圧倒的な人気を誇る『タイバニ』

乙君:ということで。

山田:はい。次行きましょう。

乙君:次行きましょう。

山田:お待ちかね。

乙君:視聴者が選んだベストアニメ『TIGER & BUNNY』。

山田:『TIGER & BUNNY』。

乙君:1位、2位独占ということなんですけれども。

山田:すごいよね、これ。この話。

乙君:ちょっと。

山田:言ってください。

乙君:枠組みだけ。国産アニメーションが初めて公開されてから、今年で100周年を迎える節目に、この間作られた、およそ1万タイトルのアニメの中から、視聴者投票で選ばれた100作品を発表する番組。

発表あなたが選ぶアニメベスト100が、3日、ゴールデンウイークですね。NHKBSプレミアムで3時間にわたり生放送されたと。

60万以上の総勢の投票があって、総合首位が『TIGER & BUNNY』。2011年の作品が輝いたということで。そのほかのあれは、ちょっともう、そのままやりますか。そちら使って。

山田:これ?

乙君:え?

山田:『TIGER & BUNNY』って見たことある?

乙君:ないよ。

山田:これ、俺もないんだよ。

しみちゃん:僕もないです。

山田:1位でしょ。

乙君:1位ですよ。

山田:見てるよね、普通。

乙君:1位だったら、見てるはずですけどね。

山田:だよね。『ドラえもん』が?

乙君:『ドラえもん』が。

山田:ないな。

乙君:それ、ちょっと確かめてみましょう。

山田:はい。じゃ、ちょっと確認してみます。

乙君:ということで。

山田:たぶんベスト10に入ってると思うんだ。

乙君:ベスト10に、いや、『北斗の拳』入ってなかったらおかしいでしょ。

山田:ちょっと見て。

乙君:1位、『TIGER & BUNNY』。

山田:はい。

乙君:2位、『劇場版TIGER & BUNNY The Rising』ということで。3位、来ました。『魔法少女まどか☆マギカ』。

山田:あ。

乙君:うん。

山田:はい。

乙君:4位、『ラブライブ!(TVアニメ1期)』。

山田:はい。

乙君:5位、『ラブライブ!(TVアニメ2期)』。

山田:ワンツーフィニッシュ!

乙君:6位、『劇場版TIGER & BUNNY The Beginning』。

山田:来た! ここでも負けない。

乙君:やばい(笑)。

山田:もう、大戦争。上位で。

乙君:そして。

山田:6位まで大変だ。

乙君:じゃんじゃんじゃかじゃかですよ、これ、もう。

山田:じゃんじゃんじゃかじゃか。

乙君:そして、7位、来ました。

山田:あなたの大好きな。

乙君:俺たちの。

山田:俺たちのじゃないよ。

乙君:俺たちの。

山田:俺、見たことないよ。

乙君:「ルルーシュ・ヴィ・ブリタリアが命じる」って言って。

山田:お前のルルーシュだろ! 知らない。

乙君:『コードギアス反逆のルルーシュ』。そして8位、カルトな人気の『カードキャプターさくら』。

山田:そう。

乙君:そして、またしても『ラブライブ!The School Idol Movie』。

山田:ここで、またさらに『ラブライブ!』が突っ込んでくるというね。

乙君:そして。

山田:はい。我らが。

乙君:『おそ松さん』。

山田:善戦。

乙君:10位。

山田:10位。善戦してましたねー。

乙君:10位だけですよ。ヤンサンが取り上げたの。

山田:いや、いや。この中で見たことあるのは、じゃ、あなた、これと二つだけ?

乙君:『おそ松さん』と『ルルーシュ』と『まどか☆マギカ』だけですね。

山田:俺ね、『おそ松さん』しか知らない。

ジブリやクレしんが下位!?

乙君:そんな状態でなに語るんですか! そのニュース取り上げて!(笑)。

山田:そんなに、そんなランキング放送したNHKすげえなと思わない?(笑)。

乙君:いや、すごい。だから、そのままやっちゃったんだなと思って。

山田:これは、みんな大爆笑じゃない?

乙君:いや、みんな、1位『ナウシカ』とか来るとか思うじゃん。『クレヨンしんちゃん』が入ってないのもおかしいし。

山田:発表します。

乙君:はい。

山田:我らが『エヴァンゲリオン』。

乙君・しみちゃん:はい。

山田:14位です。

乙君:うえー!

山田:うえー! あなたの大好きな。

乙君:なに、今の。

山田:あなたの大好きな。

乙君:はい。

山田:『ガンダム』。

乙君:『ガンダム』。

山田:何位でしょうか。ベスト10入ってないのおかしいでしょ。

乙君:いや、だって『ガンダム』入ってないなんて、日本じゃないよね?

山田:健闘しました。

乙君:健闘しました?

山田:17位です。

乙君:17位?

しみちゃん:17位。

乙君:微妙だなー。

しみちゃん:えー。

乙君:『まどマギ』と『ルルーシュ』しか見てない。これだってもう。これ、1位、2011年『TIGER & BUNNY』でしょ。劇場版が2位で、2014年。で、『まどか☆マギカ』が11年、13年と、14年、12年。で、『ルルーシュ』2006年。

で、この『カードキャプターさくら』が、唯一98年。これが20世紀の作品ですよ。だから20世紀に作られたやつは、『カードキャプターさくら』しか入ってないんです。

山田:日本と言えば!

乙君:はい。

山田:『ポケモン』じゃないですか!

しみちゃん:はい。

乙君:ああ。

山田:我が『ポケモン』。発表します。

乙君・しみちゃん:はい。

山田:53位です。

しみちゃん:低い(笑)。

乙君:低っ! 

山田:俺たち。

乙君:あの頃やってた奴ら、みんなどこ行ったの?

