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おさとエクセル【#030】AND×OR関数の使い方(全1記事)

エクセルの基礎知識 AND関数とOR関数を組み合わせて複雑な条件を判定

エクセルの操作をわかりやすく解説するYouTubeチャンネル「おさとエクセル」。今回のテーマは、論理関数のAND関数とOR関数の組み合わせです。2つの論理関数を組み合わせることで、より複雑な条件を判定することができるようになります。

AND関数とOR関数を組み合わせる

おさ氏:どうもみなさん、こんにちは。「おさとエクセル」のおさです。今日は、昨日習った「OR関数」、そして、その前の日に習った「AND関数」、この2つを組み合わせてやっていこうと思ってます。

ですので、今日はAND関数とOR関数の少し応用編ということになりますので、まだ基礎編というか、AND関数、OR関数単体でビデオ作ってるんですけれども、そちら確認してない方はぜひぜひそちらを確認してから、今回の動画を見るようにしてみてください。

では、さっそくやっていきましょう。よろしくお願いします。

こちら、条件のほう確認していきましょう。昨日、一昨日、AND関数とOR関数使ったんですけれども、その時にどういう条件を使ったのか、こちらに書いています。

条件1としては10度以上であるということ、条件2としては晴れであるということ、こちらをAND関数、OR関数、両方とも設定してきました。ただ、AND関数とOR関数ってそもそも概念が違うので、判定する式が異なるんですね。どういうことかっていうと、AND関数、OR関数の中にはこういった違いがあります。

ANDの場合は、AかつBが成り立つ時に、真の値、つまり、TRUEという言葉を返してきます。一方で、OR関数の場合は、AまたはB、つまり、どちらか少なくとも一方が成り立つ時にTRUEという値を返してくれます。

こういったAND関数とOR関数の違いがあるんですけれども、今日やることはこれらを組み合わせることですね。ってことは、少し条件をいじる必要があります。今日どんな条件を指定するかというと、こんな条件を指定することにします。

はい。ANDとOR、こちらですね。条件1としては10度以上。これはまったく変わりません。条件2としては「晴れまたはくもり」というものを作ります。で、間にあるのは「かつ」ですね。要するに、条件1、条件2、AかつBが成り立つ時に、TRUEという値を返してほしいというものが、大きな枠組みになっています。

これをふまえたうえで、こちらのほうに入力していきます。AかつBが成り立つ時ですので、基本的に大きく使うのはAND関数が優先されるものになります。で、「AND」と打って、括弧で始めて、1つ目の条件はまったく変わらないので、入力していきましょう。気温が10度以上、「>=10」ですね。

である場合というのが、1つ目の論理式になります。論理式っていうのは条件ですね。こちらの引数見るとわかると思います。

で、条件2として、今、「晴れまたはくもり」というものを設定していくんですが、「または」という概念は、実はこのOR関数が得意とするというか、OR関数を指定してあげるということを意味します。ですので、AND関数の中にOR関数を組み込んで入れ子状態にする、ということになるんですね。

AND関数が、少しわかりにくい構造になってしまうのを避けるために、今日は先に括弧でこちら括ってしまいます。

この数式見てわかるんですけども、条件として1つ目が設定されていて、2つ目設定する前のコンマは書かれてますね。でも、この2つ目の論理式が設定されていなくて、括弧で閉じてしまっている、と。これ、わかりやすくするために書かれているものなので、普段は別にこういうことをしなくても、そんまま括弧を開けたままOR関数を入力していってかまいません。

じゃあ、OR関数、こちら(コンマの後ろ)のほうに入力していきましょう。2つ目の条件は「晴れまたはくもり」ですので、ここに「OR」と打ってあげます。「OR」と打って、括弧で始めて、今度、「天気が晴れである場合」。

で、「または」ですので、ここでまたOR関数の中のコンマを打ってあげて、「天気がくもりである場合」ですね。

この場合、OR関数とはTRUEの条件を満たしますよ、と。くもりですね。この2つの条件、OR関数の中に「晴れである場合」と「くもりである場合」、この2つの条件を指定しました。これで、全体としての条件2に関して、クリアしてますね。ですので、OR関数の最後を括弧で閉じるのを忘れずに、Enterを押してあげましょう。

そうすると、FALSEという値が返ってきました。これ、どういうことかっていうと、1つ目、条件1「気温が10度以上である」、これ、満たしていません。

この時点でAND関数、破綻してますよね。AND関数ってすべての条件を満たしてないとTRUEを返してくれないので、9は10度以下なのでFALSEという値を返してきています。

じゃあ、これですね。フィルハンドルでダブルクリックして、ポンポンと出すと、TRUEを返す値もいくつかありますね。

こちら、見てみましょう。

条件1、10度以上か? はい、24度、完璧ですね。条件2、晴れまたはくもりか? はい、天気、晴れですね。これ、クリアしてます。ですので、両方ともクリアしてるからこそ、TRUEという値が返ってきています。

例えば……、そうですね、ここらへん。

これもまた、気温が19度で、かつ、天気がくもり。よって、TRUEですね。こういった感じで、AND関数とOR関数を組み合わせることで、より厳しいというか、より複雑な条件を設定することが可能になります。

論理関数っていうのが、こういうふうにANDとかORとか組み合わせると「難しいな」と思ってしまう方がほとんどで、けっこう挫折する方が多いんですけれども、これができるとできないとではまったく世界が変わってきます。ですので、まだあきらめずに、NOT関数の勉強と、あとIF関数と組み合わせたパターンの勉強を続けていきますので、この後の動画もぜひぜひご覧ください。

もしわからない方いらっしゃったら、コメント欄でも質問もできますし、かつ、あとブログのほうでわかりやすく言葉で説明することもしています。ですので、そちらのほうも参考にしながら、動画とブログと両方見ながら、一生懸命、一生懸命、何度も何度も復習してみてください。

今日は以上ですね。ありがとうございました。また明日。

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