「外国人帰れ!」とイジメられた幼少期を越えて
自民党・小野田議員が本当に取り組みたい政策

山本一太の直滑降ストリーム@Cafesta ゲスト:小野田紀美参議院議員(2017.5.31) #4/5

自民党のトーク番組「CafeSta」内のコーナー、「山本一太の直滑降ストリーム」。今回は、小野田紀美参議院議員がゲストとして登場。本パートでは、小野田議員が幼少時代のエピソードを紹介。また、以前勤めていたゲーム会社で体感した労働問題について語りました。

「他の人ができないって言うならやってやろうじゃないか」

山本一太氏(以下、山本):昔、私の父親も政治家だったんですけど。そのときに、ある会議室にいったら、江田(五月)さんが入ってきて『旅立ちへのメモランダム』っていう本を持ってきたの。まだ当選したばかりの江田さんが。

あの人は選挙は強かったよね。でもその江田さんに挑戦するということで、誰もなかなか手を挙げる人がいないから公募になったんだね。

小野田紀美氏(以下、小野):基本的に公募では出たくないような選挙なんですよね。絶対に勝てる選挙だったら有力者の方が出ます。だから、そういうところにしか、私みたいなお金もコネも家柄もない人間は出られないのでもう「望むところだ」「他の人ができないって言うならやってやろうじゃないか」と思っていきました。

山本:素晴らしい。そこで小野田紀美参議院議員が誕生した。

小野田:おかげさまで。

山本:どれぐらいになったかな?

小野田:もう10ヶ月経ちます。

山本:もうすぐ1年だね。

小野田:はい。

山本:どうですか参議院は。

小野田:楽しいです(笑)。

山本:うん。本当に楽しそうだ(笑)。

小野田:休みがぜんぜんないけど、毎日が役に立っているというか、存在の意味、意義のあるものにちょっとずつ近づけているかなと思います。

山本:なるほど。アマテラスだけに明るいよね。

小野田:病的にね(笑)。

山本:極めて前向きだからね。

小野田議員が目指す「元外国人だからできること」

(視聴者からも)「もうファンになったわ」って書いてあるけど。

そこで小野田さんの公約を見たけど、いろんないいことが書いてあるけどなにを一番やりたいのか? 教育がやりたいって書いてあるし、あとで聞くクールジャパンの部分では、アニメーターとかゲームの話もしたんですけど、どうですか? 教育ですか?

小野田:そこが難しくて。地方議会の与党って全部やらなければいけなかったんですよ。

最初は教育とプロモーションって言ってたんです。(スライドを見て)選挙ポスターですね、これ。すべてに関わっているうちに「全部やらなきゃいけない」っていうオールマイティ状態で、「1本これ」っていうのはまだ決めかねているんです。

私だからできることというのは、例えば外国人に対する問題ですね。法整備。さっき言った国籍の問題もそうですし、普通の人が言ったら差別だと言われてしまうことを、差別ではない区別だと。必要なことは絶対にやっていくっていうのを、元外国人だからこそできることもあるだろうと思っています。

あと、私はどちらかというと母子家庭育ちで貧困で、いじめとか迫害もあってとか、わりときつい世の中のトラブルを抱えて生きてきたんです。そういった、現場の根本改善をしていけるような政策にも取り組んでいきたいと思います。

山本:なんとなくだけど、今の話で小野田さんの正義感の素がわかったような気がする。

見た目だけでいじめられていた幼少期

今日ここからはクール・ジャパンの話をしたいと思いますが、その前にアメリカは何年ぐらいいたんですか?

小野田:1歳ぐらいまで。

山本:じゃあ、ハートはどちらかというと大和魂なの? それともアメリカの?

小野田:完全に大和魂ですね。

山本:でも、パッとみたら本当に外国人ですよね?

小野田:前髪を上げると途端に外国人っぽくなるんですよ。

山本:あっ、本当だ(笑)。

小野田:恥ずかしいな。

山本:俺、こういうふうにやったらモンゴル人っぽくなる。すみません、モンゴルのことは好きなんですよ。政治の仕事は真面目にやってますから。でも、本当に外国人に見えた。

小野田:イケメンにもなりますしね(笑)。

山本:イケメンじゃないですけど。ちょっと容貌が外国人っぽいということで、日本の学校でいじめられたりしたんでしょ?

小野田:ど田舎の出身なんですよ。なので「外国人帰れ!」って言って石を投げられるのは毎日のように。もう殴る蹴るは当たり前でしたし、けっこう強くなりましたね。それで喧嘩強いんですよ、私。

山本:あっ、格闘技やってるって言ってた。

小野田:嗜む程度に、相撲とか。子ども相撲チャンピオン。

山本:子ども相撲チャンピオン? あれは女性部門もあったっけ?

小野田:ミックスでしたね。そのときは。学校が少なかったので。国籍が出ましたね。

山本:子ども相撲。なにをしたいわけ?