山田:ジブリの名作と言ったら?

乙君:はい。

山田:『ナウシカ』じゃないですか。

乙君:『ナウシカ』、『ラピュタ』。

山田:はい。ありがとうございます。54位です。

しみちゃん:えっ!

乙君:ポケモンより下。

山田:大変なことが起こってます。NHKでは。

乙君:NHKでは? 渋谷では?(笑)。

山田:そして。

乙君:うん。

山田:もう、ゼロ年代と言えば。

乙君:はい。

山田:「海賊王になる」ですよ。

乙君:あー。

しみちゃん:ありましたね。

乙君:海賊王どこ行ったんですか。

山田:発表します。海賊王。

乙君:はい。

山田:海賊王、なんと72位です。

乙君:72位?

山田:72位です。

乙君:まだイーストブルーぐらいじゃない? じゃあ、もう。

山田:だからもう、「ラブライブとかワンピース知らないっすよ」みたいな。

乙君:いや、知ってんだけどって話でしょ、これ。わかんねえけど。

山田:『タイバニ』の前では、もうワンピ、「は?」みたいな感じのランキングですよ。

乙君:まあでも、アニメっていうのは漫画でも。

山田:問題はですね。引っ張ってますけど(笑)。

乙君:はい。

山田:そっち系の話とか引っ張ってますけども、問題はもっとおもしろいのが(笑)。

乙君:はい。

山田:ジャパン。アジアで1番人気。タイの人、みんな知ってる、我らが『ドラえもん』ですけど。

乙君:『ドラえもん』ね。

山田:圏外でした。

乙君:えーっ!

山田:うえーす! はい。ほかにもありますよ。団塊世代直撃した名作中の名作。『あしたのジョー』。

乙君:はい。

山田:圏外です。もちろん、『ルパン三世サードシリーズ』。名作中の名作ですね。

乙君:はい。

山田:圏外です。それだけじゃないです。手塚治虫全作品、圏外でした。神よ!

乙君:アニメ作った人が(笑)。

山田:俺たちがみんな忘れるな、治虫を忘れるなと、あんだけ言ってたのに、一体なにが起こってるんじゃいと思ったんだけど、よく考えたら、いいです。

乙君:はい。

山田:このランキング、あれですよ。

乙君:どれですか。

山田:こういうことです。リアルタイムパワー信者ランキングですね、これね! 信者ランキングです、これ!

乙君:あー。

山田:現在リアルタイムで信者さんがいる、パワフルな信者さんがいるランキングが、このランキングになってるというのを!

乙君:なるほど。このランキングになってると。

山田:100年とか言っちゃったところに、パーンと大きくなにかがズレてるって言うか。

乙君:うーん。

山田:だからそのNHKさん頑張ってるけど、おもしろいことになったなっていうだけの話だよなっていう…(笑)。

乙君:まあ、まあ。

タイバニ人気の要因は?

山田:ことだねって話ですよ(笑)。それぐらいでも、この、おもしろいのが、『タイバニ』っていったら、男と男がイチャイチャしながら戦うんでしょ?(笑)。聞いたけど。

乙君:そうなんだ?(笑)。

山田:要するにバディもので、いい男といい男が、友情みたいな。相棒みたいな。

乙君:え、相棒のアニメ版ってことなんですか?

山田:相棒じゃないですか、これ。適当なこと言ってごめん(笑)。要するに、バディだ。いい男が出てくる。

乙君:うん。

山田:だからもう! 腐女子大好きみたいな感じだったんですよ!

乙君:うん。

山田:で、マギカ挟んでの『ラブライブ!』だから、これ。だから男子チームも頑張ったの、これ。

乙君:あー。

山田:で、絶対に予想できるのが、両方とも神がかった声優さん参加してるよね! これね!

乙君:へー。

山田:だから恐らく、ここの『タイバニ』対『ラブライブ!』の戦いに、マギカが入ったっていう、このメーラーコンテンツが入って、マギカを忘れない、みたいな感じになってたんじゃないかなと。

乙君:マギカを忘れない?(笑)。

山田:マギカと言えばゼロ年代でしょ。だから、みんなマギカを忘れない(笑)。この辺はたぶんリアルタイム(笑)。

乙君:マギカって言う人、初めて聞いたんだけど(笑)。

山田:マギカやらなきゃいけないんだべ?

乙君:いや、やるっちゃやるんですけど。

山田:俺はマギカを分析しなきゃいけないんだべ? 見たことないけど。

乙君:マギカってキャラ出てきてないよね。まどかだよね。

山田:じゃ、マギカさんはどこにいるんだよ。

乙君:それはもう自分で確かめてみれば。

山田:もう、もはや落語になってますね。でも、この戦いどうですか?

乙君:え?

山田:どっちの勝ちってしますかね。『ラブライブ!』と『タイバニ』の戦い。3つ入ってますよ、『ラブライブ!』。

乙君:ねー。

山田:でもこれ、ワンツー行った『タイバニ』の勝ちってことですか。

乙君:まあ、なにか俺が見て、たぶん感情移入できるのは『タイバニ』のほうだから、『タイバニ』かな。相棒だったとしたら。

山田:これ、君にとって相棒だとしたら、相棒が1位と(笑)。

乙君:相棒だったとしたらね。

山田:そうか。じゃ、劇場版の相棒が入ってるの、これ?(笑)。

乙君:これはだから、つまりあれでしょ? 2のほうでしょ?

山田:2なの?

乙君:「官房長ー!」って言うほうでしょ、これ。

山田:「官房長ー!」のほうが名作なんでしょ?

乙君:あれはもう、映画史に残る名作ですね。

山田:これ公式に止まらなくなるよね。

乙君:はい(笑)。

山田:っていうことだね(笑)。