就活前の自分にアドバイスするとしたら

玉井剛史氏(以下、玉井):もう少し勉強しろって言うのと、テストじゃないですけど正直あそこから始まること多いじゃないですか。

水谷健彦氏(以下、水谷):WEBテストとか。

玉井:WEBテストはそこまで、筆記とか。

水谷:筆記?

玉井:会社に行って実際に。

水谷:センター試験みたいなやつね。

玉井:そうですね。私みたいな付属上がりだったりすると、就活で悩んでる人多いと思うんですよ。中高大って、親のすねかじって生きてきたんで。

水谷:(笑)。受験を経験してないよね。

玉井:そうですね。正直勉強できないんですけど、勉強がないと自分のこと知ってもらうところまで行けないこともあったので、もう少し勉強しても良かったのかなっていうのもありますし、それで自分自身のこと知ってもらえないのはもったいないので、もっと勉強しとけばよかったなっていうのがあって。

あとは1つは経験としてインターンとかもやってもよかったかな、と。現実をあんまり知らないで物事を言うことになるので、その組織とか縛られた中で指示されて動いたり、あとは目上の方とかとコミュニケーション取りながら物事を作ってくってことをほとんど一切やらなかった。

水谷:経験してないよね。

玉井:そういうのが経験できてればスキルも付いたのかなっていう。

就活が上手くいかない人の特徴

玉井:現実的な問題もあると思って、会社に就職するのに対して、悪い言い方すれば会社を選ばなかったらたぶんみなさん就職できると思うんですよ(笑)。

水谷:うん。

玉井:ただある程度の大学に通っている人は、それなりにプライドとか周りの重圧があると思うんです。(就職先が)決まってる人とかどんどんでてくる中で。その中で会社のレベルを落とせないとか、自分自身との葛藤があると思うんです。自分が考えるには、たぶんそれが7、8割の決まってない理由だと思うんですね。

水谷:うーん。

玉井:縁があって入れた会社でとことんやるっていうのが一番いいので、あんまり会社名とか、こうでなきゃダメっていうのはあんまり。就職活動に型はないというか。

就活を終えてみて

玉井:意外にそんなに辛いだけのものじゃないって、就職活動。

水谷:なるほどね。

玉井:意外に楽しい側面もあって、本気でやればやるほど自分自身成長とか、内定をもらう以外のところで少し大人になったような気もしますし。

水谷:へえー。

玉井:自分自身1年後、社会に出るんだなって奮起できたっていうのもありますし。そういう面で本気でやるのに損はないといいますか(笑)。あと数年後はそれなりに社会人像といいますか、ビジネスパーソンになってたいなっていうのも考えられましたし、考えるようになったというのは、学生の時とは違うと言いますか、自分自身が社会人になろうとしてるなって。

水谷:社会とか人生に対してより前向きになれた、そんな感じなんですね。

玉井:そうですね。楽しもうともしてますね。これからの人生の方がもっと。