「カッコイイだけやからね、君」

ナレーター:さわやかでイケメン、抜群のトーク力。好感度抜群の学生に眞邊が切り込む!

眞邊明人 氏(以下、眞邊):何したいだろう? 一番テンション上がるの何? 何やったらテンション上がる? 「わっ、これ楽しいなぁ」と。

玉井くん(以下、玉井):パーティーですかね。

眞邊:ほぉ、パーティー。パーティーに出て?

玉井:かわいい女の子と遊んで、ダンスして。

眞邊:遊んで、ダンスして。それってめっちゃ楽しい?

玉井:はい。

眞邊:おぉ、ええやんか! ものすごいええ顔してるで!

玉井:(笑)。

眞邊:例えば、そういうパーティーとかそういうイベント的なものをつくる仕事をやりたいとは思わないの?

玉井:……そうですね、自分のレジャーだったり遊びの興味、それは将来的に趣味だけでいいかなという……。

眞邊:それを仕事にする気はない。

玉井:気はないです、はい。

眞邊:やりたくない仕事って何? 「これはやれない!」と。

玉井:現状もう頭から外しているのは、金融・証券・不動産は入れてないです。

眞邊:へぇ〜。

並木裕太 氏(以下、並木):なんで?

玉井:……まず金融は堅いので合っていないです。

眞邊:ほぉ、シンプルでええわ。堅いから嫌。オーケー。証券は?

玉井:証券は……否定するわけではないんですけど、周りがすごい多いのであまりおもしろみを感じないというか。

眞邊:人が多い? 変わってない?

玉井:学生がすごい……。

眞邊:(みんなが)行くから自分の個性が出ねぇぜってことね。

玉井:はい。

眞邊:不動産は?

玉井:不動産は純粋にマンションを売るだの、興味がない。

眞邊:興味がない、オーケー。例えばマスコミは? 「モテる」でいうとテレビ局。モテるで、カッコイイで。今ちょっとずつ見えているんだよ、君が。

玉井:はい。

眞邊:それは悪い意味でなくて。君はたぶんね、自分の中の「カッコイイ」がやりたいんだよ。ネタでいうとカッコイイだけやからね、君。自分のカッコイイは商社だけですわっていうことやから。

ナレーター:カッコイイがすべての判断基準になっている。眞邊はそう断言した。

カッコイイ会社ではなく、カッコイイ仕事

眞邊:カッコイイ会社じゃなくて、カッコイイ仕事に考え方を変えてみたらどう?

並木:商社マンになって、例えば自分の興味がない大豆を仕入れにいく仕事だったとしても、商社マンの自分がカッコイイと思う?

玉井:それがすごい今悩んでいるところで。最近、仕事内容を知り合いを通じて、商社実際何しているか聞き出して。まさにそのことなんですけど……。

ナレーター:並木の言葉に、会社がカッコよくても、その会社で自分が何をするのかが不安になっていると語る学生。

玉井:それは自分の本望か、というのを考えた時に、それは違うなっていうのが最近は見えてきたところで。今、すごい商社に堅くこだわっていたんですけど、12月から合説(注:合同説明会の略)も始まりますし、その面では柔らかく全体を見ていこうかなっていうのが始まりなんですけど。

眞邊:(アルバイト先である)GAPに勤めるってイメージはある?

玉井:ないです。

眞邊:なんで?

玉井:それは……お金ですね。

眞邊:あぁ、その自分がもらいたい……。

ナレーター:お金が重要だという学生に眞邊が「いくらならいいのか?」と切り込む。

眞邊:年収でいうとどのくらい?

玉井:年収でいうと、1本いけば満足です。

眞邊:1千万くらいあれば……。

玉井:いい脂がのった年に。

(会場笑)

眞邊:30代半ばくらいに1千万くらいあれば、もう十分?

玉井:お金に対する欲は、そうです。もらいすぎても使っちゃうと思うんで。

並木:いや〜、中途半端だと思うよ。「玉井カッコイイ列伝」つくるならもっと押そうよ。

眞邊:そうなんだよね〜。玉井カッコイイのが1千万だと。

玉井:パンチがないっすよね……。

眞邊:パンチがないよなぁ。

玉井:オッケーです。

並木:なんか職業提案コーナーになっちゃってるけど、でもなんか見えたよね? たぶん自分がトップ1%じゃないのはわかってる。トップ10%じゃないか、その中でちゃんと同級生や家族から認められるところに就職したい。ただしそれがダサい職業だと嫌だ。っていうことですよね?

玉井:はい。

並木:それを満たしているのがどこか見つける旅。

眞邊:旅だね(笑)。