長からお願いしてよろしいでしょうか。

高橋:やはり重たい鍋を振るのは、ある程度年を取ると大変なんですね。現在、たくさんのスタッフが入社してきてくれています。昔と比べてもどんどん増えてます。

そんな中で年を取ると鍋振りが大変だなっていう何人かの店長がいます。そういう生の声を聞いてます。

そこでですね、焼き鳥の日高屋があるんです。駅前でチョイ飲みできるかたちで、今、大繁盛しているんですね。

そこは鍋もなにもなくて仕事も簡単なんですけども、焼き鳥の業態に行きたい方はそちらに行ってもらって、料理を作ってもらうようにしようと思ってます。

やはり鍋に課題がありますんで、新業態を作って楽に仕事ができる状態を作りたい。今後は長くがんばった日高屋の店長にはそういう新業態に移ってもらうことを考えているところです。

平田:ありがとうございます。一方、はなまるさんの方は、会社が設立されて短いということもあってまだまだ高齢化ということが目前ではないと思います。

先ほどのお話の中でも、女性がずっと働ける環境が整ってらっしゃるというお話がありましたが、成瀨社長からもお話をお願いできますでしょうか。

成瀨:長く働いてもらうとなると、社員のニーズがたくさん増えてくるんですね。さっき言ったワーク・ライフ・バランス元年ですから、女性も多いですし。

そして僕らよりもう少し歳が上の人だとですね、「介護離職」ってみなさん聞いたことありますか? 介護のために大好きな会社を辞めないといけないというものがあります。

そのほか、出産・育児でいったん会社を離れてしまうと、「もう一回復職したときに厳しいかもしれないよね」ということで、育児の間は時間短縮で勤務というかたちもあります。

これらに対して今、備えていこうというところです。介護と時間短縮、育児復帰、その必要性があるのでやっているところです。

あとプラスですね、高橋社長がおっしゃられたように、本社で働く人、例えば営業に異動が厳しいという場合には、なにか新しい業態をトップ自ら作ってあげたいなと思ってます。

新業態は会社の業績が良い時にしかできないので、そういうチャンスを作っていって、働き方の多様化の中で、本当は1対1でやってあげたいんだけども。なかなか対応できませんので、大きなニーズの中ですべて答えていくというのが価値になると思っています。

平田:ありがとうございます。「会社って人を使ってなんぼなんじゃないかって思ってたけど、違うんじゃないか」と、今のお二方のお話から感じられたかと思います。

あとですね、高橋社長にもう一度おうかがいしたんですけども。これははなまるさんにない状況としてお答えいただきたいんですが、いろんな年代の方々が社内で働いていらっしゃるというのが日高屋さんは多いんじゃないかと思います。

一方、はなまるさんは正社員として若い方が多い中で、いろいろな方々が会社で働いていると会社の雰囲気も違うのではないかと思うのですが。高齢者と若い方が一緒に働いていくと、支え合いであるとか、そういった良さはなにかありますでしょうか。

高橋:そうですね。うちの会社もできたのが44年前ですけども、まだまだほんの一部しか、私を始め、いないんですよ。50歳になる人もいないようなくらいですから。だからこれからですね。

まだそういう段階ではなく、今のうちにそういう取り組みを考えていきたいと思っています。

平田:大変失礼いたしました。これだけ出店されているということは新しい人もどんどん入っておられるし、高齢化している会社ではないということでお叱りを受けました。大変失礼いたしました。

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