小野田:相撲は妹にぶん投げられたので、あまりいい記憶はない。(スライドを指して)これは妹が優勝したときのやつです。

山本:子どもじゃないじゃん(笑)。

小野田:これは女相撲で、小さい頃はちょっと相撲もやったり。でも、妹が怒るので。映すと(笑)。

山本:ちょっと相撲のことだけで時間を使ってもアレなので……。ああ、いいじゃん。妹、可愛いね。2人とも可愛いけど。いい感じですね。

以前はゲーム会社でシチュエーションCDを作っていた

相撲の話で終わっちゃいそうなんですけど、クールジャパンの話ね。区議をやる前にゲーム会社にいたんですか?

小野田:ゲーム会社というとわかりやすいのでそう言ってるんですけども。もともとはシチュエーションCDとかBL CDを作ってました。

山本:シチュエーションCDってなに?

小野田:なんて言ったらいいかな。乙女向けCDというかな。人気声優、男性声優とかの、「羊でお休みシリーズ」とか。男性声優がいい声で羊を数えてくれるとか。あと疑似デートができたり、シチュエーションを楽しんで恋をしているような気持ちになる。

山本:そのCDを作るわけ?

小野田:作ってました。

山本:人気アニメって(孫)悟空とか?

小野田:声優です。

山本:あっ、声優か。

小野田:個人的な名前を出したら怒られるから言わないけど。

山本:でも、ドラゴンボールの声優の方とか出てたりするの?

小野田:そういうのじゃなくて。

山本:「てめーなに言ってんだー! つえーなー」みたいな。

小野田:若本(規夫)さんとか出ましたよ、「羊でおやすみ」シリーズに。そういうBL CDとか作ってて、後でそのシチュエーションCDとゲームが一体になった『Starry☆Sky』(スターリースカイ)というのを作ったり、。私は「羊でおやすみ」シリーズのプロデューサー、シナリオをやっていました。

山本:ゲームを作ったんですか?

小野田:CDです。シチュエーションCD。

山本:僕は今クールジャパンやっているけれど、ゲームのあたりが、ちょっとまだカバーできてないんですよね。

日本のアニメ産業では「頑張ってしまう」が悪用されている

ゲーム産業は、実はコンテンツとしてはものすごい大きいじゃない?

小野田:うーん、ジャンルにもよりますけどね。

山本:いつも小野田さんが言うのは、こういう今のシチュエーションCDもそうだけど、ゲーム関係で頑張っている人たち、あるいはアニメ業界でもアニメーターって大変じゃない? 給料とか。

小野田:本当にそうですね。

山本:その問題もね、ものすごい現場を知ってるだけに説得力があるんですよね。その話をちょっと聞きたいんですね。

なにが一番の問題なんだろう。というか、これだけ質の高いアニメーションを作り続けているわけじゃない。だけど、その業界に従事しているスタッフとか技術者の人とがあまり報われない。

今や中国の方だってどんどん進出してきてて、漫画学園を作ったり、いろんなことをやって追いつきつつあるじゃない。そこで人材が流出してしまっている。なんでですかね?

小野田:圧倒的に給料が安いからだと思います。

中国のアニメとなると規制も多いし、作りたいものを作るなら、日本でやるのが一番いいはずなんです。でも食べていけない。技術を買い叩かれる状況がある。

日本人のいいところでもあるんですけど、やりがいだけで耐えちゃうんです。理不尽な環境に。そこがやっぱりいけないと思ってて。私もゲーム会社にいて何万といいませんけど、手取りがすごい低くて、残業代も出なくて、「労働基準法? なにそれ」っていう状況でした。

それでも好きだからいいものを作りたい。ユーザーを喜ばせたい。頑張ってしまう。その「頑張ってしまう」という大切な気持ちを悪用されているのが、今の業界なので。

あと、制作費方式と言い出したらキリがないですけど、ゲームとかに出資をする人が、漫画やアニメやゲームを好きな人ではないんじゃないかな。そこが「とりあえずこの金でやれよ。売れるもの作れるんだろ。現場知らねーよ」「アニメが潰れたっていいんだよ。他の金づる見つけるから」っていうような姿勢の人がお金を出している。

結局「アニメ業界が潰れます」って言っても、「だから?」ってなってしまうような気がして、もうダンピングしない。「これじゃないとやらない!」ぐらいの予算が掛かるのだというのをしっかり出す。

そして、出資した人にお金が入るシステムなら、製作委員会方式ではなくクラウドファンディングとか現場の人にお金が入ることを前提とした作品作りができるシステムに変えないといけないと思います。

山本:今のすごいね。小野田さんのポイントだと思うんですね。現場で苦労する人たちにお金が回る仕組みがないから、まさに映画を作っているスタッフだけじゃなくて、おそらく監督とかね、プロデューサーレベルでもそうだと思いますね。

小野田:そうですよね。

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